【弾丸旅行世界一周旅行記16】ドバイ空港コンコースD

ドバイ空港の第1ターミナルでチェックインを終え、保安検査場と出国審査場を通過し、コンコースへ向かう電車に乗り込みます。電車を降りると、そこがコンコースDでした。

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ドバイ空港コンコースD

コンコースDは第1ターミナルでチェックインした旅客用のコンコースです。コンコース内は第3ターミナルにひけをとらないほど内装がきれいで洗練された雰囲気がありました。買い物をしてもよかったのですが、香港での手荷物が増えても困ると思い、見送ることとしました。時間が3時間程度残されているので、手持無沙汰な状況です。

メインのフロアは免税店が多数並んだショッピングエリアで、上と下の両方に向かうエスカレーターがあります。下へ向かうエスカレータを降りると、ターミナル2やコンコースA~Cに行けるような表記がされてありました。

「へー、コンコースDから他のターミナルへ行けるんだ」

そのときの私のイメージでは、歩くか動く歩道かなにかで行けると思っていました(注意:本当は違いますよ)。後日、えらい目にあいます。

ドバイ空港のターミナル間の移動やコンコース間の移動は、連絡バスがあるのでそれを使います。本数は少なく(少ない時間帯は30分毎!)、移動後に毎回セキュリティチェックが必要なので、あまり使い勝手は良くありません。ただし、コンコースA~Cは繋がっているので歩いて移動することができます。

することがなくなったので、やむをえず(?)、ラウンジ飯(ラウンジでお食事をすること)をしようと考えました。通常、エコノミークラス客はラウンジを利用できないのですが、こういうときに威力を発揮するのがプライオリティ・パスという優待カードです。

私の場合、クレジットカードの特典で持っていたのですが、世界中の空港で提携ラウンジ(主にビジネスクラスラウンジ)を無料で利用することができます。私もまったく下調べせずにいたわけではなく、日本を出る前にドバイ空港のラウンジに関して下調べをしてきています(ネット情報ばかりですが)。プライオリティパスのサイト(当時)にはドバイ空港にはマルハバラウンジとビジネスクラスラウンジが掲載されていました。

コンコースDのラウンジは、ショッピングエリアからエスカレーターで上の階に上がると、たくさん連なって並んでいます。ルフトハンザ航空のラウンジなどの航空会社ラウンジもありますが、こういうラウンジは航空会社の上級会員でないと入れません(ルフトハンザラウンジなら、ルフトハンザあるいはスターアライアンスのゴールドメンバーでないとだめです)。

順番に眺めていると、マルハバラウンジを見つけました。ただ、私が事前に見たネット情報のマルハバラウンジは評価がいまいちだったので、「うーん、しゃあないのかなあ」とあまりテンションは上がっていませんでした。

そのまま何気なく歩いていると、とあるラウンジの前を通りかかったとき、入室可能条件に「Priority Pass」の文字が。ラウンジの名前は「Ahlanラウンジ」でした。なぜ入れるのかそのときはわかりませんでしたが、とりあえず飛びつくことにしました。

後でわかったことですが、「Ahlanラウンジ」とは、プライオリティ・パスのWebサイトに掲載されていたビジネスクラスラウンジのことです。2018年現在、プライオリティ・パスのWeb上でも「Ahlanビジネスクラスラウンジ」と記載されています。よく見ると、ラウンジの入り口に小さくビジネスクラスラウンジと書いてありますね(笑)。

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Ahlanラウンジ(ドバイ空港)

わたしも最初の頃は、日本のサクララウンジですら物怖じしていましたが、ドバイの街を独り歩きした後なので、かなり腹が座ってきていました。ほとんど躊躇せず入っていきます。「(プライオリティパスを見せながら)入れますか?」「大丈夫ですよ。WiFi使いますか?」「使います」「じゃあパスワードはこれです、どうぞ」非常にスムーズに入室させてくれました。

このラウンジは、多くの航空会社のビジネスクラス客用に指定されていますが(ワンワールドなら、2018年現在、ヨルダン航空やスリランカ航空など)、航空会社ではなく民間のラウンジ運営会社が運営しているようです。航空会社ではないラウンジの場合、評価を非常に気にしてサービスに気を使っているか、収益のためと割り切って徹底的にサービスを削るかの両極端です(あくまで私の勝手な意見です)。このラウンジは前者といえるでしょう、素晴らしいラウンジでした。

ラウンジ内は非常に広く、個々の席も大きめで余裕があります。席と席の間も適度にスペースがあり、それでいて客も10人前後しかいなかったため、静かで上品な雰囲気でした。

―食べかけのごはんが映り込んですみません(泣)ー

地元の料理は(たぶん)ありませんでしたが非常に質が良く、ヒースロー空港のファーストクラスラウンジより満足しました。

ーなぜか日本語の箸袋。異国情緒が無さすぎですねー

麺類など、その場でオーダーして作ってくれるものもあります。もちろんアルコール類もありましたが、イスラム系の国で酔っぱらうのもはばかられるので遠慮しておきました。料理類を夕食としてお腹いっぱいになるまでいただきました。

くつろいでいるとアンケートを求められたので、「ブリティッシュエアウェイズのファーストラウンジよりよかった」と書き添えました。搭乗時間が近くなったため、ラウンジをでます。「ありがとうございました」受付の方が笑顔で見送ってくれました。

さあ、搭乗ゲートに向かいます。

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