2025年海外周遊旅行シンガポール・オーストラリアの旅、第6回です。
これまでの記事で、羽田空港からANA便でシンガポールに向かい、シンガポールの下町を観光して巡りました。シンガポールからシンガポール航空に搭乗し、オーストラリア・パースに到着しました。
今回の記事ではパース市街から、西オーストラリアの楽園島「ロットネスト島(Rottnest Island)」へ向かいます。
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目次
ロットネスト島への交通手段
ロットネスト島に向かう方法として、①フェリー、③セスナの2パターンがあります。それぞれ、直接運航会社に予約する方法と、Veltraなどの現地発着ツアー専門業者に依頼する方法があります。
フェリー
フェリーはパース、フリーマントル、ヒラリーズの3ヵ所から航路があります。
パース・フリーマントル便
パース(Perth)、フリーマントル(Fremantle)発の航路は、Rottnest ExpressとSeaLink Rottnest Island Ferryの2社が運航しています。両社の価格は微妙に違いますがあまり差はなさそうなので、お好みでいいかと思います。パースから90~105分、フリーマントルから30分です。事前に公式HPから予約するのが王道ですが、発着場前でも販売しています。
Barrack Street Jetty
パースの発着場はThe Bell Tower前にあるパース港(Barrack Street Jetty)です。パース駅から1km徒歩12分かかります。ホテルがパース港周辺だとおすすめですが、パース駅近くならフリーマントル便の方が楽だと思います。
Northport
フリーマントルの発着場はB ShedかNorthport(Rottnest Expressのみ)です。Northportのアクセスは無茶苦茶難しいので、B Shed(フリーマントル駅から300m徒歩5分)を出発する便を利用しましょう。
SeaLink Rottnest Island Ferry
パース1日1往復、1人127AUD~
フリーマントル4~6往復、1人86.5AUD~
Rottnest Express
パース1日1~2往復、1人129AUD~
フリーマントル1日4~6往復、1人85AUD~
自転車レンタル付きプランやバスツアー付きプランなどもありますし、VeltraやKlookなどを経由する現地ツアーもあります。
フリーマントルの方が便数が多く、フリーマントルとパース間の電車は本数が多くて5.2AUDで約30分なので、総じてフリーマントル発着便の方が便利だと思います。
日によって運行本数が違います。予約が少なければ突然欠航になることもあるので注意しましょう。
フリーマントル B shedのアクセス
パース駅から近郊路線のフリーマントル線に乗って30分くらいでフリーマントル駅に到着します。
駅正面はバスターミナルですが、右折して線路に沿って歩きます(パースと反対側方向へ)。
右手に線路を渡る歩道があるので右折します。Rottnest Ferryと案内板もあるのでわかりやすいと思います。フリーマントル以遠は貨物列車ぐらいしか運行しないので、ほぼ安全に線路を渡れます。
フェリー乗り場の駐車場が広がっていますが、少し左側にフェリー会社の事務所があります。赤い方がRottnest Express、青い方がSeaLink Rottnest Island Ferryです。チケットをすでに持っているなら立ち寄る必要はありません。
事務所のさらに向こう側(矢印)あたりに発着場(B Shed)があります。
水辺に向かって、右側がSeaLinkの発着場。
左側がRottnest Ferryの発着場です。
こちらはSeaLinkの船です。ブルーの船体になります。
こちらはRottnest Expressの船です。赤い船体になります。
乗船開始になれば、チケットを提示して乗船します。
ヒラリーズ便
ヒラリーズ(Hillarys Boat Harbour)発の航路はRottnest Fast Ferriesが運航しています。2025年夏季は1日3往復、片道約45分、1人92AUD~です。ヒラリーズはパース市街からアクセスが良くないので(22km、タクシーで30分くらい)お勧めしにくい航路です。
セスナ
Rottnest Island Airportのターミナルビル
Jandakot AirportからRottnest Island Airportに向かう半日観光ツアーで、1人330AUD~(最少催行人員2名)で実施しています。セスナは片道15分とさすがの早さですが、 Jandakot Airportへのアクセスが面倒(パースの南方約20kmでタクシー以外にたどり着く方法がない)のが難点です。
乗継時間などを考えると、所要時間はフェリーとあまり変わらない印象です。Kookaburra Airが運航しています(Veltraでも予約可能です)。
モデルプラン
9:40 Jandakot Airport集合 4時間観光 14:15 Jandakot Airport解散
フリーマントルからロットネスト島へ
今回、Rottnest Expressでロットネスト島に向かいます。30分前に到着しておくことと事前に連絡がありましたが、30分前には船影はなく、20分くらい前に到着、乗船開始は10分前くらいでした。あまり早く着いても待つだけですね。周辺にトイレは無いので注意しましょう。
フェリーの1階は窓がある船室になっています。
ジュースやスナック類を販売するショップがあります。もちろんトイレもあります。
2階のうち一部は屋根はあるけど窓はありません。パース周辺は冬でも寒くありませんが、雨は吹き込みます。
フェリーには自転車が積み込まれています。バイクレンタルを予約した方のためのものです。
30分くらいでロットネスト島に到着です。
ロットネスト島側のフェリー乗り場に着きます。荷物を積んでいる方やバイクレンタルをしている方は、到着後に受け取ります。受け取りに15分くらいかかります。
私はバイクレンタルを予約していました。
観光手段として、周遊バスやガイド付きツアー、セグウェイツアーなどもありますが、自転車は自由で小回りが利くのでおすすめです。ヘルメットも貸し出されます。必ず装着が必要です。
ロットネスト島を観光
ロットネスト島は東西に細長い島で、全長10kmくらいです。自転車なら40~1時間で半周できます。
ロットネスト島の気温は、夏季20~28度、冬季12~18度だそうです。この辺りは地中海性気候で、冬季でも寒くありません。私は冬季に訪問しましたが、観光していると暑くなってくるくらいでした(自転車を利用していた影響もあります)。
私は観光時間を4時間くらいで見込んでいたのですが、復路便が前日に欠航が決定して強制的に3時間前の便に振替になりました(ひどい話です)。ということで、観光時間は1時間しかありません。島の北東部だけをさらっと観光することにしました。
まずはフェリー乗り場から北上します。コテージが立ち並ぶ道を自転車で5分くらい走ると、ピンキー・ビーチ(Pinky Beach)に到着です。
ロットネスト島は白い砂浜の美しさで有名です。こちらのビーチは夕焼けもお勧めだそうです。
小高い丘に立つバサースト灯台(Bathurst Lighthouse)も景観を彩るモニュメントになっています。
少し西側はザ・ベイスン(The Basin)と呼ばれます。こちらも人気のビーチです。デッキになっていて、レストランもあるようです。
ザ・ベイスンから西のロングリーチ・ベイに向かう道は閉鎖されていたので、南に回ります。
中央部のハーシャル湖畔をサイクリングしていると、そろそろタイムアップです。1時間じゃさすがに時間が無いんですよね。
ロックネスト島には線路もあります。観光列車として運行されているそうです。
Rottnest Island Airportの滑走路
セスナ発着用の滑走路もあります。
ロットネスト島と言えば、忘れてはいけないのはクォッカ(クォッカワラビー)です。世界一幸せな動物ともいわれるそうですが、絶滅危惧種に指定されています。
カンガルーの一種だそうです。西オーストラリアに生息し、ロットネスト島では天敵が少なく保護されているのでよく見かけます。小柄で愛らしく、人に慣れていて寄ってくるので人気者です。
フェリー乗り場付近の海岸まで帰ってきました。
フェリー乗り場付近にはRottnest Island Visitor Centreという観光案内所があり、現地ツアーの予約やお土産の販売などのサービスが実施されています。
フェリー乗り場に戻り、フリーマントル行きの便に乗船しました。ロットネスト島観光の旅は3時間程度で終了です。
まとめ
パースの沖合に浮かぶロットネスト島とそのアクセスを紹介させていただきました。現地時間4時間くらいあれば、島内を一周する時間が十分あると思います。さすがに今回のような1時間観光はお勧めできませんが、2~3時間あればざっくりと楽しめそうです。
パース近郊の観光スポットは公共交通機関でアクセスできない秘境のような場所が多く、自由旅行で行くことができるロットネスト島はアクセスが便利な自然豊かな場所です。白い砂浜とクォッカがお出迎えしてくれます。
次回はパース市街の観光です。