目次
はじめに
2025年秋に宿泊したホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」を紹介させていただきます。
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル(以下、ファンタジースプリングスホテル)は東京ディズニーリゾートの運営するディズニーホテルの6番目のホテルとして誕生しました。2024年の東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスエリアオープンに合わせて開業しています。
東京ディズニーシーのファンタジースプリングスエリアに建つこちらのホテルは、ディズニーシーに直結していて気楽に入退場できるので、パークを楽しむ拠点として価値が高いです。
前回の記事ではグランドシャトー テラス&アルコーヴルームの客室を紹介しました。今回の記事ではレストランなどの館内設備を紹介させていただきます。
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ファンタジースプリングスホテルのお食事事情
ファンタジースプリングスホテル内のレストランはファンタジーシャトーのファンタジースプリングス・レストランとグランドシャトーのラ・リベリュールの2つのみです。また、グランパラディ・ラウンジというロビーラウンジがあります。
ファンタジースプリングス・レストランの予約枠はファンタジースプリングスホテル宿泊客にのみ解放されています。ラ・リベリュールは朝食運営が無く、グランドシャトー宿泊客のみに予約枠が開放されています。いずれも価格設定が高くなっているので、懐具合を考えて他の選択肢も考慮する必要があります。
グランパラディ・ラウンジは朝食利用はできません。昼から夜にかけてデザートや軽食の提供があります。予約できないので利用の際は待ち時間を覚悟しましょう。
ファンタジーシャトー3階のフロントから客室へ向かう通路に、ジョイフル・スプリングスという店舗があります。コンビニのような存在で弁当なども提供しています。若干高めの価格設定ですが、ディズニーのレストランより圧倒的に経済的です。
グランドシャトーのみルームサービスの提供がありますが、ディナーのみの対応で要予約になっています。ラ・リベリュールから提供される料理なので、価格設定はかなり高くなっているので(ディナーコース23,000円でアラカルトもあり)、いろんな意味で手が出せないですね。
アレンデール・ロイヤルバンケット(2024年)
パーク内でお食事を済ます手もあります。アレンデール・ロイヤルバンケットのアレンデール・ロイヤルセット(ディズニーモバイルオーダーのみ対応)は3,500円で、ルックアウト・クックアウト(ディズニーモバイルオーダーのみ対応)のロストキッズスナックボックスは900円です。ホテルから徒歩5分以内なのでおすすめですが、モバイルオーダーの競争率が高いので希望時間の予約がかなり難しいです。早めのオーダーに努めましょう。
1階 ファンタジースプリングス・レストラン
ファンタジースプリングス・レストランはファンタジーシャトーの1階にあるレストランです。2025年秋現在、グランドシャトーに朝食会場が設定されていないので、ファンタジースプリングスホテルで唯一の朝食提供レストランになっています。
こちらのレストランはビュッフェレストランになっています。基本的にはファンタジースプリングスホテル宿泊客のみ予約可能です(一部のバケーションパッケージで、他のホテル宿泊でファンタジースプリングス・レストランの昼食と夕食が予約可能なプランがあります)。
ファンタジースプリングス・レストラン 運営時間と料金
(2025年秋現在 2024年開業当初より価格上昇しており今後も段階的に値上げすることが発表されています)
ブレックファスト 6:30~10:00 大人4,200円 7~12歳2,600円 4~6歳1,900円
ランチ 11:30~14:30 大人6,400円 7~12歳4,100円 4~6歳2,200円
ディナー 17:00~21:30 大人7,600円 7~12歳4,500円 4~6歳3,200円
季節や年末年始などに価格が変更になることもあります。
レストラン内はいくつかの部屋に分かれていて、それぞれの部屋で白雪姫や眠れる森の美女などのテーマが設定されています。
こちらは塔の上のラプンツェルの絵が飾られていますね。5枚の絵は全てつながっています。
パーク側の席は庭園を眺めながら食事を楽しめます。
写真は2024年
パークから直接店内に入れる入り口もあります。基本的にプライオリティ・シーティングによる予約が必要ですが、席に余裕があれば当日突撃で利用可能なこともあるようです。宿泊客以外はホテル正面エントランスからファンタジースプリングスホテルに入ることはできないので、直接レストラン入り口にアクセスできるディズニーシー入園客か宿泊客だけが突撃できます。
朝食と夕食で利用したので、そのときの様子を紹介させていただきます。
朝食(6:30~10:00)
朝食のプライオリティ・シーティングはファンタジースプリングスホテル宿泊客に限定されています。パークオープン前に利用したい方が圧倒的に多いので、他のディズニーホテルの朝食と同様に6:30~7:30の予約枠は予約が難しいですが、8:30以降であればある程度予約可能です。
ドリアや温野菜、ジャーマンポテトなど。
フリッタータやチキンライス、スクランブルエッグなど。
ペンネやベーコンやパスタなど。
焼き鮭、筑前煮、卵焼きなどの和食類。
茶わん蒸しや温泉卵。
サラダやコールドミール類。
べーカリーやフルーツ。
デザートやヨーグルト、シリアル類。
スープやみそ汁など。
なめろうのお茶漬けなどもありました。
各テーブルにグリーンのジュースを配ってくれました。デザートもいただいて〆です。
フードメニューはまずます充実しています。朝食ビュッフェの価格としては周辺ホテルと同等で、ディズニーとしてはお手頃と考えます。ディズニーの雰囲気を感じられるレストランでこのフード提供なら満足できます。
予約時間より20分早く訪問しましたが、すぐに案内していただけました。みなさん食事は早々に切り上げてパークに向かうので回転が速いのでしょう。繁忙期ですがテーブルも比較的空席が目立ちました。
夕食(17:30~21:00)
昼食や夕食のプライオリティ・シーティングは、ファンタジースプリングスホテル宿泊客以外にもバケーションパッケージ予約客に対して予約枠が解放されています。20時以降の予約枠は比較的予約を取りやすいと思います。
4人家族だと2万~3万円という価格になるので、心理的にハードルが高めの価格ですが、都内のホテルディナービュッフェと比較すると同等の価格だと思います。
ホットミール類です。ビーフのビール煮込み、マッシュポテトなど。
温野菜、ポーク、パスタなど。
カレーやベーカリー類。
大豆のハンバーグやパエリア、サーモンなど。
グラタン、コールドミールなど。
アヒージョやライブキッチンのローストビーフなど。
こちらもコールドミール。
サラダやスープなど。
デザート類。
ソフトドリンクサーバーやエスプレッソマシンもあります。
メニューが多く、いろいろいただきました。
最後にデザートで〆です。
フードメニューはまずまず充実しています。朝食より価格はアップしてしまいますが、ディズニーパークの余韻に浸りながらいただく食事としてまずまずではないでしょうか。
遅い時間で予約していて指定時刻の10分くらい前に訪問しましたが、待ち時間ほぼ無く案内していただけました。繁忙期ですが店内テーブルの半分程度の埋まり具合でしたが、遅い時間帯だったからだと思います。
ルームサービス
グランドシャトー宿泊客にのみ提供されます。コースは事前予約が必要です。朝食の提供は2025年現在実施されていません。
ルームサービス
ディナーコース 17:00~20:00 23,000円
アラカルト 17:00~24:00
メニュー(抜粋)
・アペタイザーセット 3,400円
・牛肉とキノコのラグーソース フェットチーネ 4,000円
・国産牛サーロインのステーキ重 5,800円
ラ・リベリュール
グランドシャトー3階のグランドシャトー・ラウンジの奥にあるフランス料理レストランです。
2025年現在、グランシャトー宿泊客のみに予約枠が開放されています。1泊あたり予約は1回までに制限されていて、チェックイン日のブランチとチェックアウト日のディナーは予約できません。ディナーはスマートカジュアルのドレスコードが設定されています。
ラ・リベリュール 約80席 運営時間と料金(2025年秋現在)
ブランチ 10:00~14:30 コースのみ 大人15,000円 子供4,000円
ディナー 16:00~22:00 コースのみ 大人25,000/20,000円 子供8,500円
季節や年末年始などに価格が変更になることもあります。
3階でパークに面しているため、パーク内の景色を眺めながらお食事をいただくことができます。
提供されるお食事はフランス料理のコース一択ですが、一部はビュッフェ形式でいただくことができます。
今回、ブランチのコースをいただいたので紹介させていただきます。
ブランチ(10:00~14:30)
プライオリティ・シーティングで昼食を選択するとブランチのコースが提供されます。大人は15,000円のコースのみ、子供は4,000円のワンプレートです。いずれもハーフビュッフェ形式です。
まずはビュッフェから。ウニのムースなど、比較的材料費の高い食材のフードが提供されます。
オマールエビのサラダなど。
生ハムなどのコールドミール。
ベーカリーは別途提供されますが、クロワッサンが置かれていました。スープなどもあります。
前菜のプレートみたいになってしまいましたが、ビュッフェのお料理です。
クリームブリュレやキッシュなどもあります。
子供用のプレートです。メインはハンバーグで、ツナのサラダ、カニのオムレツ、ミートスパゲティ、チーズと生ハムのサラダなどが提供されています。
そして子供用のデザートです。
大人のコースです。メニューを記録していないのでちゃんと開設できませんが、まずは前菜ですね。
前菜のプレートにホタテ、サーモン、生ハムから選択していただけます。
私はホタテを選択しました。
ベーカリーは窯に入った状態でいただけます(取り分けていただきます)。
メインはビーフ、ポーク、魚から選択です。こちらはポークのお料理です。
こちらは魚料理です。ちょっと骨が多めでしたが、わざとしているらしいです。
デザートをいただいてコースは終了です。
ラ・リベリュールのコースにはディズニーキャラクターとのグリーティングが付いてきます。コースの提供途中でお呼びがかかります。一緒に撮影する写真は1ショットだけで、サインもしていただけます。客室でいただけるブックレットに挟む紙とペンを貸していただけるので、サインも合わせて一連の宿泊記念になります。
もちろん満足する時間を過ごせますが、なかなかのお値段ですよね。ディナーに至っては、とても手が出ません。ブランチなら一生に一度くらいいいかも?
2階 グランパラディ・ラウンジ
ホテルのエントランス正面入ってすぐ2階にあるラウンジで、ロビーラウンジの位置づけです。12:00~22:00の運営で、予約は受け付けていません(クリスマスシーズンはプライオリティ・シーティングの対象になっています)。
ファンタジースプリングスホテル宿泊客のみ利用可能です。デザートだけでなく、ベリーとクリームチーズのワッフル2,800円、チキンとパプリカのトマト煮込み3,500円など、フード類も提供しています。
3階 ファンタジーシャトー・ラウンジ
3階ロビーフロアをグランドシャトーの反対側に向かうと、ファンタジーシャトー・ラウンジがあります。
ファンタジーシャトーのレセプションです。グランドシャトーと違い、普通にレセプションに並んでチェックインします。
ファンタジーシャトー・ラウンジを通り抜けると、客室やホテルの中庭(ローズコート)、ショップなどに向かうことができます。
3階 ジョイフル・スプリングス(6:00~24:00)
3階のファンタジーシャトー・ラウンジから客室に向かう通路にジョイフルスプリングスというコンビニのような店舗があります。弁当や飲み物などが購入できるので、御食事はこちらで購入して済ませてしまうのも手です。ただし、テーマパークの価格設定になっています。
ディズニーパークで提供しているようなグッズはないので、お土産はパーク内に入って購入しましょう。
ファンタジーシャトー客室エリア
3階ファンタジーシャトー・ラウンジからファンタジーシャトーへ通路を進むと、ファンタジーシャトーの客室棟に入ります。
客室棟のエントランスとなる3階はデコレートされています。
客室の上階層に向かって吹き抜けになっています。天井はちゃんとあるのですが、空の絵が描かれています。
3階 ローズコート(中庭)
ファンタジーシャトー・ラウンジの前(パーク側)に扉があり、パークを見渡せるベランダと中庭(ローズコート)に出ることができます。
中庭のローズコートには映画美女と野獣をモチーフにした庭園があります。ファンタジースプリングスホテル前のパーク内にある庭園みたいなものですが、ファンタジースプリングスホテルに入れるのは宿泊客だけなので、宿泊客だけが楽しめる庭園になっています。
その他のホテル施設
3階 ベルデスク
ホテルエントランス入ってすぐ左手にあります。パークチケット販売や荷物預かりもしていただけますが、一番大事なのは宿泊証明書の発行です。
宿泊証明書はファンタジースプリングス・エントランスを利用するために必須です(特にチェックイン日)。
ホームデリバリーカウンター 7:00~14:00
3階ファンタジーシャトー・ラウンジの奥にあります。宅配便の受付です。
※ステーションデリバリーサービス、バゲッジデリバリーサービス、ホテル間デリバリーサービスはベルデスク対応です。
ランドリールーム
ファンタジースプリングス客室棟の1階にあります。グランドシャトーから距離があるのが難点ですね。
費用はかかりますが、別途ランドリーサービスもあります(お部屋からオーダー)。
まとめ
今回は2025年秋に宿泊した、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル(グランドシャトー)のレストランやホテル施設を紹介させていただきました。
ディズニーリゾート滞在をサポートする施設が充実しています。ランドリールームが備わっているのはうれしいですね。他のディズニーホテルと違ってプールが無いので、リゾート感が少し落ちるかもしれません。
しかしまあ、何をするにも高いですね(笑)。宿泊料金もお料理も、ショップの品々もいいお値段が設定されています。さまざまな特典が付随しているとはいえ、全てを使いこなすのはなかなか難しいです。でも、元を取らないとやってられない(失敬)ので、できる限りのホテルサービスを利用し尽くしましょう。パーク滞在とホテル滞在のバランスが難しいところです。
サービス内容は満足していますが、もう一度利用したいかというと、利用したいけど懐具合が無理といったところでしょう。ファンタジーシャトーなら考慮してもいいかもしれません。かなり散財してしまったので、次はトイ・ストーリーホテルやオフィシャルホテルぐらいがいいかな。