【海外弾丸旅行2025】パリ編(1)羽田空港からドイツ・フランクフルト空港へ NH203便 ANA ボーイングB787-9 ビジネスクラス ANA Future Promise Jetに搭乗

はじめに

今回の記事から、2025年秋のヨーロッパ週末弾丸旅行の記録になります。

航空券代だけでなく物価の高騰が著しい昨今です。私も例外なく懐具合が厳しく、相対的に給与が激減しています。海外旅行長距離路線はマイルによる特典航空券頼みになります。

ANAの特典航空券は1マイル6~10円くらいとコスパ良好でが、予約枠が少ないのでなかなか席を確保できません。今回の旅は、旅開始の1年前に発券しました。仕事の予定が入ってキャンセルになるかもしれませんが、これは事前に読めないのでリスクは覚悟の上です。無事、旅に出ることができて何よりですね。

旅の目的地はヨーロッパです。ヨーロッパのメジャー国であるフランス、オランダ、ベルギー、イタリアなどはまだ訪問したことはありません。往復のチケットは確保しましたが、直前までどこの都市を旅するか迷いました。最終的に、パリの観光に決めたのは1月前ですね。

前置きが長くなりましたが、2025年初めてのヨーロッパ訪問に行ってきました。

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羽田空港から第2ターミナル出発

今回の旅の始まりは羽田空港第2ターミナルからです。

相変わらず羽田空港の滑走路は混雑していましたが、大阪からの便はほとんど遅延なく到着しました。最近ではまれにみる奇跡です。大阪ー羽田便の場合、ANAやJAL便よりスターフライヤー便の方が遅延が少ない印象です。関西空港発のスターフライヤー便を利用して、余裕をもって羽田に来ることができました。

関西便のスターフライヤーは全便ANA共同運航便ですが、羽田空港第1ターミナルで離発着します。ANA便に乗り継ぎ予定だったので、第1ターミナルから第2ターミナルへ移動します。

21時前の保安検査場はほぼ待ち時間なしで通過です。いつものことなので、もはやあきらめのレベルですが、羽田空港第2ターミナル国際線保安検査場の搭乗券読み込み(プレチェックイン済みのQRコード)はきちんと認証できません(搭乗口の読み込みは問題ないんですけどね)。認証できないのをわかっていてスマホをかざす虚しさです(ダメなことを係員さんに見せる必要があるので)。世界中で、どうしてもここのシステムはダメダメです。

以前の記事でも書きましたが、コロナ禍以降、世界のハブ空港の中で羽田空港のマネージメントレベルはかなり低くなっています。遅延の常態化、システムエラーは頻発、なぜか日本人のみターミナル内で写真撮影不可。立地がいいので利用者が多く、空港側はこれでいいと思っているのでしょう。改善の見込みはなさそうです。愚痴しか出ませんね。

ANA LOUNGE: ANA公式HP<https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/lounge/international/hnd>より引用

前回の国際線ANAラウンジ利用時はシャワー予約を忘れていましたが、今回は忘れずに予約していました。長距離路線搭乗前にちゃんとシャワーを浴びることができたのはありがたいです。相変わらずANAラウンジ内は大混雑ですね。ところで、アライバルラウンジはいつになっても運用再開されませんねえ。

ANAラウンジのバーで提供されているカクテルは映える外観で魅力的です。やや甘めのものが多いので女性向けだと思います。ANAラウンジ訪問時は是非ともオーダーをお勧めします。

すでに書いた通り、ターミナルビルの禁止事項に抵触するため、当ブログでは羽田空港第2ターミナルのラウンジ紹介はできません。空港に事前申請すればブログ公開可能で、他のブログサイトでは紹介されています。ただねえ、みなさんちゃんと空港に事前申請してる?

搭乗時間が近づき、ゲートに向かいます。

NH203便 ANA ボーイングB787-9 ビジネスクラスに搭乗

NH203便ボーイングB787-9 ビジネスクラスに搭乗です。搭乗してからわかったのですが、ANA Future Promise Jetでした。2022年10月に運用開始したボーイング787-9(JA871A)がグリーンのラッピング塗装されて運用されています。

NH203便は2度目の利用です。前回は2018年の世界一周旅行での利用でした。ヨーロッパ情勢の影響でフランクフルト便の所要時間が延びていて、以前は24:00過ぎに出発していたNH203 フランクフルト便は、2025年現在22:45発になっています。フランクフルト便の中で最も早い時間帯に出発する便でしたが最も遅い時間帯に出発する便となったため、日中に出発する便NH223より若い番号が設定されています。

2025年現在、NH203便の所要時間は14時間45分の設定です。フランクフルト便はヨーロッパ情勢の影響でカナダ北部を通るルートになっていて、ロンドンやパリよりやや長い所要時間設定になっています。ANAの場合、ミラノ便に次ぐ所要時間です。

B787-9ビジネスクラスは1列1-2-2の4席で設定されたスタッガードシートです。

ANA Future Promise Jetはヘッドカバーに専用のものが用意されています。それ以外、ほとんど通常機材と差はありません。

もうお馴染みですが、ANAカラーのブルーを基調とするシートです。個室感はB777のThe Roomには及びませんが、開放的で広い空間です。

足元は前席のテーブル下に滑り込むようになっています。ディスプレイは18インチでタッチパネル式です。

座席横にあるテーブルには、シートに調節ボタンがあります。また、食事用のテーブルを引き出すことができます。

また、モニターのリモコン、読書灯、ヘッドホンコネクタ、USB充電ポート、ユニバーサルタイププラグがあります。

シートの上には、スリッパ、アメニティポーチ、ヘッドホン、ベッドパッド、コンフォーター、枕などが置かれています。

アメニティポーチはイギリスのエッティンガーです(ANAのアメニティは2023年までグローブ・トロッターやでしたが、2024年に変更されています)。

アメニティバッグにはアイマスク、イヤープラグ、歯ブラシセット、エコバッグ、AVEDAのリップクリームとボディローションなどが収納されています。

シートはもちろんフルフラットになります。

ウェルカムドリンクにシャンパンをいただきました。メニューによると、Piper Heidsieck Cuvée Brutだそうです。また、ペットボトルのお水が配布されました。

利用客は若干海外の方の方が多い印象です。羽田空港は通常通りの滑走路混雑で、30分以上遅延して出発となりました。

NH203便 ANA ボーイングB787-9 ビジネスクラスのお食事

ようやく離陸して雲の上に向かいます。

定常飛行になってからしばらくすると、お食事の提供がありました。

お食事 和食と洋食から選択
<和食>

前菜
魳棒寿司 鰊棒寿司 酢取り生姜 無花果ごまクリーム掛け ホタテのスモーク
小鉢 ずわい蟹茶碗蒸し
主菜 すき焼き
御飯 御飯 味噌汁 香の物
甘味 ANA FINDELISH
<洋食>
アペタイザー
チキンバロティーヌ シーフードムース トリュフサルサ
メインディッシュ
牛フィレ肉のソテー ソースペリグー セロリアックとポテトのピューレ
ブレッド 
バゲット  カボチャブレッド
フルーツ

私は和食を選択しました。

しばらく和食とはおさらばですからね。機内で味噌汁と漬物がうれしいです。

フライトは約15時間の設定です。シートをフラットにしてぐっすり眠りました。フライト時間が長いので、ちゃんと眠ってもまだまだ到着しません。到着5時間くらい前に小腹がすいたので軽食を注文しました。

出発後にいただけるお食事
軽いお食事
・ スモークチキンと味噌ジンジャーソースのサンドイッチ
・ 焼き豚茄子丼
・ おにぎりセット
スープ
・ コーンスープ
・ 茅乃舎 野菜スープ
麺 類
・ ANAオリジナル 恵みの北海道 濃厚ねぎ味噌ラーメン
リフレッシュメント
・ ガーデンサラダ サウザンアイランドドレッシング
・ チーズ
・ ハーゲンダッツ アイスクリーム
・ フルーツ
・ ヨーグルト
・ シリアル
おつまみ
・ パストラミチキン チーズとオリーブ
・ 「もち吉」いろどりおかき
・ 米菓子
・ ミックスナッツ
・ 「AND THE FRIET」ドライフリット プレミアムソルト
・ フォンダンビスキュ

おにぎりセットをいただきました。

到着2時間くらい前に朝食が提供されます。

朝食
<和食>

小鉢 蒸し鶏と水菜の胡麻浸し
主菜 
鮭粕漬け焼
俵御飯
味噌汁、香の物

<洋食>
メインディッシュ 
スクランブルエッグのクレープ包み
ブレッド クロワッサン  レーズンルヴァン
フルーツ
<コンチネンタルブレックファースト>
メインディッシュ ポークハムとチーズのコンビネーション
ブレッド クロワッサン  レーズンルヴァン
フルーツ

和食と洋食、コンチネンタルブレックファーストから選択になります。しばらく海外生活で和食とおさらばですから、食べ納めの和食を選択しました。というか、和食ばかりですね。

やはり、ご飯・焼き魚・味噌汁・お茶は鉄板ですね。おいしくいただきました。

さらに追加で味噌ラーメンとアイスクリームもいただきました。機内の食事を満喫しています。

食事を終えたころにはイギリス上空付近を飛行していて、ヨーロッパ大陸に差しかかろうとしていました。

ドイツ フランクフルト空港に到着

ドイツ・フランクフルト空港第1ターミナルに到着しました。遅延したとはいえ朝6時前の早朝到着なので、ターミナル内の人は多くありません。

EU圏入国審査もほとんど並ぶことなくスムーズでした。審査は・・・私の英語力が拙いのもありますが、もうちょっと大きな声でしゃべってくれないと聞き取れないですね。ちょっと手間取りましたが入国審査をパスしてドイツに入国です。

2025年10月からEU圏の入国審査でEES(EUの新しい出入国システム)が導入されていますが、一斉導入ではなく段階的導入なので、私の訪問時のフランクフルト空港ではまだ導入されていませんでした。近日中に、Travel to Europeアプリの事前登録が必要になる可能性があります。また、2026年にはETIASという電子渡航証明書が必須になる予定です。EU圏の入国が面倒になってきますね。

ランドサイドまで出てきました。フランクフルト空港第1ターミナルのメインフロアはレベル2(チェックイン・出発フロア)になります。

ここからルフトハンザ航空便を乗り継いでフランス・パリに向かいます。

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