【空港情報】丘珠空港 第2の札幌空港

はじめに

2020年初夏に北海道札幌にある丘珠空港を訪れました。今回は飛行機にのるためではなく、なんと空港観光です。

丘珠空港の正式名称は札幌飛行場になります。札幌の空港といえば新千歳空港ですが、正式には札幌ではなく千歳市にありますから、丘珠空港が本当の札幌空港と言えるでしょう。陸上自衛隊の基地も傍にあり、民間と共用利用しています。

国内線専用空港です。2020年11月現在、丘珠空港を発着するのは、JAL系のHAC(北海道エアシステム)がほとんどで、JALと提携するFDA(フジドリームエアラインズ)が静岡線を夏季のみ運行しています。HACのハブ空港となっています(ANAは2010年に撤退したのに空港ビル運営会社に依然出資しており、なぜかターミナルビルの隣にANAと書かれた建物もあります。逆にJAL系は出資していません)。

丘珠空港には、私の大好きなラウンジがありません。就航便数はそこそこありますから、設置していただけると嬉しいのですが、今後に期待しましょう。

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丘珠空港へ

丘珠空港はJR札幌駅の東北に位置しています。周囲は市街地になっています。

リムジンバスはJR札幌駅と地下鉄東豊線栄町駅から1~2時間に1本程度出ています(札幌駅発栄町経由で運行)。路線バスは地下鉄東豊線栄町駅から1時間に1本程度です。札幌駅から30分程度、栄町駅から5分程度で到着します。新千歳空港に直行するバスが無いので、札幌の空港間トランスファーは非常に不便です。

とにかくバスの本数が少ないので、アクセスが難しいのが難点です。バスだと札幌駅から30分くらいかかるので、新千歳空港へ電車で向かうのと時間差がほとんどありません。ですから、新千歳空港の方がバスや電車など本数が多いので便利ですね。

札幌周辺に居住している方は、丘珠空港の駐車料金が安いので車で行く方が多いと思います。観光客は、タクシーを利用するほうがいいかもしれません。JR札幌駅や白石駅から20分3,000円前後で着きます(快速エアポートが白石駅に停まる時間帯は限定されているので注意)。

で、今回の私は、地下鉄東豊線栄町駅から歩いて行ってみることにしました。約1.5kmの道のりになります。

札幌駅から地下鉄に乗って10分少々で栄町駅に到着しました。

地下鉄東豊線の終着駅になります。

改札を出て右方向に進み、出口2を目指します。

駅から出ました。出てすぐ左方向に向かいます。

すぐに交差点があるので、左方向へ曲がります。

丘珠空港への看板がありますね。ここから1300mです。覚悟を決めて歩きましょう。

道の左手に「栄町駅交通広場」があります。栄町駅のバスターミナルになります。

かなり立派な待合室があります。JR札幌駅から丘珠空港に向かうリムジンバスはここを経由します。本数はかなり少ないので、時間に合うようにバスを利用する必要があります。路線バスも1時間に1本くらいしかありません。

私は事前に時間を調べていたので、ちょうどあう時間にバスが無いことはわかっていました。でも、ネットに無いバスがないかなあと奇跡に賭けたのですが・・・、だめでしたねえ。さあ、歩き続けましょう。

さらに歩きます。「つどーむ」を示す看板が見えてきました。つどーむは札幌雪まつりの時には人がたくさん集まる人気スポットです。交差点を左折するとたどり着けますが、今回はスルーしてまっすぐ進みますよ。

ちなみにこれがつどーむです。ドーム状の建物です。

道なりに進んでいくと、道路が少し右にカーブします。そのまま進んでいくと左手に陸上自衛隊の基地があります。もともと丘珠空港は自衛隊と民間の共用になります。

丘珠空港の入り口が見えてきました。駅を出てからここまで徒歩で20分くらいかかりました。

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丘珠空港:1階~2階を散策

丘珠空港はこじんまりとした空港です。1階はチェックインカウンターとレンタカー受付があります。

チェックインカウンターはJALのカウンターしかありませんでしたね(一応FDAのマークもありましたが)。レンタカーカウンターには人影がありません。うーん寂しい。

2階にはレストランやショップがあります(写真がブレブレですみません)。そして保安検査場の入り口も2階です。

広い展示コーナーがあります。

というか、展示コーナーだらけです。3か所ありました。観光案内、札幌の歴史、空港案内などが展示されていました。

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丘珠空港:3階送迎デッキ

エレベーターで3階へ。送迎デッキに向かいます。

屋外の展望スペースに出ていきます。

こちらは、丘珠空港でちょっとした名物である「幸せの鐘」です。鐘がフレームアウトしてしまったのは私のミスです。

送迎デッキもそんなに広くはありません。こちらのデッキは「送迎デッキ」であって、展望デッキでも鑑賞スペースでもありません。ですから、航空写真家泣かせの設計になっています。望遠レンズで飛行機を撮影するには柵(格子)が邪魔になります(ものすごく幅が狭いんです)。また、望遠レンズを柵から外に出すことは禁止されています。

ま、コンデジだと写真撮影は問題なしです。こちらの空港にはボーディングブリッジがないので、搭乗待合室から徒歩で搭乗になります。滑走路の白枠内を歩いて進みます。路面にヒーター機能があり、冬は雪を溶かしてしまいます。

飛行機が動き出しました。HACのプロペラ機が出発します。滑走路に侵入し右方向に曲がっていきます。

滑走路の端まで進んでくるっとUターン。すごく小回りの利く飛行機ですね。

さあ離陸します。やはり、望遠レンズで撮影すると柵が邪魔になりますね。左の方が灰色がかっているのは、柵がフレーム内に入り込んでしまったためです。うーん、難しい。

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まとめ

2020年初夏に訪問した札幌丘珠空港の模様をアップさせていただきました。街中から近い超コンパクトな空港ですが、意外に札幌中心部から時間がかかりますし、アクセスが難しい空港です。

ちなみに私が訪問した際には、1人のお客さんともすれ違うことがありませんでした。新型コロナウイルスの影響で数便の欠航がでているとはいえ、寂しいですねえ。

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