【海外周遊旅行2025】シンガポール・オーストラリア編(8)オーストラリア西海岸の港町フリーマントルと西海岸のリゾートビーチを散策

2025年海外周遊旅行シンガポール・オーストラリアの旅、第8回です。

これまでの記事で、羽田空港からANA便でシンガポールに向かい、シンガポールの下町を観光して巡りました。シンガポールからシンガポール航空に搭乗し、オーストラリア・パースに到着しました。パースでは、市街地やロットネスト島を観光しました。

今回の記事ではパース郊外の西海岸観光地を巡ります。

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歴史ある港町フリーマントル

フリーマントルはスワン川河口の街で、パースから西へ近郊列車(フリーマントルライン)で約30分の場所にあります。

フリーマントルとパース間の電車は15分毎くらいあります。ゾーン1と2にまたがるので、片道5.2AUDで乗車できます。郊外を周遊するのなら10.4AUDの1日券購入をお勧めします。

フリーマントルはフリーマントル線の終着駅なので、降り忘れの心配はありません。

フリーマントル駅は1900年代に現在の位置に移転開業したそうです。旅客営業は1970年代に一度クローズしたそうですが、1983年に再開されています。パースのTransperthが運営するフリーマントル線の終着駅です。

フリーマントルは西オーストラリア州を代表する港町で、貨物輸送拠点となっています。また、ロットネスト島に向かうフェリーの発着場もあり、ロットネスト島観光の窓口となっています。

駅前にバスターミナルがあり、フリーマントル近郊に向かう路線が多数発着しています。バスはTransperthの運営なので、パースから電車で来た場合2時間以内ならそのまま乗り継ぎ可能です。1日券ならそのまま周遊できます。

開拓時代に建てられた建物が多数残されていて、観光スポットになっています。バスを利用してもいいですが、ほとんどが駅から徒歩10分圏内にあるので歩いて観光可能です。

フリーマントル駅から線路が南西に続いていますが、旅客営業はされていません。貨物運送があるのかもしれませんが、ほとんど運行は無いようです。踏切も設置されていません。

フリーマントルの海岸を散策

フリーマントル駅の西側に港があります。ロットネスト島に向かうフェリーが発着します。

水族館もあります。今回は時間の都合で訪問していません。

港から南下していきます。

5分ほど歩くと、インド洋を望む小高い場所にラウンド・ハウス(Round House)という建物があります。19世紀初頭に建てられた、西オーストラリア最古の刑務所だそうです。中の見学は無料です(10:30~15:30)。

ラウンドハウスからインド洋を眺めると絶景の大海原が広がります。

南方にBathers Beachという海岸が広がります。夏季は遊泳可能みたいです。

さらに南下すると湾になっていて、小型船が停泊するサクセス・ボート港という港があります。

港の周囲に飲食店が多数並び、観光地になっています。こちらは西オーストラリアで有名なビール醸造を手掛けるLittele Creaturesの醸造所兼レストランです。いろんなガイドブックに掲載されている人気店です。

昼食時間に私が訪問したのは、Kallis Fisherman’s Cafeです。

フードコートタイプのレストランです。店内席も多数用意されていますが、ほぼ全席埋まっていました。

ということで、屋外テラスを利用しました。ビールは西オーストラリア産のDINGO LAGER(13.5AUD)を選択。料理はゲストレシーバーで待ちます。

フィッシュアンドチップス(17.5AUD)とシュリンプのサラダ(10AUD)をいただきました。

海岸沿いから線路と道路を挟んで向こう側に、エスプラネード・パーク(Esplanade Park)と呼ばれる公園があります。

ここはスケートボードの練習場かな。向こう側に観覧車が見えますね。利用者はほとんどいらっしゃらず、ガラガラでした。まあ、かなり強気の価格設定なので(12AUDだったかな)、観光客がターゲットなのでしょうね。

フリーマントルの市街地へ

フリーマントルの中心部を走るサウス・テラス沿いにはカフェが多数並んでいます。カプチーノ通りと呼ぶそうです。軒先に並べられた屋外カフェも多いです。

カプチーノ通りを進んでいくと、左手に「フリーマントル・マーケット」と書かれた大きな平屋の建物があります。平日はクローズしているので周辺は閑散としています。

マーケットがオープンする金・土・日は建物の前にテントも張られて、多くの人が行き交います(両方の写真があるということは、今回の旅でフリーマントルを何回も訪問したということです)。

19世紀から続くマーケットだそうです。建物自体も重要文化財に指定されています。雑貨店が多数並んでいますね。

レストランや青果店も立ち並びます。

巻きずしが売っていたので購入しました。照り焼きチキンとサーモンです。うろ覚えですが、1本7~8AUDくらいだったと思います。

青果店で地元のカットフルーツの盛り合わせも購入しました。

フリーマントルマーケットの西にはFremantle Ovalというスタジアムがあります。サッカーやアメフト、コンサート会場として使われているようです。

スタジアムの北側に沿って西に向かうと、フリーマントル刑務所(Fremantle Prison)があります。

実際に刑務所として使用されていたそうですが、現在は観光スポットとユースホステル(実際に宿泊できるそうです)になっています。内部見学はツアーでないとダメなので、時間の関係もあって断念です。

西海岸のリゾートビーチを散策

フリーマントル駅に戻り、電車に乗って北上します。

まず目指すのは、コッテスロー・ビーチ(Cottesloe Beach)です。

Cottesloe駅で降りました。駅舎もない駅です。

駅の東口にバス停があります。Cottesloe駅は小さな駅なので、停留所はここだけです。102路線の始発停留所で、Cottesloe Beach経由でClaremont駅に向かう路線です。本数は1時間に2本くらいあります。

バスはTransperthが運営する路線で、電車と共通です。2時間以内なら同じ片道チケットで乗り換えできます。私は1日券購入していたので、この日は乗り放題。

駅からビーチまで700mくらいなので歩けなくはないですが、バスの方が楽なのは間違いないですね。

コッテスロー・ビーチはパース郊外のリゾートビーチです。ビーチ沿いにホテルやレストランが並んでいます

白い砂浜が広がっています。冬季なので人は少ないですが、デッキチェアで優雅にくつろいでいる方々がいらっしゃいました。

埠頭の先で釣りをしている方々がたくさんいらっしゃいました。

さらに北のビーチに向かいたいのですが、ここから北上するバス路線がありません。路線102のバスに乗って、終点のClaremont駅に向かいました。

Claremont駅はエアポートラインの終着駅にもなっているので、ここからパース駅側は列車の本数がかなり多くなります。

パース駅で乗り換えです。パース駅にはPerth Underground駅と呼ばれる地下ホーム(1、2番線)があり、Yanchep LineとMandurah Lineが乗り入れています。Yanchep LineでGlendalough駅に向かいます。

Glendalough駅は高架駅です。北側にある改札から出ます。

Glendalough駅の北側と西側にバスターミナルがあります。多くの停留所があり、人が行き交っています。北側に東西に伸びる広い道路Scarborough Beach Road沿いに停留所7があり、路線990に乗ると西方向Scarborough Beachまで行くことができます(始発はパース駅バスターミナルなので、パース市街からビーチまで乗り換えなしで行けます)。1時間に4~5本くらい運行しています。

路線990の終点、Scarborough Beachです。終点なので乗り過ごしの心配はありません。

スカボロー・ビーチはパース郊外で最大のリゾートビーチで、大型ホテルが多数あります。

コッテスロー・ビーチと規模が違いますし、かなり整備されています。

レストランやショップも多く立ち並んでいますし、更衣室を備えた大型のプール(1日8AUDとのこと)やショッピングモールもあります。

冬季なので、さすがに泳いでいる方は少なかったですが、コッテスロー・ビーチより人が多くいらっしゃってにぎやかでした。

ここまで乗車してきた路線990で引き返します。路線990でパース駅バスターミナルまで乗り換えなしで戻ることもできますし、Glendalough駅で電車に乗り換えることも可能です。バスは半分くらいGlendalough駅止まりなのと、電車を利用した方が早いこともあり、Glendalough駅乗り換えがおすすめです。

まとめ

フリーマントル~西海岸ビーチリゾートを巡ってきました。

Transperth公式HP<https://www.transperth.wa.gov.au/>より引用

フリーマントルもコッテスロー・ビーチやスカボロー・ビーチも、Transperthのzone2エリアです。パース市街の無料ゾーンから外れます。

パース郊外1日券(Zone1-2、10.4AUD)はパース・フリーマントル往復料金(Zone1-2、片道5.2AUD)と同じ価格でバスと電車を乗り降り自由になります。

フリーマントルの街は古き良き開拓時代のオーストラリアを彷彿させる港町で味わい深いです。リゾートビーチもにぎやかな東海岸のビーチと一味違う趣があります。

本当は、ウェーブロック、ピナクルズ、ワイナリー(スワンバレー)、ランセリン砂丘など、公共交通でアクセスすることができない観光スポットにも足を伸ばしたかったのですが、現地発着ツアーが人数不足で催行されず断念です。これらの観光地はウーバーで行けるような距離ではありません。レンタカーという選択肢もありますが、あまりお勧めできませんね(ワイナリーに行ってワインを飲めないのも苦行です)。

次回はいよいよパースを離れます。

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