はじめに
今回は2023年東アジア弾丸旅行の記録 第3回になります。そしていきなり東アジア編の最終回です。
前回までの記事では、那覇空港から台湾へエバー航空プレミアムローレルクラスで向かい、さらにエバー航空ロイヤルローレスクラスで香港に到着しました。
今回は香港空港内を迷走(?)します。
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香港空港内を乗継のために迷走
香港空港に到着しました。ほぼ定刻の18:30頃にゲートに着いて降機します。
楽天モバイルの接続状況は良好でした。楽天モバイルはアメリカ(カリフォルニア・ハワイ)では全然ダメですが、アジア(タイ・シンガポール・ベトナム・マレーシア・台湾で確認)やヨーロッパ(フィンランド・エストニアで確認)ではとても役に立ちます。
2023年春現在、香港空港はコロナ禍以前に戻りつつあり、乗継も可能になっています。また、香港はビザなし入国も再開されていて、2023年4月以降、ワクチン接種証明も陰性証明も不要です。
私の香港訪問時には、香港入国にはコロナに感染していないことを証明する必要がありました(24時間以内の迅速抗原検査陰性か、48時間以内のPCR検査陰性)。そのため、迅速抗原検査陰性を写真に撮影して持参していました(証明書ではなく写真でOK)。
今回は香港に入国しません。台湾でも入国していないので、日本を出国してからどこにも入国していないことになります。そしてなんと、このまま香港空港も乗継利用で日本に帰国予定です。空港ラウンジ食の旅に特化させていただきました。
乗継なので、陰性証明は本来不要なのですが、オンラインチェックインでは乗継便の搭乗券が発行できなかったので、香港到着時、手元に搭乗券はありません。入国しないと搭乗券が発行できないかもしれないと考えて、念のために陰性証明を用意しての訪問です。
記憶が定かでないのですが、ゲート30あたりに到着しました。到着フロアは5階になり、ゲート10付近に乗継カウンターがあるので(入国審査もゲート10付近)、動く歩道で歩きます。香港空港はかなり広いので、動く歩道を延々と歩きます。
ちなみに、5階フロアのゲート12付近には無料シャワールームがあります。乗継客・到着客にお勧めです。
10分くらい歩いてゲート10付近の乗継カウンター(E1,E2)にたどり着いたのですが、カウンターは全てクローズ。やっぱり入国が必要か・・・と思ったのですが、警備員の方に聞いてみたところ、乗継カウンターW1(サテライトゲート36付近)は運営しているとのことでした。
今まで歩いてきた経路を戻ります。W1はゲート30から逆方向ですからね。この時の私はかなりてんぱっていて、ゲート10からゲート36に向かうAPMシャトルという乗り物の存在を全く失念していました。さらに10分くらいかけて動く歩道を戻っていきました。
幸い、乗継カウンターW1はオープンしていました。キャセイパシフィック航空の1レーンだけという、かなり寂しい状況でした。私の次に乗る便は、キャセイパシフィック航空なのでほっと一安心です。待ち列はほとんどなかったので、数分でチケット発行できました。Visit Japan Webのアプリの提示を求められただけです。
ようやく乗継の保安検査場向かうことができます。香港空港は2022年から顔認証による確認が導入されているので、保安検査場で顔の登録が実施されました。搭乗時はチケットではなく顔認証で確認されます。
ようやく国際線出発フロア(6階)にきました。いろいろ巡ったので、出発フロアに到着した時には19時30分を回っていました。夕食の時間帯ですし、さっそくラウンジに向かいたいと思います。
香港空港には多数のラウンジがありますが、コロナ禍の影響で航空会社ラウンジのほとんどがクローズしている状況です(一部は完全閉鎖しているようです)。
香港空港 国際線ターミナルのラウンジ(2023年春)
●キャセイパシフィック航空のラウンジ
・The Wing ファーストクラスラウンジ ゲート1~4付近7階
・The Wing ビジネスクラスラウンジ ゲート1~4付近6階(2023年4月再開)
・The Pier ファーストクラスラウンジ ゲート61~63付近6階(クローズ中)
・The Pier ビジネスクラスラウンジ ゲート65付近6階
・The Deck (ビジネスクラス用ラウンジ) ゲート6付近7階
・The Bridge 2020年閉鎖
●その他の航空会社ラウンジ
・ザ・カンタス香港ラウンジ(カンタス航空) ゲート5付近(クローズ中)
・ロイヤルオーキッドラウンジ(タイ航空) ゲート40付近(クローズ中)
・シルバークリスラウンジ(シンガポール航空) ゲート5付近6階(クローズ中)
・シルバークリスラウンジファーストクラス ゲート5付近6階(クローズ中)
・ユナイテッドクラブ(ユナイテッド航空) ゲート61付近7階(クローズ中)
・CNAC VIP LOUNGE(エアチャイナ) ゲート25付近
・スカイチームラウンジ(共同ラウンジ) ゲート15付近(クローズ中)
・Club Autus(香港航空) ゲート200番台付近(クローズ中)
・ザ・エミレーツラウンジ ゲート40付近(クローズ中)
●その他ラウンジ
・プラザプレミアムラウンジ ゲート1付近 ゲート35付近 ゲート60付近
・プラザプレミアムファースト ゲート1付近
●アメリカンエクスプレス
・ザ・センチュリオンラウンジ ゲート61付近
●プライオリティパス対象ラウンジ
・Chase Sapphire Lounge by the Club ゲート40付近
・レストラン「Putien」 イーストホール7階
この中でプライオリティパスで利用可能なのは、Chase Sapphire Lounge by the Clubと、レストラン「Putien」です。Putienは私の訪問時は20:15までなので、時間に余裕がありません。Chase Sapphire Lounge by the Clubは出発の3時間前から利用可能で、23時にならないと利用できませんし、24時にクローズしちゃいます。以前はプラザプレミアムラウンジがつかえたんですけどね。
今回は正攻法(?)でキャセイパシフィック航空のラウンジを利用したいと思います。キャセイパシフィック航空は香港空港に本拠地を置いているので、香港空港のラウンジはフラッグシップラウンジです。
幸い私はワンワールド・エメラルド会員なので、ファーストクラスラウンジを利用可能です。ファーストクラスのフラッグシップラウンジですから、是非とも訪問してみたいと思っていました。ということで、The Wing ファーストクラスラウンジを目指します。
インビテーションカードに書かれた、ゲート65の近くに向かいました。こちらにはThe Pierビジネスクラスラウンジがあります。そして、ファーストクラスラウンジはクローズしていました!! いや、だって、The Wing First / The Pier Business (near gate 65)って書いてあったら、どちらもゲート65にあると思うよねえ・・・。
仕方なく、キャセイパシフィック航空のサイトでラウンジの位置を確認します(持っててよかった楽天モバイル(笑))。The Wingはゲート1~4って書いていました。サテライト付近にあるゲート65から、ターミナルの入り口付近にあるゲート4周辺まで戻ります。動く歩道を歩きますが、かなり距離があります。台北で購入したお土産を手にしているので、もはや苦行です。
10分くらい歩いて6階のゲート1~4付近まで到着しました。The Wingビジネスクラスラウンジの入り口は見えますが(当時のビジネスクラスラウンジはクローズしていました)、ファーストクラスラウンジの入り口は見当たりません。ファーストクラスラウンジは7階ですが、昇るエスカレータが見当たりません。ゲート1~4の間を行ったり来たり。そろそろ苦行の域を超えてきました。
結局、ゲート4より手前にエスカレータがあって、それを昇る必要があったんですね。これはわからないです。The Wingの案内板も無いし。
香港空港到着後、1時間30分以上かかって、ようやくThe Wingファーストクラスラウンジに到着です。もう、汗だくで大変です。さっそく、カバナ(バスタブ付きシャワールーム)を予約しました。さっさと汗を流したいのに、かなり待ち時間がかかりそう(3時間待ちと言われました)。
ダイニングでワンタンメンを注文し、ビュッフェに移ってからアップルパイを食べて一息ついていたら、80分くらいでカバナの呼び出しです。90分制限ですが、せっかちな性格なので、40分くらいでささっと汗を流しました。
ふろ上がりに紅茶をいただいてくつろいでいたのですが、お土産を買っていないことに気づいてラウンジを出ます。ショッピングを終えて、眠くなってきたので出発ゲートの方へ向かいました。
出発予定のゲート8前は人が多くて大混雑です。出発までゲート前の椅子で寝てようと思ったのですが、どうやら無理みたい。ゲート前にあるThe Deckというキャセイパシフィック航空のラウンジを見つけたので、そちらにお邪魔しました。
またヌードルを注文してしまいました。今回は食の旅、中華料理を堪能し尽くします。
The Deckは24:30までの運用だったので、途中でクローズしてしまいました。次の便の出発は1:50なので、まだ時間に余裕があります。深夜になりゲート前の混雑も解消してきていたので、ゲート前でぼーっと搭乗開始を待ちました。
帰国便はCX566関西行きです。ファーストクラスが無くて、ビジネスクラスが最上位になります。私はワンワールド・エメラルド会員なので、ビジネスクラス客より先に搭乗させていただくことができました。
既に書きましたが、香港空港は顔認証で搭乗します。日本の出入国審査も顔認証ですが、パスポートや搭乗券も提示します。顔認証だけでチェックして搭乗するのは、ちょっと不思議な感じですね。
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CX566便 香港発関西行き ビジネスクラスに搭乗
さて出発の時間になりました。CX566便 キャセイパシフィック航空 エアバスA350-900 ビジネスクラス 香港発 関西行きに搭乗しました。
まだだれもいないビジネスクラスです。1番乗りで搭乗させていただきました。シートは進行方向から少し傾いて配置しています。
所要時間3時間45分の短距離路線ですが、フルフラットになるシートです。
クッションとブランケットが用意されています。アメニティは特にありません。18.5インチディスプレイが備わっています。
手元には4.3インチのディスプレイ付きリモコン(ビデオハンドセット)が備わっています。
サイドテーブル手前には、ミラー付き収納にヘッドホンが入っています。
ビジネスクラスは満席に近い状態でした。
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ぐっすり眠って、関西空港に到着
短距離路線ですが、離陸後すぐに夜食が出ます。中華風豚のフライかカレイ(オヒョウ)のフライの選択?ですかね。深夜遅くで眠かったので、私にしては珍しくお食事はパスさせていただきました。
関西空港に向かってフライト開始です。私はすぐに席をフラットにして、睡眠に入らせていただきました。
朝6時過ぎに関西空港に到着です。到着時、隣のゲートにキャセイパシフィック航空の同型機(A350-900)が駐機していました。
関西空港からの入国は久しぶりです。コロナ禍前以来になります。Visit Japan Webによる検疫はスムーズですが、相変わらず時間がかかるのが税関ですね。朝早かったので、羽田や成田で体験した時ほどひどくなかったですが、なんとかしてほしいものです。
2022年秋から続けている海外特典航空券弾丸旅行の第8弾が終了しました。
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まとめ
今回の東アジア弾丸旅行はこれで終わりです。今回の旅はこれで終了です。日本を出国後、台湾・香港とめぐりましたが、一度も入国することなく日本に戻ってきました。ラウンジ飯とフライト・ラウンジサービスを満喫して帰国です。
往路はエバー航空(有償発券)、復路はキャセイパシフィック航空(特典航空券)と、本来はあり得ない組み合わせ(アライアンスが違いますからね)をしてみました。片道発券は高くなりがちですが、エバー航空のビジネスクラスは比較的リーズナブルな価格で購入することができました。2路線ビジネスクラスで搭乗したのに、10万円もしません(お値打ち価格ですね)。
今回の旅で一番大変だったのは、香港空港でキャセイパシフィック航空のラウンジを見つけることでしょうか。ラウンジのサービスは楽しませていただきましたが、ラウンジに向かうルートが見つけられず苦労しました。
桃園空港も香港空港も乗継利用が可能になっていました。香港空港の乗継は少し苦労しました。キャセイパシフィック航空は乗継カウンターがオープンしていましたが、他の航空会社だと事前に搭乗券を入手できなければ乗り継ぎが難しそうです。
相変わらずの弾丸旅行です。JALでは割高になって使いにくいJALマイルを、提携航空会社特典航空券でいくつか利用させていただいたので、ようやく使いきれそうになってきています。2022年末から海外旅行を繰り返していますが、ほとんどが特典航空券なので、マイレージポイントやマイルは全然貯まっていません。今年はマイルを使うことに専念しそうです。
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