はじめに
2022年春に鹿児島県奄美大島にある奄美空港を訪れました。島内観光ではなく空港観光でもなく、完全に乗継利用です。
国内線専用空港です。奄美群島で最大の奄美大島にあり、奄美群島の多くの空港と路線を結ぶハブ空港としての役割も担っています。そのため、ターミナルビルは大きく、搭乗口も複数あります。JALのタッチ&ゴーにも対応していますし、ジェット機用のボーディングブリッジもあります。
2022年現在、奄美空港にはJAL系(JACとJ-AIR)だけでなく、ピーチやスカイマーク便もあります。羽田、成田、伊丹、関西、福岡、鹿児島などの主要空港路線、喜界島、徳之島、与論島などの離島路線が発着します。沖永良部へは徳之島からの乗継でアクセス可能です。
那覇へは琉球エアコミューター(RAC)が直行路線を維持していましたが、2022年7月に撤退予定です(もともと運休が多い路線ですが)。
離島便はJAL系のJAC(日本エアコミューター)が全て運行していますが、鹿児島便はJ-AIR運行便もあります。いずれも全便JALの便名で運行されます。
JACはJALが60%の筆頭株主ですが、残りは鹿児島県の奄美諸島(正式には奄美群島)の市町村が所持しています。JACは奄美群島のための航空会社と言ってもいいでしょう。J-AIRも伊丹やセントレアを中心にJALの地方路線運航を担当する会社です。奄美空港では地域密着型の航空会社が中心になって路線を維持しています。
運航路線が多いので、奄美空港は離島としては大きなターミナルビルを抱えていますが、私の大好きなラウンジはありません(泣)。2階に有料待合室があるらしいですが、1時間2,000円だそうです。誰が使うねん。
奄美ゆきは、2018年7月に就航した奄美群島アイランドホッピングルートの1区間です。那覇→沖永良部→徳之島→奄美大島と、同じATR42-600の機体で運行しています。JAL主催の2~3日間でいくホッピングツアーもあります。2022年中に、奄美から与論経由で那覇に向かうアイランドホッピングルートが追加されるようです。
今回は、徳之島空港の記事の続きになります。
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奄美空港に着陸
今回は徳之島空港からのフライトで始まります。徳之島から100kmくらいしか離れていないのですぐに到着します。
徳之島から離陸
徳之島空港から30分のフライトで奄美空港に到着です(実際には5分程度早着することが多いようです)。
徳之島を出発し、シートベルトサインが消えて5分後には再点灯し、着陸態勢に入ります。短距離路線なので、飲み物のサービスはありません。
奄美大島の南側を北東方向に進みます。奄美大島が見えてきました。奄美大島は全長100km以上あり、奄美群島の中では群を抜いて長い島です。
空港は奄美大島の北東端南岸にあります。南西の徳之島からきた飛行機は、奄美大島の南側から北東側に出て旋回して南西方向に向きを変え、滑走路の北東側から滑走路へ侵入します。
滑走路に着陸しました。
搭乗機はJAC運航のATR42-600のエアバス系のターボプロップ機です。機体の後部から乗降します。
隣に、同じくJACのATR42-600が待機しています(おそらく喜界空港からの到着便)。今まで乗ってきた機体に別れを告げ、先に駐留していた機体に乗る予定です。隣の機体に直接乗り込むわけにもいかず、ちゃんとターミナルビルに入る必要があります。ターミナルビルへ徒歩で移動です。
乗り継ぎと書かれた入り口に誘導していただくと、階段を昇って2階の搭乗待合室に出ます。
今乗ってきたJAL3844便は17:20分着予定で、これから乗る鹿児島行きJAL3734便は17:40分発予定。地方空港のJAL便MCT(最低乗継時間)である20分は確保されている乗継なので、航空券一括購入なら、乗継がある程度補償されます。
ただ、保安検査場は出発の20分前までに通過するのが原則ですから、本当に20分前に到着だとタイムオーバーですよね。実際、17時17分に降機しましたが、乗継チェックインは20分を回っていました。無事に乗継させていただけましたけど、自動チェックインなら弾かれているはずです。
ということで、いきなり出発待合室に入ってしまったので、奄美空港を見て回る時間がありませんでした。私と同様の乗り継ぎ客が10名近くいらっしゃいましたね。
JAL主催のアイランドホッピングだと、鹿児島へ向かうのは19時発の便になるはずです。乗継されているのは、私同様に個人的にホッピングされている方が多でしょう。徳之島17時35分発の鹿児島直通便もあるので、あえて奄美経由する理由はありません(鹿児島到着時間はほぼ同じです)。
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空港から出発
待合室にはショップもあります。搭乗口が複数あるので、待合室は広いです。
鹿児島行きJAL3734便17:40分発に乗ります。
搭乗開始すると、階段を降りて地上へ。先ほど乗継のために昇ってきたルートを逆に進む形です。
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鹿児島空港へ出発(ATR42-600)
搭乗する機体に歩いて向かいます。プロペラ機なのでボーディングブリッジは使えません。先ほどと同様に、ATR42-600の機体の後ろから搭乗します。同じ機種ですが、外装が少し違いますね。
奄美まで乗ってきた機体と同じ内装です。あたりまえかな。
JAL系らしい、黒革のシートです。
奄美空港から出発です。夕刻で薄暗くなってきています。飛行機は南西方向に飛び立ち、海上で旋回して北東方向へ。鹿児島に向かいます。奄美大島の地上にいたのは20分くらいかな。一瞬ですね。
鹿児島まで65分のフライト予定。同じ路線を運航するJ-AIRのエンブラエル170なら、50分程度です。やはりプロペラ機はジェット機より遅いんですかねえ。
雲の上に出ると、夕陽がさしていました。
陽が落ちたころに鹿児島上空に到達。開聞岳が見えます。
桜島の西側を北上します。天気も良くないので桜島が霞んでいます。
鹿児島空港付近までくると、もう日没であたりは暗くなっていました。鹿児島空港からJ-AIRのJAL2414便で伊丹空港に乗継です。
鹿児島空港に着陸すると、もうライトアップ状態です。鹿児島空港は、鹿児島県内の離島線のハブ空港でもあり、多くの機体が駐機されています。
鹿児島空港でも沖止めです。
鹿児島空港は保安検査場通過後のフロアに到着客が入ります(羽田空港第1ターミナルや関伊丹空港みたいな感じ)。乗継時間は35分しかないので、そのまま乗継のチェックインをしました。
サクララウンジにお邪魔してから搭乗口へ。
夕食が欲しかったのですが、搭乗口周囲の店舗の弁当類は全て売り切れ。レストランに入る時間はありませんし、フードコートで注文する時間もないので、適当にドーナツを購入。
鹿児島空港からJ-AIRのJAL2414便伊丹ゆきに乗継です。私のアイランドホッピングも佳境、いよいよ最後のフライトに乗り込みます。
機内でさきほど購入したドーナツをいただきました。夕食としてはちょっと少ないので、伊丹空港で551を追加購入しています(笑)。
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まとめ
2022年春に訪問した鹿児島県奄美大島にある奄美空港の模様をアップさせていただきました。奄美群島のハブ空港で、ジェット機にも対応したボーディングブリッジをもつ大きな空港です。夏になって奄美空港を再訪したので、また追加で記事にする予定です。
アイランドホッピングの旅はいったん終了ですが、アイランドホッピング第2弾、第3弾をを予定しています。またの訪問をお待ちしております。
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