【国内鉄道旅】2013年仙台から 乗り鉄旅(1) 奥羽東線「リゾートみのり」

はじめに

旅行が大好きのタビズキです。飛行機旅のブログのつもりだったんですが、最近、鉄道旅ブログになってきています。海外に行けない日々のせいです。

今回は、2013年、仙台から関西への帰還の旅です。今回もかなりぶっ飛んだ経路になっています。新幹線の乗り継ぎなんて生易しい?レベルじゃないですからね。

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出発は仙台駅 リゾートみのりで山形県新庄へ

今回の旅も出張先からの帰路です。かなりへんてこなルートで旅をするので、旅程のトラブルが発生する可能性も考えておく必要があります。往路でトラブルになると出張先に迷惑がかかるので、ヘンテコ旅行は復路限定です(それでも、職場に迷惑かけないように余裕を持ってね)。

出発は宮城県仙台駅。JR仙台駅は東北新幹線の停車駅で、全ての新幹線が停車します。大阪から新幹線を乗り継げば4時間ちょっとかな。飛行機なら1時間30分くらいで着いちゃいます。それを2日半くらいかけて電車旅って、なかなかのものでしょう。

なんかゆるキャラがいますね。奥には仙台のゆるキャラ「むすび丸」がいらっしゃいます(うしろ向いちゃってます)。手前はJR仙台駅のゆるキャラ「トキムネくん」です。トキムネくんは、最近はあまり活躍していないのかな? 検索にもほとんど引っかからないですね。

これから快速「リゾートみのり」に乗って、隣の山形県新庄駅に向かう予定です。発車予定の4番線に行くと、別の電車が停まっていましたよ。快速平泉世界遺産号です。

平泉世界遺産号は、485系のジョイフルトレイン「ジパング編成」が有名ですが、こちらは「ふるさと」と呼ばれるお座敷列車(キハ40+キハ48)です(正式には「お座敷平泉世界遺産号」)。一度乗ったことがあるのですが、全席指定席のお座敷列車なので、一人旅だとかなり痛い! 家族さんや団体さんのいるお座敷に一人ポツンと座っている状態なので、とてもいたたまれません。デッキで立ち尽くしていました(泣)。

私が乗るリゾートみのりは、この後、9:25発ですね。少し待ちましょう。

JR東日本公式HPより引用

仙台駅から東北本線で小牟田駅へ、そこから陸羽東線で山形県新庄駅まで結びます。

列車がやってきました。ジョイフルトレイン「リゾートみのり」です。電化区間も走行しますが、非電化の陸羽東線も走行するため、キハ48の気動車になります(2020年にコロナ禍の中でひっそりと引退しました)。

窓が広く、明るい車内です。全席前向きなので、私のようなひとり旅でも浮くことはありません(笑)。乗客は少なめで、かなり余裕がありました。私の隣にも誰もいらっしゃいません。列車の旅が楽でした。

列車は定刻に発車しました。東北本線を北上します。

運転席は客席との間が大きなガラス張りになっているので、進行方向の先が良く見えます。リアル電車でGOです。

小牛田駅から陸羽東線に入り、奥羽山脈に向かいます。陸羽東線は奥の細道・湯けむりラインという愛称がつけられています。湯けむりラインの名の通り、温泉駅が並んでいます。

鳴子温泉駅もそのひとつです。陸羽東線の中では最も大きな駅で、小牛田方面からの列車のほとんどはこの駅で折り返します。新庄駅からの列車も折り返しがほとんどです。リゾートみのりはこの駅で20分程度停車です。こちらで下車される方も多いみたい。

停車時間を利用して、駅の外へ散策に出かけます。

駅には足湯があるので、私も一服させていただきました。

温泉街らしいたたずまいの駅前です。あまり時間が無いのでちょっと散策して終了。列車に戻ります。

さて、新庄駅に向かいます。ここからは山の中を進んでいきます。

あいにくの雨模様で、山の様子も少し霧がかった感じ。

雪が積もっていますね。冬ではないんだけど、さすが東北地方です。

2時間40分くらいで山形県の新庄駅に到着です。新庄駅は山形新幹線の終着駅なので、駅舎も近代的で大きい。もう12時30分ごろで、昼食も考えなくてはなりませんね。

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新庄名物を食して陸羽西線へ

次に乗る列車まで、45分くらいしかありません。駅では駅弁の販売もほとんどなさそうでした。観光案内所で情報収集して、駅前に出ます。

駅から数分歩いたところにある一茶庵支店におじゃましました。

新庄名物のとりもつラーメンをいただきます。もつ煮込みが入っているのでちょっとクセがありますが、私は嫌いじゃないです(というかこってり感があっておいしい)。一茶庵支店は新庄のとりもつラーメン発祥のお店らしいですよ。

時間が無いので、素早く食べて駅に戻ります。ここまで30分、順調順調。

1番線は新幹線の発着するホームです。山形新幹線の終着駅である新庄駅では、新幹線ホームは車止めになっています。車止めの先からこんな感じで真正面の新幹線を撮影することができます。こちらは山形新幹線「つばめ」です。E3系2000番台だと思われます。

さて、陸羽西線の余目行きに乗ろうと思います。

JR東日本公式HPより引用

最上川とともに下っていき、日本海に出る路線です。13:17発ですね。ていうか、新庄駅から出る列車は、ワンマンカーばかりのようです。だいたいどの路線も1-2時間に1本くらいかな。新幹線停車駅としては少ない印象です。

これから乗車する3番線の列車です。キハ110系気動車になります。整理券方式のワンマンカーですが、私は事前に乗車券を購入して乗車します。

陸羽西線の愛称は奥の細道・最上川ラインです。こちらの車両は、陸羽西線専用車両みたいですね。この車両は少し面白くて、一人掛けの席が回転できるので、進行方向を見ながら座ったり、窓側を見ながら座ったり、気分によって変更することができます。乗客は、学生さん数名くらい。ひろびろと席を利用できました。

景色を楽しみながら・・・といきたいところですが、やはり雨模様です。「五月雨を集めて早し最上川」は松尾芭蕉の奥の細道ですが、車窓はもはや濁流です。最上川は川下りが有名ですが、眺めた範囲内では船は見当たらず、こんな日はおそらく中止でしょう。五月雨の季節じゃないですが。

50分足らずで、日本海側を走る路線の羽越本線:余目駅に到着です。陸羽西線の列車は半分くらいはこの北の酒田駅まで乗り入れているのですが、今回乗車した列車は余目駅が終着駅になります。

5分くらい待つと、鶴岡から来た普通列車に乗り継げました。この列車は酒田ゆき(秋田方面)です。キハ110系気動車ですから、ここまで乗ってきた列車と同系統ですが、こちらの方が旧式のようです。といっても民営化後の車両なので、新しいです。JR東日本の車両は、西日本に比べて新しいものが多いですね、資金力の問題かな。

15分くらいで終着駅の酒田駅に到着です。新庄駅に比べると年季を感じる駅舎です。羽越本線の要衝となる駅です。

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まとめ

2013年の仙台駅からの鉄道旅です。立ち寄る先々でちょっと観光しながら、列車の旅を楽しみました。ローカル線の旅ですから、乗り継ぎは大変ですし、乗車時間も長めになります。それが楽しくうれしいという話も。次回は羽越本線の酒田駅からです。

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