はじめに
今回、東京ディズニーリゾートを楽しんできました。2025年秋の繁忙期訪問の記録です。
前回の記事で、イベント「ディズニー・ハロウイーン」開催中のディズニーランドを訪問させていただきました。今回は、ディズニーシーに移動して2日目の様子をアップさせていただきます。
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ハッピーエントリーのメリットが格段に低下
1日目は東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ(以下、ミラコスタ)に宿泊しました。ハッピーエントリーを利用してディズニーシーに行きたいと思います。
コロナ禍以前は8時~22時の運営だったディズニーパークですが、2025年現在9時~21時と制限されています。
さらに、そもそも入園開始時間が公式発表と全然違います。公式HPでは9時オープンになっていますが、日によってオープン時間はバラバラで、8時~9時くらいの間で混雑が予想される日ほど早くオープンすることになっています。
公式ディズニーホテルの宿泊客は、前日に入園開始時間の情報が入ります。宿泊客用のハッピーエントリー用のQRコードから入園時間の情報が入手できますが、厳密にいうとQRコードから読み取れるアドレスさえ知っていれば宿泊しなくてもわかります(マニアの間では情報が流れています)。
一般入場列のパークオープン時間より早い時間にオープンする専用ゲートから、入場客より早パークに入園できるサービス。公式ディズニーホテルの最大のメリットです。
コロナ禍後のルール改訂で、宿泊するホテルによって対象となるパークが制限されています。また、一般のパークオープン時間までパーク内アトラクションが稼働しなくなりました。
早く入場できる分、列ができないうちにアトラクションに並べますし、ディズニー・プレミアアクセスや40周年記念プライオリティパス、スタンバイバスなどを先行して予約できるメリットがあります。
まあ、入園開始時間がわからないとハッピーエントリーの意味がありませんからね。ただ、一般客が入園開始時間がわからないのは不親切です。
2025年現在、ディズニーシーは入場ゲート前の改修工事を行っていて、入場待ちスペースや入場入り口が狭くなっています。そのため、ディズニーランドより早めに入場開始になっています。
2025年現在、ディズニーシーのハッピーエントリー対象ホテルは東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルとミラコスタの2つだけで、ディズニーシーのメインゲートから入場できるのはミラコスタだけになっています。2024年はアンバサダーホテルも利用可能でしたが、対象外になったようです。
一方で、エントランスファンタジースプリングスホテル宿泊者はチェックイン日でも通常入園開始時間からファンタジースプリングス・エントランスを利用可能です。ファンタジースプリングスホテル宿泊客が前泊でミラコスタを利用した場合、ファンタジースプリングス・エントランスの通常入園が利用可能のため(宿泊証明書が必要)、ハッピーエントリーを利用せずにファンタジースプリング・エントランスを利用した方がファンタジースプリングスエリアに早く入れる可能性があります(開園後1時間はファンタジースプリングスホテル宿泊客のみの利用なので人数が限定されているため)。
この日のハッピーエントリーは正規入園開始時間の15分前から入園開始です。
ゲートオープンの30分前に向かい、ハッピーエントリー用のセキュリティチェックを終えて入場待機列にならんだところです。前から4組目くらいに並ぶことができました。繁忙期ですが天気も良くないので、出足が少し悪いのかもしれません。
ディズニーのキャラクターたちが、入場開始前のあいさつに来ていました。
2025年現在、パークに入場してまずすることは、アプリでディズニー・プレミアアクセスや40周年記念プライオリティパス、スタンバイパス、レストランのディズニーモバイルオーダー、プライオリティシーディングの争奪戦を勝ち取ることです。
有料で人気アトラクションに優先搭乗できるチケット 入園後にアプリで購入でき、1人1,500~2,500円とお値段がかかりますが、時間をお金で買えます。
以前あったファストパスの期間限定版 入園後にアプリで取得できます。無料ですが、対象アトラクションは限られています。
特定のアトラクションやグリーティングに並ぶ権利のあるチケット 入園後にアプリで無料で取得できます。これがないと列に並ぶことすらできないアトラクションがあります。プライオリティパスじゃないので、優先されません。2025年現在、対象アトラクションはありません。
コロナ禍前と後で、ディズニーの楽しみ方もずいぶん変わってしまいました。スマホアプリがないとパークが楽しめない仕様になっています。
バケーションパッケージですでに予約しているアトラクションもありましたし、優先度が低くて保留にしていたラプンツェルのアトラクションをディズニー・プレミアアクセスで購入しました。40周年記念プライオリティパスはマジックランプシアターを予約しました。ハッピーエントリーなので予約枠がたくさん空いていて、いろいろ融通が効きます。
予約を終えて、さてどうするか。コロナ禍前のハッピーエントリーは入園開始時間とともに運営開始されるアトラクションがありました。2025年現在のディズニーシーは、入場待ちエリアが狭いので早くオープンしてお客さんをパーク内に収容するというスタンスです。ある程度一般入場客が入場したのちにアトラクションの運営が開始されます。私の訪問日のソアリンやトイ・ストーリー・マニアは入場開始45分後から、タワー・オブ・テラーは1時間後から運営開始されるとのこと。
アトラクション体験まで待ち時間が発生しますし、アトラクション運営開始時には一般客も多く入場しています。かといって、アトラクションに並んでおかないと列が伸びてしまいます。ハッピーエントリーのメリットがかなり薄くなっている印象です。
公式の開園時間(2025年現在だと9時)にならないと、アプリでアトラクションの待ち時間もわかりません。アトラクションに行ってみないとアトラクション運営開始時間もわかりません。いろいろ不便です。
ハッピーエントリーを利用しての入場ですが、私たちの前にはそれなりに人がいらっしゃいます。ガラガラのパークということはありません。
ハロウィーンのタペストリーをのんびり撮影しながら歩くことにしました。
ミニーのカボチャのランタン。
ミラコスタの渡り廊下のタペストリー。
2025年秋のディズニーにシーは、ダッフィーが誕生して20周年ということで、「ダッフィー&フレンズ:カラフルハピネス」を開催しています。なんだかんだで7匹まで増えたダッフィーグループのメンバーのイベントです。
ダッフィー&フレンズは、ケープコッドだけでなくメディテレーニアンハーバーやロストリバーデルタ、アメリカンウォーターフロントへも進出しています。2025年にディズニーシーは、ダッフィー30%、ミゲル15%、ハロウィーン20%といった感じで、ハロウィーン色があまり強くありません。ヴィランズも出てこないしね。
ということで、メディテレーニアンハーバーでシェリーメイをお見かけすることができました。
あまり急いでも仕方ないですが、一般客の入場が始まると列が伸びてしまうので、ぼちぼちアトラクションに向かいたいと思います。今回のターゲットはトイ・ストーリー・マニアです。
途中にブロードウェイ・ミュージックシアターがあります。ブロードウェイ・ミュージックシアターでは、2025年9月末をもってビッグバンドビートのショーが終了になりました。我が子はジャズに興味が無いので、ビッグバンドビートの評価が低く、ショー終了の感想は「どうでもいいけど」とつれないお言葉です。
さて、トイ・ストーリー・マニアにやってきました。ゆっくり歩いてきたのですが、運営開始まで30分以上あります。スタンバイ列も伸びてきていて、並んでおかないと待ち時間が伸びちゃいます。
運営開始されても、列があるので10分くらい待つことになりました。結局40分待ちといったところでしょうか。ハッピーエントリーの価値は下がりましたが、遠方客にとって入園時間が早くなるメリットは捨てがたい。いろいろ微妙な感じです。
ちなみに、年とともにトイ・ストーリー・マニアのスコアが低下傾向です。あまりスコアに執着しなくなったこともありそうです。20~30万ポイントがアベレージだったのですが、最近は15~20万ポイントくらいですね。以前より照準がずれがちです。
ホテルに戻りました。ディズニーシーにはミラコスタホテルへ直通のゲートがあります。こちらのホテルゲートは、パークへ入場するために利用可能な時間は公式開園時間の1時間後から(2025年現在10時以降)になります。
ホテルに入る場合は時間制限がありません。ディズニーシーの正面ゲートを経由するとホテル宿泊客の場合5分くらい時間をロスするので、とても楽ちんなルートです。せっかくですからできるだけ利用したいところです。
ミラコスタホテル:オチェーアノ
レストラン・オチェーアノで朝食をいただきました。ここまで1時間以上かけてトイ・ストーリー・マニアを体験しただけですから、やはりハッピーエントリーはわりに合わないかもしれません。
パーク開園前の時間帯でディズニーホテルの朝食予約を取るのは激ムズです。さらに、昨今はパークオープン時間がレストラン予約時にわからないので、8時前後に朝食予約をとってもハッピーエントリーの時間にかぶる可能性がかなりあります。ディズニーホテルレストランで朝食をいただきたいなら、いっそ徹底的に遅い時間に朝食予約を取るのがおすすめです(早朝のパークを楽しんでから戻ってきましょう)。
ホテルの部屋から「ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー」を鑑賞してからチェックアウトです。トランジットスチーマーラインのルート上で行われるグリーティングショーなので、ハーバー以外でも鑑賞可能です。ホテルのお部屋からだと、むしろ遠いですね。
昼食はケープコッド・クックオフでグリーティングショーを鑑賞
せっかくバケーションパッケージのフリーソフトドリンク券があるので、使ってみることにしましょう。まずは、メディテレーニアンハーバーにあるマンマ・ビスコッティーズ・ベーカリーです。食事の時間帯は混雑しがちですが、写真のようにガラガラのこともあります。オープン直後の朝ごはんタイムにもおすすめですが、朝一番はオープンしているレストランが少ないのでやはり待ち時間が長くなります。
こちらの店舗は飲み物の提供種類はかなり少なく、期間限定の飲み物はありませんでした。コーヒータピオカラテ(600円)がお得だったのでいただきました。味はタピオカの入ったコーヒーゼリーってほぼそのままですね。
我が子はコーヒーがだめなので、別の店舗に移動します。
同じくメディテレーニアンハーバーにあるザンビーニ・ブラザーズ・リストランテにやってきました。
こちらではハロウィーン期間限定メニューの飲み物が提供されています。
食事の時間帯を外していたので列は短めでしたが、ディズニーのカウンタータイプレストランはお客さんが少ないと1人当たりの提供時間を長くして調整する(稼働するレジやスタッフを減らしたり)ので、レジに8組くらいしか並んでいないのに商品提供まで30分以上かかりました。誤算です。
アラジンのヴィランズ、ジャファーをイメージしたスパークリングゼリードリンク(700円)です。コカ・コーラにイチゴジャムとカットしたイチゴダイスが入っています。
そのあとソアリンを鑑賞しました。プライオリティパスによる利用ですが、ルートがかなり混雑していて、一般列に合流するまで10分以上かかりました。一般列は120分~200分待ちくらいになっていたので、これでも早いんですけどね。
そして、入場後すぐにゲットした40周年記念プライオリティパスでマジックランプシアターへ。おもったより時間がかかってしまい、昼食のプライオリティシーディング予定時間をオーバーしそう。大丈夫か?
予約時間より3分遅刻ですが、昼食レストランのケープコッド・クックオフに到着です。こちらはショーを見ながらお食事をいただけます。
予約必須のレストランで、バケーションパッケージに昼食としてついていました。普通に予約するとB席1人3,100円~S席1人4,100円の価格設定です。
いただけるお食事は、メインメニューとなっているケープコッド・クックオフのファーストプライズセット(1,490円)とほぼ同じ(フレンチフライポテトがサラダに変わっただけ)です。差し引き1,600円~2,600円がショーの価格と考えていいと思います。
遅れる~と焦って来ましたが、遅れて訪問して全く問題なさそうです。店舗前にショーのスタンバイ列ができていて、そもそも料理を受け取るのに30分以上かかりました。予約者全員が料理を受け取ってからショーがスタートになるので、ショー自体は20分程度ですが、ショーが終了する時間は予約時間から70分くらいかかります。
席は事前に指定されているので、料理を早く受け取るメリットもあまりありません(早く食べられるだけ)。正直なところ20分くらい遅れても(というか遅れた方が)、むしろスタンバイ列が短くなっていてスムーズに料理を受け取れます(ただし、ゆっくり食事をいただく時間が減ります)。
ショーが始まるころにはみなさん食事は終わってますし、ショーが終わった時点で強制解散です。
こちらは子供用のセットです。ハンバーガー オーロラソース、コーン、フレンチフライポテト、チキンナゲット、フルーツゼリー、アップルジュースとなっています。
大人用セットです。
サーモントラウトとアボカドのサンド(チーズクリーム)、ミックスサラダ(チキン)、ストロベリー&ミルクムース、ソフトドリンクとなっています。
ソフトドリンクに期間限定スペシャルドリンクは選択できません。また、ケープコッド・クックオフで販売している通常メニューをついでに購入することはできません(別途、一般カウンターに並んで購入することは可能みたいですが、ショーに間に合わなくなってしまうのでお勧めしません)。
参加者全員にダッフィー&フレンズのコースターが付きます。7匹いるので全7種類ですね。どれがいただけるかはランダムです。
バケーションパッケージのプランの場合、席はS席(前方席)になるみたいです。キャラクターが近いのでありがたいですが、角度は仕方ありませんね。ダッフィー&フレンズ7匹のお祝いパーティーです。
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルへ
お食事を終えてファンタジースプリングスエリアにやってきました。本日の宿泊は東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル(以下、ファンタジースプリングスホテル)です。
前泊がミラコスタでした。公式ディズニーホテル同士で移動する場合、荷物の無料配送サービスが利用可能です(以前はディズニーオフィシャルホテルでも配送サービスがありましたが、)。
ファンタジースプリングスホテルの下には入場ゲートがあり、ゲートの外にはベイサイド・ステーション駅があります。こちらのファンタジースプリングス・エントランスは、ファンタジースプリングスホテルや東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル宿泊客のみ利用可能です(トイ・ストーリーホテル宿泊客は公式開園時間1時間後以降に入場利用可能)。
チェックイン日もゲートを利用可能です。チェックイン日に利用する場合、宿泊証明書が必要になります。
宿泊証明書の入手手段
・各ホテルのプレチェックイン/チェックイン時
・東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター(オンラインチェックイン時)
・前泊がディズニーホテルの場合、前泊チェックイン時
※セレブレーションホテルでは発行不可。
普通、ホテル利用時は荷物があるので、ホテルやウェルカムセンターでチェックイン(あるいはプレチェックイン)するため、その際に宿泊証明書をもらえば問題ないと思います。
今回、私はミラコスタから荷物を配送してパークを楽しんでいたため、ファンタジースプリングスホテルへのアクセスはディズニーシーを通り抜けてファンタジースプリングス・エントランスを利用する形になりました。まだチェックインやプレチェックインをしていないので、宿泊証明書を前泊ホテルで受け取ってファンタジースプリングス・エントランスが利用できたのは非常にありがたいですね(前泊ホテルで受け取れることを知らなかったので、ディズニー・リゾートライナーで移動することを覚悟していました)。
このあたりのルールの複雑さが、ディズニーが一見さんに厳しいところです。情報を事前にかき集めておかないと、快適なリゾートの時間を過ごすことができません。
ホテルはテラスルームを予約していたので、ファンタジースプリングスエリアを一望できます。ホテルサービスの解説は別の機会で。
さて、ホテルのチェックインを終えてパークに戻ります。まずはピーターパンのネバーランドアドベンチャーへ。もちろんバケーションパッケージについていたプライオリティパスの利用ですから、さくさく楽しめます。
次にアナとエルサのフローズンジャーニーです。香港のアトラクションで楽しんだことはありますが、日本では初体験です。
プライオリティパスルートを利用しましたが、かなり人が並んでいました。一般列に合流するまで20分くらいかかりましたね。一般列は200分待ちくらいだったので、それに比べればましですが、プライオリティパスあるいはディズニー・プレミアアクセスは課金していますから、あまり待ち時間が長いと不満も出てきそうです。
ボートで映画の体験をするのは香港と同じですね。香港の方が若干スリルがあったかも。
最後に、ディズニー・プレミアアクセスで購入したチケットでラプンツェルのランタンフェスティバルです。夜に訪問すると、ランタンがいい味を出しますね。
こちらもボートに乗って映画のシーンを体験するのですが、スタンバイ列にオブジェが少なく体験時間が短い(公式HPによると5分)なので、ちょっと人気が落ちます。
お昼も遅かったので、夕食も遅めに予約していました。ファンタジースプリングスホテルのファンタジースプリングス・レストランでビュッフェのお食事です。予約時間より早めに訪問しましたが、待ち時間なしで案内していただけました。
この日はファンタジースプリングスホテルに宿泊です。
ディズニーシーの訪問記録は後編につづきます。