【空港情報】庄内空港 日本海に面した山形県の第2の空港

はじめに

2024年夏に東北の庄内空港(愛称:おいしい庄内空港)を訪れました。

山形県の日本海側を庄内地方と言いますが、庄内地域の酒田市にあります(滑走路の一部は鶴岡市にも入っています)。鶴岡市、酒田市などへのアクセス拠点になります。

庄内地域は県庁所在地である山形市との公共交通機関のアクセスはあまり良くありません。高速バスは本数が少なく、JR線(羽越西線)は所要時間が長くなっています。山形市より東京の方が時間的距離が圧倒的に近くなっています。

空港は山形県が管理する地方管理空港で、ターミナル運営は庄内空港ビル株式会社が行っています。山形県、鶴岡市、酒田市、地域の会社などが参画しています。

滑走路は東西に2,000mあって、ジェット機も十分に離発着できます。

2024年現在、庄内空港には羽田便(ANA)4便しかありません。秋田と新潟の間の日本海側の需要を吸い上げて、路線運営は好調を維持しているようですが、他の新規路線はなかなか定着しないようです(過去には札幌、大阪、成田などの便があったようです)。

庄内空港へのアクセス

庄内空港は羽越本線の酒田駅と鶴岡駅からほぼ等距離にあります(若干、鶴岡駅の方が近いようです)。

JR酒田駅 2013年

両駅に連絡バスが運行していて、飛行機の発着に合わせて運行されています。所要時間は30~40分です。

山形方面の高速バスとの連絡は、鶴岡市内のエスモールバスターミナルになります(エスモールはバスを運行する庄内交通の商業施設)。庄内空港のバス路線との乗り継ぎはあまりよくありません。

羽田空港から庄内空港へ

庄内空港はANAの羽田便しか就航していません。陸路でのアクセスはかなりきついので、旅の出発は羽田空港です。

米沢、山形上空を通過し、最上川に沿って日本海側へ。

庄内の田園風景の向こう側に日本海が見えます。東方向から西向きにランディングです。

庄内空港に到着しました。ボーディングブリッジを渡って、ターミナル内に貼ります。

手荷物受取所を通って到着フロアへ。

到着フロアに出ました。

空港を散策

空港前

ターミナル前は駐車場です。

ターミナル正面にはバスが発着します。酒田駅方面と鶴岡駅方面に向かう連絡バスの停留所になります。飛行機の到着に合わせて運行します。

レンタカーショップでの送迎車両とタクシー乗り場もあります。タクシー利用者が比較的多いようで、かなりの数のタクシーが待機していました。

ターミナル内に戻ります。

1階 到着フロア&チェックインカウンター

到着口前です。

インフォメーションセンターもあります。

そして奥にはANAのチェックインカウンターです。

さて、2階に向かいましょう。

2階 ショッピングフロア&出発フロア

エスカレータで2階に向かいました。ショップが1軒と保安検査場入り口があります。

2階の施設はそれだけです。3階に向かいます。

3階レストランフロア

3階はレストラン1軒のみです。さらに4階に向かいましょう。階段とエレベータがあります。

4階 送迎デッキ

4階には送迎デッキの入口があります。

送迎デッキにはベンチはありますが、屋根はありません。駐機場側の柵は横ワイヤーになっていて、航空機撮影の障害にはなりません。

駐車場側も見えますが、視界は良くありません。

滑走路の西側(日本海側)の景色です。防風林の向こう側に日本海が見えます。

北東方向です。こちらの空港にはボーディングブリッジが2つありますが、発着がかぶる時間帯が無いので、ほぼ1つで運用されています。

これから搭乗予定のANA WINGS B737-800機です。

空港から出発

搭乗時刻が近づき、2階の保安検査場を通過して出発待合室に入りました。出発待合室内にトイレと自動販売機はありますが、ショップはありません。

庄内空港にはカードラウンジや航空会社ラウンジはありませんが、出発待合室内に有料ラウンジがあります。2024年6月現在、リニューアルしたばかりで、1回300円のキャンペーンが実施中です。

さて、羽田に向けて出発です。

滑走路に出ました。庄内空港は誘導路が無いので、滑走路を端まで進んでから反転します。機首を西に向けます。

日本海側の海岸を見下ろしながらテイクオフです。山形上空まで東進し、南下して羽田を目指します。

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まとめ

2024年春に訪問した庄内空港の模様をアップさせていただきました。

庄内地域はJR羽越本線や陸羽西線がありますが、いずれも本数や速達性に乏しいため、空港が無いとアクセスが難しい地域です。それだけに庄内空港の価値は高く、山形県第2の空港として十分に役割を果たしています。

この日私が搭乗した便は、プレミアムクラスも普通席も完全に満席でした。繁忙期でもないため、ANAの収益率もかなり高いのではないでしょうか。私はトクたびマイルを利用したので、片道わずか3,000マイルしか費やしていません。バリュー運賃で15,000円くらいですから、1マイル5円くらいで利用できました。

送迎デッキはありますが、ショップやレストランが少ない印象ですね。300円(期間限定)で利用できるラウンジはお得です。

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