目次
はじめに
2025年春に北海道帯広市の帯広空港を訪れました。
国が設置し北海道帯広市の管理する特定地方管理空港で、滑走路は2,500mあって、ジェット機も十分に離発着できます。愛称はとかち帯広空港です。北海道内7空港のターミナルビルを総合的に管理する北海道エアポートの傘下にあります。
2025年現在、帯広空港はエア・ドゥとJALの東京羽田便がそれぞれ1日3便と4便の計7便運航しています。
帯広空港のエア・ドゥ ボーイングB737-700
以前は大阪便もあり、私も利用した記憶がありますが、2025年現在運航していません。関西から利用しづらい空港になっています。
帯広空港のJAL ボーイングB737-800
帯広空港は帯広市街地から25kmくらい南に位置しています。アクセス手段はバスが便利で、所要時間は40分で本数もそこそこあります。
とかち平野周辺の観光アクセス拠点になります。関西から向かう場合は羽田乗り継ぎになりますが、千歳空港から電車で市街地に向かうのもありかと思います(千歳ー帯広間は特急で2時間くらいなので、列車の乗り継ぎ次第では羽田経由より千歳経由の方が早く帯広市街に着きます)。
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帯広空港へのアクセス
福島空港の最寄り駅は根室本線帯広駅です。バスアクセスがおすすめです。
バスルートは帯広市内ホテルまわり連絡バスと帯広市内連絡バスがあります。
帯広駅から最も近いホテル停留所「ホテル日航ノースランド帯広」
宿泊客にはホテルまわりが楽なのでおすすめですが、帯広駅より北側のホテルだと停留所が多くなって時間がかかります。市内連絡バスは路線バスのように駅より南側の停留所に停車します。価格はほぼ一緒です。
いずれの路線もフライトの発着に合わせて運行されるため、1日7便になっています。帯広駅の周辺では両方の路線を利用可能なので、ご自身の都合に合わせて選びましょう。ホテルまわりだとフライトの1時間以上前に空港に着きますし、市内連絡バスだと50分くらい前になります。
私は帯広駅バスターミナルから乗車してみました。こちらは市内連絡バスになります。
帯広駅の北口側にバスターミナルがあります。帯広空港行きは10番乗り場です。
バスターミナルにはおびくるという案内所兼待合室があります。
おびくる内でチケットを購入して待ちます。バスが来れば放送が入ります。予約は不要ですが人数確認をしているようで、自動券売機でチケット購入後に乗車することを受付に申し出る必要があります。
バスは十勝バス本社から市内の停留所を経由してやってきます。時間調整のため、バスターミナルでしばらく停車です。
観光バスタイプの車内です。途中下車する方もいるので、降車ボタンがあります。
いくつかの停留所を経由します。春だというのに、外はまだまだ雪化粧でした。こちらは幸福駅停留所です。廃線となった広尾線の駅舎跡があります。
写真は2005年(2013年に新駅舎に改修されました)
広尾線には愛国駅もあり(愛国入口というバス停留所もあります)、愛の国から幸福へというキャッチフレーズで観光スポットにもなっています。空港の往復時に立ち寄ってもいいかもしれません。
バスは約40分で空港に到着です。
空港を散策
空港前・空港周辺
空港前は平面駐車場ですが、2025年現在改修中です。
空港前にはフォトスポットが設けられています。
帯広空港にもサイクルステーションが設けられているらしいですが、冬季は運用されていないようです(4~11月に運用)。
ターミナルビル内へ
1階到着フロア&チェックインカウンター
ターミナルビルは3階建てです。
到着口前にはレンタカー受付、バスチケット発券所などがあります。
バス内でも支払い可能ですが、バス内では現金のみの対応になります。
帯広地区も牧場が多いです。ばんえい競馬も実施されています。
中央にチェックインカウンターです。国内線定期便はJALとエア・ドゥの2社の便があります。さらに奥に、国際線のカウンターや到着口がありますが、2025年現在チャーター便のみの運航です。
2階 ショッピングエリア
2階は国内線保安検査場、ショップ、レストランがあります。
朝早かったので、レストランはまだクローズしていました。
3階 展望ホール
3階には展望ホールがあります。屋内なので、滑走路側をガラス越しに鑑賞することになります。
ガラス越しだと、どうしても映り込みが入ってしまいますね。航空写真にはあまり適していない展望ホールです。
空港や飛行機のミニチュアが展示されていました。
国内線出発待合室へ
保安検査場は2階です。搭乗時刻が近づくとオープンします。もちろん優先レーンはありません。
搭乗ゲートは、国内線用の2、3番と、国際線用の1番ゲートがあります。
搭乗待合室は広いですが、出発便が集中すると席の確保も難しくなります。店舗は、JAL PLAZAととかち野マルシェがあります。とかち野マルシェでは軽食もいただけます。
出発待合室内に有料ラウンジ「PREMIUM LOUNGE」があります。希望者は店舗(JAL PLAZAかとかち野マルシェ)で料金を支払い入場します。
中は広くて快適です。出発待合室内が人でひしめき合っていても、ラウンジ内はガラガラなのでゆったりくつろげます。
羽田へ出発 JALボーイングB737-800(国際線機材)クラスJ
搭乗です。JALのボーイングB737-800になります。
国際線機材ですね。2022年から順次改修されている新しいシートです(JAL SKYLUXE SEAT)。
奮発してクラスJを予約していました。国際線機材ということはビジネスクラスシートになります。まあ、近距離線用ですが。
肘掛け下にシートのコントローラーがあります。ひじ掛けにはテーブルが収納されています。
反対側にはディスプレイのリモコン、ヘッドホンのコネクタ、さらにディスプレイが収納されています。
ディスプレイを取り出すとこんな感じです。
滑走路に出ました。
テイクオフしました。太平洋側に出ます。2025年現在のあるあるですが、羽田空港の都合により到着が遅れる見込みと放送が入りました。ある意味平常運転です。
まとめ
2025年春に訪問した帯広空港の模様をアップさせていただきました。
大阪方面から直行便が無いので、関西圏在住者には使いづらい空港です。羽田経由だと乗り継ぎ割引の設定がありますが、直行便より高くなるのは否めません。国際線だと多くの場合で経由便の方が安いのにね。
帯広市街からのアクセスは良好で、羽田便も多く、首都圏在住者には便利な空港だと思います。ターミナル設備も充実していますし、有料ですがラウンジもあります。欲を言えば、展望デッキを何とかしてほしいところです。