目次
はじめに
2024年秋に茨城空港を訪れました。
茨城県小美玉市にある空港で、正式名称は百里飛行場です。自衛隊基地と滑走路を共用する軍民共用空港です。
自衛隊百里基地に2010年に民間路線が就航し、茨城空港として運営開始されました。もともと、羽田や成田空港の飽和したキャパシティの受け皿として考えられていたようで(首都圏第三空港構想)、空港名に東京の名を冠する案もあったようです。
空港の運営は航空自衛隊が行っています。ターミナル運営は茨城県の管轄下にある茨城県開発公社が担っています。
滑走路は北東から南西に2本配置されていて、滑走路長は2,700mあり、ジェット機も十分に離発着できます(もともと軍用ですからね)。ターミナルビルにボーディングブリッジはありません。
2024年現在、国内線はスカイマークの神戸3便、札幌(新千歳)2便、福岡1便、那覇1便が定期運行しています。丘珠)便が運航しています。国際線は台北桃園週2便(タイガーエア)、上海浦東週3便(春秋航空2024年12月~)が就航しています(その他西安臨時便などもあります)。
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茨城空港へのアクセス
茨城空港から首都圏へのアクセスは、路線バスとJR特急の乗り継ぎで2時間くらいかかるので良好とは言えません(台北便に連絡した東京駅直行バスがありますが、やはり2時間前後かかります)。
石岡駅に停車する茨城空港を結ぶ路線バス
水戸市に向かうアクセスバスは最速40分とアクセス良好です。茨城県を訪問する手段として空路を利用するのは利用価値が高そうです。
コロナ禍以前はつくば方面や新鉾田駅方面のバスがあったようですが、2024年現在運行されていません。
空港を散策
空港前・空港周辺
ターミナル前は駐車場です。第1駐車場内にサイクル(サポート)ステーションがあるらしいですが、公式HPでも場所が書かれていないので確認できていません。
ターミナル正面にはバスが発着します。水戸、石岡駅方面に向かうバスが運行しています。
タクシー乗り場はありますが、タクシーが必ず常駐しているわけではなさそうです。
茨城空港公園
ターミナルの南側に航空機が展示されていて、公園として整備されています。第3駐車場に向かう通路になっています。
空のえき そ・ら・ら
ターミナルビルから東に10分くらい歩くと、道の駅のような商業施設があります。石岡駅へ向かう路線バスも停車します。
ターミナル 1階 到着フロア&チェックインカウンター
国内線フライトで到着すると、1階の到着フロアに出ます。フロアの北側になります。
レンタカー受付カウンターなどがあります。2010年運用開始のターミナルビルなので、比較的新しいです。
少し南側に向かうと、国内線チェックインカウンターとコンビニ「セイコーマート」があります。
茨城空港の国内線はスカイマークしか就航していないので、カウンターはスカイマークのみとなります。
さらに南側に国内線保安検査場入り口、2階へ向かうエスカレータ、国際線カウンターの順でならんでいます。
エスカレータ前は滑走路を模したデザインが描かれています。国際線はほとんど就航していないので、私の訪問時のカウンターは無人でした。
ターミナル 2階 ショッピング&レストランフロア
エスカレータで2階に昇ります。昇ってすぐ正面が送迎デッキです。
右手側がショップになります。
左手側がレストランです。
鴨南蛮そば(税込1,200円)をいただきました。
送迎デッキ
送迎デッキに出ました。ベンチなどが置かれ整備されています。
滑走路側との間にはアクリル板で仕切られています。正直、写真撮影には適していません(光の反射などの影響を受けます)。自衛隊基地があるので、仕方ないのかもしれません。
離陸するスカイマーク機です。ターミナルビルが滑走路の南端に位置するので、離陸する瞬間をとらえるのが難しいですね。
ある程度の高度に達すると、アクリル板の上側で撮影できますが、どうしても遠くなってしまいます。
駐機場
茨城空港にはボーディングブリッジはありません。飛行機は沖止めで、徒歩で乗降します。
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まとめ
2024年秋に訪問した茨城空港の模様をアップさせていただきました。
水戸市街までバスで40分程度なので、茨城観光の空路アクセス拠点として有用な空港です。ターミナル内にはレストランやショップが入っていて地方空港の中では設備が充実しているといえます。できればラウンジが欲しいところです。