オールド・ドバイには大きな水路があり、対岸のスークとの間を隔てています。もともと海運で栄えた街ですから、荷物の運送には水路を用いた船が適していたのでしょう。現在は陸の交通網が発達しており、トラック運送が主体のようです。今回、この運河を渡ります。
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運河を渡し船(アブラ)で渡る。
オールド・ドバイの水路を渡るには、アブラと呼ばれる渡し船を使います。渡し賃は1ディルハム(30円くらい)。地元民の足として使われており、ローカルの趣がありました。
渡し船の乗り場/運河を望む
渡し船に乗りたいと言うと、私の見た目が明らかにアジアの観光客ですから、30分程度のクルーズを勧められました。値段を聞くと1000円ぐらいだったので、丁重にお断りしました(私の中では丁重ですが、いかんせん語彙力がないので伝わったかどうかは疑問)。
渡し船乗り場の様子
これで渡し船に乗せてもらえなくなったのかなあと思っていたら、渡し船が対岸から来たときにちゃんと呼んでくれました。これで対岸に行けます。
夕日に映える水路を15人程度の客を乗せた船は進んでいきます。木造の船ですが、一応、エンジンで動いていました。風を切って走る船旅は非常に心地よかったです。乗っていたのはほとんどが地元の方々のようで、一部観光客もいたように思います。
逆行なので写真が暗くなってしまいましたが、ノスタルジックでいい雰囲気でした。
ここまでの炎天下のスーク巡りに加えて、この渡し船でも直射日光を受けたので、顔や腕が強烈に日焼けをしました。
対岸の乗り場に到着です。
対岸に上陸したころには、非常にのどが渇いてきたので、飲み物を買い込みます。スポーツドリンクっぽいペットボトルとコーラを買って、コーラを一気飲みです。いやあ、のどが渇けば渇くほど、お茶が恋しくなりますねえ。
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オールド・スークを眺める。
水分補給を終えると、再び歩き出しました。ここには、布生地や布製品が売られているオールド・スークが広がっています。スポーツドリンクを片手に水分補給をしながら、眺めていました(ただ眺めただけ)。このころには暑さと日焼けと水分不足でかなり体力が消耗してきていました。
200mぐらいあるくと、メトロの駅に到着です。この200mですら疲労を蓄積していきます。この逃げ込んだメトロ駅は、最初にバスに乗るために降りた、アル・グバイバ駅です。これでドバイの街をほぼ一周してきた形になります。ずいぶん疲れてきたので、これ以上の観光は無理だと考え、空港に戻ることにしました。現地時間で17時頃です。飛行機は22時50分発なので少し早いですが、心が折れかけていましたし、予定していた観光地もほぼ回りつくしました。
次はドバイ空港の模様です。
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