目次
はじめに
日本国内の航空ネットワークの雄といえば、JALとANAですね。では日本国内線のANAによる運行とされている便が全てANA運航かというと、そうではありません。
ANAにはANA WINGSという子会社があり、伊丹発着地方路線のほとんどはANA WINGSです。そんな伊丹路線の中でANA直営の幹線路線が4路線あります。羽田・成田・那覇・千歳です。
今回は伊丹発のANA直営路線、千歳便に搭乗します(ANA WINGSと区別して乗り分けているわけでがないのでたまたまです)。ANA路線の半分くらいを担っているので、ANAとANAウイングスの違いは素人にはまったくわかりません(もちろん私もわかりません)。
今回は2024年に乗車した、伊丹発千歳行きの往復搭乗記録です。
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伊丹空港から出発(空港サービス・機材)ボーイングB737-800
今回はプレミアムクラスの予約です。2024年初頭、「ANA国内線6回ご搭乗で3,000マイルプレゼント」というキャンペーンが実施されていました(対象者限定です)。
このキャンペーン、「マイル積算率100%以上の国内線運賃」という縛りがあり、一般的によく使う「バリュー」や「スーパーバリュー」あるいは「株主優待割引」が対象外になります。フレックスという定価運賃やビジネスきっぷという羽田・伊丹路線以外はとても手が出ないチケットしかダメと言う、若干無理ゲーのようなキャンペーンです。
抜け道として、プレミアムクラスチケットならOKです。バリュープレミアムとかスーパーバリュープレミアムなら、マイル積算率が100%を越えます。それでも価格が高いので、やめておこうかなと思っていましたが、フライトの機会があったのでプレミアムクラスで予約してみました。
時々あるのが、普通席はフレックスしか残席が無くて、プレミアムクラスのバリューの方が安いという状況ですね。片道はこのパターンでした。
出発は伊丹空港第1ターミナルです。
保安検査場を通過後、ANA SUITE LOUNGEを訪問してから出発です。2023年に頑張ったので、ANAダイヤモンド会員になっていました。プレミアムクラスでもANA SUITE LOUNGEに入れませんが、ダイヤモンド会員なら入れます。
定刻11時55分の出発のANA775便札幌・千歳行きに搭乗です。今回の搭乗機はボーイングB737-800です。
ANAのプレミアムクラスです。B373-800の旧式機材になります。シートは革張りで、シートピッチは公称127cmとなっています。普通席は通常79㎝くらいですから、かなり足元が広くなります。国際線の一部として予約する場合はファーストクラス扱いですから、かなりゆったりとできるようになっています。
2-2の1列4席で2列しかなく、1機あたり8席しかありません。予約希望者が多ければ激戦になります。
前席背面に収納があり、スリッパとヘッドホンが置かれています。全席下に荷物を置くことができないのが欠点と言えば欠点ですね。個人的には1列目の方が収納が小さいので、できるだけ2列目の席を予約するようにしています。
2列目だと背もたれを気兼ねなく倒せるのもいいですね。
フットレスト・レッグレストや席間のディバイダ―、USB充電ポートなどはプレミアムクラスの標準装備ですが、B737-800(旧式)のプレミアムクラスは個人用モニターは備わっていません。
機内はまずまず空席もありました。新千歳空港に向かって出発です。
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札幌・新千歳空港へ B737-800プレミアムクラス
さて、離陸しました。この季節の北陸、東北、北海道は曇天が多いので、飛行機は常に雲の上です。
機内WiFiを用いたデジタルコンテンツが利用可能です(受信するタブレットなどが必要です)。
大阪・伊丹空港から札幌・千歳空港まで1時間45分の設定です(666マイル)。国内線の中では距離がやや長い路線です。
プレミアムクラスなら、国内線でもアルコール類がいただけます。お食事もでます。
メニュー 499kcal
たこ焼き ポン酢ジュレソース
高野豆腐と野菜の炊き合わせ
鶏すき焼き
里芋たらこサラダ
いなり寿司、鶏そぼろと芝漬けの飾りいなり寿司
味噌汁
食事が出るので、ラウンジ飯も控えめにしていました。シートベルトサイン点灯時間が長かったので、食事が終わるともう着陸も間近です。
苫小牧方面から北海道に上陸、北上して着陸です。もちろん北海道は雪景色です。
概ね定刻に新千歳空港に到着しました。冬場の千歳はフライトが遅延しがちですからね。
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新千歳空港は物価超上昇中
ひさびさの千歳空港です。2023年夏の訪問は記事にしていますね。
コロナ禍による旅行客も戻ってきています。日本全国オーバーツーリズムですね。人件費が上昇しているためか、物価が高い・・・。私の給料はむしろ下がっているのに。
えびそば一幻を訪問。大行列です。食事の時間帯を外したんだけどなあ。価格改定でラーメン1杯830→900円だそうです。
おいしいから許せるけどね。みそのそのままでいただきました。観光地価格じゃないので頑張ってくれてると思います。
写真は2019年
ラーメンを食べて、さあ温泉でも。空港で入れる温泉って、おつなもんですよね。
はえ? 大人一人2,600円? 無理無理、出せないよ! 5年前は1,500円だったよ。2,600円もあれば、おいしいもの食べるよ。
以前、カードラウンジ「スーパーラウンジ」で割引券を配布していましたが、それも無くなったみたい。実際、温泉内はかなり混雑しているみたいだし、この価格でもお客さんは多いみたいです。
2017年頃だと1,100円で入れたんですよね。価格は倍以上に跳ね上がっています。なんか、しょんぼりです。
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札幌・新千歳空港から出発(空港サービス・機材)エアバスA321
帰路の様子です。
伊丹への帰路はANA778便です。ANA SUITE LOUNGEでゆっくりした後、搭乗時刻30分前くらいにゲートに行きました。
まだ期待が到着していません。遅延の表示が無かったのですが、これは遅延確定ですね。
5分ほどして機材が到着。そして遅延の表示が出ました。10分遅延と表示ですが、この時点で10分遅延のはずがないと確信が持てます。20分少々で出発準備ができるはずがないんですよね。ちなみに、15分以上遅れると遅延扱いです。
私の個人的な経験上ですが、遅延表示はさらに10~20分くらい遅れると見ておきましょう。
定刻16時15分の出発のANA778便大阪・伊丹行きに搭乗です。今回の搭乗機はエアバスA321です。
ANAのプレミアムクラスです。A321は比較的新しい機材です。シートピッチはB737-800同様に127cmとなっています。
A321には個人モニターのついているモデルもあるのですが、こちらのシートには無いみたいです。窓には雪が張り付いていますね。千歳空港ですから。
前席背面に収納があり、スリッパとヘッドホンが置かれています。席の下には小物なら収納可能みたいです。
2-2の1列4席で2列しかなく、1機あたり8席しかありません。予約希望者が多ければ激戦になります。
2列目だと背もたれを気兼ねなく倒せるのもいいですね。
フットレスト・レッグレストや席間のディバイダ―、USB充電ポートなどはプレミアムクラスの標準装備で、A321だと通常のコンセントもあります。
B737-800とちがい、リクライニングは電動になっていてらくちんです。シートの肌触りもA321の方がいいですね。
機内はほぼ満席に近い状態でしたが、プレミアムクラスに空きがありました。前日確認したら満席だったんだけどなあ。
さあ、伊丹空港に向かって出発です。
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大阪・伊丹空港へ エアバスA321プレミアムクラス
結局30分近く遅れて出発です。ま、予想通りです。
帰路は札幌・千歳空港から大阪・伊丹空港まで2時間の設定です(666マイル)。西向きに進む場合は時間がかかります。
プレミアムクラスなら、国内線でもアルコール類がいただけます。お食事もでます。
メニュー 576kcal
豆腐の蒲焼き、鯖の塩麹焼き、鶏の八幡巻き、海老甘露煮
鮭昆布巻き
鮭かぶらの煮物 紅葉おろしのせ
かすべの唐揚げ 味噌がけ
チキンチーズ焼き バジルソースがけ
マグロのちらし寿司
味噌汁
食事が終わって、さっさと仮眠します。シートはフルフラットにはなりませんが、かなりリクライニングするので快適です。
30分以上遅れて伊丹空港に到着しました。冬場の北海道路線は遅延してなんぼです。欠航しなかっただけましですね。
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まとめ
2024年に搭乗したANA便・伊丹ー千歳便の往復記録でした。2023年にダイヤモンド会員になったので、ANA SUITE LOUNGEを堪能できます。せっかくですから、日本の主要空港を訪問して回ろうと思っています。
冬の北海道訪問はリスキーですね。2024年1月も欠航やフライト遅延が頻発しています。時間(というより日程)に余裕をもって訪問する方がいいです。
わたしは、冬の北海道の場合、帰路の天気予報が怪しければ、往路からさっさとキャンセルすることを前提に予約しています。そのため、スーパーバリューで予約は絶対しません(当日のキャンセル料がかなり高いため)。
ということで、バリューか株主優待割引を利用するように心がけています。直前予約だとバリューの普通席が残っていなくて、プレミアムクラスのバリューの方が得だったりするんですよね。通常は普通席派です。
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