目次
はじめに
2023年夏に鹿児島県屋久島にある屋久島空港を訪れました。島内観光ではなく空港にタッチして帰るだけの種子島訪問です。最近のマイブームで、日本各地の空港を見て回っています。
屋久島空港は屋久島の北東海岸沿いに設置された地方管理空港です。国際線の就航しない国内線専用空港で、鹿児島空港から南に102マイル(約160km)に種子島空港は位置しています。北西から南東にかけて滑走路長は1,500と短めであり、種子島空港とちがってジェット機の離発着はできません。
2023年夏現在、屋久島空港を発着するのは、JAL系のJAC(日本エアコミューター)が運行するターボプロップ機(プロペラ機)、鹿児島1日5便、福岡1日1便、伊丹1便です。2020年10月以降、全便JAL便名で運航されてます。
2022年10月の地域航空サービスアライアンス発足に伴い、鹿児島便3便と福岡便のみですがANA便名も付与されていて共同運航便になっています。JAL運航便にANAが共同運航便という稀有な状況になっています。
ANA便名で利用する場合、ANAのオンラインチェックインは利用できず、JAL系のカウンターでチェックインが必要です(ANAステータスサービスは利用できるのですが、福岡空港ではJALの優先保安検査場を利用してANAラウンジを利用するという煩雑さがあります)。
屋久島空港は離島の小さな空港で、私の大好きな空港ラウンジがありません。屋久島には世界遺産で有名な屋久杉などの人気観光スポットがあり、訪問者が多いです。今回の搭乗機にも海外の方が多数乗っていらっしゃいました。屋久島空港の発着便数も多く、ジェット機運用のために滑走路延伸計画が進行中です。
鹿児島から屋久島に向かうには船という方法もあります。トッピー/ロケットという高速フェリー(最速1時間50分)やフェリー屋久島2(4時間)、フェリーはいびすかす(13時間)があり、鹿児島本港から出ています(フェリーはいびすかすは谷山港)。到着する港が、宮之浦と安房の2箇所があるので注意しましょう。
飛行機だと鹿児島市内から空港まで向かう必要があるので、鹿児島市内の方ならフェリーの方が便利でしょう。他地域から飛行機で来る場合は鹿児島空港で乗り継ぐ場合は飛行機の方が便利です。
2回目渡航失敗時の鹿児島空港電光掲示板
離島空港にありがちですが、屋久島空港は天候欠航リスクの高い空港です。今回の屋久島訪問挑戦は3回目になります。1回目は伊丹→屋久島便に搭乗し、着陸2回試みて断念されて鹿児島空港にダイバートしました。2回目は鹿児島→屋久島便に搭乗予定でしたが、出発1時間前に欠航でした。いずれも天候不良によるものです。
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伊丹空港から屋久島空港へ
今回は大阪国際空港(伊丹空港)から屋久島空港に向かいます。JL2451便:日本エアコミューターのATR42-600です。
ATR42-600はボーディングブリッジを使えないので、沖止めです。ターミナルビルからバスで航空機まで向かって搭乗します。機体の後方扉から乗り込むので、到着時に機内から早く出たいなら、後部座席を指定するのがおすすめです。
伊丹空港を見下ろしながらテイクオフです。
今回は、着陸できないかもしれない条件つきフライトではありませんでしたが、大阪はいい天気なのに屋久島は雨の予報です。無事到着できたとしても帰れなければ困るので、離島弾丸旅行はいつも不安と隣り合わせです。
大阪湾を見下ろして飛行していきます。2025年の大阪万博会場は工事の真っ最中でした。
約1時間50分のフライトになります。屋久島近辺はかなり曇天でした。
天候は大丈夫のようで、予定通りランディングです。
屋久島空港に到着です。
ターミナルビルまで徒歩で向かいます。種子島空港のターミナルビルとちがい、平屋1階建てのシンプルな空港です。展望デッキもありません。
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屋久島空港ターミナルビルを散策
屋久島空港の外へ
まずはターミナルビル正面を見てみましょう。実は、ターミナル内に入るとすぐに豪雨になり、周辺は雨景色です。
ターミナル前には駐車場があります。
空港前にはバス停があります。一部のバスは空港内の停留所に乗り入れず、前の県道にある塩之道停留所まで足を伸ばす必要があります。タクシーも航空機到着時には停車しています。
展望デッキが無いので、空港周囲の柵外から撮影です。
ターミナルビル1階(チェックインカウンター・レストラン・ショップ)
ターミナルビルは1階しかありません。チェックインカウンター、保安検査場、レストラン、ショップ、出発待合室など、全て1階です。
お土産ショップは品ぞろえが充実しています。レストラン利用者は食券をショップで購入する必要があります。ショップではクレジットカードが利用可能です。
ショップは1店舗、レストランは1店舗あります。レストラン「エアポートやくしま」を利用するためには、前もってショップで食券を購入するひつようがあります(以前は券売機があったようですが撤去されています)。コロナ禍を経て、メニューが変更されています(屋久島御前が無くなっています)。
レストランは広くて余裕があります。セルフサービスで、食券を提示して席に座って待ちます。料理ができれば取りに行きます。
カウンター席は滑走路に面しています。
フリードリンクは1時間450円です。お水は無料です。
私が注文したのは屋久島産飛魚の醤油漬け丼(1,180円税込)です。やや歯ごたえのある切り身の漬けが、ごはんに合います。
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空港から伊丹へ出発
乗ってきた飛行機は福岡行きになって去り、別の福岡から飛来した便が伊丹行きになります。JL2450伊丹行きに搭乗です。保安検査を通過します。
待合室には自動販売機はありますが、ショップもトイレもありません。保安検査時に「トイレは無いですよ」と忠告されます。
搭乗ゲートは一つだけです。ちゃんとJALのタッチ&ゴーは利用できます。
ウェットな駐機場に搭乗機が駐機しています。搭乗機まで徒歩で向かいます。雨はすっかり上がっていました。
滑走路を見下ろしながら機体は上昇していきます。
帰路は1時間40分程度です。ちなみに、伊丹便は飲み物サービスが提供されます。
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まとめ
2023年夏に訪問した鹿児島県屋久島の屋久島空港をアップさせていただきました。伊丹や福岡便もあり、鹿児島離島のなかでは運行本数が多い方です。ターミナルビルは年季が入っているのは否めません。
屋久島訪問成功(?)は3度目の正直となりました。飛魚丼を食べて帰るだけの旅ですけどね。伊丹便は折り返し便にならないので、1時間30分くらの滞在時間ができて昼食をいただくことができます。いままでの離島ホッピングの中では抜群に余裕を持った旅ができました。
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