【マリオットホテル】大阪ステーションホテル オートグラフコレクション 宿泊記(1) 大阪駅至近で便利 無料ミニバーと利用者限定大浴場OFUROがおすすめポイント

はじめに

2024年春に宿泊した「大阪ステーションホテル オートグラフコレクション」の模様をアップさせていただきます。

うめきた地区の開発に合わせて、JR大阪駅西口前に建設された「JPタワー大阪」内にあります。下層はKITTE大阪、中層はオフィス、高層階が大阪ステーションホテルになっています。2024年7月31日にオープンしたばかりです。

JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルのダブルブランドですが、JR西日本ホテルズが運営します。JR西日本ホテルズはグランヴィアやヴィスキオなどの自社ブランドを運営していて、マリオット・インターナショナルのとの提携は初めてです。

オートグラフコレクションはマリオット・インターナショナルのブランド分類でプレミアムに位置づけられていて、他社運営のホテルの集客の一助としてマリオットブランドを冠している運営形態です。

オートグラフコレクションですが、価格帯はラグジュアリーコレクションに遜色ない設定です。2024年8月の宿泊料金は約60,000円~となっています。インバウンドの影響もあるとはいえ、かなり強気の価格設定です。

大阪ステーションホテルはいいホテルです。JR大阪駅に隣接するKITTE大阪名古屋市の中心街に2023年7月1日にオープンしたばかりの高級感溢れるホテルです。

私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓

JR大阪駅からホテルへ

大阪ステーションホテルに宿泊してきました。

名前の由来となっている大阪駅に隣接しています。大阪駅直上のホテルといえば、JR西日本ホテルズの運営するホテルグランヴィア大阪になります。大阪ステーションホテルは大阪駅に2番目に近いホテルです。

アクセスが一番近いのは大阪駅西口ですが、大阪駅西口はうめきたホームが開設された2023年3月に新設されたホームで、大阪駅ホームの西側の端にあります。西口周辺が閑散としていることとホームからの距離が遠いこともあってあまり一般的ではありません(KITTE大阪開業で人の流れが増えていますが)。

JPタワー大阪へのアクセスは桜橋口の利用が一般的で、2番目におすすめなのが西口です。大阪駅南側のサウスゲートビルディング(大丸梅田やグランヴィア大阪が入居)とJPタワー大阪の間に歩行者通路(2階)がありますが、ホテルのレセプションに向かうエレベータ入り口が1階なので、おすすめでしにくい経路です。

大阪駅西口からのアクセス

JR大阪駅西口(1階)の改札を抜けて左折します(南へ)。

まっすぐ進み、駅から出ます。

正面の入口の向こう側のビルがJPタワー大阪(KITTE大阪)です。

入って右前方に進むとホテルレセプションに向かうエレベータがあります。ビルの入口は夜間閉鎖するので(公式HPには0:00~4:50/館内案内には1:00~5:00と記載)、深夜は西側の車寄せ入り口から入る必要があります。

正面にあるエスカレータの右側を進み、ホテル入り口から入ります。

ホテル専用入口があります。

エレベータホールです。29階のレセプションに向かいます(途中ほぼノンストップです)。

大阪駅桜橋口からのアクセス

桜橋口を出て右折(西進)して駅から出ると横断歩道があります。左前方に見えるビルがJPタワービルです。

KITTE大阪の入口があります。

入ってすぐに右に向かいます。ホテルの入口が左前方に見えます。

駐車場

ホテルの車寄せはビルの西側にあります。駐車場入り口もそちらです(地下駐車場になっています)。駐車場はKITTE大阪と兼用になります。

車寄せからエレベータホールに向かう入り口があります。こちらがホテルの正式な入り口のようです。

宿泊客は1泊(15時~翌日正午)4,000円です。アーリーチェックインやレイトチェックアウトすると4,000円以上必要になるので注意しましょう(30分360円)。バレーパーキングだと8,000円なります。

フロントでチェックイン

さてホテルに入りましょう。1階からエレベータでフロント階(29階)に向かいます。

エレベータを降りると、レセプションです。広々とした空間ですが、客室が多いので、日中は人が多くごった返しています。

客室 全418室
シグニチャー(30~33階)/シーニック(34~37階)
・アリュール キング(35~37㎡)
・ツイン/キング(40㎡)
・コーナー キング/ツイン(57㎡)
スペシャリティ(38階とスイート)
・アリュール キング(35~37㎡)
・ツイン/キング(40㎡)
・コーナー キング/ツイン(57㎡)
スイート(各階1室)
・スペシャリティ スイート キング/ツイン(79㎡)
・ザ スイート(159㎡)37階

※スペシャリティとスイートはSPECIALTY SALONと​OFUROが利用可能

今回は、ポイント支払いでの宿泊でした。最低1部屋1泊6万円くらいからの価格設定ですが、マリオットポイントでは50,000ポイント以下で宿泊できました。

シーニック キングの予約でしたが、ナイトリーアップグレードアワード(NUA)を利用してスペシャリティ アリュール キングにアップグレードでしていただきました。約40,000円相当のアップグレードになります。

ナイトリーアップグレードアワード(NUA)とは、年間宿泊実績50泊あるいは75泊達成時に選べる特典の1つで、獲得すると5泊分の客室アップグレード申請ができます。

こちらのホテルではスペシャリティと他のお部屋のサービス差が大きいので、なんとしてでもスペシャリティに宿泊したいところです。

スペシャリティ宿泊特典
・38階SPECIALITY SALONへのアクセス
・30階OFUROへの無料アクセス

SPECIALITY SALONはいわゆるクラブラウンジの位置づけではありません。そのため、マリオット・ボンヴォイのプラチナ会員やチタン会員では利用できません(アンバサダー会員なら利用できるらしいです)。

プラチナ特典
・朝食(29階ザ モーメント グリル&ダイニング)無料
・ボーナスポイント(+50%)
・ウェルカムギフト(1,000ポイントかギフト<キャンディ>から選択)
・客室アップグレード、16時までのレイトチェックアウト

チタン特典
・朝食(29階ザ モーメント グリル&ダイニング)無料
・ボーナスポイント(+75%)
・ウェルカムギフト(1,000ポイントかギフト<キャンディ>から選択)
・客室アップグレード、16時までのレイトチェックアウト
・30階OFURO(大浴場)へのアクセス

SPECIALITY SALONの利用条件
・SPECIALITYあるいはスイートに宿泊(アップグレードでもOK)
・マリオットのアンバサダー会員

私はチタン会員をいただいているので、OFUROの利用権と無料朝食特典が付きます。客室アップグレードはありませんでした(NUAの分のみ)。

ただし、アップグレードであってもSPECIALITYのお部屋をアサインされると、SPECIALITY SALONが利用可能です。ですから、SPECIALITYのお部屋にアップグレードされるということはかなり大事。

そのためにNUAを依頼していましたし、とにかくSPECIALITYのお部屋ならどこでもいいので、全てのSPECIALITYのお部屋に依頼を掛かけていました。

NUAは希望するアップグレード先の希望客室を事前に指定できます。ランクが高い部屋のみだと可能性が落ちますし、ホテル側の選択肢を増やすとアップグレードの可能性が高まります(その分ランクの低い部屋になりやすいです)。ホテルと宿泊客のちょっとした心理戦です(笑)。

その結果、NUAでアップグレードされたのが、SPECIALITYのお部屋で一番ランクが低いアリュール キングですが、SPECIALITY SALONを利用できるのでよしとしましょう。

NUAの可否は宿泊3日前にわかります。キャンセル可能な部屋で予約してNUAをかけて、アップグレードされなかったらキャンセルするという荒業もありますが、マリオット側の心証が悪くなる可能性がありお勧めできません。

客室の様子(スペシャリティ アリュール キング)

さて、部屋に向かいましょう。エレベータはルームキーでセキュリティが設定されています。

さてお部屋に入ります。入って左手にクローゼットで、寝室は奥です。

ウェットエリアはオープンになっています。お部屋が広く感じられますね。

ターンダウンが入ると、スリッパやパジャマがこんな感じでセッティングされます。

ターンダウン後の枕元には黄金糖が用意されていました。

窓側から見るとこんな感じです。

ベッドの枕元には、電話、メモ帳、時計、北欧発sudioのサウンドスピーカーがあります。コンセントとUSB(通常とtype C)充電ポートがあります。ユニバーサルタイプのマルチプラグはありません。

棚の下には3-wayUSB 充電プラグがあります。

反対側はコンセントとUSB(通常とtype C)充電ポートです。

机の上には紙の箱(中にはお菓子)とお茶受け入れがあります。右の丸いケースはマリオット会員のウェルカムギフトでいただいたはちみつキャンディーです。

黒い箱には、大阪発神宗の飲むだし、大阪こぐま商店のクマカオカキ(きなこ味)、奈良の黄金糖(大阪ステーションオリジナル)が入っています。

白い箱にはココナッツサブレ4枚が入っています。ウェルカムギフトのキャンディはJARRAH BONBONs(プレーン)です。

テレビ横の収納には、ネスプレッソマシン、ミネラルウォーターの1L紙パックが入っています。コンセントは収納内にもありますが、収納の下にもあります。USB(通常とtype C)充電ポートもあります。

テレビ下の収納にはグラス類とつぼ市製茶本舗の煎茶&紅茶のティーバッグが入っています。ウォーターサーバー、アイスペール、T-falの湯沸かしポットがあります。この湯沸かしポットはかなり高性能で、すぐにお水が沸騰します。

となりの冷蔵庫には日本酒、みかんジュース、缶ビール、ソーダ水がはいっています。これらは無料でいただけます(追加補充を依頼すると有料)。

ちなみに、みかんジュースは2,400円など、注文すると結構お高いです。全部で12,600円分になります。これが無料だと嬉しいですね。

その隣のラゲッジエリアの下にはセイフティボックスが収納されています。

入口横のクローゼットです。スリッパ、バスローブ、アイロン台が入っています。

スリッパの下にはパジャマが入っています。

その下には、シューブラシ、消臭スプレー、アイロンが収納されています。

洗面台です。大阪発のブランドHAHONICOのハンドソープ、ボディローションがあります。足元にはタニタの体重計です。

洗面台下の引き出しにアメニティがあります。POLAのBAスキンケアセット(クレンジング、洗顔クリーム、保湿化粧水、保湿乳液)、バスソルト(ヒマラヤ塩+檜オイル)、HAJIMARIのエッセンスマスク(パック)、タオル、SALONIAのドライヤーなどです。

大きな黒いセットには、歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシ、マウスウォッシュ、ヘアバンド、コットンパッドが入っています。金色の星が描かれているように見えますが、これはキップの鋏こん(昔、手動でキップにハサミで入れた切れ込み)の柄だそうです。JR西日本が運営しているから、ならではですね(ぱっとみただけでは普通わからんよ・・・)。

トイレはこんな感じ。

バスルームです。バスタブが用意されていて、シャワーはハンディタイプと天井据え付けがあります。バスアメニティは大阪発のブランドHAHONICOです。

窓の外は東側、JR大阪駅を見下ろすことができました。

夜景は大阪駅前のイルミネーションです。

OFURO(30階) 大浴場

30階にOFURO(大浴場)が用意されています。利用可能な方は制限されています。

OFURO(30階 大浴場)
7:00~22:00(最終受付21:00)
※12歳以下は17時以降利用不可
利用対象:
・SPECIALITYあるいはスイート宿泊者
・マリオット チタンあるいはアンバサダー会員

私の利用時は数名の方が利用されていました。

通路の先に受付があります。

OFUROの受付で更衣室入室用のリストバンドを受け取ります。センサーにかざして入室します。

更衣室に入り、4桁テンキーロック式の靴箱に靴を入れ、やはり4桁テンキーロック式のロッカーを利用します。暗証番号だけでなく靴箱やロッカーの番号を忘れないようにしましょう。

更衣室内には洗面台(POLAのアメニティ:ワックス・モイスチャーミルク・ボディローション・ヘアエッセンス・モイスチャーローション・クレンジング)、SHARPのドライヤー、ダイソンのサイクロン扇風機、体重計、タオル、コットン、綿棒、カミソリ、ヘアブラシなどのアメニティが用意されています。

デッキチェアを備えた休憩スペース、ウォーターサーバー、トイレもあります。

公式HP<https://osakastation-hotel.jp/facilities/>より引用

浴室内には浴槽(写真手前)とウォータージェット機能(勢いは弱め)を備えた浴槽(写真左奥)、水風呂(写真右奥)、サウナ(写真左奥)、シャワーブース(写真右)、洗い場(写真中央)と、アクセシブル対応の洗い場(写真左最奥)があります。アメニティは大阪発のブランドHAHONICOです。

YUAGARI

OFUROにはYUAGARIというリラックススペースがあります。OFUROのリストバンドで入室可能で、入浴後にくつろぐのにお勧めです。

明るいラウンジになっています。

飲食可能になっています。

アルコールはありませんが、ソフトドリンクが充実しています。

ネスプレッソマシンもあります。

スナックも置かれています。

SPECIALITYに宿泊していなくても、チタン会員ならOFUROを自由に利用できるので、ちょっとしたラウンジ代わりにできるかもしれません。

OFUROは利用者が少ないのでゆったりと余裕を持って利用することができます。上品な雰囲気の大浴場は、訪問の価値がありますよ。

ジム(30階)

OFUROの手前にジムがあります。宿泊者は24時間利用可能です。ルームキーをセンサーに近づけて扉のロックが解除されます。
※16歳以下の子供は20歳以上の同伴必要

窓に面していて明るい空間です。

器具は一通りそろっています。中にスタッフはいらっしゃいません。

タオル、ウォーターサーバー、そしてなんとヘッドホンが用意されています。

室内にトイレがあるので、更衣可能と思います。トレーニング用品のレンタル可能のようです(半袖ウェア(上)、半パンツ(下)、シューズなど 靴下は買取り)。

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まとめ

今回は2024年夏に利用した、大阪ステーションホテル オートグラフコレクションの様子をアップさせていただきました。2024年にオープンしたばかりの、大阪駅至近に建てられた新しいホテルです。

ミニバー無料はうれしいですね。お茶請けにお菓子も詰め込まれていて、飲食に困ることはあまりないと思います。サービスが充実していて、快適なホテルライフを楽しむことができます。その分、宿泊料金は高めの設定ですが。インバウンドでインフレしている首都圏のホテルより割安です。

次回の記事で、独自システムの豪華ラウンジ「SPECIALITY SALON」と朝食会場を紹介します。

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