2025年スターアライアンス世界一周運賃(世界一周航空券)ビジネスクラスの旅、第6回です。
これまでの記事で、成田空港からニュージーランド最大の都市オークランドを観光して1泊しました。翌日、オーストラリア・メルボルンへのフライトに搭乗し、メルボルン市街にやってきました。
今回の記事でメルボルンの観光地を巡ります。
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目次
オーストラリア・メルボルンってどんな街?
メルボルンはビクトリア州の州都でオーストラリア第2の都市です。人口500万人以上の大都市で、オークランドの3倍以上になります。中心部を流れるヤラ川のほとりに形成された街です。
オークランドに似て非常に穏やかな気候で、夏でも最高気温が25度程度、冬でも7~15度くらいです。ただ、時には氷点下や40度越えの気温を叩き出すこともあるようで、注意が必要です。
私は日本の夏季(オーストラリアは冬季)に訪問しました。気温が12~15度くらいで推移していたので、徒歩の多い観光にはちょうどいい快適な気候でした。
メルボルン市街はメルボルン空港から南東に約25kmの距離に位置していて、リムジンバス「スカイバス」を利用すると約30分で中心部の駅サザンクロスに至ることができます。
メルボルン空港第2ターミナル(国際線ターミナル)
日本から、成田発のJALおよびカンタスの直行便が運行されています。
オーストラリアの入国審査は、日本国籍の場合、電子渡航認証ETASの事前申請と、機内で記載する紙の入国カードが必要です。入国審査は空港のKIOSKでチェックしたのち、SMARTゲートという自動ゲートを利用します。KIOSKは列が長くなりがちなので、時間に余裕を持ったスケジューリングが必要です。
フリンダース・ストリート駅へ
メルボルン空港からスカイバス(リムジンバス)でサザンクロス駅にやってきました。
メルボルンの市街中心地では、トラムの乗車が無料になります。ホテルまでトラムで移動しました。
この日の宿泊は、ダブルツリー・バイ・ヒルトンホテル・メルボルン・フリンダース・ストリートです。フリンダース・ストリート駅の目の前にある立地抜群のホテルです。
お部屋の準備がまだだったので、荷物を預けて観光に向かいました。
まずはフリンダース・ストリート駅です。映画「魔女の宅急便」の舞台という説もある駅舎で、時計塔がシンボル的な存在です。
セント・ポール大聖堂前から撮影
ドーム状のエントランスはルネサンス様式(フレンチ・ルネサンスが正しいようですが)で、東京駅のエントランスも辰野金吾のルネサンス様式ですが、どこか通じるものがありそうです。
駅の歴史はオーストラリア最古の駅ですが、駅舎自体は20世紀初頭に建てられたそうです。それでも1世紀以上の歴史があります。
SKYDECKより撮影
駅や線路はヤラ川に沿って配置されています。上から見ると櫛状ホームに見えますが、実際は道路の向こう側に線路が伸びています。駅前にはトラム駅もあり、交通の要衝として現役運用中です。
フリンダース・ストリート周辺を散策(セント・ポール大聖堂・ホイザーレーン・カフェルーン)
フリンダース・ストリート駅の目の前に建つ協会が、聖ポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)です。イギリス国教会の教会で、19世紀に建てられた建物だそうです。フリンダース・ストリート駅と同様に歴史があります。
建物内の鑑賞は無料ですが、館内の撮影は禁止されていました。
少し東側にある小路がHosier Laneと呼ばれています。1970年代に流行したストリートアートの聖地らしいですが・・・、う~ん、私にはスプレーの落書きにしか見えないんですよね。芸術はわかりません。メルボルンには、このようなストリートアートのスポットが点在しています。
さらに東へ、ラッセル・ストリートに入ります。カフェやレストランが立ち並ぶ通りにあるのが、Lune Croissanterie Melbourne CBD店です。
メルボルンはカフェの街でもあるそうです。となれば、一か所くらいは訪問しておかないとだめですよね。Lune Croissanterieはニューヨークタイムズでも称賛されたクロワッサンを提供するお店です。
いつも店外に続く列ができているらしいですが、私の訪問時は5組くらいしか待っていなかったので、5分くらいで注文できました。スターバックスのようにカウンターで注文して、できあがるとカウンターで提供されます。注文時に名前を訊かれますので(提供商品を渡すときにコールするために必要)、海外の方でも発音しやすいニックネームがおすすめです。
多くの方でにぎわっていました。立ち呑みならぬ立ちカフェなんですね。皆さんカウンターにもたれかかりながらいただいていました。
クロワッサンは店内で作っています。Traditonal 6.20AUD(約600円)、Pain au Chocolat 6.80AUD(約650円)といった価格帯です。日本と物価が違います(日本で購入するピエール・エルメのクロワッサンだと500円くらいでしょうか)。
注文して最初にクロワッサン、数分して3分くらいで飲み物が提供されました。クロワッサンはTraditionalです。写真ではわかりにくいですがかなり大振りで、ナイフが添えられているのも納得です。カフェラテとともに注文して13AUDくらい(約1,250円)。必要なのもわかります。
スプリング・ストリート沿いを散策(州議事堂・セント・パトリック大聖堂・王立展示場・カールトン庭園)
トラムと徒歩で北東方向へ、スプリングストリート沿いを散策します。
神殿のような建物はメルボルン州議事堂(Parliament House)です。150年以上の歴史のある建物で、メルボルンがオーストラリアの首都だった時代は国会議事堂として運用されていたそうです。デモのような活動で周辺が封鎖されていたので、早々に退散しました。
州議事堂の裏手に、セント・パトリック大聖堂(St Patrick’s Cathedral)があります。カトリック系の教会で、20世紀前半に建てられたそうです。メルボルンで最も大きな建物の教会です。
横から見ると少し雰囲気が変わります。こちらの教会も館内は写真撮影禁止になっていました。
さらに北上して王立展示場(Royal Exhibition Building)です。オーストラリアには王様はいませんし、イギリス王の所有でもないようですが、なぜか王立です。ユネスコ世界遺産に指定されています。
王立展示場前のカールトン庭園(Carlton Gardens)も世界遺産に指定されています。もともと万博会場だったそうです。
おそらく地元の方でしょうか、多くの方々が憩いの場に利用していました。気温は14度くらいでしたがオーストラリアは冬なので、日向ぼっこになるのでしょうね。
市街中心部を散策(クイーンビクトリアマーケット・州立図書館・ロイヤルアーケード)
さらに西へ、クイーン・ビクトリア・マーケット(Queen Victoria Market)です。メルボルンでもっとも古くから運営されている市場だそうで、早朝6:00からオープンしていますが15時くらいにクローズします。月・水は休業ですが、水曜日は無いとマーケットがオープンするそうです。
貴金属から野菜や果物まで、いろいろな品が展示されています。ちょっとお土産には向かないですね。
少し南下して、市街地の中心部に戻ってきました。また神殿のような建物がありますが、こちらは19世紀半ばに建てられた州立図書館(State Library of Victoria)です。建物の前では多くの観光客が写真撮影をしていました。
図書館の中央部にある八角形の部屋は、ドーム状の天井まで吹き抜けになっていて美しい様式美に圧倒されます。
一番上層階から見下ろすのがフォトスポットになっています。エレベータは激混みなので、わたしは階段で昇りました。図書館自体は現役で利用されていて、多くの方の勉強や研究スペースになっています。建物の中も外もフォトスポットです。
州立図書館の目の前にあるメルボルン・セントラル駅に立ち寄ってmykiカードを購入しました。ずっと無料区間のトラムで移動していましたが、少し郊外に出る予定なので。
ちなみに、メルボルンセントラル駅は古い建物をドームで覆った黒川紀章氏の建築が有名だそうですが・・・訪問時にその情報が無かったので写真も撮影していませんし、ドームも見ていません。残念です。
トラムを乗り継いでさらに南下します。こちらはロイヤル・アーケード(Royal Arcade)です。メルボルンで最も古いアーケードで、1870年から運営されているそうです。
約2時間で観光地をサクサク巡ってきました。メルボルンの市街地は徒歩圏内に多くの観光スポットが凝縮されています。市街地中心部はトラムも無料なので、短時間で多くの場所を訪問できます。
ここからは郊外の観光に向かいたいと思います。買ったばかりのmykiカードが活躍してくれるはずです。
次回もメルボルン観光を続けます。