目次
はじめに
2025年夏に宿泊した、京都市街にあるGENJI KYOTO (源氏京都), a Member of Design Hotelsを紹介させていただきます。
2022年4月にオープンしたこちらのホテルは、Design Hotelsと提携し、2023年7月からマリオット・インターナショナルとのダブルブランドとなっています。
デザインホテルは個性的な独立運営のホテルとマリオット・インターナショナルがコプロモーションするブランドです。個々のホテルが独自の特色あるデザイナーズホテルとして運営されていて、ブランド内の統一したサービスは無く、マリオット・インターナショナルとの関係は緩い提携になっています。
ヒルトン系のSLH(small luxury hotels)ブランドに似た立ち位置です。マリオット系ホテルの中では上位から2番目のプレミアムのカテゴリーになります。
私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
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ホテルへのアクセス
ホテルは京都五条の鴨川沿いにあります。
大阪や奈良を除き、ほとんどのケースで京都旅行の玄関口はJR京都駅になると思います。
京都駅からのアクセスはバスあるいはタクシーが便利です。ホテルの周辺はタクシーでも通行が難しいエリアになっています。地下鉄烏丸線の五条駅から歩けなくもないですが、1kmくらいあります。夏季や冬季などのシーズンは避ける方が無難です。
最寄り駅は京阪本線 清水五条駅です。大阪方面からのアクセスなら京阪電車も選択肢になります。清水五条駅から400mくらいの距離ですが、普通と準急しか停車しません。特急を利用する場合は、乗り換えずに七条駅から歩くのも選択肢です(600mくらい)。
京都市街地は慢性的に大渋滞なので、車でアクセスは避けることをお勧めします。
ホテルの駐車場はありません。最も近い提携駐車場は「ブーブーパーク(BooBooPark)五条大橋南コインパーキング」になります。ホテルまで200mくらいありますが、ホテル前はかなり道が狭いので、車の場合はここから歩くことをお勧めします。
24時間最大1,100円で利用可能です。Googlemapsで検索可能です。
京都駅からバスを利用したアクセス
京都駅中央口(北側)のバルターミナルのA2のりばからバスに乗ります。新幹線ホームは八条口(南側)なので、在来線を挟んで線路の北側に向かいましょう。
A2のりばから4、7、205系統のバスが出ますが、どれでもいいです。バスはすぐに来ます。
京都市バスです。京都市バスは後乗り、前降りで、乗車時に整理券を取るかICカードをタッチし、降車時に現金で支払うかICカードをタッチするシステムです。均一区間内の場合、乗車時の整理券やタッチは不要です。
河原町正面という停留所で降ります。3区間5分程度の所要時間です。バスから降りて、そのまま進行方向に道なりに進みます。
二つ目の信号の交差点で右折(東進)します。オレンジ色の喫茶店が目印です。
小さな川を渡り、銭湯(サウナの梅湯)の前の小路を進んでいきます。車は難しいので、タクシーの場合はさらに北側の道を利用しましょう。
しばらく進み、左折します(突き当りの1つ手前の左折路)。目印は無いので、写真を参考にしてください。鴨川沿いまで進んでしまうと、ホテルに入ることができません(ホテルは鴨川沿いですが、鴨川側の道路に宿泊客用の入り口はありません)。
小路を進むと、右手にホテルがあります。京町屋が並ぶためわかりにくいですが、この一帯で最も高い建物です。バス停から徒歩5分くらいです。
京阪本線 清水五条駅からのアクセス
ホテルの最寄り駅である清水五条駅からのアクセスです。地下駅なので、出口1から地上に出ましょう。
駅の鴨川対岸にあるホテルはすでに見えていますが、意外に距離があります(400mくらい)。
まずは目の前の鴨川にかかる五条大橋を渡ります。武蔵坊弁慶が牛若丸(源義経)と闘ったといわれる橋です。
橋を渡ってすぐに左に曲がります。階段になっていますが、ちょっと大回りすれば階段がないルートもあります。
鴨川沿いを歩いてもいいのですが、高瀬川という小さな川沿いを進みましょう。
ホテルリブマックスの横を左折します。
2つ目の角を右折します。目印が無いので写真を参考にしてください。
左手にホテルが見えます。400m徒歩5分くらいです。
京阪本線 七条駅からのアクセス
特急の停車する七条駅は地下駅です。エスカレータは出口3、エレベータは出口8、階段だと出口5から出ます。出口5が最も近いルートですが、荷物が多いと大変なので出口8を利用しましょう。
出口から鴨川沿いを北向に進みます。信号があり、橋(正面橋)が見えるので左折(西進)します。
橋を渡ってすぐ右折します。細い道を鴨川沿いに北上します。
突き当りを左折し、すぐに右折します。
少し進むと右手にホテルが見えます。600m徒歩8分くらいです。
チェックインとステータス会員特典
細い入り口を進み、1階の入り口へ。
フロンロビー兼レストラン「Genji ラウンジ」になります。
さて、チェックインです。
私が予約していたのはシティステューディオです。全19室の小さなホテルですが、客室の種類は多いです。必然的に、各客室の数は多くありません。
客室 19室
シティステューディオ(27㎡) 京都タワービュー
ガーデンデラックス(33㎡) プライベートガーデンビュー
シティデラックス(34㎡) シティビュー
シティープレミアム(47㎡) シティ&京都タワービュー
リバースーペリア(27㎡) 鴨川&東山ビュー
リバーバルコニーデラックス(33㎡) 鴨川&東山ビュー
ガーデンスイート(51㎡) プライベートガーデンビュー
ガーデンプレミアムダブル(48㎡) プライベートガーデンビュー
リバーバルコニーデラックス(44~51㎡) 鴨川&東山ビュー
リバーバルコニー‧プレミアムダブル(44~51㎡) 鴨川&東山ビュー
ナイトリーアップグレードアワード(NUA)は対象外のホテルです。私の利用日はほぼ満室で、アップグレードの提示はありませんでした。客室が多くないので、満室の日が多くなっています。
マリオット会員特典は、
チタン・プラチナ特典
●ウェルカムギフト 1滞在1,000pts
●50%(チタン75%)のボーナスポイント
●宿泊アップグレード(可能なら)
●レイトチェックアウト(可能なら)
ウェルカムギフトはポイントのみです。無料朝食特典はありません。チェックイン前日までに朝食予約をすると、4,180円が3,740円(税込)に割引となります。
ウェルカムドリンクはいろいろ選択できましたが、せっかくなのでビールをいただきました。
ルームキーを手にお部屋に向かいます。
客室の様子(シティステューディオ)
ホテルは5階建てで、フロントのある西側の建物と鴨川沿いの東側の建物からなります。2つの建物は渡り廊下でつながっています。
お部屋に入ります。
入ってすぐ寝室ですね。内装は和洋折衷で、和の雰囲気のあるベッドです。
ベッドサイドにはUSB充電ポートやコンセントがあります。
ベッド正面の棚には、ミニバーや湯沸かしポットなどがにぎやかに置かれています。
クッキーとあられ、コーヒーやティーバッグ類は無料で利用できます。
こちらのお菓子は有料ミニバーです。
棚の下にある冷蔵庫内もミニバーの商品です。
ベッド脇のクローゼットには、スリッパ、ラゲッジラック、バスローブ、セイフティボックスなどが収納されています。
ベッドの裏側に進むとウェットエリアになります。
まずは洗面台です。
ミネラルウォーターが配置されています。
アメニティはバスソルト、ドライヤー、コットンセット、歯ブラシ、クシ、シャワーキャップ、ボディタオルがあります。
奥にはバスタブがあります。右奥はシャワーエリアです。
シャワーは天井据え付けとハンディタイプがあります。仕切りが無いので、水撥ねには注意が必要です。
シャワーアメニティはHAJIMARIというボタニカルブランドです。
バスタブの外の景色です。バルコニーに出ることはできません。右奥遠くに京都タワーが見えます。
洗面台の前がトイレです。
コーナールームなので、西方向も眺めることができますが、建物がごちゃっとしているエリアです。
夕陽の京都市街です。
京都タワーをアップにするとこんな感じ。
夜景の京都タワーです。
屋上:スカイ・フォレスト・ガーデン ~夕食と朝食をいただきました~
エレベーターの5階で降り、東側の建物に向かう渡り廊下を進むと、屋上にあるスカイ・フォレスト・ガーデンに出ます。
テーブル席がいくつかあり、御食事を楽しむことができます。
鴨川沿いのテーブル席は東山の絶景を楽しむことができます。
夕食 ~夏の特別メニュー~
せっかくなので、こちらでお食事をいただくことにしました。お食事をしなくても、ガーデンを楽しむことはできます。お食事は客室や1階Genjiラウンジでもいただけます。屋上にスタッフは常駐していないので、Genjiラウンジに声をかける必要があります。
京都っぽい飲み物として、まずは抹茶ジンフィズ(1,400円サ・税込)をいただきました。
レギュラーメニューもありますが、今回は夏の季節メニューをいただきました。夏の浮舟前菜プレート(2,640円)です。九条ネギと玉葱のキッシュや夏野菜の和風マリネなどで彩られています。
メインはスズキのポアレ(3,500円)です。
デザートは宇治抹茶トリオ(1,650円)で〆ました(コーヒーは別です)。
夜になると趣が出てきます。
鴨川沿いの景色は格別です。
自然豊かな環境なので、夏場はどうしても虫が多くなります。お部屋に戻ったとき、蚊に刺されたのか、手足がかゆくなっていました(笑)。虫よけもしてくれていましたが、屋外なので限界があります。
朝食 ~和朝食~
朝になりました。東山方面から朝日を眺めることができます。夏の朝なのでかなり早い時間の光景です。朝食の提供は7:30~9:30で、客室、スカイ・フォレスト・ガーデン、1階Genjiラウンジでもいただけます。
朝食は和朝食と洋風朝食が各4,180円ですが、前日までに予約すると3,740円でいただけます(サ・税込)。宿泊までに事前にメールで注文するかどうか確認の連絡があります。
もちろん和朝食をいただきました。夏の屋外は朝だといっても暑いですね(笑)。1階Genjiラウンジをお勧めします。
まとめ
今回は2025年夏に宿泊したGENJI KYOTO (源氏京都), a Member of Design Hotelsを紹介させていただきました。2022年にオープンしたばかりのデザインホテルズブランドほてるです。屋上スカイ・フォレスト・ガーデンからの東山・鴨川の景色は絶景で、夕刻~夜の雰囲気は最高です。
町屋の中にひっそりと佇むコンパクトホテルです。京都らしい趣のあるシックな一夜を楽しむことができます。客室数が少ないので希望日に空室が無いこともありますし、日によってはかなり宿泊料金が高騰することもあります。上手に都合をつけて宿泊しましょう。もちろん、マリオット・ボンヴォイ・ポイントで宿泊することも可能です。