目次
はじめに
2024年秋に宿泊した「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」の模様をアップさせていただきます。
こちらのホテルは東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルです。マリオット系ホテルであるものの、他のマリオット系ホテルとは違う異色のサービスや運用が多数用意されています。コロナ禍を経て、6年ぶりに訪問してみました。いろいろ運用が変更されているのでブラッシュアップして報告させていただきます。
私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
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シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルとは
今回はシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに宿泊してきました。東京ディズニーリゾートのある千葉県浦安市の舞浜地区にあります。マリオット・インターナショナルのシェラトンブランドを掲げていますが、運営は独立系のケーヨーリゾートのようです。2024年現在、ホテル自体は外資系の投資会社の所有になっています。
ホテル利用者のほとんどは東京ディズニーリゾートへの来園者です。ディズニーオフィシャルホテルの主な特典として、以下のものがあります。
東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルとしての特典
ディズニーパークのチケット販売と入園保証(事前申込必須)
宿泊客にはディズニーパークへの入園保証されているプランがあり、パークが混雑で当日券の販売が停止されていても、ホテルでパークチケットを購入できます。コロナ禍前は無条件に入園保証がありましたが、2024年現在、入園保証プランで予約が必要です。シェラトンの公式サイトによると、対象外プランでも6日前までに別途申し込めば対応可能のようです。
東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンターのサービス(一部有料)
ステーションデリバリーサービスといって、チェックアウト日(7:00~12:30)にホテルで荷物を預けると、舞浜駅横の「東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター」1階で受けとることができます。パークから直接JR舞浜駅に向かいたいときに便利です。
以前は19時までだった荷物の受け取り時間が、13:00~20:00と延長されています。これは朗報ですね。関西在住者は新幹線の最終便に合わせた利用が可能です。
バゲッジデリバリーサービスで、「東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター」1階で荷物を預けてホテルに贈ることもできます。対応時間は8:00~15:00です。
プリチェックインも可能です。対応時間は8:00~15:00です。ディズニーホテルがサービス対象から外れたので、東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンターのプリチェックインはディズニーオフィシャルホテルのみの特典になります。
ホテルへのアクセス
最寄り駅はディズニーリゾートラインというモノレールの「ベイサイド・ステーション」駅です。改札を出て右に降りましょう。
バスターミナルがあるので、1番乗り場(一番先頭側)がシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに向かう送迎バス「ディズニーリゾートクルーザー」の停留所です。
運行間隔が8~10分なので、歩いた方が早いかもしれません。
停留所からホテルが見えます。ディズニーリゾートクルーザーで3分程度、歩いても5分程度です(上り坂なので、足の弱い方はバスを使いましょう)。
東京駅から京葉線で舞浜駅まで向かい、そこで、ディズニーリゾートラインというモノレールに乗り換えて2駅の「ベイサイド・ステーション」で降りると、目の前がホテルになります(JR舞浜駅からホテルへの送迎バスもあります)。
駅からはディズニーリゾートクルーザーというバスが頻繁に出ていて、3分程度で着きます。歩いても5分程度です(上り坂なので、足の弱い方はバスを使いましょう)。
羽田空港からのアクセス
羽田空港から向かうケースも多いと思われます。電車やモノレールを乗り継いでもいいのですが、時間もかかりますし、乗り換えが多くて煩雑です。特に、ベビーカーなどを使う小さな子供連れには、空港からバスをお勧めします。
参考までに、電車の乗り継ぎで一般的な経路を説明します。
羽田空港から東京モノレールに乗って、20分程度で天王洲アイル駅で降ります。こちらで東京臨海高速鉄道のりんかい線に乗り換えるのですが、大人で10分程度、ベビーカー連れで20分をみておきましょう(冗談でなく時間がかかります)。りんかい線を10分程度乗ると終点の新木場駅となり、そちらでJR京葉線に乗り換えです。新木場駅の乗り換えは、5分もあればできると思います。そこから7分程度でJR舞浜駅となります。さらに、ディズニーリゾートラインへ・・・と、空港からホテルまで2時間はみておいた方がいいと思います(子供連れでは苦行と言えます)。
以上をふまえて、羽田空港からのアクセスはリムジンバスをおすすめします。リムジンバスはホテル正面に停車します。8時~10時発のバスは、ディズニーパークには向かうものの、オフィシャルホテルに立ち寄りません。まずはパークで楽しみたい方も多いと思いますが、荷物は、各パークのロッカーに預ける必要があります(混雑日はロッカーがいっぱいのことも)。
ホテルから空港に向かうバスは、1階のバス乗り場から出発です。公式では出発日の前日までに予約が必要ですが、2階ベルデスクで早めに申し込めば当日OKのこともあります。
リムジンバスは癖があって使いにくく感じるかもしれません。空港発のリムジンバスは事前予約で満席のことが多いため、予約なしではなかなか乗れないことがあります。また、7時40分~8時ごろに羽田空港に到着するフライトが多いのですが、8時30分までバスが無いため足止め状態となり(ディズニーパークで朝の時間ロスは痛いです)、しかも、その時間帯のバスはホテルには停車しないという、厳しい現実があります。
Marriott Counterでチェックイン
こちらのホテルのロビーは、常に人が多くてせわしない印象があります。ホテルでゆっくりくつろぐというより、少しでも早くディズニーへと、焦っている方が多いことでしょう。宿泊客が多いため、チェックイン・チェックアウトの列が長くなる傾向にあります。
2024年現在、2階フロント前に「Marriott Counter」が設置されています。以前の訪問には無かったので、コロナ禍の間に設置された様です。飲み物(有料)を注文したりしてフロントロビーとして利用することも可能みたいです。
Marriott CounterはMarriott Bonvoy会員のプラチナ以上のステータス会員が利用可能です。対象が限られていてスタッフ数も充実しているので、非常に便利です。ちなみに、ゴールド会員は通常のフロントに優先レーンがあります。
ステータス会員特典も改定されています。
Marriott Bonvoyステータス会員特典(プラチナ以上)
●Marriott Counterが利用可能
●シェラトン・クラブラウンジのアクセス権(2人まで)
●ウェルカムギフト
①朝食2名分②Marriott Bonvoyポイント1,000Pts③ピーナッツフロランタンから選択
●客室アップグレード(可能なら)
●16時までレイトチェックアウト(可能なら)
●施設利用特典 プラチナ2施設、チタン3施設、アンバサダー全部
①Wizkids1時間②舞湯1回③Grand Cafe30%off④駐車場から選択
●キッズサービス(12歳以下)
①朝食無料(2名まで)②アイスクリーム無料(15~17時) いずれもOK
施設利用特典チケット
以前はプールや舞湯に入り放題だったので、サービスが少しダウンしています。それでもクラブアクセス権などが付いているので、会員特典としては十分満足できるレベルです。
子供用特典チケット(左)とステータス会員用朝食チケット(右)
マリオット系ホテルはプラチナ会員以上になればほとんどサービスが一緒ですが、こちらのホテルでは目に見える形で差があります。
客室 1016室
スタンダード 3~5階 ベッド2~3台 36㎡ ベッド4台 40㎡
パークウィング 2~10階 ベッド2~4台 38㎡
オーシャンドリーム 6~7階 ベッド2~3台 36㎡ ベッド4台 40㎡
グランデ 9~10階 ベッド2~3台 36㎡ ベッド4台 40㎡
トレジャーズ 8階 ベッド3台 36㎡ ベッド6台 40㎡
ドッグフレンドリー ベッド2~3台 38㎡
シェラトンクラブ 11~12階 ベッド2~3台 36㎡ ベッド4台 40㎡
プレミアム 11階 ベッド5台 54㎡
シェラトンクラブスイート ベッド2台 72㎡
和室スイート ベッド6台 72㎡
エグゼクティブスイート ベッド2台 108㎡
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルは7歳以上で添い寝不可になります。小学生以上の子供がいれば2ベッドルームが不可になり、価格がアップします。ディズニーリゾートを訪問する家族連れの多いホテルなので、4ベッドや6ベッドなどのお部屋がたくさん用意されているのが印象的です。
また、家族向けに趣向を凝らしたお部屋がいろいろあります。愛犬と一緒に宿泊できるドッグフレンドリールームがあるのは注目すべき点ですね。トレジャーズルームは子供向けのしかけがたくさん置かれた部屋になります。
トレジャーズルームの宿泊記(2021年改装前)はこちら↓
今回はオーシャンドリーム ベッド4台で予約しました。超繁忙期の週末なので、アップグレードはありませんでした。
客室の様子(オーシャンドリーム ベッド4台)
さてお部屋にむかいます。エレベータにセキュリティの設定はありません。
オーシャンドリーム ベッド4台(40㎡)のお部屋です。右側がウェットエリア、左がクローゼットになります。
ベッドルームです。4台のベッドがぎちぎちに詰め込まれています。中央の2台はやや小ぶりですね。個人的には、値段は4台分でいいから添い寝をOKにしていただいた方がお部屋を広く使えるのでいいのですがねえ。
ベッドが隙間なく詰め込まれているので、乳幼児の転落防止にはいいと思います。
枕元にはコンセント、USB充電ポートがあります。
ベッド傍の台には、電話と時計があります。
ビジネスデスクも用意されています。
ビジネスデスクにもUSB充電ポートと電話があります。コンセントもあったはずです(うろ覚えですが)。
入口付近にはラゲッジラックと、その下の収納には浴衣が用意されています。
さらに入り口側には無料のミネラルウォーター、アイスペール、湯沸かしポット、ドリップコーヒーやティーバッグ類。カップやグラス、ワインオープナーなどが置かれています。お水がたくさん用意されているのはありがたいです。
下には冷蔵庫です。ミニバーは無いので自由に利用できます。
さらに入り口側にはクローゼットです。セイフティボックス、靴ベラ、シューブラシ、バスローブ、アイロン、アイロン台などが収納されています。
ウェットエリアはトイレ、洗面、バスタブが一体になっています。
シェラトンのロゴ入りの歯ブラシ、カミソリ、綿棒、シャワーキャップ、ヘアブラシが2つずつ。エレベーターホールからキャラクター満載です。加えて、小児用歯ブラシ2つとスキンケアセットがあります。また、石鹼とボディローションも用意されていて、アメニティは充実しています。
トイレはビデが付いています。バスタブ外に体を洗うスペースはありません。シャワーはハンディタイプです。
シェラトンなので、アメニティはイギリスのブランド「ギルクリスト アンド ソームス」です。
窓の外にはバルコニーがあり、ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」方面を眺めることができます。ディズニーホテル以外のホテルの中ではディズニーパークの眺望は別格です。オフィシャルホテルの中でも抜群にパークに近いんです。
ファンタジースプリングスのピーターパンエリアやディズニーランドホテルのライトアップが見えますね。パーク内の花火も鑑賞できます。
まとめ
今回は2024年秋に利用した、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの様子をアップさせていただきました。東京ディズニーリゾート内にあるこちらのホテルは、ディズニーに赴かなくても、リゾートホテルとしてさまざまなアクティビティも用意されています。
6年ぶりの訪問で、内装も運用もいろいろ変更されていました。次回は、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルのクラブラウンジやその他の施設の運用に関して、2024年の情報にブラッシュアップして報告させていただきます。