目次
はじめに コロナ禍の国内線
新型コロナウイルスのパンデミックが始まって2年近くになろうとしています。2021年11月現在、緊急事態宣言が解除されているとはいえ、国内航空各社の経営状態は深刻な状態が続いています。
国際線の運休が多く、国際線機材が浮いてしまっています。ANAの場合、東京/羽田〜札幌/千歳線にボーイング777-300ER投入し、ファーストクラスシートをプレミアムクラスとして提供、ビジネスクラスやプレミアムエコノミーを普通席として開放しています。
今回、JALのビジネスクラスに搭乗する機会があったので、その様子をアップさせていただきます。
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ボーイング767-300ER A44 JAL SKY SUITE Ⅱ
羽田-石垣便などで、ボーイング767-300ER国際線機材による運行が行われています。クラスJとして、ビジネスクラスシートを利用できます。
2022年現在、クラスJシートは、普通席料金に+2,000円で搭乗可能です。フルフラットになるシートに乗ることができるので、国際線機材運用時のクラスJシートは大人気です。国内線機材のファーストクラスシートより快適ですからね。
JAL SKY SUITE Ⅱはシートが進行方向に対してまっすぐに配置されています。離発着時も違和感はありません。USBポートやマルチプラグコンセント、脇にテーブルがあり、テーブルの上に収納スペースあり、至れり尽くせりです。
ただし、国内線運用の場合、WiFiが利用できません。また、正面の大きなディスプレイも利用できないです。
テーブルにあるボタンを押すと、席がゆっくりフラットになっていきます。
シートの脚の方は、前のディスプレイの下の収納部に滑り込みます。前の席のテーブルの下の部分になります。シートは完全にフラットになります。
羽田ー石垣のような長距離路線だと、フラットになるシートはとても快適です。2時間以上の長時間寝ることができます。
もちろん、サービスはクラスJ相当ですから、ソフトドリンクの提供しかありません。コロナ禍の影響で毛布の貸し出しはありません。より快適さを求めるなら、何かひっかけるものを持ち込むと完璧です。
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ボーイング777-200ER JAL SKY SUITE Ⅲ
羽田-那覇便を中心に、ボーイング777-200ER国際線機材による運行が行われています。クラスJとして、ビジネスクラスシートを利用できます。
クラスJシートは、普通席料金に+2,000円で搭乗可能です。フルフラットになるシートに乗ることができるので、国際線機材運用時のクラスJシートは大人気です。国内線機材のファーストクラスシートより快適ですからね。
JAL SKY SUITE Ⅲはシートが進行方向に対してまっすぐではなく斜めに配置されています。国内線にしか乗車したことのない方だと、すこし違和感を感じるかもしれません。
テレビモニターも大きいです。
マルチプラグ対応の充電ポートやUSB用充電ポートもあります。
もちろん、サービスはクラスJ相当ですから、ソフトドリンクの提供しかありません。大きなテーブルは、国際線ではコース料理が提供されるからです。
羽田ー沖縄のような長距離路線だと、フラットになるシートはとても快適です。2時間以上の長時間寝ることができます。コロナ禍の影響で毛布の貸し出しはありません。より快適さを求めるなら、何かひっかけるものを持ち込むと完璧です。
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ボーイング737-800 V40 JAL SKYLUXE SEAT
近距離路線を中心にボーイング737-800が運用されています。クラスJとしてビジネスクラスシートを堪能できます。
2列―2列シートが3列あります。通常のクラスJシートと違うのは、各席にモニターがあり、リクライニング角度が60度くらいまでできます。
やはりクラスJよりは幅が広く、前後の幅も余裕があります。ビジネスクラスシートは前の席の下に荷物を収納するのはNGのようで、手荷物は上の棚に収納するように指示されます。、
リクライニングするには後ろの方に迷惑をかけないようにする必要があります。そのため、3列目のシートだと後ろに誰もいないのでお勧めです。千歳-伊丹便で搭乗したことがありますが、2時間近くのほぼ全区間爆睡させていただきました。通常のクラスJと比較して非常に楽です。
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コロナ禍におけるピーチの挑戦 乗り放題&旅くじ
コロナ禍で苦境にあるのはLCCも同じです。関西空港を拠点とするピーチ航空も、あの手この手で乗客を増やそうとしています。
まずは2021年11月限定でピーチの全33路線乗り放題となるチケット「ピーチ ホーダイパス」ですね。19,800円~という値段設定はかなり魅力的。シンプルピーチの最も安い設定だと、席の予約代などで結局損をしそうなので、ちょっとお値段は高くなるけどバリューピーチの方が実用的です。私としては、11月はスケジュールに余裕がないので、諦めました。
あとは、SNSなどで「リアルぶっとびカード」と言われている旅くじです。ぶっとびカードと呼ばれる所以は、人気テレビゲームの桃太郎電鉄に出てくるぶっとびカードの効果にそっくりだから。
5,000円のガチャガチャで、出てきたケースに書かれた目的地へお安く乗れるようになるという企画です。ガチャガチャですから、目的地はランダム。まさにぶっとびカード、「そーれ、ぶっとべー」。
大阪の心斎橋にあるPARCO心斎橋の4階、SkiiMaと呼ばれるイベントスペース前で実施されています。出発地は関西空港で、目的地は関西空港からピーチ航空で向かうことのできる場所です。2021年10月からは東京のPARCO渋谷でも実施されています(渋谷だと成田発着便になります)。
面白そうなので私も訪問してみましたが・・・売り切れでしたね。2021年10月分は10月中旬には売り切れていたようです。ちゃんとピーチ航空の公式ホームページにも掲載されていました。失敗失敗。
ちなみに5,000円札しか受け付けていませんし、両替は対応していません、ご注意を(渋谷だとPayPayのみ対応です)。
※2021年11月2日追記
2021年11月2日付で11月5日金曜日からの販売再開が発表されていますが、心斎橋PARCOもPayPayでの支払いに変更になったようです。
※2021年11月9日追記
2021年11月5日付で、名古屋PARCOでも販売開始とのことです。名古屋は千歳・仙台・那覇・石垣と長距離路線が多くてお得感がありますし、選択肢が少ないのでプランが立てやすいです。
※2022年7月追記
2022年7月現在、旅くじは関空と仙台のみの実施です。
ピーチ航空では、シンプルピーチで片道999円の企画など、他にもいろいろお得な企画を実施しています。国内線だと、LCCもフルサービスキャリアも、それほど差を感じないので、私もときどきLCCを利用しています。伊丹にない路線もありますしね。
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まとめ
JAL便予約時に国際線機材のクラスJが予約出来ればラッキー。とはいえ、かなり前から予約が埋まっていることが多いです。コロナ禍のご時世とはいえ、普通席はガラガラでもクラスJ席は完売のことが多いです。空きがあっても、先得や特便で予約できないため、諦めざるをえないこともあります。
とうぜん、アップグレードも狭き門です。通常のクラスJなら可能でも、国際線機材だと朝早くに無くなっちゃいます。アップグレードに成功した人は、なんでそんなに早い時間に空港にいるんだよ(普通席からのアップグレードは空港でチェックインした方の早い者勝ちです)。
コロナ禍の今しか体験できないビジネスクラスシート。特にフルフラットシートは、国際線でも長距離路線でしか運用されないので、運賃は20-30万円ぐらいからです。なかなか利用する機会もないと思いますから、一度体験するのもいいと思いますよ。
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