スターアライアンス世界一周航空券の世界一周旅行で日本に帰国してからしばらくが経過しました。まだ世界一周旅行は終わりではありません。体は日本国内にいますが、世界一周航空券の上では、シドニーに長期滞在中となっています(世界一周航空券のストップオーバーの条件を満たすため)。この航空券を完結させるために、シドニーに一旦「戻り」、正式に帰国する必要があります。
長期休暇の取れない身分の私ができることは、シドニーに行ってすぐに帰国する「超々弾丸旅行」です。とある週末、羽田空港で国内線から国際線へ乗り換えるためのリムジンバスに乗りこもうとしている私の姿がありました。
スポンサーリンク
ANAスイートラウンジを体験
いよいよ本年2回目のシドニー行きに出発します。実質1日の超弾丸旅行です。こういう航空券を普通に発券すると、必要滞在期間を満たさないため、異常な値段になりますよね。今回は、海外発券航空券の復路(エコノミークラス)+世界一周航空券(ビジネスクラス)の最終区間の組み合わせフライトです。
最初にお断りしておく必要があります。本当は今回の弾丸旅行を終えてプラチナステータスに到達する予定だったのですが、前回の世界一周の後、仕事で飛行機に乗る機会が多かったので、ステータスがプラチナに到達してしまいました。ということで、すでに目標を達成していたのですが、フライトが残っているので、シドニーに向かわざるを得ません(笑)。
羽田空港に20時前に到着しました。プラチナステータスなのでビジネスクラスカウンターを使用できます。獲得したばかりの権利を駆使してチェックインを早々に済ませます。マイルによるビジネスクラスへのアップグレードを申請していたのですが、今回はビジネスクラスがほぼ一杯だったので(直前にWebで確認してみると、予約が2名までしかできない状態)、おそらくダメだろうと考えていました。
グランドスタッフさんがおっしゃるには、「アップグレードの申請をいただいておりますが、ビジネスクラスにほとんど空きがなく、可能かどうかわかりほぼ同じません。アップグレードになった場合は呼び出しをさせてもらうことがあります」とのこと。少し思わせぶりな言い方だったので、この時点ではちょっと期待を持ってしまいました。
「アップグレードの可能性があるのですか?」「ぎりぎりあるかもしれません」そういわれて少し心が浮足立ってしまいました。ただ、この日はもう一つ気にかかっていることがあったので、その場を足早に立ち去って、保安検査所に向かいます。
羽田空港の保安検査場は、プラチナ優先レーンを使用することができます。ビジネスクラスでも使用できなかった優先レーンを使用できるのはうれしいですね。いろいろな手続きをステータスの力で早々に終わらせ、さっさと出国しました。
プラチナステータスなので、エコノミー搭乗客ですがANAラウンジを使用することができます。今回は、秘密兵器を用意しておきました。
ANAスイートラウンジ利用券です。元々は超上級会員であるダイアモンドの方などに配布される優待券ですが、ネットオークションで5千円前後で入手することができます。これがあればANAスイートラウンジに入室することができます。
ANAスイートラウンジは国際線ファーストクラス客やダイアモンド会員用のラウンジです。スターアライアンスゴールド会員でも利用することができません。ANAラウンジと決定的に違うのは、ANAスイートラウンジにはオーダー形式の「DINING h」があるところです。そして、このDINING hを体験したいがために、バタバタと早めのラウンジ突入を試みたのでした。
ANAスイートラウンジに足を踏み入れます。シャワーを浴びたかったのですが、30組待ちとのこと。ANAラウンジと変わらずの混雑です。今回もシャワーは無理そうです。私にANAラウンジでシャワーを浴びることのできる日は来るのでしょうか・・・。
楽しみにしていたDINING hですが、利用希望するならまず予約するように勧められましたが、こちらも28組とのこと。2時間後には出発しますから、こちらも無理ですね。残念!
夜のこの時間帯は、フライトラッシュです。DINING hは19時30分から開始されるそうですが、すぐに行列ができるそうです。20時過ぎに到着しても体験は無理な状況です。
週末と言うこともあり、この日のラウンジはかなり人が多く、通常の席もほとんど空席がなくてスタッフの方が案内している状態でした。
ー席に座るとスタッフの方が飲み物を伺ってくれます。おしぼりと一緒に持ってきてくれますー
何とか席を確保して、ビュッフェの食事を楽しみます。
DINING hが楽しめないこの状況だとANAラウンジとあまり変わりません。とても残念ですが、いろいろなWeb情報から、厳しいとは感じていました。全て想定内です。
とりあえず名物のカレーなどをいただきます。
ヌードルバーもあり、丼ものも提供しています。海鮮丼をいただきました。
スポンサーリンク
NH879便HND/SYD便エコノミークラス
時間になり、搭乗です。残念ながらビジネスクラスへのアップグレードの話はありませんでした。ただし、ステータスで優先搭乗が利用できたので、さっさと搭乗します。
今回はエコノミークラスで中央3列シートの通路側を指定していました。となり2席はだれも来ないはずなので、3席で寝れる予定だったのですが、ドアがクローズしてすぐに1人移ってきました。さらにこの方、空いている2席をあっさり占領してしまいました。うーん、文句を言う筋合いはありませんが、あまり気持ちよくはありませんね。
ーUSB電源が備えられています。スマホの充電に便利ですねー
久しぶりの国際線エコノミークラスですが、いつもおなじみの席なので(笑)、それほど狭さは感じません。座っているだけなら十分なスペースです。
搭乗してすぐに食事が出てきます。和食を選択しました。ラウンジでさんざん食べたあとですが、せっかくなのでいただきます。
食事を終えると消灯です。眠いのですが、やはり座って寝るのは難しいですね。タダでさえ眠りにくい状況なのに、後ろの方はブランケットの入っていたビニール袋を延々とガサガサ音をさせ続けてますし、隣の方は体が迫ってくるし、いろいろと苦痛な状態でした。まあ、エコノミークラスはこんなものですし、もともと私に相応の世界なのですが。
ほとんど眠れないまま朝を迎えます。朝食が用意されている便なのでいただきます。
エコノミークラスですが、プラチナステータスの優遇でしょうか、入国審査の優先レーンであるエクスプレスパスが配布されました。
9時前にシドニー空港に到着しました。沖留めだったので、バスでターミナルまで移動します。いつも思うのですが、シドニー空港の入国審査はエクスプレスパスの優先レーンがどこにあるかわかりにくいです。そもそも利用しても、あまり所要時間は変わりません。入国審査はeパスポートで簡略化されているので、入国審査より税関の方が時間がかかるのがシドニー空港です。
税関では何も申告がなくても一旦は列に並ぶ必要があります。今回は税関が混雑しており、列は結構長かったです。特に申告がないので、係員さんは申告書を一瞥して「ナンバー6」と一言。6番のレーンへ進むと、そのまま到着フロアに出ました。
次回は2度目のシドニー観光の模様をアップさせていただきます。
スポンサーリンク