【弾丸旅行世界一周旅行記23】AY964便ビジネスクラスに搭乗する

ドバイ国際空港コンコースCにあるドバイ・インターナショナル・ホテルに宿泊し、わずか2時間半の滞在でチェックアウト、乗継便への搭乗に向かいます。今日はどんな1日になるのでしょうか。

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Ahlanラウンジ再び

ドバイの現地時間で3時すぎに目覚まし時計が鳴りました。ほとんど睡眠時間の取れていない私にとっては、非情な響きです。眠い目をこすりながらベッドを出て、身支度を整えます。3時30分にチェックアウト。今いるコンコースCからコンコースDを目指します。

コンコースDに向かうには、またバスに乗り込まなくてはなりません。乗り換え用のバスを待ちます。予想通りですが、バスが来るまですごく時間かかりました。時間帯が悪かったのかもしれませんが、30分は待たされたと思います。4時過ぎにようやくコンコースDに到着しました。

ふたたび、セキュリティチェックを受けます。昨日から3回目になる検査ですが、金属製品を身に着けていないのになぜかひっかかります。ボディチェックを受けて解放、すでにへとへとな気分です。

乗り継ぎの手続きをするために乗り継ぎ用チェックインカウンターに向かいます。

「どのフライト?」「ふぃんえあー」「ケニアエアー?」「ふぃんえあー!」「??」

言葉が通じないのは仕方ないとして、e-チケット見せてるのにだめですか(そもそもフィンエアのブース)。ほかにも、荷物は今持っているものですべてと言っているのに、ほかに荷物がないかと何回も聞かれて辟易しました。これから搭乗する便は、フィンエアー964便ヘルシンキ行きです。フィンエアーは全便でファーストクラスがないため、ファーストクラスの世界一周航空券といっても、ビジネスクラスにダウングレードになります。

なんとかチェックインが終わり、少し時間があるため、ラウンジに。次の便はビジネスクラスなので、航空会社指定のラウンジがあるんですが、指定ラウンジは「マルハバラウンジ」です。前回ドバイ空港に来た際にあえて避けたラウンジです。私は、前回入室したラウンジの印象がとてもよかったので、あえてそちらを選びました。指定ラウンジでなくても、プライオリティ・パスがあれば入れるはずです。

ということで、2度目のAhlanラウンジです。プライオリティパスと航空券を見せたところ、プライオリティパスはいらないとのこと。フィンエアーの指定ラウンジではありませんが、航空券だけで入室できました。早朝なのでほとんど人がいません。

朝からそこまで食欲はありませんから、のんびり食べ物を眺めます。オーダー可能なメニューをみたところオムレツがあったので、「マッシュルームとチーズ入りで」依頼しました。ちょっと優雅な朝食をいただきます。はずれがないです、このラウンジ。

ボーディングタイムの5時にゲートへ。直前でゲート変更というトラップに引っかかり、とぼとぼと変更されたゲートに向かうと、そこには今まさに降機していく人の群れが。え、今着いたところですか。これから清掃ですよね。5時どころか6時でも無理そう。遅延の表示がなかったのが恨めしい。

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AY964便ヘルシンキ行きビジネスクラス

AY964便は季節運航のドバイ発ヘルシンキ行きです。冬季しか運航していないようで、しかも2日に1回程度の便しかありません。今回世界一周航空券の行程を作成するにあたって、日付の調整にもっとも頭を悩ませた部分です。

おそらくフィンランドの方々と思われる方々が搭乗客の7割ぐらいを占めていました。アラブ系の方はかなり少なかったですね。ビジネスクラスなので優先搭乗できましたが、30分遅れで出発です。

フィンエアーのビジネスクラスはヨーロッパ内の近距離便だと手狭です。横3席のエコノミーシートを両側二人で分け合って、真ん中に空席で余裕を作っただけというお手軽さ。普段はエコノミークラス扱いで使うこともあるのでしょう。前後幅はまさにエコノミークラスであり、ビジネスクラスとして期待すると寂しい思いをします。おそらく、日本の国内線と同じような扱いなのでしょう。シートはJALのクラスJの方がかなりいいですし、スターフライヤーの普通席の方が広く感じると思います(たぶん)。これはフィンエアーだけでなく、ほとんどの航空会社のヨーロッパ内近距離便で共通してます。

そんな手狭なビジネスクラスですが、人気なのか満席でした。私は、降機時にすぐに出れるように、1番前の通路側をアサインしていました。ところが、あるカップルが離れ離れになったらしく、CAさんを悩ました上に、直接、私に席の交換の交渉に来ました。交換先はビジネスクラス最後尾の窓側でした。窓側はトイレに立つのも大変なので(フライトは6時間以上予定されてました)あまり気は進みませんでしたが、交渉に来た女性の方は感情的になっていて面倒だったので、席を譲ってあげました。CAさんにはありがとうと合掌されました。どこで合掌を習ったんでしょうか。

気を取り直して、席に着きます。窓側に座ったので窓の外を見ることができます。朝焼けに染まるドバイの街並みを眺めながら離陸です。

フィンエアーは機内がマリメッコづくしで有名らしいです。マリメッコはヘルシンキが誇る雑貨ブランドですね。ブランケットやミニ枕、飲み物に添える紙ナプキンなど、多くのアメニティにマリメッコが使用されていました。私はそのあたりはうといというか、あまり興味を持っていないので、ほとんど猫に小判状態ですね。どれがマリメッコか見てもわからないので、一つ一つタグを確認してチェック。すぐに飽きました。

朝食扱いで食事が出てきました。たぶんエコノミーと共通だと思われます。今日2度目のオムレツです。エコノミーとの決定的な差はアルコールが無料だということ。さすがに朝からアルコールはきついので、そこは断念しました。ナプキンはマリメッコ柄、さすがです。

ドバイからヘルシンキへの飛行時間は約6時間30分とそれなりに長い便です。あまり寝れていなかったので、食事を終えると意識が遠のきうとうと。ふと目が覚めて窓の外を見ると雪の大地が見えます。中央アジア地域でしょうか? あまりわかりませんが。

そしてフィンランドに入ります。いよいよ着陸という高度になったとき、周りの視界が真っ白になり何にも見えません。大丈夫かな、着陸やり直したほうがよくない? と勝手に思っていると、数瞬後には着陸してました。プロにとっては朝飯前だったのでしょうか。


出発が30分遅れで、当然30分の遅着でした。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着です。

次はヘルシンキの観光になります。

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