2024年ポーランド弾丸旅行の第3回です。大阪関西空港からフィンエアーでフィンランドのヘルシンキ空港へ。ノルディック・リージョナル・エアラインズに乗り継いでポーランドの首都ワルシャワにやってきました。
空港から市街地に出て観光していきたいと思います。
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ワルシャワ空港から市街地へ 電車?バス? ざっくり解説します
ワルシャワ・ショパン空港に降り立ちました。5分くらい歩いて到着フロアに出ます。
到着フロアの足元にマーカーが引かれています。緑を辿っていくと鉄道駅へ行けます。ピンクを辿ればバスターミナルです。
結論から言うと、バスの方がおすすめです。鉄道は所要時間が短い(20分)ですが、そもそもちゃんと運行する保証がないので、あまりお勧めできません。
空港アクセス鉄道
緑のラインを辿っていくと、地下に向かう通路に入ります。
進んでいくと券売機があります。赤いBiletyと書かれた機械が自動券売機です。券売機は2台しかなく、私の訪問時は1台が故障していました。写真撮影時は列がありませんが、この後、列ができていきます(まあ、当たり前ですね)。
ワルシャワも北欧諸国と同じく、交通機関はゾーン制です。鉄道、トラム、地下鉄、バスは共通で、ゾーンごとに料金が発生します。ワルシャワ空港からワルシャワ中央駅や旧市街はゾーン1で共通しているので、ゾーン1のみのチケットで十分です。
1回券(75分)が4.4ポーランドズウォティです(2024年現在約160円)。日本と比較すると安い印象です。
わたしは1日券を購入しました。15ズウォティ(2024年現在約550円)です。
クレジットカードはVISAとマスターカードのみ使用可能です。相変わらずdカードは海外では役に立たないので(セキュリティが高すぎて、海外でほぼ使えません。どうにかならないんですかdocomoさん)、ルーチンのように使えないのを確認して(笑)他のカードで決済しました。
ホームに向かいます。ワルシャワ空港駅(Warszawa Lotnisko Chopina)です。ホームは2面2線あります。櫛型ホームではありませんが、始発駅になります。
ホームの電光掲示板には、路線名と目的地のみ表示されます(それ以外の情報はありません)。
扉は常時閉まっていて、ボタンを押して開けます(そのうち勝手に閉まります)。
駅に改札はありません。乗車したら、使用開始の打刻機を忘れずに(車内検札で高額罰金が発生します)。車内にも券売機がありますが、販売されているのは1回券のみだそうです。
とまあ、旅行ガイドブックなんかにも書かれていますが、書かれていない2つ注意点があります。
①文字が書かれた面を上に挿入すること(裏面に開始日時が印字されます)。
②赤のランプがついているとダメです(打刻されません)。緑のランプの付いた打刻機を探しましょう。始発駅では電車が動き出さないと緑にならないという話もありますが、動いていなくても1編成の中で探せば1つくらい緑ランプの機械があります。
ワルシャワ空港駅から、RL、S2、S3の3路線が出ます。Google Mapsにも時刻表が出ますので便利です。ただ、運休、路線変更、遅延が日常茶飯事のようです。
私の訪問時(2024年初頭)は、RLは運行せず、S2は大幅遅延(もともと30分に1本)、S3はワルシャワ中央駅を経由せずにポヴォンスキ墓地の北を走る路線を経由していました。ワルシャワ中央駅に行けるのはS2だけですが、大幅遅延もあり40分くらいホームで待って出発でした。
ワルシャワ中央駅近辺のOchota駅あたりが大幅改修工事中みたいで、その影響がもろに来ているようです。
列車がいつ出発するか全然わからんし、列車に乗って待っていたら、突然駅員さんが乗り込んできてなんか叫んで(私はポーランド語はわかりません)、みんなが隣のホームの列車に移動して乗り込むので、ついて行ったらすぐに発車でした。なかなか鉄道利用はリスキーです。
車内は広々としていて、清潔です。利用者もあまり多くないので、席の確保も問題なしです。
コンセントも用意されています。
列車内に路線図もあるし、放送も入るので、だいたいどこを走行しているかわかります(ポーランドの駅名が読みにくくて頭に入ってこないのが難点ですが)。
Google Mapsで位置情報をオンにしておけば、まず間違いないです。私の楽天モバイルは大活躍です(モバイルデータ2GBまで無料だし、Rakuten Linkで日本への電話が無料)。
20分くらいでシルドミエシチェ駅(Warszawa Śródmieście)に到着です。
ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna)ではありませんが(微妙に違う路線・駅なんです)、中央駅から徒歩3分くらいの駅です。Google MapsではWarsaw Downtownと表記されているので(ポーランド語の駅名ではなく英語の駅名で表記されていることが結構多い)、これもややこしくなる原因です。
鉄道利用時にややこしくなる要因をまとめて列挙しましょう。
①運休、遅延、路線変更がよくある(経由路線の変更はきつい)。
②①の情報の詳細がわからない(運休・遅延・路線変更の詳細情報がない)。
③Google Mapsでは駅名が英名表記、実際の駅はポーランド語表記。
④大事な情報が英語でもたらされない(たぶんポーランド語)。
⑤券売機・打刻機が動いていないことが多い。
⑥列車の本数が少ないので、運が悪いと飛行機に乗り遅れるかも。
鉄道はなかなかつらいです。勘を頼りに利用するしかありません。遅延や運休で所要時間がどれだけかかるかわからないので、安全のためにもチケットは1日券を利用しましょう。
私の場合、列車の遅延により空港から中央駅付近まで1時間くらいかかりました。本来なら最短20分です。乗車予定の列車が遅延するのに、前の列車は(たぶん)遅延していないので(運も悪いですが)、列車の発車まで40分かかっています。
さらに旧市街まで徒歩で30分くらいかかりました。合計1時間30分です。中央駅付近から旧市街まで、トラムを使っても徒歩と合わせて20分くらいはかかるでしょうね。あとで解説しますが、旧市街までのアクセスは市バスの方が早いんですよ。
市街地へ向かうバス
ワルシャワ中央駅方面と空港を結ぶバスは市バス路線175です。空港到着フロアから、桃色のラインを辿ればバスターミナルに出ます。
空港行きバスが到着する出発フロア前バスターミナル
到着フロア前のバスターミナルには路線175の中央駅方面行きが来ます。市街地から空港へ来るバスは出発フロア前のバスターミナルに着きます。乗り間違えの心配はありません。
路線175は、10~15分に1便あります。空港から中央駅まで30分くらい、旧市街まで40分くらいです。
王宮前の停留所に停車する路線175市バス
路線175の全面電光掲示板には飛行機のマークがついていてわかりやすいです。ワルシャワの観光地は旧市街に集中しているので、観光地にダイレクトに向かうなら、中央駅ではなく旧市街まで一気に行った方が早いです。旧市街に行くなら鉄道より市バスの方が早くて便利です(鉄道とトラムを乗り継いで旧市街まで行くなら40分以上かかります)。
バスは本数が多いので、運行が遅れていても、15分以内には絶対に後続のバスが来ます。空港から旧市街まで60分を見込んでおけばたぶん大丈夫でしょう(ただし渋滞にはまるとアウトです)。そもそも、空港ターミナル(Chopin Airport – Arrivals 02)や王宮前(Pl. Zamkowy 01)が始発の次の停留所なので、乗る際に遅れていることはないはずです。
メジャーなバス停留所にはチケット券売機が設置されています。券売機が動いていないこともあるみたいです。
メジャーな停留所には椅子も設置されています。日本と同じ感じですね。
時刻表もあります。路線はポーランド語の地名で書かれているのでわかりにくいです。
バスが来たら、ボタンを押して扉を開けて入ります。打刻機でチケットを有効化しましょう。車内にも券売機がありますが、販売されているのは1回券のみだそうです。
降りるときは降車ボタンで知らせるのは日本と同じです。扉のボタンにタッチしてドアを開けて降車します。
路線175は観光路線ですが、一般の方も多く乗降します。私が乗車したときはすべての停留所で乗降がありました。ワルシャワ中央駅付近では立席乗車が出るくらい混雑します。
私は、旧市街から空港まで乗車しました。渋滞もありましたが、遅延は数分くらいです。旧市街から45分くらいで空港に到着しました。
鉄道とバスを比較します。料金は一緒です。所要時間は電車の方が早いです。
私はバスをお勧めします。旧市街に直接アクセスできるメリットも大きいです。
どこに行くかわからない、いつ出発するかわからない鉄道より、本数が多くて間違いなくたどり着けるバスの方が優秀だと思います。
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ワルシャワ旧市街を観光
ワルシャワの主要観光地は旧市街と呼ばれるエリアにあります。ワルシャワ中央駅から徒歩10~20分くらいです。新世界通り~クラクフ郊外通り~旧市街広場~新市街広場とまっすぐ北上する道沿いにあります。
ワルシャワ市には、バス、地下鉄(Metro)、トラムなどがあり、すべて共通チケットで利用可能です。ゾーン制で乗り換え可能で、各所にある自動券売機で購入できます。
今回の旅ではワルシャワ滞在時間はほとんどありません。旧市街周辺で1時間くらいの観光時間(それでもかなり短いのですが)を見込んでいました。
前述の通り電車が遅れ、雨で天気が悪かったこともあり、現地観光時間はわずか15分です。それでも、意地でも観光します。
シルドミエシチェ駅の北側にある文化科学宮殿です。もちろん中に入っている余裕はありません。無心で北上していきます。
クラクフ郊外通りに入り、北に向かいます。
右手(通りの東側)にコペルニクスの像があります。地動説の先進的提唱者ですね。
左手(通りの西側)には聖十字架教会があります。ショパンの心臓が祀られていることで有名です。こちらも訪問する余裕がありません(というか10時からオープンなので入れない)。
さらに北に進むと右手(道の東側)にワルシャワ大学の門が見えてきます。ショパンの住んでいた宮殿があるらしいですが・・・やはり時間が無いので北上を続けます。
さらに北へ。右手(道の東側)にショパンが演奏会を開いたというヴィジトキ教会が見えます。
その北側には大統領官邸があります。
さらに北に、アダムミツキエヴィッチの銅像が立っています。ポーランドの有名な詩人だそうです。
ようやく旧市街の王宮広場までやってきました。旧王宮はまだオープン前で入れません。
旧市街の洗礼者ヨハネ大聖堂です。ポーランドで最も古い教会だそうです。
旧市街広場です。クリスマスシーズンは過ぎましたが、クリスマスマーケットのような店舗が並んでいました。朝早いので、オープンしている店舗はまばらでした。
ここでタイムアップです。もう少し北まで歩いて観光したかったのですが、鉄道が想定以上にあてになりそうにないので、市バスで空港に戻ることにしました。渋滞で遅れると困るので、早めに引き上げる必要があります。
旧市街の王宮前にバス停があるので便利ですね。王宮前から50分くらいで空港に到着しました。
ワルシャワ滞在時間は4時間30分くらい。もう少し余裕をもって観光できると思ったんですけどね。旧市街まで片道1時間ちかくかかるとは想定していませんでした。
早くもポーランドを離れます。
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