【世界一周旅行記2025】<ニュルンベルク> ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025(3) 世界随一の知名度を誇るクリスマスマーケット ニュルンベルクを訪問

「ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025」シリーズ第3回は「知名度世界一」ニュルンベルクのクリスマスマーケットを紹介させていただきます。

ニュルンベルクのクリスマスマーケット

ニュルンベルクはドイツ・ハンブルク州でミュンヘンに次ぐ都市です。人口規模は50万人くらいで栃木県宇都宮市と同程度です。ドイツ交通網の要衝であり、歴史もあります。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットはドイツ3大クリスマスマーケットに数えられます。ニュルンベルクが誇るのはその知名度です。世界的に知名度が高い理由として、クリストキント(小くて幼いキリスト)と呼ばれる天使のようなキャラクターの披露(ニュルンベルクの少女から選出)とニュルンベルク・ソーセージ(ちょっと小ぶりのソーセージ)、そしてニュルンベルク・レープクレーンです。

毎年クリスマスマーケットの初日に、クリストキントを披露するイベントが開催されます。

ニュルンベルク・レープクレーンはクッキーとフィナンシェの間のような、しっとりとして食べ応えのあるお菓子です。かなりお腹にたまるので、お食事前は避けましょう。ちなみにこちらのレープクレーンは17ユーロでした。

他の地域のクリスマスマーケットと比べて早い時間から開催されています。混雑を避けるなら午前中の訪問をお勧めします。

今回、ニュルンベルクで訪問したクリスマスマーケットは下記のとおりです。

●ハウプトマルクト(Hauptmarkt)「クリストキンドルマルクトChristkindlmarkt」11/28~12/24 10:00~21:00 24日は14時まで
●ハンス・ザックス広場(Hans-Sachs-Platz)「子供のクリスマスマーケット(Kinderweihnacht)」11/28~12/24 10:00~21:00 24日は14時まで
●市庁舎前広場(Rathausplatz)「姉妹都市のマーケット(Markt der Partnerstädte)」 11/28~12/24 10:00~21:00 24日は14時まで
●職人広場(Handwerkerhof)「職人広場のクリスマスマーケット(Mittelaltermarkt)」 11/28~12/24? 8:00~23:00 ショップ11:00~18:00
レストラン11:00~22:00

ニュルンベルク中心部のクリスマスマーケットは一体的に運営されています。職人広場以外のクリスマスマーケットはニュルンベルク市街を横断するペグニッツ川より北側にあり、ニュルンベルク中央駅から徒歩20分(約1.2kmくらい)です。駅から市街地中心部へ向かう地下鉄などの鉄道路線が無いので、ほぼ歩き一択です。

駅からクリスマスマーケットに向かうケーニヒ通りやアドラー通り沿いにもクリスマスマーケットの店舗が多数オープンしています。順に紹介していきたいと思います。

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ハウプトマルクト(Hauptmarkt)「クリストキンドルマルクトChristkindlmarkt」

ニュルンベルクのクリスマスマーケットのメイン会場になります。いわゆる「ニュルンベルクのクリスマスマーケット」といえば、こちらのクリスマスマーケットのことを言います。ニュルンベルク駅からケーニヒ通り(Königstraße)を徒歩20分くらい北に歩いてペグニッツ川を渡るとクリスマスマーケットが見えます。

実施場所 ハウプトマルクト(Hauptmarkt)
実施期間 10:00~21:00 24日は14時まで
混雑度 ★★★★☆

クリストキントがクリスマスマーケットのあちこちに飾られています。

マーケットの店舗も含めて華やかに装飾されています。

広場の後ろにそびえるフラウエン教会がクリスマスマーケットの雰囲気をさらに神秘的なものとしています。

フラウエン教会のバルコニーからマーケットを見下ろすことができます。1人5ユーロだったかな。入場の列がかなり長かったので、私はあきらめました。

なにやら模型が飾られていました。

知名度の高いクリスマスマーケットのメイン会場なので、多くの方でごった返しています。なかなか移動も大変なくらいです。ある程度覚悟して訪問しましょう。

ハンス・ザックス広場(Hans-Sachs-Platz)「子供のクリスマスマーケット(Kinderweihnacht)」

ニュルンベルクのクリスマスマーケットの子供向け会場になります。メイン会場のあるハウプトから東に3分くらい歩くとたどり着けます。

実施場所 ハンス・ザックス広場(Hans-Sachs-Platz)
実施期間 11/28~12/24 10:00~21:00 24日は14時まで110:00~21:00
混雑度 ★★★★☆

巨大なイルミネーションがお出迎えです。

子供のクリスマスマーケットと呼ばれるだけあって、メリーゴーランドなどの子供向けアトラクションなどが充実しています。

夜のメリーホーランドは煌びやかに浮かび上がります。

入口付近に立っているサンタクローズの像。

列車の乗車体験もあります。

コンパクトで可愛い観覧車。

なぜか鉄道模型まであります。

ハンス・ザックス広場の名前の由来となるハンス・ザックスさんの銅像が広場に立っています。ニュルンベルク生まれで16世紀に活躍した詩人です。

遊園地のようなクリスマスマーケットで、子供のクリスマスマーケットと呼ばれていますが、圧倒的に大人の訪問者の方が多かったですね。もちろん、家族連れにお勧めのスポットになります。

市庁舎前広場(Rathausplatz)「姉妹都市のマーケット(Markt der Partnerstädte)」

メイン会場のあるハウプト広場から北に3分くらい歩くとたどり着けるのが市庁舎前広場にある姉妹都市のマーケットです。こちらもかなり混雑します。

実施場所 市庁舎前広場(Rathausplatz)
実施期間 11/28~12/24 10:00~21:00 24日は14時まで110:00~21:00
混雑度 ★★★★☆

市庁舎前広場では姉妹都市のクリスマスが開催されています。あまり広いスペースは無いので、人が集中してぎゅうぎゅう状態です。

ドイツのクリスマスマーケットで一般的な品々を取り扱っていません。世界各地の店舗が地元の名産を取り扱っています。たとえばフランスの街からの出店ではフランスのワイン、イタリアの街から出店だとイタリアのお料理などです。

各店舗の前に看板が出されていて、国名と提供商品名などが掲示されています。

ハウプト広場から市庁舎前広場に向かう道は、このとおりすごい人の数です。なかなか進めないので道を迂回した方がスムーズかもしれません。また、日中の利用の方が人が少ないのでお勧めです。

職人広場(Handwerkerhof)「職人広場のクリスマスマーケット(Handwerkerhof Christmas Market)」

ニュルンベルク中央駅の北側正面目の前にある職人広場に実施されるのが「職人広場のクリスマスマーケット」です。駅から徒歩2分くらいでたどり着けます。

ニュルンベルク中央駅

実施場所 職人広場(Handwerkerhof)
実施期間 11/28~12/24? 8:00~23:00 ショップ11:00~18:00
混雑度 ★★☆☆☆

ニュルンベルク中央駅の北側、道を挟んで反対側にお城のような建物があります。

堀のような場所に掛かっている橋を渡って中に入ります。大きなクリスマスツリーが飾られています。

もともと職人広場では工芸品が販売されている固定店舗があるのですが、クリスマスシーズンにはクリスマス用のテント店舗がオープンします。他のクリスマスマーケットと同様に、ホットワイン(グリューワイン)やお菓子などの販売もあります。

工芸品を販売する店舗は早い時間(18時ごろ)にクローズしてしまいます。

夜のクリスマスマーケット最盛期の時間帯に訪問すると、工芸品に関してはウインドウショッピングになってしまいますね。

ミニチュアなども展示されています。

駅側から職人広場を通り抜けるとケーニヒ通りに出ます。駅からメイン会場(ハウプトマルクト)に向かう際に通り抜ける形で立ち寄るのがおすすめですが、職人広場を通らずに迂回してメイン会場の方に向かうことも可能です。

ケーニヒ通り~アドラー通り

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは町全体がクリスマスマーケットです。ニュルンベルク中央駅からハウプトマルクトに向かう道「ケーニヒ通り」や、その周辺の「アドラー通り」など、クリスマスマーケットの店舗が多数立ち並びます。

ケーニヒ通りは南北に向かう人の流れでにぎわっています。かなり広い通りで歩行者専用になっているのですが、それでも行き交うのが大変なくらい。

途中で交差するアドラー通りも人の流れとクリスマスマーケットの店舗が並んでいます。

ペグニッツ側に掛かる橋も趣があっていいですね。

まとめ

2025年の世界一周航空券の旅で巡ったドイツ・クリスマスマーケットの旅記録です。今回はニュルンベルクのクリスマスマーケットを紹介しました。

ミュンヘンやベルリンなどの大都市のクリスマスマーケットと違い、広いクリスマスマーケット会場となる広場が無いので、市街地全体がクリスマスマーケットになっています。その中で、メイン会場となるハウプトマルクトや姉妹都市のマーケット会場になる市庁舎前広場など、特色のあるクリスマスマーケットが各所にあって個性を形成しています。

ニュルンベルク・ソーセージやレープクレーンなどの名物フードもあります。いろいろ楽しむことができますよ。

次回もドイツのクリスマスマーケットを紹介していきます。

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