【国内鉄道旅】グランクラス 新幹線の最上級サービスを堪能できます。<東北新幹線E5系&北陸新幹線W7系>

はじめに

旅行が大好きのタビズキです。今回のテーマは新幹線の最上級ランクシート「グランクラス」です。

2010年に東北新幹線が新青森駅まで開通した当初は設定されていませんでしたが、2011年3月より東北新幹線にグリーン車を上回る上級シート「グランクラス」が設置され運用開始になっています。2023年現在、東北(北海道)、北陸、上越新幹線で導入されています。鉄道好きとしては、一度は体験してみたいところですね。

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東北新幹線E5系「はやて」で仙台へ

運用開始より1年経過した2012年、東北新幹線グランクラスに乗車することになりました。JR東京駅から出発です。

2011年当時、東北新幹線「はやぶさ」がすでにデビューしており、最も停車駅が少ない速達列車となっていました。私が乗ったのは、2011年まで最も速い列車に与えられていた名前の新幹線「はやて」です。

どうして「はやぶさ」じゃなかったのかは・・・覚えていませんね。乗継の都合でしょうか。秋田新幹線こまちと連結して運行されていました。

1列が2+1の横並び3席しかありません。新幹線は標準軌のため、狭軌の在来線より横幅が長いのです。東海道新幹線「のぞみ」の指定席で3+2の1列5席、グリーンだと2+2の1列4席です。横に3席だとかなりひろびろとして余裕があります。

リクライニングもシートが前に進む形で背もたれが後ろに倒れるので、後部座席に迷惑をかけることはありません。気を使うことなくリラックスすることができます。

グランクラスだとお食事が提供されますし、飲み物もいただけます。アルコールもOKである程度はおかわりできます。飛行機のANAプレミアムクラスやJALファーストクラスに相当するサービスになります。

サービス内容をみると、上記の航空路線に対抗しているように見えますが、JAL便の競合路線にはファーストクラスの設定はありません。ANAのプレミアムクラスだと函館、小松、富山便がライバルになるかもしれません。

私はお酒に弱いので、ビール1本でほろ酔いになって寝ちゃいました。新幹線は飛行機より静かであまり揺れないので、いい感じで眠くなります。気圧変化はないので、飛行機ほど酔いやすくないはずですけどね。

その他のサービスとして、毛布の貸し出し、スリッパやアイマスクの提供、新聞や雑誌の提供などがあります。

東京→仙台のグランクラスは20,000円くらいです。指定席だと11,000円くらいですから、9,000円くらい値段が高くなります。ANAプレミアムクラスの普通席からのアップグレード料金は5,000円~6,000円(小松や富山の場合)ですからちょっとお高い印象ですが、新幹線指定席料金がかなり格安ですからね。グランクラスには割引運賃の設定がほとんどありませんが、ANA便といい勝負になると思います。

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北陸新幹線E7/W7系「はくたか」で新高岡へ

北陸新幹線が開通したのが2015年です。同年にさっそく北陸新幹線のグランクラスに乗ってきました。

北陸新幹線の最速列車はかがやきで、はくたかは停車駅が多くなるため所要時間が長くなります。2022年10月から「はくたか」のグランクラスにおける食事や飲み物の提供は実施されなくなりましたが、2015年当時は実施されていました。

写真はJR西日本所有の車両なので、W7系になります。JR東日本所有のE7系と全く同じ仕様です。

写真は乗車券が入っていません。東京→金沢で29,000円くらいになります。羽田⇒小松のANAプレミアムクラスだと最も安くて17,000円くらいで購入でき、1時間で着きます。新幹線の方が時間がかかるのは間違いないですが、街中から街中にダイレクト移動できるのが新幹線の強みです。

JR東日本系の新幹線は、ロングノーズが特徴的ですね。近未来的カッコよさを感じます。

今回も乗車するのはグランクラスです。

ブラウン基調のシックな内装です。

やはり1列が2+1の3席です。それが6列あるので全部で18席と余裕たっぷりの配置です。

車内ではお食事、おつまみ、飲み物などが提供されます。

こちらは和軽食です。洋軽食との選択です。

お茶菓子のパウンドケーキです。

北陸新幹線ですから金沢の飲食物が積み込まれています。こちらは、加賀梅酒スパークリングです。グラスもグランクラスのマーク入りです。

2時間40分くらいで新高岡駅に到着しました。新高岡駅は北陸新幹線開通に伴いJR西日本の城端線に開設された駅です。新幹線駅はホームも長くて立派な構造の高架駅ですが、在来線は1面1線の地上無人駅で簡素なつくりになっています。

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まとめ

今回は新幹線の最上位ランクシート「グランクラス」の乗車体験記です。2012年の東北新幹線と2015年の北陸新幹線の記録でした。最近はグランクラスのサービスが実施されていない便も増えているようですし、お食事も冷凍食品になってきているらしいですね。ちょっと残念な傾向です。

指定席料金に+6,000円~で受けられるサービスで、値段に見合う値打ちがあるかどうかは価値観次第の面もあると思いますが、国内線ファーストクラス/プレミアムクラスのサービスと考えると、ほぼ相応の価格設定と思われます。価格帯が全然違う国際線ビジネスクラス/ファーストクラスレベルのサービスを求めてはいけません。

今更と言うか、何度も述べていますが、私は飛行機より鉄道派です。ただ、新幹線は旅情が乏しいので、在来線特急が好きなんですよね。観光列車もいいのですが、人気がありすぎてなかなか乗車する機会が無いうちに無くなってしまうものも多いです。週末以外の休日がとれればいいですけどねえ。

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コメント

  1. せいちゃん より:

    グランクラス!僕も乗りました。これで黒部ダムに行きました。この車両は快適でした。JALのサクララウンジの雰囲気に似てたような記憶があります。飛行機より鉄道派、分かります。台湾の台北から台南に移動する新幹線は乗られたことありますか?

    • RTW-tabizuki より:

      せいちゃんさん 当サイトの再訪ありがとうございます。

      台湾の新幹線はまだ経験がありません。海外の鉄道は、英語の苦手な私にとって少しハードルが高いですね。
      いつか乗ることができればと思います。

      またの訪問をお待ちしております。