【空港ラウンジ体験記】ドイツ・フランクフルト空港 第1ターミナル Lufthansa First Class Terminal(ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナル) ルフトハンザ航空グループファーストクラス専用 建物ごとまるまるラウンジ

はじめに

今回は2023年冬に訪問した、ドイツ・フランクフルト空港 第1ターミナルにあるLufthansa First Class Terminal(ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナル)を紹介させていただきます。第1ターミナルの建物外にあります。

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アクセスと入室基準

Lufthansa First Class Terminal(ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナル)
運営時間 5:30~22:00(2024年)

ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナル(Lufthansa First Class Terminal)はドイツ・フランクフルト空港 第1ターミナル外の独立した建物にあります。保安検査前のエリアです。

ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルは、ドイツのフラッグシップ航空会社であるルフトハンザ航空が運営する航空会社ラウンジです。同航空会社の飛行機に搭乗する方に対するサービスになります。

下記の条件に合致する方は利用可能です。

・ルフトハンザグループ(ルフトハンザ、SWISS、ディスカバー・エアラインズ便)のファースト(同伴1名可)の乗客
・HON Circle会員がルフトハンザグループ(オーストリア航空、ブリュッセル航空、エア・ドロミティ、ルフトハンザ、SWISS便)に搭乗する乗客とその同伴者1名

2歳未満は0名扱いになります。私たち日本在住者の場合、実質的にファーストクラスの乗客以外は利用できないでしょう。

ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルはルフトハンザグループ(ルフトハンザ、SWISS、ディスカバー・エアラインズ便)のファーストクラス搭乗客専用のラウンジターミナルです。

ルフトハンザ航空はスターアライアンス所属ですが、スターアライアンス便ファーストクラス搭乗客でもルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルを利用することはできません。

例えば、ANAのファーストクラス搭乗客は、Senator Loungeに案内されます。

フランクフルト空港はルフトハンザ航空のハブ空港です。ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルは、まさにルフトハンザ航空の最上位に位置するフラッグシップラウンジになります。

ブリティッシュ・エアウェイズのコンコルドルーム、シンガポール航空のプライベートルーム、カタール航空のアル・サファ・ファーストクラスラウンジなどと同様に、フリークエント会員資格では入室できないファーストクラス客用の空間です。

ちなみに、フランクフルト空港 第1ターミナルには以下のようなラウンジがあるそうです。

フランクフルト空港 第1ターミナルのラウンジ(2024年)
・ルフトハンザ航空のラウンジ(シェンゲン外)
●Lufthansa First Class Terminal ターミナル外 First客専用
●Lufthansa First Class Lounge B コンコースB22 First客専用
●Lufthansa Senator Lounge B コンコースB43 フリークエント会員用
●Lufthansa Senator Lounge Z コンコースZ50 フリークエント会員用
●Lufthansa Business Lounge B-West コンコースB24 Bussiness用
●Lufthansa Bistro Lounge コンコースC14 Bussiness用
●Lufthansa Business Lounge B-East コンコースB24 Bussiness用
●Lufthansa Business Lounge Z コンコースZ50 Bussiness用
●Lufthansa Welcome Lounge 到着フロア 長距離到着Bussiness用
※コンコースCのセネターラウンジは閉鎖中
・ルフトハンザ航空のラウンジ(シェンゲン内)
●Lufthansa First Class Lounge A13 コンコースA13 First客専用
●Lufthansa Senator Lounge A コンコースA50 フリークエント会員用
●Panorama Lounge コンコースA26 Bussiness用
●Lufthansa Business Lounge A13 コンコースA13 Bussiness用
●Lufthansa Business Lounge A26 コンコースA26 Bussiness用
・その他のラウンジ
●Air Canada Maple Leaf Lounge シェンゲン外コンコースB エアカナダ
●LuxxLounge 保安検査前出発エリア プライオリティ・パス対象

圧倒的にルフトハンザ航空のラウンジばかりです。その数もすごいですね。2024年現在、順次改修中のため、利用できないこともあります。

ルフトハンザ航空のラウンジ利用基準はざっくり以下の通りです。

ファースト客 ゴールド会員 ビジネス客 他ファースト
First Class Lounge 自社便のみ × × ×
Senator Lounge ×
Business Lounge
Welcome Lounge 自社便のみ 自社長距離 自社長距離 中国国際のみ

※ルフトハンザ最上級会員など細かい規定がありますが割愛してます。

ファーストクラスラウンジはルフトハンザ、SWISS、中国国際航空のファーストクラス便搭乗客のみ利用可能です。スターアライアンスのファーストクラス便利用者は、セネターラウンジが利用可能です。

セネターラウンジはスターアライアンス・ゴールド会員が利用可能ですが、ビジネスクラス客でも利用できません。ルフトハンザ航空では、ビジネスクラス客よりフリークエント会員を上位に扱います(カタール航空とは逆です)。

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ラウンジへのアクセス

ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルは、ルフトハンザ便が発着するの第1ターミナルの外に独立したターミナルビルとして建っています。保安検査を通過してしまうと利用できないので注意しましょう。

第1ターミナルの1階到着フロアから出て左方向に進みます(ターミナルを左に見ながら進みます)。高架下になっていますが、屋根の無いところもあるので、雨の日はちょっとつらいですね。

道なりに進むと、駐車場の奥にルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルが見えてきます。

本来、乗継客や公共交通機関で来た方は、第1ターミナル内(コンコースB)にあるファーストクラスラウンジを使うことが想定されています。ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルは自家用車やリムジンなどで乗りつける方のラウンジです。

ただ、コンコースBを利用しない便の乗客は、第1ターミナルの保安検査場ゲートで「ゲートが違う」と入場拒否されます。その場合、ラウンジを利用するためにはルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルを利用せざるを得ないです。

第1ターミナルから8分ほど歩くと、ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルにたどり着けます。横断歩道のない道路や駐車場の中を抜けるので、安全を確保して進みましょう。

入ってすぐ左手にあるエレベータで2階に向かいます。

2階ではパスポートの確認(チケット発券済みの方はチケットも)後、まずは手荷物の保安検査になります。ですから、ラウンジ内は保安検査通過後エリアになります。保安検査通過するまでアテンダントの方が案内していただけます。パスポートは係の方に預けっぱなしになります(小心なわたしはちょっと不安になりましたが)。

出発時間までラウンジ内でくつろぐことができます。ラウンジ内にいれば、出発時間になると声をかけてくれるので、特に集合場所は指示されません(中央にあるエレベータで下の階にむかうのですが)。

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内部の様子とサービス

ルフトハンザ航空のWebサイトによるとルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナルのサービスは以下の通りです。

サービス
・ソフトドリンク
・アルコール
・プリフライトディナー(オーダーダイニング)

・無料WiFi
・ビジネスエリア
・スリープエリア
・テレビ/コピー機
・雑誌類
・シャワー

ラウンジスペースはかなり広いです。1,800㎡あるとのことで、いくつかの区画に分かれています。季節柄、クリスマスツリーがラウンジ中央に飾られていました。

メインのソファ席のエリアです。席間距離が広く保たれています。まずまず利用者がいらっしゃいました。

ラウンジ内は採光良く設計されています。

シガー・ラウンジもありました。

ラウンジ中央にはバー・カウンターもあります。

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ダイニング・エリア

テーブルオーダー式のダイニングエリアがあります。一部ビュッフェもあります。各席の横は壁で仕切られているので、プライバシーが保てる設計です。

飲み物もオーダーになります。隣のバー・カウンターからもらってきてくれたりします。

オーダーは提供されるまで時間がかかるので、とりあえずビュッフェからいただきました。

サラダ類ですね。

スイーツの種類も充実しています。

まずは前菜としてビュッフェからいただきました。スイーツも持ってきてますが。

クリスマスのスペシャルメニューです。ドイツ語なのでわかりにくですが、英語メニューもあったと思います。

レギュラーメニューです。さて何を頼むか悩むところですね。

とりあえず牛フィレ肉のバーガーを頼んでみました。ミディアムレアな感じのステーキ肉が挟まれています。

デザートにベリーソースのアイスクリームをお願いしました。

食事をしていると、ルフトハンザのダックがいただけました。コンラッド・ダックを彷彿させるものがありますね(どちらが先か知りませんが)。記念に持って帰ってくださいとのことです。

お食事のメニューは多種あり、満足できると思います。

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シャワールーム

長距離フライトに欠かせないシャワールームが用意されています。

スタッフの方に申し出て利用します。公式HPには4か所あるとのことですが、バスタブがついているのは1部屋のみです。私は待ち時間なく利用できました。

更衣スペースは広いですね。ドライヤー、タオル、バスローブが用意されています。

シャワーは天井固定とハンディタイプの2種類ついています。更衣スペースとの間に仕切りは無いので、水跳ねに注意しましょう。

アメニティはフランスのBALMAINです。

ドライヤーもあります。

トイレもついています。

ルフトハンザ航空はセネタ・ラウンジもシャワールーム内が広く、とても快適な空間を提供してくれます。

私は利用してきませんがスリープエリア(仮眠室)もあるようです。

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ターミナルから搭乗まで

搭乗時間が近くなると、スタッフの方が声掛けをしてくださって、同じ便に搭乗予定の方が集められます。

エレベータで下の階へ移動して、出国審査があります。審査はファーストクラス・ターミナルの専用審査場になっています。警察の方が1人いらっしゃって、順番に出国審査します。

出国審査の目の前の扉を出ると、バンタイプのポルシェが並んだ駐車場があります。ここは当然制限区域内です。

ファーストクラスは8席あるので、最大8名が一緒にゲートに向かいます(ルフトハンザのフリークエント会員さんがいればもっと増えると思います)。私の訪問時は、私を含めて6名いらっしゃって、2台に分かれて車に乗り込みました。後部席は正面向かい合わせ席になっていて、意外に前の方と距離が近かったです。

ゲートのボーディングブリッジのブリッジの地上に車が横付けされます。ボーディングブリッジのレベルに上がるためのエレベータがあって、そちらを利用して上に上がります。

搭乗ゲートの待合室やチケットチェックのエリアには立ち寄りらず、直接ボーディングブリッジから機内に入ります。

既に搭乗開始されていますが、ファーストクラス客は優先的に案内されます。ここからはファーストクラス席のサービスを堪能することになります。

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まとめ

ルフトハンザ・ファーストクラス・ターミナル(Lufthansa First Class Terminal)は搭乗時刻直前にボーディングブリッジに案内していただけるので、搭乗ぎりぎりまでラウンジでくつろぐことができます。声掛けしていただけるので、乗り過ごしの心配もなさそうです。

さすがルフトハンザのフラッグシップラウンジで、充実したサービスを提供しています。利用客がかなり制限されているので、なかなか利用機会に恵まれません。入場できることが貴重なラウンジです。

ターミナルが第1ターミナルと別棟になるので、ちょっと面倒かもしれません。意外なところで、シェンゲン内フライトでも利用できるようです(シェンゲン内にファーストクラスは無いのですが、ミュンヘン行きに乗ってミュンヘンからファーストクラスへ搭乗する場合など/本当に利用できるか要確認です)。

ANAファーストクラス搭乗予定でも利用できないので注意しましょう。スターアライアンス便利用の場合、セネターラウンジを利用可能です。

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