目次
はじめに
2025年夏に北海道奥尻島の奥尻空港を訪れました。
北海道の管理する地方管理空港で、滑走路は1,500mでジェット機の発着は厳しいです。定期便はターボプロップ機(プロペラ機)のみの運用です。
HACのATR42‐600(丘珠空港)
2025年現在、奥尻空港はHAC(北海道エアシステム)の札幌丘珠便(金・日)と函館便(月~木・土)が運航されています。丘珠便と函館便のどちらか1日1往復を運航している状況です。
奥尻ー丘珠便が運航しない日は、丘珠→函館→奥尻→函館→丘珠の経路で運航します。
奥尻空港は函館や江差の西にあり、北海道最西端の空港です。おそらく一般にイメージされているよりかなり西に位置していて、羽田空港より西で、おおよそ神奈川県茅ヶ崎市の真北になります。
奥尻島は江差からフェリーアクセスも可能ですが(約2時間10分)、空路(丘珠50分、函館30分)の方が圧倒的に早いです。
なかなか訪問の難しい奥尻島ですが、2025年夏、とりあえず空港を訪問した帰ってきました。
奥尻空港までのフライトの様子はこちら↓
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奥尻空港に到着
駐機場に到着しました。
奥尻空港のターミナルビルです。ボーディングブリッジはありません。ターミナルビルまで歩きます。
到着口から入ります。
手荷物受取場です。1日1便ですが、ベルトコンベアが設置されています。
空港を散策
空港前・空港周辺
空港前です。
迎車待ちエリア。
バス乗り場があります。南部路線(フェリーターミナル~神威脇)が停車しますが、上下それぞれ1日2便しかありません(同路線は1日5便ありますが、うち3便は通過します)。フライトが1日1便なので、これで十分なのでしょう。
ターミナルビルの北西側は簡易の柵になっているので、ここから滑走路も見えます。
こんな感じ。
サイクルステーション(サイクルピット)は無いようです。
建物内に入りましょう。
ターミナルビル内へ
ターミナルビルは2階建てです。
1階到着フロア&チェックインカウンター
ターミナルビルは2階建てです。中央部は吹き抜けになっています。入って右手側が到着口、中央に保安検査場とチェックインカウンターがあります。
こちらの空港には、ショップやレストランが全くありません。内装はきれいですが、とことん空港機能に特化したシンプルな空港です。
レンタカー受付は無く、レンタカーを予約していればスタッフさんが迎えに来てくれます。
チェックインカウンターです。JAL(HAC)便しか運行していません。
中央部に出発保安検査場です。
2階へ向かう階段と、エレベータがあります。
2階 送迎デッキ
2階に昇りました。特になにも設置されていません。送迎デッキに出ることができます。
送迎デッキです。駐機場側はアクリル板になっているので、写真撮影で映り込みが出てしまうかもしれません。
椅子は無く、屋根は半分あります。
空港から出発
1階の保安検査場を抜けて搭乗待合室へ。トイレはありますが、自動販売機はありません(以前あったような標記がありましたが、撤去されたのでしょう)。
そのかわりなのでしょうか、冷蔵庫があります。
中にはペットボトルのお水が入っています。1人1本持ち帰りOKとのことです。
この日の運航は函館行きの1便のみです。
さて出発です。
JAL2890便函館行きに搭乗です。やはりATR42-600です。
テイクオフして函館に向けて飛び立ちました。
まとめ
2025年夏に訪問した奥尻空港の訪問記をアップさせていただきました。
北海道の中心である札幌から直行便がありますが週2便のみで、残りは函館経由になります。いずれにしても道外の方が訪問するには乗り換えが必要で、ちょっと不便かもしれません。離島なので冬季は欠航も多く、1日1便なので宿泊しない場合は来た便で帰る必要があります。
空港内に店舗が全くありません。小笠原諸島を除いて、定期便が就航する空港をほぼ全て訪問してきましたが、ショップもレストランもない空港は見たことがありません。非常にシンプルなターミナルビルで、日本全国でも稀有な空港です。
ちなみに、御翔印(御朱印の空港版・JAL系全国55空港で発行)を集めている方にはつらい空港です。奥尻港フェリーターミナルまで出ないと奥尻空港の御翔印はもらえません(車で20分以上!)。1日1便しかないので宿泊が必須になります。