「北米のクリスマスを巡る2025」シリーズ第2回の今回は、カナダ・バンクーバーで開催されるクリスマスです。
カナダ西海岸最大の都市バンクーバーのクリスマスを紹介させていただきます。
前回の第1回ハワイ・ホノルルのクリスマス記事はこちら↓
目次
カナダ・バンクーバーのクリスマス
バンクーバーは北緯49度とかなり北に位置していますが(札幌や旭川で43度)、意外に温暖な気候で12月でも気温が5~10度くらいです。私の訪問時は10度を超えてましたからね。ある程度の防寒は必要ですが、がっつり重ね着をするとむしろ汗が出てきます。
同じカナダでもモントリオールやトロントなどの東海岸都市(北緯43~45度)は、-15~-5度の氷点下の世界です。同じ大陸でも東西でずいぶん違うようです。
バンクーバーのクリスマスシーズン(ホリデーシーズン)のイベントです。
●Vancouver Christmas Market(Jack Poole Plaza) 公式HP
11/13〜12/5 16:00〜21:30(土日11:30~)
12/6~12/19 11:30〜21:30(金土~22:00)
12/20〜12/24 10:00〜22:00(12/24のみ~18:00)
●Canyon Lights(Capilano Suspension Bridge Park) 公式HP
11/21~1/18 11:00~21:00
Vancouver Christmas Marketはバンクーバーでほぼ唯一のクリスマスマーケットです。定番のヨーロッパ式クリスマスマーケットが開催されていました。Canyon Lightsは山深い渓谷に設置されたイルミネーションを楽しむイベントです。
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Vancouver Christmas Market(バンクーバーコンベンションセンター)

バンクーバー市街の中心にあるVancouver Convention Centreの敷地内、Olympic Cauldronというモニュメントを囲むように実施されていました。2025年の開催はすでに終了しています。入場料が必要です。
Vancouver Christmas Market 公式HP
開催場所 Jack Poole Plaza
開催日時 11/13~12/24
・11/13〜12/5 16:00〜21:30(土日11:30~)
・12/6~12/19 11:30〜21:30(金土~22:00)
・12/20〜12/24 10:00〜22:00(12/24のみ~18:00)
最寄り駅 スカイトレインWaterfront駅あるいはBurrard駅
入場料 大人22.99CAD(当日券)
Waterfront駅から湾岸沿いにアクセスするのがスムーズだと思います。約800m徒歩10分くらいです。
予約の場合入場時刻が設定されるようですが、滞在時間に制限はありません。一度退園すると再入場不可です。

ヨーロッパのクリスマスマーケットに比べると、入場料が高く設定されています(日本円で約2,500円!Webで前売り購入すると安いチケットもあるようですが)。

エリア内は定番のヨーロッパ式クリスマスマーケットです。

クリスマスピラミッドもありますし、グリューワインも販売されています。

巨大なクリスマスツリーは、下を通り抜けることができます。

カナダらしい工芸品も販売されています。

子供用エリアもあります。

子供たちが楽しめるアトラクションが用意されています。別の場所にはカルーセルもあります。

建物内エリアもあって、寒いときはこちらで座って飲食も可能です。バンクーバーはそこまで寒くないですが。

国際色豊かなマーケットです。ケバブとピタのセット(12CAD)をいただいてみました。

グリューワインは10.5CAD、マグカップは10CADだそうです。ヨーロッパに比べていろいろ高いですね。わたしはホットチョコレートにしておきました。

夜にクリスマスマーケット前を通りかかったのですが、夜の方が混雑している印象でした。

やはり夜の方がイルミネーションが華やかですね。
入場料は強気の設定になっていますが、来場者が多い印象です。ほぼオンリーワンのクリスマスマーケットですからね。価格以外はヨーロッパのクリスマスマーケットの雰囲気がそのまま感じられます。
飲食店舗のメニューが英語表記なのでわかりやすくていいですね(それでもわからないこともありますが)。トイレは隣の建物(Vancouver Convention Centre)を利用できます。トイレ利用のために退場した場合のみ再入場可能です。
Canyon Lights(キャピラノ渓谷)

例年、キャピラノ渓谷で実施されるクリスマスイルミネーションのイベントです。
Canyon Lights 公式HP
開催場所 Capilano Suspension Bridge Park
開催日時 11/21~1/18 11:00~21:00
アクセス手段 Canada・Placeなど市街地から無料送迎バスあり
入場料 大人75CAD(前売券) 81.9CAD(当日券)

キャピラノ渓谷は市街地から車で20~25分くらいの場所にあります。無料送迎バスが運行していて、カナダプレイスとバンクーバーコンベンションセンターの間(カナダプレイスの道路から海が見える場所)でピックアップしてもらえます(他にも停留所がありますが始発地点であるカナダプレイスで待つのが無難)。日中は30分毎で運行しています。

駐車場のある入り口から改札を通って吊り橋を渡り、山の中を散策するルートです。

キャニオンライツはホリデーシーズンのイルミネーションイベントです。通常期よりオープン時間が延長されています。

まずは吊り橋を渡ります。かなり揺れるので、橋の途中で写真撮影するとブレブレになります(そしてけっこう怖いです)。

飲食の店舗やお土産ショップなども設置されているので、素敵な雰囲気の中でくつろぐのもありです。

山の中の木でできた通路を散策します。明るいとややインパクト不足でしょうか。

木の上に架けられた通路もあります(こちらは揺れません)。

暗くなってくると雰囲気が出てきます。

闇夜の中に光が浮かび上がります。チームラボプラネッツのアートのような感じ。

様々な種類のイルミネーションが用意されています。

吊り橋を渡って帰ります。神秘的な雰囲気が醸し出されます。
チケットは30分毎の入場時刻が設定されていますが、滞在時間に期限はありません。さらっと鑑賞するなら40分、じっくり回るなら2時間くらいをみておきましょう。日没が16時過ぎなのでそれ以降の訪問がおすすめですが、もちろん混雑するのも日没後なので覚悟して訪問しましょう。
かなり高額の入場料(日本円で9,000~10,000円)が設定されているので訪問するかどうか悩むところですが、私は楽しめたと思います(とはいえ価格相応かどうかはそれぞれだと思います)。この価格設定なので、エリア内はしっかり整備されています。
前売券の方が安いですが、日時指定で払い戻し不可なので、絶対に訪問できることを確認してから予約しましょう。当日現地でチケット購入する場合でも送迎バスを利用可能です(送迎バスに乗車時点でチケットは確認されません)。私の訪問日は現地のチケットブースに列が無かったので、当日購入でも問題なさそうです。私は日付を間違えて予約したので(大ショック)、当日現地で再度チケットを購入しました(泣)。
なかなかバンクーバーを訪れる機会もないと思いますので、思い出づくりにいかがでしょうか。
まとめ
2025年の世界一周航空券の旅で巡ったカナダ・バンクーバーのクリスマスを紹介しました。
バンクーバークリスマスマーケットでは、グリューワインを飲みながらクリスマス・フードをいただく定番のクリスマスを楽しめますが、入場料が高めに設定されています。キャピラノ渓谷のイルミネーション「キャニオンライツ」も素晴らしい体験ができますが、こちらも入場料がかなり高いです。バンクーバーのクリスマスは出費が大きいのがつらいところですね。北米ではカウンター店舗でもチップが必要です。
一方で、ヨーロッパと違いカナダ・アメリカはトイレが無料ですし、ほとんどの観光スポットで大きなトイレが設置されているのがありがたいですね。ヨーロッパのクリスマスマーケットでは、かなりトイレに悩まされました。アルコールを摂取するとトイレ問題は切実です(笑)。
ちなみに、カナダやアメリカでは公共の場所で飲酒することは禁止されています(一部例外あります)。クリスマスマーケットではワインなどを提供していますが、マーケットを有料エリアに設定しているのは飲酒規制をクリアするためかもしれません。
次回も北米のクリスマスマーケットです。
