【世界一周旅行記2025より】 ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025(1) 当ブログおすすめベスト3と快適に楽しむためのTIPS

突然ですが、2025年世界一周旅行記の続きを報告します。いつもは時系列で紹介しますが、季節柄の情報はなまものなので、先に「ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025」シリーズと題してドイツの旅の紹介を先行させていただきます。

ニュルンベルクのChrsikindlemarkt(2025)

2024年に引き続き、2025年の冬もドイツを訪れました。ドイツはクリスマスマーケットの発祥の地とされていて、ドイツ国内の各都市で開催されています。だいたい、毎年11月の最終週~12月中旬(都市によっては1月初旬)の間に実施されます。ドイツの方々はいわゆるクリスマスイブやクリスマス当日は皆さんおうちで過ごされるようで、12月23日までの期間がクリスマスマーケットの時期になります。

2024年 ハイデルベルク・マルクト広場のクリスマスマーケット

前回(2024年)のドイツ・クリスマスマーケット訪問はハイデルベルクだけでしたが、今回は世界一周航空券の旅に組み込んで、ベルリンからオーストリアにかけて9都市を訪問し、クリスマスマーケットを駆け巡ってきました。

クリスマスマーケットでは各店舗に個性豊かなデコレーションが施されていて、かわいく時に幻想的に装飾されています。開催される都市やマーケットによっても特徴があって、それぞれに魅力が詰まっています。11月末~12月はかなり冷え込むため観光しやすい季節とはいえませんが、クリスマスマーケットを目当てに世界中から旅行客が集まってきます。

ちなみに、今回訪問した都市は以下の9都市です。

ベルリン、ドレスデン、ニュルンベルク、エアフルト、ライプチヒ、シュツットガルト、アウグルブルク、ミュンヘン、ザルツブルク

訪問した時間帯や滞在時間の問題で、十分な魅力を堪能できなかった都市もあります(鉄道の遅延もあるあるですし)。ザルツブルクはオーストリアにありますが、ドイツとの国境にあるのでドイツの文化的影響を強く受けています。ここでは一緒に紹介させていただきます。

この記事の公開時点ではまだまだクリスマスシーズンなので、これからドイツを訪問する方も多いと思います。旅の記録のダイジェスト版として、これからドイツを訪問する方のためにタビズキ流「ドイツのクリスマスマーケットのTIPS」を紹介したいと思います。

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当ブログ厳選 ドイツのクリスマスマーケットベスト3

ドイツの3大クリスマスマーケットと言えば、ドレスデン(世界最古)、ニュルンベルク(知名度最大)、シュツットガルト(規模最大)の3都市です。これは一般的にいわれているイメージなので、たとえばシュツットガルトが本当に世界最大かというと、たぶんフランクフルトやベルリンの方が規模が大きいと思いますし、ニュルンベルクより他の都市の方が有名かもしれません。また、各都市でクリスマスマーケットが複数あり、それぞれに特徴があります。ただ、クリスマスマーケットのイメージでとりあえず開催しているといえば厳しい言い方ですが、横並びで特徴に乏しいクリスマスマーケットもあります。

ということで、勝手にタビズキ的ベスト3を挙げさせていただきました。これらの個性豊かなクリスマスマーケットは、都市部のクリスマスマーケットでは出会えない歴史を感じさせる演出がなされています(クリスマスマーケット自体の歴史とは無関係です)。私にインパクトを残したクリスマスマーケットたちです。

3位 ドレスデン 中世のクリスマスマーケットin stallhof(ドレスデン城中庭)

世界最古のクリスマスマーケットの地であるドレスデンに中心部で実施されているクリスマスマーケットです。メジャーなノイマルクト広場のクリスマスマーケットと違い、お城の中庭というこじんまりとしたスペースで実施されています。来訪者が殺到しないようにするためか入場料5ユーロが必要になっていて、入場者を制限するようにして運営しています。

このクリスマスマーケット自体の歴史は長くないようですが、マーケット内のスタッフは皆さん中世の住人の服装に扮していて、ショーなども実施されていて楽しませてくれます。人数制限がある程度あるので、混雑しすぎることがないのもいいです。プロジェクションマッピングも雰囲気を盛り上げてくれます。

2位 エスリンゲン ハーフェン広場のChristmas Market

エスリンゲンはシュツットガルトの東にある小さな街で、市街は中世の雰囲気を残した街並みが残っています。その中でハーフェン広場のクリスマスマーケットは、各店舗がオリジナルの建物になっていて、個性豊かです。

貴族の紋章や騎士の兜などが飾られていて、中世の街にやってきたような雰囲気ですね。都市部のクリスマスマーケットでは見られない楽しさがあります。

1位 ベルリン Medieval Christmas Market at the RAW Cultural Centre

ドイツ国鉄Warschauer Straße駅の北東にある鉄道敷地跡(正確には鉄道修理工場跡地)にあるベルリン文化センター「RAW Cultural Centre」内で実施されているクリスマスマーケットです。線路の北側にある敷地ですが、駅から700m徒歩10分くらい歩きます。

ドイツでは珍しいですが、有料のクリスマスマーケットです。ベルリンの歴史がテーマの施設になるので、中世の歴史を感じられるクリスマスマーケットになっています。

こちらのクリスマスマーケットの特徴は、体験型アクティビティが充実していることです。斧投げや弓の射撃など、他のクリスマスマーケットではできない体験ができます。エリア全体がやや薄暗くなっていて、雰囲気が上がります。

足元におがくずのような木片を敷いていて、雰囲気だけでなく歩き回っても足に負担がかからないのも心憎い配慮です。

2.タビズキ流 クリスマスマーケットにおすすめのTIPS(快適に訪問するために)

クリスマスマーケットに参加するのに必ず必要なものはありませんが(日本の夜店みたいなものだしね)、私なりに必要と感じたことをピックアップしたいと思います。

1. 身軽に行こう

クリスマスマーケットは参加者が多いので人がすれ違うのも大変なくらい。荷物が多いと疲れてしまうのもそうですが、移動がしづらい、買い物の荷物も持てない、盗難のリスクも上がります(クリスマスマーケットでの窃盗は多いらしいです)。身軽な格好で行きましょう。

2.歩きやすい靴で

歩きやすい靴も大事です。ドイツの都市部は小さな石畳の場所も多く、路面に雪が積もっていたり、凍結していたり、濡れていたりするので、足元の滑りやすさは半端ではありません。通常の運動靴ですら転倒のリスクがあります。できればスノーシューズの持参が望ましいですね。一方で、意外に暖かい日もあり、そんな日は運動靴の方が歩きやすいです。あたりまえですが、ヒールなどで訪問するのはお勧めしません。

ザルツブルク・ホーエンザルツブルク要塞のクリスマスマーケット(2025)

3. 防寒はしっかりと

寒い日は氷点下まで気温が下がる日もあり、クリスマスマーケットのピークは夜なので、しっかりと防寒対策が必要です。地元の方は、ダウンジャケット、手袋、ニット帽を着て訪問されている方が多いです(マフラーは邪魔になるのであまり使用していません)。グリューワインをいただいたりすると逆に暑くなることもあるので、ジャケットの下は着脱可能な服にしておいて、温度調節しやすいように心がけましょう。

4. 雨の対策も

ドイツのクリスマスマーケットは雪の中のイメージもあるかと思いますが、意外に雨の日も多いです。欧米の方は傘を使う人が少なく(いないわけではないのですが)、防水機能とフードの付いたジャケット(ダウンジャケット)を着ておいた方が周囲から浮かないと思います。靴も撥水機能が付いている方が〇。

傘は人の多いクリスマスマーケットでは邪魔や迷惑になることもあるので、(ダメではないですが)避けた方がいいです。本格的な雨になったら、クリスマスマーケットをあきらめた方が無難かも(実際、皆さん帰っちゃいます)。

5. 買い物用の袋も持参で

いろいろ購入したりするので、荷物を減らして余裕を持たせたリュックなどで訪問し、購入したクリスマスグッズなどを入れる折り畳みバッグかエコバックあたりを持参するのがおすすめです。また、テイクアウトした食べ物などを入れておくビニール袋もあった方がいいですね。食べきれないときに持ち帰るのに便利です。

マグカップなどの陶器類を持ち帰るようにクッション性のあるものを携帯しておくのもお勧めです(クリスマスマーケットで荷物を落として、マグカップの取っ手部分を破損する光景はあるあるです)。

アウグスブルク・ドーム広場のクリスマスマーケット(2025)

6. 現金(ユーロ)を持ち歩こう

日本よりクレジットカード決済が発達しているドイツですが、クリスマスマーケットでは「Cash Only」と書かれている店舗がかなり多いです。書いていなくても現金のみ対応の店ばかりで、私の印象では7割くらいが現金のみの対応になります(カードが使えることを明記している店舗もあります)。10ユーロくらいの小銭を多く持ち歩きましょう。

カードが使える店舗もコンタクトレス(日本でいうタッチ)決済が標準です。ヨーロッパはマスターカードが普及しているので、マスターカードのクレジットカードを持参しましょう。

7. 事前に十分調べて目的に応じて訪問時間帯を変えよう

人が多いのは夜です。クリスマスマーケットのイルミネーションは人気があり、人が多く集まります。都市部の駅近クリスマスマーケットの場合、仕事終わりの方々の憩いの場(日本でいう立ち飲み酒場)みたいな役割も果たしているので、夜は人が多くなります。

混雑が苦手な方は早い時間帯に訪問するのもいいと思います。ただし、クリスマスマーケットによって開始時間がさまざまです。多くは11時ごろから22時くらいまで開催されていますが、15時開始のゆっくりとしたマーケットもあります。地方のクリスマスマーケットだと20時という早い時間にお開きになるところもあります。事前に十分調べて訪問しましょう。

クリスマスマーケットでは様々なイベントも実施されています。これらに合わせて訪問予定を組むのもいいですね。ドレスデンのシュトーレン祭りやニュルンベルクのクリストキンドル、アウグスブルクの天使のコンサートなど、世界的に知られている個性豊かなイベントを楽しむことができます。

ただやっぱり、夜のクリスマスマーケットが最高です。

ドレスデン・AltmarktのStriezelmarkt(2025) 世界最古のクリスマスマーケット

8. 飲みすぎに注意

クリスマスマーケットのグリューワイン(ホットワイン)は定番ですが、もちろん飲みすぎれば酔います。飲みやすくてマグカップ目当てにあちこちで飲んでしまいますね。異国で飲みすぎて倒れたら迷惑この上ないので、自制しながらいただきましょう。ちなみに、蒸気を吸い込むとむせやすいので、啜るのではなく、息を止めて飲み込むのがおすすめです(口の中のやけどに注意)。また、トイレが近くなるので気を付けましょう。

9. 最大の難題はトイレ

ドイツは公衆トイレが少なく、ほとんどの場合で有料です。駅や空港などにありますが、かなり設備が少ないのでよく並んでいます。クリスマスマーケットにも簡易トイレを設置しているケースもありますが、やはり数が少ないのがネックです。また、支払いのために小銭の準備(だいたい50ユーロセントくらいなので硬貨を)が必要です(正直、面倒です)。駅などの場合はお釣りが出るケースもありますが、お釣りが出ないこともあるので注意を。

混雑する駅やクリスマスマーケットのトイレは長蛇の列になります。ディズニーランドより混雑するイメージで行きましょう。

おすすめは飛行機、長距離電車や宿泊ホテルで済ませておくことです。市街地にホテルをとって、ホテルの近くのクリスマスマーケットに長居するとか、クリスマスマーケットや観光地を巡りながら3時間毎くらいでホテルに戻るとか、いろいろ工夫しましょう。

10. 画像翻訳アプリがおすすめ

ドイツなので店舗内の表記はドイツ語一色です。観光客の多い他の国々と違い、雰囲気を崩さないためもあってか、英語の表記はありません。スマホでかざすと自動翻訳してくれるアプリもあるので、掲示されているメニューなどを読む際におすすめです。

正直、メニュー内容がぜんぜん理解できなくて、オーダーするのに二の足を踏んでしまいます。ある程度、予習も大事ですね。どんなものを購入したいか、どのようなものが有名か。しっかり把握してから訪問しましょう。よほどじゃない限り、英語でもまずまずは通じますが。

まとめ

2025年の世界一周航空券の旅で巡ったドイツ・クリスマスマーケットの旅記録です。この記事に引き続き、クリスマスマーケット訪問記を徐々にアップしていきます。あまりコメントをいただけないブログなので(泣)、もし早めに詳しい情報の希望がありましたらコメントでいただければ優先的にアップしていきたいと思います(ニュルンベルクの情報を出して、とか)。

ちなみに、世界一周の旅なので、ドイツ以外の国でもクリスマスの雰囲気を楽しんできました。それらも今後紹介していく予定です。

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