目次
はじめに
今回は2025年春に宿泊したホテル「札幌プリンスホテル」の模様をアップさせていただきます。
1972年開業の西武グループ・プリンスホテル系のホテルです。札幌の高級ホテルの中でもかなり老舗で、1974年開業のANAクラウンプラザホテル札幌(当時は札幌全日空ホテル)より長い歴史があります。札幌グランドホテルや札幌パークホテルに次ぐ立ち位置です。
2004年に改築したタワー棟が現在のホテルになっています。
プリンスホテル系列では、プリンスホテルより上位にザ・プリンス・ギャラリー、ザ・プリンス、グランドプリンスなどのブランドがあるため、4番目の位置づけになります。
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ホテルのアクセス
今回、札幌プリンスホテルに宿泊してきました。札幌市街のホテルの中でも老舗であり名が知られていて、自社営業の会議場「国際館パミール」を持っているのでイベントニーズもあるホテルです。品川プリンスホテルやザ・プリンス 京都宝ヶ池など、プリンス系ホテルは会議場を併設しているところが多いです。
無料シャトルバス
アクセス手段として、無料シャトルバス、地下鉄あるいは空港リムジンバスが一般的です。
無料シャトルバスはJR札幌駅北口との間を所要時間20分くらいで運行しています。1時間に1本程度しかないので、事前に公式HPで時間をチェックしましょう。
札幌駅から2kmくらいなので、健脚の方は歩いてたどり着くことも可能です(徒歩30分)。タクシーだと10分くらい、地下鉄だと乗り換えや徒歩時間を合わせて20分くらいです。
空港リムジンバスは国内線ターミナルのバス乗り場から出発します。大人1,300円、小学生650円、所要時間90分~120分となっています。札幌市街地から高速道路入り口は距離があるので、渋滞に嵌ると時間がかかります。時間に余裕をもって利用しましょう(特に冬季)。
ホテル駐車場は191台で1泊1,500円です。
地下鉄でアクセス
最寄りの駅は札幌市営地下鉄東西線の「西11丁目駅」になります(札幌市電一条線の中央区役所前停留場の方が近いですが、あえてホテルアクセスに利用しないと思います)。
JR札幌駅から札幌市営地下鉄南北線(あるいは東豊線)で大通駅まで1駅乗り、東西線に乗り換えて宮の沢方面に1駅乗れば西11丁目駅です。千歳空港からの場合、JR新札幌駅(新さっぽろ駅)で東西線に乗ってもいいかもしれません。
中央改札あるいは西改札から出て、出口2から地上に出るのが近道です。出口2は階段しかないので、荷物が多いなら出口1から出ます(信号1つ分歩行距離が伸びますが)。
出口から出て南下すると、右手にローソンが見えて、その向こう側にホテルが確認できます。200m徒歩4分くらいです。
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客室の様子
客室 587室
スタンダード(2018年リニューアル)
スタンダート ツイン(5~12階) 21㎡
スタンダード トリプル(5~8階) 21㎡
スーペリア(2020年リニューアル)
スーペリア ツイン(14~21階) 21㎡
スーペリア トリプル(14~15階) 21㎡
クラブフロア81室(2024年リニューアル新設)
クラブ ツイン/ダブル(22~27階) 42㎡
クラブ スイート(22~27階) 63㎡
クラブ ロイヤルスイート(22~27階) 105㎡
今回の宿泊はスーペリア ツインの予約でした。プリンスホテルにはSeibu Prince Global Rewardsという会員制度がありますが、私は非会員です。他のホテルグループと比較して、ステータス獲得のハードルが高いんですよね。アメックス・プラチナカードの作成が手っ取り早いですが、年会費が高すぎて断念です。
ということで、普通に予約して普通に宿泊しました。もちろん何の特典もありません。
客室に向かいましょう。建物は円形筒状のタワーで、客室は通路の外側に配置されています。そのため、客室はやや扇場になっています(窓側が少し広い)。
入ってすぐ目の前にベッドルームがあるワンルームタイプの部屋です。右側にウェットエリアがあります。
ツインベッドです。パジャマがベッド上に置かれています。
枕元には時計、USB充電ポート、コンセント、集中コンソールがあります。
ベッドの正面にはディスプレイがあり、その下はビジネスデスクになっています。
デスクの引き出しには、USB充電器があります。
ディスプレイの真下には、カップ類やティーバッグ、アイスペール、湯沸かしポットなど。
さらに冷蔵庫があります。中は自由に利用できます。
ビジネスデスクに上には、USB充電ポート、コンセントがあり、スタンドの元はスマホのワイヤレス充電になっています。
入り口付近の棚には、セイフティボックスがあり、その横にはスリッパ、靴ベラ、シューブラシ、消臭スプレーがあります。
ウェットエリアです。トイレ、洗面、バスタブが一体になったユニットバスです。
アメニティは歯ブラシと綿棒など。
スキンケアセット、ヘアバンドなど。クシやカミソリはありませんでした。
バスタブはありますが、体を洗うスペースはありません。シャワーはハンディタイプです。
シャワーアメニティはPOLAのアロマエッセゴールドでした。
ホテルの外の景色はこんな感じです。写真に写る円盤状のものは客室内ライトの映り込みで、飛行物体ではありません(笑)。
札幌の街を見下ろす夜景です。
ホテルの施設
フィットネスルーム
ホテルの2階にフィットネスルームがあります。プールも備わった外部提携フィットネスジム(一人2,200円 セントラルウェルネスクラブ 札幌店)もありますが、ホテル内にもフィットネスルームが用意されています。
フィットネスルーム 24時間利用可 18歳未満利用不可
有料(2,000円)
Seibu Prince Global Rewards会員 1,500円
クラブフロア宿泊者 無料
フィットネスルームは有料です。ホテルフロントで利用希望を申し出れば、入室用のルームキーを渡されます。
有料フィットネスルームとしては、タオルは無く、ミネラルウォーターの配備もほぼ無し(私のチェックイン日は1本のみで、翌日のチェックアウト日には配備されていませんでした)です。更衣室やトイレもありません。スタッフの方もいらっしゃいません。
有料フィットネスルームなので利用者はほぼいません。厳しい言い方になりますが、1人2,000円徴収する有料フィットネスルームとしては設備、サービスともに弱い印象です。外部提携フィットネスジムの利用をお勧めします。
クラブフロア宿泊客なら、無料利用可能なので許容範囲だと思います。
温泉露天風呂(大浴場)
公式HP<https://www.princehotels.co.jp/sapporo/facility/onsen/>より引用
2階に温泉露天風呂(大浴場)があります。
温泉露天風呂
16:00~24:00 5:00~10:00
大人1,000円、4~11歳500円(1泊あたり)
温泉露天風呂は有料です。今回の宿泊では利用していませんが、以前利用したときの印象では、採光が良く窓からの景色もまずまずです。タオルは備え付けがあります。
2025年現在、ホテルフロントで受付して利用するシステムになっているようです。
その他施設
1階 売店 8:00~21:00
3階 コインランドリー 24時間 洗濯機300円 乾燥機20分100円
3階、24階 製氷機 無料
朝食会場 1階 ブッフェレストラン ハプナ
朝食会場は1階のビュッフェレストラン ハプナです。
ビュッフェレストラン ハプナ 166席
朝食 6:00~10:00
昼食 11:30~14:30
夕食 17:30~21:00
朝食料金
大人3,500円、小学生1,700円 4歳~1,100円
Seibu Prince Global Rewards会員 3,100円
宿泊客3,200円
朝食はビュッフェになります。広い朝食会場です。
入店受付時にカードが配られます。こちらをテーブルの上に置いて席を確保します。
北海道の地元食材領地を中心に、いろいろメニューが豊富です。
ラーメン、カレーなど。
焼き魚を提供してくれるグリルステーション。
和食や海鮮丼コーナー。
ごはんやみそ汁など。
チーズフォンデュ。
洋食類。
ワッフルやフレーク類。
アイスクリームやエッグステーション。
ごはんのおとも。
サラダ類。
ベーカリー類。
ソフトドリンク類。
ソフトドリンクサーバー。
コーヒーサーバー。
テイクアウト用のコーヒーサーバー。
カツゲンやスパークリングワインまであります。
ヨーグルトやデザートも提供されています。
海鮮丼は外せないでしょう。
オムレツやデザートもいただきました。
朝6時とかなり早い時間からオープンしていますが、オープン前から10人以上順番待ちができていました。8時ごろには入店待ちができるようです。
メニューが豊富で、北海道メニューを前面に押し出しています。満足度の赤い朝食ビュッフェなので、せっかくの宿泊時には訪問をおすすめします。
まとめ
今回は2025年春に利用した、札幌プリンスホテルの宿泊記でした。札幌を代表する老舗ホテルですが、比較的カジュアルな印象です。2024年に改修されたフロアがクラブフロアとして新設され、クラブラウンジも設置されてラグジュアリーな需要にも応えるようになっています。
JR札幌駅から無料送迎バスや地下鉄などでアクセスが容易で、特に、会議場「国際館パミール」のイベント利用者にとっては非常に便利です。
札幌もインバウンド需要でホテル新設ラッシュが続いています。老舗ならではのサービス継続を期待したいところです。