【世界一周旅行記2025より】 ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025(2) 大都市ミュンヘンのクリスマスマーケット

前回の記事から始まった「ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025」シリーズです。第2回の今回はミュンヘンのクリスマスマーケットを紹介させていただきます。

ミュンヘンのクリスマスマーケット

ミュンヘンはドイツ第3位の人口を抱える南ドイツを代表する都市です。19世紀にはバイエルン王国の首都として栄え、オーストリアとの国境に近く、交通の要衝となっています。ルフトハンザ航空のハブ空港があり、日本から直行便が運航されているためアクセスしやすい場所です。

今回、ミュンヘンで訪問したクリスマスマーケットは下記のとおりです。

●マリエン広場(Marienplatz)「クリストキンドルマルクトChristkindlmarkt」11/24~12/24 10:00~21:00(日曜日~20:00) 24日最終日は14時まで
●レジデンツ中庭(Residenz)「クリスマスヴィレッジ(Christmas Village)」11/17~12/22 11:00~21:00(23日~20:00)
●カールスプラッツ~ノイウハウザー通り(Karlsplatz)「Eiszauber」 11/21~1/11 10:30~22:00
●ヴィッテルスバッハー広場(Wittelsbacherplatz)「中世のクリスマスマーケット(Mittelaltermarkt)」 11/24~12/23 11:00~21:00
●ゼンドリンガー門(Sendlinger Tor)「クリストキンドルマルクトChristkindlmarkt」11/24~12/22 10:30~21:00
●ステファン広場(Stephanplatz)「Pink Christmas」11/24~12/22 16:00~22:00(土日14:00~)

今回訪問していませんが、ミュンヘン郊外でも下記のようなクリスマスマーケットが実施されています。

●Münichner Freiheit「シュバービングのクリスマスマーケット(Schwabinger Weihnachtsmarkt)」 11/28~11/24 12:00~20:30(土日11:00~) 24日最終日は14時まで
●オリンピアパークOlympiapark「メルハンバザールMaerchenbazar Weihnachtsmarkt」11/27~12/28 16:00~23:00(土日11:00~、金土~25:00) 24日以降不定
●ミュンヘン空港「Weihnachtsmarkt」11/14~12/28 11:00~21:00 最終日24日は16時まで
●Viktualienmarkt「Winterzauber」11/24~1/4 16:00~23:00(土12:00~、日13:00~21:00) 24日~26日クローズ
●Theresienwiese「Tollwood Winterfestival」11/25~11/23 14:00~24:00(土日11:00~、金土~24:00)

順に紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク


マリエン広場(Marienplatz)「クリストキンドルマルクトChristkindlmarkt」

ミュンヘンを代表する最大規模のクリスマスマーケットです。新市庁舎前の前にあるマリエン広場で実施されます。ミュンヘン中央駅から徒歩圏内です(20分くらい)。

実施場所 マリエン広場(Marienplatz)
実施期間 11/24~12/24 10:00~21:00(日曜日~20:00) 24日最終日は14時まで混雑度 ★★★★★
最寄り駅 S/U Marienplatz駅

ミュンヘン中から人が集まってくるようで、広場にはすごい数の人が密集し、なかなか身動きが取れません。新市庁舎もいい味を出しています。

多くの店舗が並んでいて、新市庁舎前には巨大なクリスマスツリーも飾られています。

新市庁舎の中庭にも入っていけます。こちらにもクリスマスマーケットの店舗がありますし、人がたくさんいらっしゃいます。

農園風景の模型がありました。

マリエン広場近くにあるピーター教会には塔があり、有料で昇ることができます。マリエン広場を見下ろすことができるそうです。私の訪問時は、ミサ中だったようで中に入ることができませんでした。

とにかく人気があって人が集まるクリスマスマーケットです。各店舗は行列ができるほどの賑わいで、ホットワインにありつくのも大変なくらい。日中は夜ほど混雑しないそうなので、人が苦手な方は日中に訪問しましょう。ただし、夜の方が新市庁舎の光景は映えます。

カールスプラッツ~ノイウハウザー通り(Karlsplatz)「Eiszauber」

ミュンヘン中央駅方面からマリエン広場に向かうノイウハウザー通り(Neuhauserstrasse)周辺にもクリスマスマーケットの店舗が立ち並びます。特に、カールス門(Karlstor)前のカールス広場(Karlsplatz)にはアイススケート場が設置されます。ミュンヘン中央駅から徒歩圏内(徒歩5~10分)です。

実施場所 カールスプラッツ(Karlsplatz)~ノイウハウザー通り(Neuhauserstrasse)
実施期間 11/21~1/11 10:30~22:00
混雑度 ★★★★☆
最寄り駅 S/U Karlsplatz駅

ミュンヘン中央駅から徒歩5分くらいでカールス広場にたどり着きます。フェンスで覆われた煌びやかな場所があります。

カールス門側(東側)に回ると、飲食店舗があります。

アイススケート場の受付になっていて、広場にアイススケート場が設置されています。ミュンヘンの冬の風物詩だそうです。

東に向かうとカールス門が見えます。門の向こう側(ノイウハウザー通り)にはクリスマスマーケットの店舗が立ち並びます。

比較的広い道で、歩行者専用になっています。道の両側に店舗が立ち並んでいます。

聖ミハエル教会前です。さらに進むと、マリエン広場に出ます。

美しく装飾された店舗が立ち並び、煌びやかな雰囲気を醸し出しています。

カールス広場からマリエン広場に向かう人の流れができていて、かなりの人盛りになっています。これだけ広い道なのにすれ違うのも大変なくらいの人です。店舗も多いですが、立ち止まる人は少なめですね。

レジデンツ中庭(Residenz)「クリスマスヴィレッジ(Christmas Village)」

マリエン広場から北に5分ほど歩くと、バイエルン王国ヴィッテルスバッハ家の王宮だった建物「レジデンツ」があります。その中庭でクリスマスマーケットが開催されています。

実施場所 レジデンツ中庭(Residenz)
実施期間 11/17~12/22 11:00~21:00(23日~20:00)
混雑度 ★★★★★
最寄り駅 U Odeonsplatz駅

レジデンツの建物は大きく、入り口がわかりづらいですが、建物の北西側に入り口があります。地下鉄Odeonsplatzの入り口があるオデオン広場前です。上記写真右上に見えるグリーンに光る場所です。

近づくと、細い通路に人がぎっしり行き来しているのがわかります。

中はもっと人で沸き立っている状態です。それなりに広い敷地ですが、数多くの店舗があり、人でも多いので、すれ違うどころか進めない感じですね。

王宮の厳粛な雰囲気とクリスマスマーケットの鮮やかな色彩がコントラストを生み出しています。

店舗の飾りつけが華やかですね。

かわいいクリスマスの飾りが販売されていました。

クリスマスツリーもまばゆい光を放っています。

スペースが限られているため、人が密集するクリスマスマーケットです。時代が時代なら典型的な3密と呼ばれそうな区画ですが、みなさん楽しそうに談笑されていましたね。華やかな雰囲気です。

ヴィッテルスバッハー広場(Wittelsbacherplatz)「中世のクリスマスマーケット(Mittelaltermarkt)」 

レジデンツから西へ徒歩2分、ヴィッテルスバッハー広場(Wittelsbacherplatz)では中世の雰囲気を醸し出したクリスマスマーケットが開催されています。

実施場所 ヴィッテルスバッハー広場(Wittelsbacherplatz)
実施期間 11/24~12/23 11:00~21:00
混雑度 ★★★☆☆
最寄り駅 U Odeonsplatz駅

オデオン広場からすぐなので、Odeonsplatz駅から徒歩圏内にあります。

こちらもかなり人が多いですが、レジデンツに比べるとましです。

中世のクリスマスマーケットがテーマなので、各店舗は華やかさよりシックな様式になっています。

広場全体の照明は暗くなっていて、ろうそくの炎の光がところどころに浮かび上がります。クリスマスマーケットでおなじみのホットワイン(グリューワイン)のグラスも、茶色の陶器になっていて歴史を感じさせます。

毛皮製品の販売など、いい意味で古めかしい感じが雰囲気にマッチします。

ありきたりなクリスマスマーケットではなく歴史を感じたいならおすすめの場所です。しっとりとした冬の夜に浸ることができます。レジデンツより人が少なめなので、動きやすいのもメリットです。

ゼンドリンガー門(Sendlinger Tor)「クリストキンドルマルクトChristkindlmarkt」

カールス広場から南に徒歩8分くらい。少し市街地から離れた場所にあるゼンドリンガー門広場からゼンドリンガー通りにかけて開催されるクリスマスマーケットです。マリエン広場から距離があり、人が密集しない落ち着いた雰囲気です。

実施場所 ゼンドリンガー門(Sendlinger Tor)
実施期間 11/24~12/22 10:30~21:00
混雑度 ★★☆☆☆
最寄り駅 U/トラム Sendlinger Tor駅

街の中心部から少し離れているので、落ち着いた雰囲気です。

ゼンドリンガー通りに沿って店舗が並びます。明るく電飾されています。

店舗は電飾だけでなくクリスマスの飾りつけも手が込んでいます。

ゼンドリンガー門を通り抜けます。まずまずの人出ですが、往来が難しいほどではありません。各店舗の列もそれほどではなく、ゆったりと楽しむことができます。

ゼンドリンガー通りをさらに北に進むと、テントタイプの店舗が並びます。

ゼンドリンガー通りのクリスマスマーケットは決してマイナーではないのですが、マリエン広場などに人が集中しすぎるので穴場的な感じですね。人が多いとしんどい方にはお勧めです。

ステファン広場(Stephanplatz)「Pink Christmas」

ゼンドリンガー門から南に徒歩5分くらい。マーケット全体がピンク色に染まったちょっと異色なクリスマスマーケットが開催されています。

実施場所 ステファン広場(Stephanplatz)北側
実施期間 11/24~12/22 16:00~22:00(土日14:00~)
混雑度 ★★★★☆
最寄り駅 U/トラム Sendlinger Tor駅

もともとLGBTQ+運動の先駆けから始まったクリスマスマーケットらしいですが(違ったらすみません)、特に来場者の対象に縛りはないようです。

ステファン広場の北側に近づくと、このように赤紫に染まったエリアが出現します。なかなかの雰囲気です。

エリア内は人でぎっしりです。動くスペースもありません。

イルミネーションもピンクで染まります。

DJさんが音楽を流していました。ちょっとパンクな印象もあるクリスマスマーケットです。

中心部より離れた場所にありますが、来場者は非常に多いですね。スペースが狭いのでかなり密集したクリスマスマーケットになっています。人が多いのが苦手な方、派手な音楽や照明が苦手な方にはお勧めしにくいですが、一風変わった雰囲気で印象深いのは間違いないです。画一化しされたクリスマスマーケットに飽きた方は訪問していいかもしれません。

まとめ

2025年の世界一周航空券の旅で巡ったドイツ・クリスマスマーケットの旅記録です。今回はミュンヘンを訪れた際のクリスマスマーケットの紹介でした。

大都市のクリスマスマーケットなので、どこも来場者が非常に多いのが特徴的です。歴史的なクリスマスマーケットやちょっと異色のクリスマスマーケットなど、個性がいろいろあります。どういった雰囲気を楽しみたいかで、いろいろ調べて楽しむのもいいですね。

次回もドイツのクリスマスマーケットを紹介していきます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする