【関西国際空港】台風からの復旧作業中の関西国際空港(2018年9月)

2018年9月4日に近畿地方を襲った台風21号の影響により関西国際空港は一時閉鎖されましたが、徐々に復旧作業が進んできています。9月7日から第2ターミナルとB滑走路が使用開始となり、15日には第1ターミナルの一部が使用再開されています。今回は世界一周記事ではなく、関西国際空港の近況をアップさせていただきます。

関西在住者にとって、国内線のメインは大阪伊丹空港になります。最近、プライオリティ・パスが関西国際空港で有効利用できるようになってきているため、私は、公私にわたって関西国際空港の利用率が増えてきていました。

そんな矢先に生じた今回の関西国際空港閉鎖は、私にもさまざまな形で直撃しました。関西発羽田便の予約が入っていたのですが、伊丹発に振り替える必要がありました。関西発で予約を取っていた方は、皆さん同じ状況ですから、予約枠も多くないため、希望する時間帯の便を予約できない方が数多くいらっしゃったと思われます。航空会社の動向をWebで頻回に確認していたので、初動が早かったためか、(いい時間帯ではありませんが)ほどほどの時間帯を予約することができました。

そんな中、9月15日より関西空港の国内線が半数以上再開することが発表されました。関西空港の復旧は想定していたより早く進みそうです。そして迎えたこの3連休(9月15~17日)です。羽田に向かう所用があったので、関西空港に行ってきました。

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フライト状況と予約状況(2018年9月15-17日)

関西空港第1ターミナルの復旧には時間がかかると見込まれていたので、JALもANAも無償での振替に応じていました。15日から国内線フライトが半数以上再開になりましたが、振替で予約者が少なくなっていたので、3連休直前にもかかわらずフライトの予約状況はかなり余裕のある状況でした。

Web検索してみると、関西空港発石垣行や沖縄行などに多くの空席を見ることができました。特に、沖縄便は、安室奈美恵引退コンサートの影響で、羽田発着便にはほとんど余裕のない状況だったのとは対照的です。加えて、伊丹発着の臨時便も設定されていたので、連休中にもかかわらず、関西発着便は全体的に恵まれた状況だったと思われます。

関西空港連絡橋の状況(2018年9月15-17日)

タンカー衝突の影響で連絡橋は一部閉鎖されています。マイカーやタクシーの関西空港への乗り入れは禁止されていますし、電車もりんくうタウン~関西空港間は運休になっていました。自動車道は関空へ向かう道路が一部撤去され、関空から出る道路を対向一車線で運用しています。リムジンバスや関係者のみ使用可能な状況です。

私が訪れたとき、各地から関西空港へ向かうリムジンバスは通常通りの運航に戻っていました。泉佐野市側からリムジンバスで関空へ向かいます。もともと3車線ある高速道路ですが、橋を渡っている途中で2車線が規制され、1車線になります。

速度は40km規制です。橋の4分の3くらい走ったところで、反対車線側に誘導されていきます。

反対車線側でそれぞれ1車線の対面走行になります。真ん中の車線には、ブロック?の中央分離帯が設置されていました。

ピントがうまく合わなくてごめんなさい

破損した橋は撤去されており、復旧作業がなされていました。

もう一方の様子です。バスは対向車線をそのまま走っていきます。

よく見るとわかるのですが、柱の上の案内板が裏向きです

途中で、右の側道に入っていき、通常の経路の逆走になります(もともと関空に入ったとこrにある料金所のところから、関空内に入らずに関空外へでるためのUターン道路があるのですが、そのUターン高架道路を逆走する形になります)。

高架を通って高速道路の上を跨ぎます。料金所の脇を逆走し、そちらで再度Uターンして、料金所を通過します。なかなかあり得ない経路を通ってターミナルに向かいます。

結果からすると、道路の渋滞はありませんでした。また、私が乗ったリムジンバスは席に余裕のある状態でした。搭乗に遅れると困るのでかなり早い時間帯のバスに乗ったので、そのせいかもしれませんが。

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第1ターミナルの様子(2018年9月15-17日)

よく見るとチェーンで北半分エリアが封鎖され、警備員の方が立っているのがわかります。

リムジンバスは通常と同じく4階の国際線出発フロアに到着します。国際線出発フロアはA-Dの北半分のエリアが封鎖されており入れません。南半分のエリア(普段はJALが使用しているエリア)が運用されています。ANAも間借りするような形でチェックイン作業が行われていました。なぜか、建物内の時計(アナログ・デジタル両方とも)のほとんどが故障していました(なぜ時計だけ?)。

私たち弾丸旅行愛好者にとって大事なプライオリティ・パスの運用状況です。私が訪れたとき(おそらくこの記事がアップされた時点でも)、プライオリティ・パスの公式Webサイトでは、関西空港を検索してもヒットしません。プライオリティ・パス社も状況を把握して、検索から除外しているのだと思われます(本来は「ぼてじゅう」と「KALラウンジ」がプライオリティ・パスの対象です)。

関西空港の公式ホームページでは、運営している店舗を掲載しています。この3連休中は「ぼてじゅう」の名前は掲載されていませんでした。すなわち、休業中と言うことですね。実際店舗前に行ってみると、ぼでじゅう前の鎌倉パスタは通常通り営業していましたが、ぼてじゅうはシャッターが下りていました。

ラウンジへの通路(黄色矢印)が閉鎖されていました。

さらに、大韓航空の公式ホームページを閲覧すると、関西空港のKALラウンジは運営していないと書かれています。実際にラウンジに向かってみますと、防火扉で封鎖されていました。これではKALラウンジに向かうことができません。やはり閉鎖されているのでしょう。この分だと、カードラウンジである「比叡」にも行けないので、おそらくこちらも運営休止中だと思われます。ですから、プライオリティ・パスやクレジットカードの恩恵が受けられない状態です。

国際線フロアは北半分閉鎖されていましたが、国内線フロアは全面的に利用可能でした。保安検査場も2つとも解放されていました。私はANA便に搭乗したのですが、ANAラウンジは通常営業でした。おそらくサクララウンジも通常営業しているのでしょう。

私が訪れた日のANAラウンジの様子

ANAラウンジ内はいつもに比べてかなり閑散としていました。逆に、スタッフはいつもより多くいらっしゃったような気がします。

え? JALのJGCを目指して世界一周していた私が、なぜANAラウンジに入ることができているのかですって? ①プレミアムクラスに搭乗しているから②ANA上級会員(プラチナ)になったから③国内線キャンペーンで3回搭乗したから④国際線ビジネスクラスに乗り継ぐから⑤スターアライアンスゴールドだから さて、どれでしょう。

まとめ

今回の件で、私たちフライトの予約をしている側で気を付けておく必要があることがいくつかあることを学びました。

1.Web情報をこまめにチェックする

航空会社側も、ターミナルが使えるのかどうか、いつから使用再開になるかどうかは、直前にならないとわからないようです。空港運営会社も、被害状況を把握するまで時間がかかっているようでした。

前日の夜や当日の朝にならないと、飛行機が飛ぶかどうかわかりません。無償振替や払い戻しがスタートするのも、突然Web上で発表されたりします。特に無償振替は、振替先のフライトの空席状況が大事ですから、早めに対応しないと出遅れます。頻回のWebチェックが必要です。

ターミナルの運営状況(ショップを含める)やアクセス手段に関しても、前日夜にWeb発表となることが何度かありました。やはりこまめに確認することが大事ですね。

2.長期運休後の再開直後は予約枠に余裕がある

今回、ピーチの第2ターミナルが再開した直後は、搭乗率がかなり低かったようです。第1ターミナルの再開直後も、予約枠にかなり余裕がありました。みなさんフライトを振り替えた後なので、空席が目立つ形になりました。

3連休なのにフライトの直前予約が可能な状態で、休暇の予定を事前にしていなかった(できなかった)一部の方にとっては、むしろ有利に働いた可能性があります。ただし、直前予約なのでお得な早期割引運賃で購入できないので、株主優待券などを駆使することが望ましいです(新幹線や伊丹空港などの別の交通手段が多い関西空港だからおきた現象かもしれませんが)。

さて、先ほどの問題の答えですが、②と④以外が、今の私に当てはまります。仕事等で搭乗する機会が多く国内線キャンペーンを達成しました。スターアライアンスゴールドのステータスマッチ有効期間内ですが、これを提示してANAラウンジに入るのは時間がかかって面倒なので、したことがありません。

今回、ちょっと背伸びして、プレミアムクラスにしてみました。まだANAのプラチナステータスは手に入れてませんが、もう少しで手が届きそうです。次回からはまた、世界一周旅行記をアップしていきます。

※9月23日更新
9月21日に第1ターミナルの運用が全面復旧しました。再び関西空港に行く機会があったので、第2報を近日アップさせていただきます。

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