2025年海外弾丸旅行パリ編、第3回です。
これまでの記事で、羽田空港からANA便でドイツ・フランクフルト空港へ。そのあとルフトハンザ便でフランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港第1ターミナルに到着しました。
今回の記事でパリ市街へ向かいますが、パリの交通に関してちょっとまとめさせてもらいます。2025年11月現在の情報です。
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目次
パリ シャルル・ド・ゴール空港から市街へ向かう交通手段
パース空港から市街地まで約15kmの距離があります。公共交通には、バス&電車、スカイバス(リムジンバス)、タクシーの3つがあります。
パリCDG空港からパリ市街地へ(2025年現在)
ロワシーバス 13EUR 所要時間 約60分→オペラ座へ
RER B線(鉄道) 13EUR 所要時間 約30~40分
タクシー パリ右岸56EUR、左岸65EUR 所要時間 約50~60分
ウーバー 50EUR前後 所要時間 約50~60分
送迎サービス 100EUR前後 所要時間 約50~60分
路線バス(350/351) 2~2.5EUR 所要時間 約70分→パリ東駅など
個人的にはロワシーバスが安全・格安・便利で一番おすすめです。2025年から13EURに値引きされていますし、クレジットカードのコンタクトレス決済が可能になっています(現金のみと書かれている解説サイトも散見されますが、実際にカードが利用可能でした)。
写真はRER C線
B線と路線バスは治安上の問題があるので女性の一人旅にはお勧めできません。また、路線バスは経路が難しいので観光利用には適していません。フランスのメトロやRERは、あきらかに挙動不審な方をよくお見かけしました。スリもかなり多いそうです。他国のメトロのような警察の巡回はお見かけすることが無く、治安上のリスクがあると思ってください。
パリの公共交通機関のルールとチケット
パリ周辺の公共交通機関はRATPが運営しています。RER<鉄道>、メトロ、バス、トラム、空港バスなどが一体的に運用されています。以前はゾーン制が導入されていましたが、2025年1月にほぼ廃止されています。
また、紙チケットも2025年11月5日に廃止となったため、ロワシーバス以外の利用時は「Navigo Easy」というICカードの購入かNavigoのスマホアプリが必須となります。

日本の交通系ICカードと違い、金額をチャージするのではなく「チケット」をチャージする方式です。発行手数料2EURが必要です。2種類をチャージできないので、Paris Visite travel passで観光した日に空港に戻る場合、エアポートチケットのチャージができません(別のNavigoが必要です)。
Navigoチャージ(2025年秋現在)
1回券 RERとメトロ(空港路線を除く) 2.5EUR バスとトラム 2EUR
エアポートチケット(バス、トラム、ロワシーバスを除く) 13EUR
空港バス(OrlyBus、ロワシーバス) 13EUR
Paris Visite travel pass(空港路線も含む)
1day 29.90EUR 2day 44.45EUR 3day 62.30EUR 5day 76.25EUR
One-day Navigo travel card(空港路線を除く)
1day 12EUR
詳しくは公式サイトで確認してください。
料金をみると、Paris Visite travel passを利用するよりOne-day Navigo travel cardとエアポートチケットを併用した方が安いのですが、Navigo購入時にOne-day Navigo travel cardをチャージすることはできませんでした(券売機に選択肢が出ない)。アプリなら可能みたいです。
自動券売機は、Navigoが発券できるものとチャージのみのものがあります。メトロの改札によってはチャージのみの機械しか置いていない場所もあるので注意しましょう。また、観光地の日中は券売機で長蛇の列ができるので、人のいない場所や時間帯を狙うほうがよさそうです。
RER以外は乗車時のみのタッチで利用可能です。私の体験ですが、かなりシステムエラーが多いです。Paris Visite travel passをチャージしたのですが、タッチしても改札に入れないあるいはRER改札から出られないことがありました(10回中2回くらい)。そのたびに係員さんに説明が必要で、面倒この上ないシステムです。
チャージの不便や利用時の不具合もあるので非常に使いづらいですが、紙チケットが使えないのでやむをえません。

パリ市街地RERとメトロの路線図です。1dayチケットだとこれらが乗り放題になります。パリ観光の足として利用価値が高いです。
CDG空港第1ターミナルからオペラ座へ ロワシーバス

ロワシーバスはオペラ座(オペラ・ガルニエ)と空港各ターミナルを結ぶバスです。

片道13ユーロで、券売機でNavigoチャージ(現金は使えないことが多い)、現金(ドライバーから直接購入)、クレジットカード(コンタクトレス決済)が利用可能です。
Navigoの場合、ロワシーバスチケット、Paris Visite Travel Passなどの事前チャージが必要です。別のチケットがチャージされているとバスチケットのチャージができないので注意しましょう。

第1ターミナルから乗車します。到着フロア(レベル5)の税関から出た後、右方向に「Bus」の文字があるので進みます。左手に出口32aがありロワシーバスの文字が書かれています(ちなみにディズニーパリに向かうバスも同じ場所です)。

目の前の横断歩道を渡るとバスの待合室があります。左がロワシーバス、右がディズニーバスの乗車位置です。チケット販売の自動販売機もあるので、ここでNavigo購入もできます。

バスは5:15~25:30まで15~40分おきに発車します。渋滞によって遅れたりしますが、だいたい20分くらい待てばバスが来ます。

バスはこんな感じで停車します(市街行きも空港方面も同じ場所に停車します)。

バスは前乗りです。乗車時にお支払い(タッチ)します。降車時は何もしません。大きな荷物は車内に大型荷物置き場があるのでもって乗車します。

空港を出るとオペラ・ガルニエまでノンストップです。高速道を走るのでシートベルトの装着が必要です。私の場合、往復ともに3割程度の乗車具合でした。予約制ではありませんが乗れないことはないと思います。

A1~環状道路~Malesherbes通り~マドレーヌ寺院前を通ってオペラ・ガルニエに至ります。

オペラ座の西側の道にバス停留所があります。

ロワシーバスのマークが掲示されたバス停があり、ここから発着します。
Big Bus Tour Paris

有名観光地でよく見かける2階建て乗り降り自由の観光バスですが、パリにもあります。24時間38.25EUR~利用可能です。運行時間は9:45~17:30で約10分毎にバスが来ます。2階はオ分になっていますが、バス前方は屋根があります。詳しくは公式HPを参照してください。
同様のサービスとして、Toot-Busなどもあります。
BATOBUS
セーヌ川を運航するフェリーですが、エッフェル塔前~ノートルダム大聖堂の間で全9カ所の乗り場を巡る、乗り降り自由のフェリーです。24時間23EUR~、10:00~20:00(冬季は17:00)の間20~30分毎に運航します。クルーズ兼観光の足として利用価値が高いです。詳しくは公式HPを参照してください。
まとめ
パリ シャルル・ド・ゴール空港からパリ市街に向かう交通手段や、パリ市街の交通手段に関して解説しました。紙チケット終了に伴い、いろいろルールが変更されているようです。
NavigoのパスやBig BusあるいはBUTOBUSなど、なんらかの観光の足を利用しないと観光は難しいです。事前に知識だけでも頭に入れておきましょう。
次回はパリ観光です。
