前回の記事から始まった「ドイツのクリスマスマーケットを巡る2025」シリーズです。第8回の今回はシュトゥットガルトのクリスマスマーケットを紹介させていただきます。
第7回エアフルトのクリスマスマーケットの様子はこちら↓
目次
シュトゥットガルトのクリスマスマーケット
シュトゥットガルトはミュンヘンとフランクフルトの中間くらいにある人口60万人くらいの街で、バーデン=ヴュルテンベルク州の州都となっています。ドイツ第7位の都市です。ポルシェやメルセデスベンツなどの名車が誕生した街です。
シュトゥットガルトのクリスマスマーケットはニュルンベルクやドレスデンと並んでドイツ3大クリスマスマーケットに数えられます。シュトゥットガルトが誇るのはその規模です。シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは世界最大と呼ばれています。
シュトゥットガルトでは、市街地にある4つの広場でクリスマスマーケットが開催されています。いずれもシュトゥットガルト中央駅あるいはSバーンStadtmitte駅などの主要駅から徒歩圏内にあり、あまり移動せずに巡ることができます。シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは一体的に運営されています。公式HPはこちら。
今回、シュトゥットガルトで訪問したクリスマスマーケットは下記のとおりです。
Stuttgarter Weihnachtsmarkt
開催日時 2025年11月26日~12月23日
●マルクト広場 (Marktplatz)
●シュロス広場 (Schlossplatz)
●シラー広場 (Schillerplatz)
●カールス広場 (Karlsplatz)

シュトゥットガルト中央駅からシュロス広場まで700m(徒歩8分)くらいですが、2025年現在、シュトゥットガルト中央駅は駅構内の改修工事を大規模に実施しているため移動経路が非常に入り組んでいて、ドイツ国鉄駅のホームから駅外出るのに5~15分くらいかかります(駅前へ出るのもSバーン/Uバーンへ乗り換えるのも同じ)。シュツットガルト中央駅からクリスマスマーケット会場まで徒歩20分くらい覚悟しましょう。
都市間移動以外はドイツ国鉄シュトゥットガルト中央駅の利用を避けた方がいいです(SバーンやUバーンを利用するか、ドイツ国鉄REの停車するBad Cannstatt Bahnhof駅を利用するのもいいと思います)。SバーンでStadmitte駅まで出た方がクリスマスマーケットへの移動は楽です。
今回訪問したのは正午過ぎでした。クリスマスマーケットのピークとなる時間ではありませんが、かなりの人出でした。多くの方が詰めかける規模の大きなクリスマスマーケットを紹介します。
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マルクト広場 (Marktplatz)

クリスマスマーケットのメイン会場の1つとなるマルクト広場は、多くの観光客が詰めかけます。
実施場所 マルクト広場 (Marktplatz)
最寄り駅 UバーンRathaus駅あるいはSバーンStadmitte駅
混雑度 ★★★★☆

店舗数が多く、人が行き交うのも大変なくらいです。

店舗の屋根の装飾が、各店舗工夫を凝らしています。

飲食店からクリスマス雑貨まで、さまざまなものが販売されています。
人気があり人が集中するエリアです。ピークの時間帯を外してもこの混雑度ですから、夜はかなり混雑するようです。
シラー広場 (Schillerplatz)

シラー広場もメイン会場の1つで、来場者がかなりの数になります。マルクト広場から徒歩すぐです。

実施場所 シラー広場 (Schillerplatz)
最寄り駅 UバーンBörsenplatz駅、Charlottenplatz駅あるいはSバーンStadmitte駅
混雑度 ★★★★☆

クリスマスピラミッドなど、にぎやかな装飾が出迎えてくれます。

クリスマス装飾品の店など、さまざまな種類の店舗が並びます。

広場に隣接するシティフト教会(Stiftskirche)では、毎日お昼(13:15~45)にパイプオルガンを使った「Orgelmusik zum Weihnachtsmarkt」というコンサートが実施されます(有料5ユーロ)。また、金~日の夜(18:30~)、教会の塔で「Weihnachtsmarkt in höchsten Tönen」というコンサートが実施されます。
マルクト広場からシュロス広場にむかう経路上にあるので、多くの方が往来し、必然的に混雑します。
シュロス広場 (Schlossplatz)

シュロス広場はシュトゥットガルト新宮殿前にある広大な広場です。シラー広場から道を隔ててすぐの場所にあります。
実施場所 シュロス広場 (Schlossplatz)
最寄り駅 UバーンBörsenplatz駅あるいはシュトゥットガルト中央駅
混雑度 ★★★☆☆

多くの方が来場されていますが、スペースが比較的広いので圧迫感はありません。

さまざまな種類の店舗が並びます。

スケートリンクも設置されています。また、子供用アクティビティも多い「Kinder-Märchenland」と呼ばれる区画もあります。

エリアが広いので、端から端まで歩くだけで5分以上かかります。シュトゥットガルト中央駅から徒歩10分程度でたどり着くことができます(ただし、前述のようにシュトゥットガルト中央駅を歩くのに時間がかかりますが)。
カールス広場 (Karlsplatz)

カールス広場はシラー広場の近くにあります。

広場の中央にはドイツの初代皇帝ヴィルヘルム1世の銅像があります。

一部はフリーマーケットのような雰囲気です。

古本や古着、古いおもちゃなどが販売されていました。

クリスマス装飾品の販売もあります。

ライプチヒやドレスデンにもありますが「Finn Village」も開催されています。フィンランドをイメージしたクリスマスマーケットです。こちらではサーモンをあぶって作るフラムラクスが販売されていました。
フラムラクスはフィンランド発祥の料理で、ドイツのクリスマスでも定番化しているそうです。
まとめ
2025年の世界一周航空券の旅で巡ったドイツ・クリスマスマーケットの旅記録です。今回はシュトゥットガルトのクリスマスマーケットを紹介しました。
シュロス広場~マルクト広場に渡る市街地にマーケットが集中しているので、移動が楽ちんで全てを見て回るのも楽です。それぞれのマーケットの店舗数がかなり多いので、一通り見て回るとなるとそれなりに時間がかかります。夕方から夜はかなり混雑するようなので覚悟して訪問しましょう。
次回もドイツのクリスマスマーケットを紹介していきます。
