【空港情報】鹿児島アイランドホッピング(5) 鹿児島県なのに琉球エアーコミューター便が運航する与論空港 2023年秋の今ならお得に行けますよ

はじめに

2023年夏に鹿児島県与論島にある与論空港を訪れました。島内観光ではなく空港にタッチして帰るだけの与論空港訪問です。最近のマイブームで、日本各地の空港を見て回っています。奄美群島の島々はそろそろコンプリートできそうです。

2023年10月1日~2024年3月30日、JALダイナミックパッケージで奄美群島の旅のキャンペーンが実施されています(2023年12月22日~2024年1月3日を除く)。

ゆったり、のんびり、新しいスタイルで過ごす奄美群島の旅
往路に奄美空港(奄美大島)着路線を利用し、奄美群島の指定宿泊施設の1泊以上宿泊した場合、1名の旅行代金が30,000円以上なら7,000円助成
往路に喜界/徳之島/沖永良部/与論空港着路線を利用し、奄美群島の指定宿泊施設の1泊以上宿泊した場合、1名の旅行代金が30,000円以上なら15,000円助成

JALのどこかにマイル南の島もいいですね。

JALのどこかにマイル南の島
那覇あるいは鹿児島発の往復便 必要マイル7,000マイル
那覇発だと沖永良部・与論・南大東・北大東・久米島・宮古・石垣・与那国
鹿児島発だと種子島・屋久島・喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部・与論

ただし、これらのお得なプランでは、往路で搭乗した便で帰るような弾丸往復はできません。時間の無い私には使いづらいプランですね。

与論空港は地方管理空港で、国際線の就航しない国内線専用空港です。県庁所在地の鹿児島市から南西に約550kmとかなり遠く、沖縄県の県庁所在地である那覇市からだと100kmくらいですから、那覇市に行くほうが圧倒的に近くて早いです。

那覇からだと搭乗距離が短いので、マイレージポイントの修行には適さないですね。

与論空港は那覇路線がRAC(琉球エアコミューター)1便とJAC(日本エアコミューター)1便(那覇行きのみ)の運航があり、その他に奄美JAC1便(与論行きのみ)、鹿児島JAC1便を運航しています。

JACの運航する奄美群島ホッピング路線から1島だけ外れていて、隣の沖永良部島に向かう空路は設定されていません。鹿児島アイランドホッピングでは忘れられがちな空港です。

滑走路長は1,2000mしかなく、ジェット機の離発着ができません。ターミナルビルにはボーディングブリッジが無く、機体は沖止めになります。

今回は、那覇空港から与論空港に行ってみました。利用するのは琉球エアコミューターです。

琉球エアコミューター(RAC)はJAL系の日本トランスオーシャン航空の子会社で、基本的に沖縄の離島交通のために運営されています。そのためRACの主要株主に沖縄県は入ってますが、鹿児島県は主要株主に名を連ねていません。

そのRACが、なぜか那覇ー与論線のみ運航しています。2022年7月15日に那覇ー奄美線がRACからJACに運行移管されたため、与論がRACの運航する最北端かつ唯一の沖縄県外路線になっています。

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那覇空港から与論空港へ RACのNU816便に搭乗

今回は那覇空港から与論空港に向かいます。

覇空港から飛行機でショートトリップできる沖縄離島は、石垣、宮古、与那国、東大東、南大東、久米島、下地島などですね。なんだかんだで、ほとんど訪問しました(那覇から直行便の無い多良間と予約が難しい粟国線が残っています)。

那覇→与論は1日1便しかありません。選択肢が1つだけ、RAC816便のみです。那覇空港13時15分発55分着の40分フライトです。

RACはJTAの子会社です。RACはJTAと違ってワンワールド非加盟なので、JAL以外のワンワールド系航空会社で会員資格を持っていても特典はありません。

一方で、RACはJALのグループ会社なので、チケットの販売や搭乗時の運用などはJALのシステムを使っています。そのため、JAL会員はJAL便と同様に違和感なく利用できます。

RACはボンバルディアDHC8-Q400CCしか運航していません。こちらの機体は74席設置できるのですが、CA1名で運用するために、あえて50席に制限しているそうです。

1列2+2の4席です。JAL系らしい黒革のシートです。

前席の背部にはテーブルとポケットが付いています。JTAと共通の機内雑誌「Coralway」と機内販売ガイドなどが収納されています。

那覇市街を右に見下ろしながらテイクオフです。

古宇利島にかかる古宇利大橋を見下ろしながら、北東方向に進んでいきます。早くもシートベルト着用サインが点灯して着陸態勢です。定常飛行は10分もないですね。当然、飲み物のサービスはありません。CAさんお手製の与論島ミニガイドを配っていただけます。

高度を下げて、沖縄本島最北端の辺戸岬(へどみさき)も間近に見えます。ここから北に40kmに与論島があります。

さあ、与論島が見えてきました。空港は島の西端なので、進行方向右側に島が見えます。

さとうきび畑もくっきりわかるくらい降下してきました。

滑走路を南側から進入しました。北端で転回します。北端側から北の海が見えます。

与論空港のターミナルビルは1階建ての平屋です。屋上が展望デッキになっています。

到着したRACの機体です。折り返しで那覇行きになります。

ボーディングブリッジがないので、到着ゲートまで徒歩で歩きます。

手荷物受取所は比較的広いですね。喜界空港に比べると、すごく広いといっていいかもしれません。

JAL国内線の場合、保安検査場を20分前までに通過する必要があります。フライトは10分くらい早着ですが、次の出発便まで40分、保安検査通過まで20分。20分で空港観光です。

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与論空港ターミナルビルを散策

与論空港の外へ

まずはターミナルビル正面を見てみましょう。

正面は平面駐車場です。路線バスは与論島の中心部しか走っていないので、空港にはバス乗り場はありません。

ターミナルビルの南側には休憩スポットがあります。滑走路との間に金網が2重にあるので、航空写真撮影には向きません。

ターミナルビルの北側にはキッズパークがあります。

屋上 展望デッキ

ターミナルビルの北側には屋上に昇る階段があります。コロナ禍には閉鎖されていたとの情報もありますが、2023年夏の訪問時はオープンしていました。

広いですが、殺風景な屋上展望デッキですね。日よけや椅子は用意されていません。金網がめぐらされているので、望遠レンズのあるカメラでの撮影は難しそうです。

滑走路(駐機場)側の様子です。搭乗してきたRACの機体が見えます。

滑走路とは反対側も見渡すことができます。

ターミナルビル内へ

到着口付近からみた1階の様子です。左手にチェックインカウンターがあり、その向こう側が(見えないですけど)保安検査場入り口です。突き当りがショップとレストランになります。

レストランは14時にはクローズしてしまいました。ショップはおみやげ物など商品が多数並んでいます。

おみやげに購入。よろん豆です。甘いナッツで、やみつきになるお菓子でした。

1階 出発待合室

保安検査場を通過し、出発待合室に入りました。待合室は席数が少なく、手狭な印象です。フライトは満席じゃなかったんですけど、待合室の席には余裕がありませんでした。

待合室内にはトイレと自動販売機はありますが、ショップやレストランはありません。

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空港から出発 那覇空港へ

機体まで徒歩です。待合室内で待っている間に通り雨があったようで、地面が濡れていました。

往路と同じ機体です。RACのNU816便に搭乗します。

滑走路へ出ました。北向きに離陸します。

兼母海岸を見下ろしながら高度を上昇していきます。那覇空港を目指します。

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まとめ

2023年夏に訪問した鹿児島県与論島にある与論空港の模様をアップさせていただきました。鹿児島県内の離島ですが、琉球エアコミューター便が就航する稀有な空港です。鹿児島便より那覇便の方が多いです。沖縄本島からかなり近いため、経済的にも沖縄とのつながりの方が強いのでしょうか。

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