目次
はじめに
2022年春に宮崎空港を訪れました。
宮崎空港は宮崎県の県庁所在地である宮崎市内にある空港です。国管理空港となっています。
宮崎駅は九州新幹線の駅から遠く、九州のメイン都市福岡や九州外からの空路需要が高いです。長崎空港や熊本空港を上回る旅客実績であり、コロナ禍でも順位に大きな変動はありません。
国内線路線の多くは健在です(国際線路線の台湾桃園・ソウル仁川線はコロナ禍で運休中です)。2022年現在、羽田(JAL・ANA・ソラシドエア)、伊丹(JAL・ANA)、関西(ピーチ)、中部(ANA、ソラシドエア)、福岡(JAL、ANA、オリエンタルエアブリッジ)、成田(ピーチ・ジェットスター)と那覇(ソラシドエア)の便が設定されています。
宮崎空港はソラシドエアのハブ空港であり、ソラシドエア路線が充実しています。ピーチはANAの関連会社ですし、ソラシドエアはANAとコードシェアして同じシステムを使っています。宮崎空港はANA系が強く、運営する宮崎空港ビルはANA資本がかなり多く入っています。
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宮崎駅から宮崎空港へのアクセス
宮崎空港は宮崎市の南の海岸に位置しています。
1996年にJR九州が宮崎空港線を開通し、宮崎駅から電車1本でアクセスできるようになっています。所要時間9~15分と、都市部から時間的距離が近いのが特徴です。
同じく宮崎駅まで連絡バスも運行されていて、ミヤ交シティ(南宮崎駅)まで最短10分、宮崎駅まで最短25分です。ミヤ交シティはバスターミナルでもあるため、宮崎県内あるいは九州各地へアクセスするためには、バスの方が便利かもしれません。日中はバスの方が本数が多く、バス利用者も多いようです。
また、空港から日南、都城、小林方面へのバスもあります。都城や日南には鉄道路線もありますが、乗り換えを考慮するとバスの方が便利で早いです。
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宮崎空港に到着
宮崎空港は海岸沿いにあります。豊後水道から宮崎市街を見下ろしつつ高度を下げます(宮崎市街上を通り過ぎてからUターンして山側から着陸することも)。
宮崎空港に着陸しました。
到着フロアに向かいます。
1階 到着フロア&チェックインフロア
1階の到着フロアです。コロナ禍も一段落して人出も多いです。奥は国際線コーナーです。
こじんまりとしていますが、国際線チェックインカウンターがあります。コロナ禍で運営休止中です。
到着フロアに出て右方向に進むとチェックインコーナーです。
チェックインカウンターです。発着便数の関係上、ANAの占有スペースが多いです。
さらに進むと、突き当りにコンビニ、ATMなどがあります。そこから左へターミナルから出ると、宮崎空港の駅になっています。
1階の到着エリアとチェックインコーナーの間には、吹き抜けになったイベントスペース(オアシス広場)があります。なにかイベントが実施されていますね。
空港ターミナルビル前
空港ターミナルビルから出てみました。空港から出て左手(国際線側)にバス乗り場があります。空港から宮崎市内、日南、都城、小林方面への路線バスがあります。また、土日にはシーガイヤ(シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート)へ向かうバスもあります。バスは交通系ICカードが利用可能です。
空港正面はタクシー乗り場で、その向こう側に平面駐車場があります。また、駐車場わき(左手・国際線側)に、レンタカー店舗への送迎停留所があります。
空港を出て右側(国内線チェックインカウンター前)に、JR宮崎空港駅があります。南宮崎・宮崎駅方面への列車が発着しています。宮崎駅までの区間は、特急料金なしで乗車できるのでお得です。
宮崎空港駅入り口の傍に、カードラウンジである「ブーケンラウンジ ひなた」があります。空港の建物の外に入り口があるのは珍しいですね。
出発時だけでなく、到着時も利用可能です。2023年に訪問した記録はこちら↓
空港の滑走路向こう側には航空大学校があります。仙台空港、帯広空港にも後者があり、学生さんがパイロットなどを目指しているそうです。
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2階出発&ショッピングフロア 3階レストランフロア
1階中央の吹き抜けにあるエスカレータを昇っていきます。2階は出発フロアとショッピングフロアになっています。正面に国内線保安検査場が見えます。
国際線は運休中なので、国際線保安検査場前は、店舗ののぼりで隠れちゃってますね。
JAL系のBLUE SKY、ANA系のANA FESTAの店舗もあります。店舗が多いので、お土産には困らないと思います。
4階はレストランフロアですが、コロナ禍の影響で臨時休業や時短の店舗が多く、閑散としていました。ビューラウンジ・マリィリアは終日臨時休業でした。
さあ、送迎デッキに昇っていきましょう。足の弱い方にはエレベータもあります。
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4階 送迎デッキ「エアプレインパーク」
送迎デッキは7時から21時までオープンしています。
空港の模型が置かれています。外へでましょう。
植物が植えられていて、屋根などもあり、きちんと整備されています。私の訪問時は警備員さんもいらっしゃいました。
滑走路側はワイヤーの柵で仕切られていて、写真撮影に際しては、間隔は広く、望遠レンズは利用可能ですし、左右に角度もつけられますね。フォト派にはありがたいと思います。
送迎デッキには航空大学校の訓練機として使われている「ビーチクラフトC90Aキングエア」が展示されています。コロナ禍でなければ、コックピントに入って体験できるようです。
離発着の撮影は比較的簡単だと思います。
ちょっと遠いですが、ANAのプロペラ機、ボンバルディア DHC8-Q400と思われます。この日の宮崎空港は、海側から着陸、海側へ離陸で運用されていました。
撮影角度によっては、どうしてもワイヤーが入ってしまうことがあります。仕方ないですね。
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出発待合室
2階に戻り、保安検査場を通過しましょう。次のフライトが待っています。国内線の保安検査場は最大3レーンありますが、2レーン運用のことが多いようです。優先レーンはありません。
出発待合室は広くて余裕があります。店舗も2店舗あり、軽食も提供されています。
待合室内の7-8ゲート間に、航空会社指定ラウンジの「ラウンジ大淀」があります。2018年にリニューアルされています。JAL、ANAの上級会員が利用できる、空港会社運営の共同ラウンジです。カードラウンジではないのでご注意下さい。
国内線は5-11の7ゲートありますが、9-11ゲートは少し特殊です。9ゲート以遠には細い通路しかないので、搭乗客は9ゲートから先で待つことはできません。出発時間が近づくと、9ゲート前で搭乗順番がコールされ、順に誘導されます。
今回は最奥の11ゲートから出発なので、搭乗案内されてから11ゲートまで移動です。長い通路を進んでいきます。
こちらのANA便で出発です。
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まとめ
2022年春に訪問した宮崎空港の模様をアップさせていただきました。コロナ禍もひと段落し、空港内は多くの人でにぎわっていましたが、レストランフロアを中心に運営していない店舗も多く、寂しさの残る空港探索でした。カードラウンジが時短運営のため訪問ができず、残念です。
送迎デッキは、飛行機もあるため子供が喜びそう。単なる飛行機発着場ではなく、時間をつぶすことができます。屋根も用意されており、快適に楽しめる送迎デッキです。
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