2025年海外周遊旅行シンガポール・オーストラリアの旅、第5回です。
これまでの記事で、羽田空港からANA便でシンガポールに向かい、シンガポールの下町を観光して巡りました。シンガポールからシンガポール航空に搭乗し、オーストラリア・パースに到着しました。
今回の記事でパース市街へ向かいます。パースの交通に関しても解説させていただきます。
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目次
パース空港から市街へ向かう交通手段
パース空港から市街地まで約15kmの距離があります。公共交通には、バス&電車、スカイバス(リムジンバス)、タクシーの3つがあります。
パース空港からパース市街地へ(2025年現在)
エアポートライン(鉄道) 5.2AUD 所要時間 約20~25分
タクシー 60AUD前後 所要時間 約30分
ウーバー 50AUD前後 所要時間 約30分
交通手段はエアポートラインが便利すぎるのでほぼ1択です。2022年に開通したばかりの鉄道路線で、約25分で空港とパース市街を結びます。5:30~25:00くらいの運行(日は7:00くらいからになるので注意)です。
深夜はウーバーかタクシーを利用しましょう。タクシーやウーバーは楽ですが、価格は高くなります。複数人で利用するなら、ウーバーやタクシーでも決して高くないと思います。
パースの公共交通機関のルール
Transperth公式HP<https://www.transperth.wa.gov.au/>より引用
パース周辺の公共交通機関(バス&鉄道)はゾーン制になっています。市街地はゾーン1でその外側(郊外)がゾーン2です。
例えば、空港はゾーン2にあり、パース駅はゾーン1にあります。空港→パース駅のようにゾーン1~2にまたがる移動の場合、1回5.2AUDになります(乗り換え2時間まで1回分にカウントされます)。
1 Zone | $3.50 |
2~4 Zones | $5.20 |
1日フリー(DayRider) | $10.40 |
2ゾーン以上を往復するなら、1日フリーと同額になるのでDayRider切符を購入した方がお得です。例えばパース・フリーマントル間やパース・スカボロービーチ間の往復は、1日フリー券を購入することをお勧めします。
バスや電車に乗る際、ICカード(SmartRider)で利用すると10%割引になります。主要駅で購入可能です。10AUDの発行手数料が必要なので、短期滞在なら切符の方がお得だと思います。
切符は紙チケットです。
ICカードの場合は改札にタッチ入場→タッチ退場です。クレジットカードのコンタクトレス決済には未対応です。
切符の場合は有人改札(写真のパース駅だと右側の何もない通路)になりますが、人がいないことも多いです。人がいると切符を見せて入退場します。車内改札もときどきあるようなので、きちんと切符を購入しましょう。
Transperth公式HP<https://www.transperth.wa.gov.au/>より引用
市街地中心部に無料ゾーンがあります(誤ってフリー区間を出ると罰金です)。バスなら上記区間内で無料乗車できます。パース駅周辺やキングス・パーク、エリザベス・キー、ザ・ベル・タワー、パース造幣局など、パース市街のほとんどの観光スポットは無料アクセス可能です。鉄道の場合はスマートライダーの利用でのみ無料になります。
CAT BUSという無料バス路線もあります。路線にもよりますが、6:30~18:30くらいの時間帯で運行しています。
路線
Blue CAT:パース駅バスターミナル、キングス・パーク、エリザベス・キー駅(南北)
Green CAT:エリザベス・キー駅、Leederville駅、City West駅(北西部)
Purple CAT:エリザベス・キー駅、Kings Park Road、西オーストラリア大学(南西部)
Red CAT:Outram St.、パース駅、パース造幣局、クイーンズ・ガーデンズ(東西)
Yellow CAT:Claisebrook駅、Wellington St.、パース地下駅、Perth Modern School(東西)
Transperth公式HP<https://www.transperth.wa.gov.au/>より引用
方向別路線
キングス・パーク方面:Blue CAT(Purple CAT)
パース造幣局方面:Red CAT(Yellow CAT)
エリザベス・キー方面:Blue CAT、Green CAT、Purple CAT
路線は年々変わっているようなので、最新の情報を入手してください。TransPerth公式サイト
無料バスはめっちゃ便利です。市街地の足として、1区間だけの乗車とかもできます。
近郊路線で空港からパース駅へ
第1ターミナル、第2ターミナルは空港駅(Airport Central)から乗車します。空港駅からパース駅(Perth)に向かうエアポートライン(写真グリーンの路線)は、ゾーン1+2になるので5.2AUDになります。
第3、第4ターミナル(カンタス航空など)の場合、Redcliffe駅からの乗車です。パース駅までの料金は一緒です。ターミナル間の無料バスも運行しています。
第1ターミナル到着口から出ると地上階(グランドフロア)です。
とりあえず外に出ます。外へ出て右方向(上記写真の左方向)に進みます。
駅に向かう高架通路の入り口があります。ターミナルビルからここまで屋根が無いので、雨の日はダッシュですね。2階に向かうのですが、階段かエレベータしかないので、荷物が多い方はエレベータを使いましょう。
ターミナル前の駐車場の上に掛かる高架通路を延々と歩いて行きます。300mくらいあります。
Airport Central駅に入ります。エスカレータで下に降りていきます。
写真はパース駅のチケット売り場
キップを購入しましょう。VISAやマスターカードが利用可能です。紙切符の場合、有人改札(人がいないこともありますが)を通過します。
Claremont行きに乗りましょう。列車は10~15分毎に来るので安心してください。
列車が入線してきました。
列車はロングシートですが、手すりが多数設けられています。
列車は各駅停車です。18~25分くらいでパース駅に到着です。パース市街のホテルはパース駅、Mciver駅、エリザベス・キー駅周辺に集中しています。
紙切符で改札から出る時も有人改札です。
パース駅にやってきました。パースはオーストラリア西海岸最大の都市です。
パース駅からの鉄道路線は、Airport線だけでなく、Armadale線、Thornlie-Cockburn線、Fremantle線、Mandurah線、Yanchep線、Midland線、Ellenbrook線などの狭軌電化近郊路線が運行されています(Yanchep線とEllenbrook線はパース地下駅から発着)。パース周辺のどこに向かうにも、とりあえずパース駅に向かうのがおすすめになります。
パースの長距離鉄道路線
長距離路線(KalgoorlieやAdelaide Parklands Terminal、Bunbury行きなど)はEast Perth駅(Airport線、Midland線、Ellenbrook線)やMidland駅(Midland線)で乗り換えになります。これらは標準軌非電化路線で、非常に限られた本数しか運行していません。
長距離路線はGoogle mapでも時刻表を確認できません。TranswaやAustralian Rail Mapなどのサイトで確認できます。
パース駅周辺のバス乗車方法
すでに書きましたが、パース駅周辺のバスは無料区間になっています。また、無料バス「CAT」も運行しています。空港からチケット購入してパース駅に来た場合、2時間以内ならバス乗継でチケットが有効です。
パース駅からバスに乗る場合、駅南側の正面にRed CATやYellow CATなどの停留所があります。駅西側の地下バスターミナルからBlue CATなどの停留所があります。TransPerthの公式アプリやGoogle mapで停留所や発車時刻の検索が可能なので利用しましょう。
バスに乗る場合、手を挙げてバスを止め、前方から乗車します(CATの場合は後方乗車もOKみたいです)。有料区間に乗車する場合、運転手さんにチケットを見せるかSmartRiderでタッチ(Tag on)します。いずれも無い場合は現金支払いでチケットを購入します。
降車時はタッチ(Tag off)して降車します。
Perth and Kings Park Hop-on-Hop-off
有名観光地でよく見かける2階建て乗り降り自由の観光バスですが、パースにもあります。24時間50AUD~利用可能です。詳しくは公式HPを参照してください。
まとめ
オーストラリア・パースの空港~市街の移動はTransperthの近郊路線が便利です。パース近郊の電車やバスはTransperthが運営していて、ゾーン制で乗り換えも自由になっています。面倒なら1日券を購入して観光の足として利用しましょう。
次回はパース観光です。