目次
はじめに
今回は、2023年夏に宿泊したホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット鹿児島たるみず桜島」の模様をアップさせていただきます。
積水ハウスとマリオットが共同で、全国の道の駅に隣接するように多数のホテルを開業しています。積水ハウスの「Trip base style」というキャンペーンの一環です。
こちらのホテルも、上記のキャンペーンの一環で建てられたもので、目の前に「道の駅 たるみずはまびら」があります。
私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
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アクセス(車を推奨)
今回はフェアフィールド・バイ・マリオット鹿児島たるみず桜島に宿泊してきました。マリオット系ホテルの中では宿泊特化型でカジュアルなフェアフィールド系列のホテルになり、リーズナブルなセレクトのカテゴリーになります。2023年4月にオープンしたホテルです。
フェアフィード系マリオットホテルは、マリオットグループ内の旧カテゴリーでは2022年3月の最終段階で4でした(8段階で上から5番目)。鹿児島県垂水市にあります。
最寄り駅はJR九州日豊本線の国分駅になります。鹿児島空港から国分駅経由垂水市方面の路線バスが運行されていますが、ホテルまで直行するバスはありません。垂水港が終着になっていて、志布志方面行きに乗り換えが必要です。
垂水港のバス発着はフェリーとの連絡になっていて、バス同士の接続は悪いです。また、ホテル方面に向かうバスの本数はかなり少ないです。ホテルの目の前にバス停(浜平温泉前)がありますが、垂水港からホテルまで歩いた方が早いです。
公共交通機関でのアクセスをまとめますと、
①鹿児島空港・国分駅から鹿児島バスで垂水港乗継で浜平温泉前下車あるいは港平入口から徒歩
②日南本線志布志駅から鹿児島バス垂水港行きで浜平温泉前下車
③鹿児島市鴨池港から鴨池・垂水フェリーで垂水港へ、鹿児島バスで浜平温泉下車
この中で現実的なのは②ですね。①も③も本数が少ないのでお勧めできません。
ちなみに、1987年までは国鉄大隅線の浜平駅がホテル徒歩圏内にあったそうです。
①鹿児島空港(JR国分駅)からのアクセス(バス)
たぶんこのルートを使う方はいらっしゃらないと思いますが、念のために書いておきます。鹿児島空港発は10:35、16:50、18:30、19:25の1日4本のみです(2023年現在)。国分駅からだとあと3本ほど増えます。垂水港行きに乗車します。空港から90分、国分駅から70分くらい乗車します。
既に書きましたが、垂水港でのバス乗り継ぎは悪く、1時間以上の待ち時間になることもあります。垂水港の1つ手前の港平入口(国道317号線上)で下野し、2kmくらい(徒歩20分くらい)南下するとホテルです。
国道317号線を南下すると、右手に「道の駅 たるみずはまびら」は見えてきます。また、バス停「浜平温泉前」は道の駅前にあるので、バスの方はこちらで降りましょう。バス+徒歩で2時間くらいの所要時間になります。
②鹿児島市からフェリーとバスを利用
鹿児島から垂水方面に向かうには、JR国分駅を経由する①のルート以外に、鹿児島港からフェリーで桜島港に向かい、鹿児島交通のバスで垂水港行きに乗車する方法(鹿児島中央駅からバス25分+船15分+バス45分)と、鹿児島市鴨池港から垂水港に向かう方法(鹿児島中央駅からバス30分+船35分)があります。桜島港経由は時間がかかるので現実的ではありませんが、鴨池港経由は最も一般的なルートになります。
鹿児島中央駅から鴨池港までバスで30分くらいです。
フェリーの運航は鹿児島交通になります。
乗船に予約は不要です。写真は以前の乗船時のものなので、南海郵船の名前になっていますね。2023年現在の運賃は大人500円です。
垂水港から志布志方面行きのバスに乗って4分で浜平温泉前です。ホテルまで2km程度なので歩いてもたどり着けますが、フェリーとバスは連絡して運行しているので(乗継時間10~15分)、バスを利用したほうが早く着きます。
③志布志駅からバスを利用
JR日南線の終着駅である志布志駅からバスでホテルに向かうことができます。志布志駅は鹿児島県内ですが、日南線は宮崎駅から(正確には南宮崎駅から)伸びている盲腸線で、宮崎駅から3時間くらいかかります。
志布志駅前のバス停は志布志駅前のロータリーには無く、徒歩3分程度歩いて国道220号線まで出る必要があります。
垂水港行きのバスに乗車すると、志布志駅前から2時間ほどで浜平温泉前のバス停に到着です。
自動車で
車で訪問するのが一番楽です。東九州自動車道の国分ICから国道220号線を南下して、国道沿い右手にホテルがあります。国分ICから80分前後かかります。
宮崎方面からだとやや変則的で、宮崎自動車道→都城IC→国道10号線南下→末吉財部IC→東九州自動車道南下→鹿屋串良JCT→笠之原→国道220号線を北西へ、といった感じで高速道路に入ったり出たりしながら向かうのが一番早そうです。
駐車場は道の駅を利用する形になります。道の駅とファミリーマート、ホテルが同じ敷地内にあります。
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フロントでチェックイン
さてチェックインです。
2023年夏訪問時、鹿児島のREGION PAYを利用可能でした。
フロント前にドリンク、軽食、おみやげが販売されていますが、こちらでもREGION PAYが利用可能みたいです。
注意点として、こちらのホテルでは現金は使用できませんので、クレジットカードや交通系カードあるいはPayPay/LINE Payを用意しましょう。宿泊料金は先払いです。
ホテルの部屋はキングとツイン(シングル2台)の2種類しかありません。ただし、眺望が海側と山側に分かれていて、オーシャンビューだと2,500~3,000円くらい高くなります。
わたしは、山側キングルームで予約しました。現在の私のマリオットステータスはチタンです。チタンメンバーサービスは、①レイトチェックアウト(最大16時まで)、②マリオット・ボンヴォイポイント500あるいはオリジナルスーベニアセットから選択、③可能ならアップグレード、などです。山側で予約していた私はオーシャンビューにアップグレードしていただけました。
わたしはオリジナルスーベニアセットを選択しました。ちょっとしたお土産になります。
こちらのホテルでは朝食を提供していません。最寄りのコンビニは、目の前にあるファミリーマートですが、車で数分以内の距離にローソンやセブンイレブンなどがあります。国道220号線沿いはコンビニが多いです。
ホテル横の道の駅は9時から19時までオープンです(土日は20時まで)。弁当販売やレストランもあります。
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お部屋の様子(オーシャンビュー・キング)
エレベーターに乗ってお部屋に向かいます。ホテルは6階建てです。エレベータの利用にはルームキーをかざす必要はありません。
さて客室に入りましょう。ちょっとわかりにくいですが、ルームキーを取っ手の上にあるセンサーにかざすと鍵が開きます。
オーシャンビューキング(25㎡)です。和の雰囲気のお部屋です。まだ築数カ月ですからとてもきれいですね。他のフェアフィールド・バイ・マリオットとほとんど内装が一緒です。
入室して右手に、クローゼット設備が置かれていました。
ひとりで宿泊するには十分広いお部屋です。ベッドは幅広く、目いっぱいくつろぐことができます。
ベッド正面にテレビがあります。スリッパも備えられています。
枕元には時計、コンセントに加えてUSB電源ポートがあります。
ソファの横には無料のミネラルウォーターやポットがあります。
その下には冷蔵庫があります。中はカラで、自由に利用できます。
部屋の中央に洗面スペースがあるのがフェアフィールド流ですね。歯ブラシ、ブラシ、カミソリなどのアメニティがそろっています。
洗面台の下にはタオルとドライヤーが置かれています。
右手の扉を開けるとシャワーがあります。椅子があるのは楽ですね。バスタブはありません。シャワーの水圧は十分です。
積水ハウス系フェアフィールドでは、シャワールームアメニティを順次NIRVAEに変更しているようです。
トイレの床も木目調です。落ち着いた印象を感じます。
窓の外は、錦江湾を望むオーシャンビューです。天気が良ければ右奥方向に桜島を眺めることができるようですが、私が鹿児島を旅する時はだいたい雨です(泣)。
夜景はこんな感じです。外は海しかないので、あまりよくわかりませんね。
マリオット系ホテルでは、マリオット会員に無料WiFiサービスを提供しています。上位ホテルだと、ゴールド以上の高速ネット回線がありますが、フェアフィールド系ホテルでは運用されていないようです。
客室の電波状況ですが、docomo回線はやや不良でした(最近のdocomo回線は日本全国的に不良なので、このホテルに限った話ではないと思いますが)。
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ホテルの設備
こちらのホテルにはレストランやフィットネスジムはありません。
ロビーラウンジ
1階には広いロビーラウンジスペースがあります。宿泊客は自由に利用できます。ウッド調の新しくて広いロビーです。シティーホテルでよく見かける有料喫茶のサービスはありません。
窓の外にウッドデッキ調のスペースがあります。ロビーのコーヒーを持ち出して、錦江湾や桜島の雄大な景色を眺めながら、ゆっくりするのもいいと思います(残念ながら雨ですけど・・・)。
夜はライトアップされていますが、ちょっと暗すぎるかもしれませんね。
ロビー内に戻ります。コーヒーとお湯が自由に使えるサーバーがあります。食器洗いスペース、オーブン、レンジ、冷蔵庫もあります。
お茶やほうじ茶のティーパック、インスタント味噌汁もあります。セルフサービスですが、無料でいただけます。
ランドリー
1階にランドリーがあります。自動販売機の設置場所の奥にあり、ちょっと暗くて気づきにくいかも(室内に入ると自動で電気が点灯します)。ホテル受付の正面にあります。洗濯40分300円、乾燥20分100円で、こちらは現金が必要です。両替機も設置されています。
自動販売機
自動販売機は1階に設置されています。コインランドリーの手前です。
展望デッキ
ホテル4階から外に出ることができます。展望デッキになっていて、桜島や錦江湾を眺めながらくつろぐことができます。他の階から外に出ることができますが、非常階段で4階に向かうことになりますし、ホテルに戻れるのは4階だけです(オートロックになっています)。
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周辺の施設<道の駅 たるみずはまびら>
ホテルの目の前には道の駅があります。9時から19時までオープンです(土日は20時まで)。弁当販売やレストランもあります。
ホテルの隣には、マリンパークたるみずがあります。マリンアクティビティができるようです。
せっかく温泉跡地にできたホテル/道の駅ですが、温泉とは無縁のようです。
国道220号線を北へ15km車で走った場所に「道の駅たるみず 湯っ足り館」があり、そこでは足湯を楽しむことができます。
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まとめ
今回は2023年夏に利用した、フェアフィールド・バイ・マリオット鹿児島たるみず桜島の様子をアップさせていただきました。
車以外のアクセスは難しいですが、鹿児島市内からフェリーとバスで乗り継いでアクセスすることも可能です。
宿泊特化型のシンプルなホテルで、マリオット系ホテルの中では比較的リーズナブルな価格帯で利用できます。
桜島には陸続きなので、桜島観光の拠点として利用するのもいいと思います。桜島からツーリングで利用するのもいいですね。天気が良ければ爽快な気分を味わえそうです。道の駅にも展望デッキがあるのですが、ホテルの展望デッキの方が、時間を気にせずに静かに穏やかな時間を楽しめそうです。
マリオット愛好者にとっては、朝食やラウンジはないので、上級会員のメリットは乏しいかもしれません。
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