【世界一周旅行記2025】<ライプチヒ> ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025(4) ザクセン州最大都市のクリスマスマーケット ライプチヒを訪問

前回の記事から始まった「ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025」シリーズです。第4回の今回はライプチヒのクリスマスマーケットを紹介させていただきます。

ライプチヒのクリスマスマーケット

ライプチヒはドイツ・ザクセン州で最も大きい街です。人口規模はニュルンベルクを上回ります。ニュルンベルクとともに、ミュンヘンーベルリンをつなぐ経路の主要都市です。ナポレオンのライプチヒの戦いがあった場所なので日本でも知名度が高いです。

ライプチヒのクリスマスマーケットは500年以上の歴史があるといわれています。熟成されたクリスマスマーケットの真髄を堪能できます。マルクト広場に面する旧市庁舎(今は歴史博物館)のテラスで開催される演奏は有名です。公式HPはこちら。

今回、ライプチヒで訪問したクリスマスマーケットは下記のとおりです。

Leipziger Weihnachtsmarkt
開催日時 11/25~12/23 11:00~21:00(金土は~22:00)
●マルクト広場(Marktplatz)~Naschmarkt~グリマイッシェ通り(Grimmaische Straße)
●ペータース通り(Petersstraße)~聖トーマス教会前(Thomaskirche)
●アウグストゥス広場(Augustusplatz)
●ニコライ教会前(Nikolaikirchhof)
●Salzgässchen~ライヒス通り(Reichsstraße)

ライプチヒ中心部のクリスマスマーケットは一体的に運営されています。ライプチヒ中央駅からライプチヒ新市庁舎までのエリアに集中しています。

Sバーンのマルクト広場駅がメイン会場のマルクト広場直下にありアクセスしやすいです。ライプチヒ中央駅から歩いても10分かからないので、全てを巡るのにあまり時間はかかりません。

スポンサーリンク


マルクト広場(Marktplatz)~Naschmarkt~グリマイッシェ通り(Grimmaische Straße)

旧市庁舎(現在の歴史博物館)前にあるマルクト広場がクリスマスマーケットのメイン会場になります。隣にあるNaschmarktと呼ばれる広場と両広場の前に走るグリマイッシェ通り(Grimmaische Straße)のクリスマスマーケットを一緒に紹介します。

グリマイッシェ通り(Grimmaische Straße)

ライプチヒ中央駅の南にあるアウグストゥスプラッツから西に向かう大きな通りがグリマイッシェ通り(Grimmaische Straße)で、マルクス広場へと続きます。アウグストゥスプラッツも巨大なクリスマスマーケットがあり、マルクト広場との間を結ぶ道は多くの人が行き交います。

たくさんの装飾品で飾られた店舗が並んでいます。

西にしばらく進むと、右手にNaschmarktと呼ばれる広場が見えてきます。中世風のクリスマスマーケットの店舗が並びます。店舗の裏手(写真左手)に見えるのは旧市庁舎です。

中世の砦を模したような飾りが目を惹きます。

各店舗も同様に装飾されています。

Naschmarktのグリマイッシェ通りを挟んで反対側(南側)にはMädler-Passageというショッピングモールがあります。こちらのクリスマスデコレーションも美しく小食されていますね。左手にあるAuerbachs Kellerというドイツ料理レストランは、ゲーテや森鴎外も訪れたとのこと。

ふたたびのグリマイッシェ通りを北側に戻ります。Naschmarktから旧市庁舎を挟んで反対側(西側)にマルクト広場があります。メインクリスマスマーケット会場です。

たくさんの店舗が並んでいて人もかなり多いですが、ミュンヘンやニュルンベルクほどではないと思います。その分、余裕をもって見て回れます。

かわいい置物が並んでいますね。もちろん売り物です。買いたいけど、荷物になるのでねえ。

こちらのマーケットではアトラクションが多数用意されています。こちらはミニ観覧車です。

キリスト誕生のシーンでしょうか。クリスマスの日を祝う原点ですね。

こちらではグリューワイン(ホットワイン・赤)をいただきました。甘くておいしいので、さくさく飲んでしまいますね。

早い時間帯の訪問だったからでしょうか、ある程度スペースに余裕があって、ゆっくりマーケットを楽しむことができました。それでもかなりの人がいらっしゃっているので、息が詰まるかたもいらっしゃるかもしれません。

ペータース通り(Petersstraße)~聖トーマス教会前(Thomaskirche)

ペータース通りはマルクト広場から南に続く道です。道路に沿ってクリスマスマーケットの店舗が並びます。

マルクト広場は人が多く、その前のグリマイッシェ通りも多くの人が行き交っていますが、ペータース通りは少し落ち着いた雰囲気です。ゆっくり店舗を見て回ることができます。

かわいい人形が立っていました。

クリスマス用の細工がたくさん展示されていたこの店舗はかなり人気がありました。私も気に入ったのでお買い上げさせていただきました。安いものだと2ユーロから販売していました。

ペータース通りとトーマス教会の間にある公園「トーマスヴィッセ(Thomaswiese)」にはイルミネーションのモニュメントが並んでいます。夜は美しく輝くんでしょうね。

アウグストゥス広場(Augustusplatz)

Leipziger Weihnachtsmarktのもう一つのメイン会場がアウグストゥス広場(Augustusplatz)です。

ライプチヒ中央駅の南側にある大きな広場がアウグストゥス広場です。広場の中央をトラム線路があってざっくり分けられています。

北側(駅側)にあるメインエリアは、乗り物系アトラクションが多数設置されていて、ファミリー向けのクリスマスマーケットになっています。

大きな観覧車もあります。

一番の注目はメルヘンランド(Leipziger Märchenland)です。

絵本の世界のシーンが再現されています。

トラム線路を挟んで南側にはFinn Village(フィンランド村)があります。フィンランドをイメージしたクリスマスマーケットです。時間帯が早かったのか、クローズしていました。

実は、ドイツ各地のクリスマスマーケットにFinn Villageが何カ所が出展されています。2025年はハノーバー、ドレスデン、シュツットガルトでも展開しています。

さらに隣には南チロルの村(Südtiroler Dorf)があります。イタリア北部の村をイメージしたクリスマスマーケットです(ちなみに、南チロルはイタリア国内の自治州で、ドイツ語圏だそうです)。

私の訪問した時間帯はやや閑散としていました。ピザなどのイタリア料理も提供していました。

典型的なクリスマスマーケットではなく、子供向けや他の国のイメージを取り入れたりと、ちょっと毛並みの違うクリスマスマーケットになっています。店舗を巡ればそれだけでヨーロッパ周遊の旅になりそうです。

ニコライ教会前(Nikolaikirchhof)

マルクト広場より2分ほど東に行けばたどり着けるニコライ教会の前にもコンパクトなクリスマスマーケットがあります。

11時ごろの訪問で、まだ店舗は閉まっていました。

大きなモニュメントが飾られています。

装飾品が販売されていますね。店舗もクリスマスモードで装飾されています。

Salzgässchen~ライヒス通り(Reichsstraße)

ライプチヒ造形美術館前を南北に走るライヒス通りから隣接するSalzgässchenに至るクリスマスマーケットです。ちょっとコンパクトな会場です。

メリーゴーランドが設置されています。11時頃に訪問したのでまだオープンしていない店舗も多く、そもそも来客がまだいません。

店舗の屋根に施された装飾がかわいいです。

まとめ

2025年の世界一周航空券の旅で巡ったドイツ・クリスマスマーケットの旅記録です。今回はライプチヒのクリスマスマーケットを紹介しました。

ミュンヘンやベルリンなどの大都市のクリスマスマーケットほどの規模は無く、ドレスデンやニュルンベルクほどの知名度はありませんが、ライプチヒのクリスマスマーケットも歴史があります。南チロルのクリスマスマーケットなど、個性的のエリアもあって魅力のあるクリスマスマーケットになっています。

混雑しすぎていないのもメリットですね。ちょっとゆったり余裕のあるクリスマスマーケットを楽しむことができます。

次回もドイツのクリスマスマーケットを紹介していきます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする