【空港情報】稚内空港 日本の最北端の空港

はじめに

2022年秋に北海道の稚内空港を訪れました。みなさんご存知の通り、日本最北端の街「稚内」にある空港で、最北端の宗谷岬をはじめ、周辺の観光スポットへのアクセス拠点となっている国管理空港です。

空港は国管理空港ですが、ターミナル運営は北海道エアポート株式会社です。不動産会社や航空会社が出資して運営会社が設立されていて、千歳、函館、旭川、帯広、釧路、女満別、稚内の7空港を一体的に管理しています。

滑走路は東西に2,200m伸びていて、ジェット機が運用可能です。2022年現在、稚内空港には、羽田便(ANA1便・繁忙期は2便)、千歳便(ANA2便)が設定されています。

稚内空港は私の大好きなラウンジがありません。ボーディングブリッジは備わっていますが、ターミナルビルはこじんまりした感じです。

スポンサーリンク


稚内空港へのアクセス

JR稚内駅構内

稚内空港の最寄り駅はJR宗谷本線南稚内駅で、全列車停車駅です(1989年までは空港の西3kmにJR声間駅というのがあったそうですが、JR天北線廃線に伴い無くなっています)。

空港へのリムジンバスは、稚内市の中心駅である稚内駅と南稚内駅の両方に停車します。公共交通機関を利用するなら、このリムジンバスが唯一のアクセス方法です。

リムジンバスの発着時間は、運行便に合わせています。そのため、便が遅れるとバスの時刻もそれに合わせて出発します。南稚内駅まで23分、稚内駅まで30分となっています。

スポンサーリンク


稚内空港に着陸

稚内空港にはANA便しか運行していません。今回は羽田発の便に搭乗しました。

羽田空港を出発、北の大地へ向かいます。

搭乗機は稚内空港の南から、滑走路の中央部を目出して進んでいきます。稚内空港の滑走路は東西に配置されているので、このままでは着陸できません。着陸態勢にはいると西に旋回し、さらに右に旋回、西方向から東向きに着陸しました。能代大館空港でも同様の到着パターンだったので、デジャブのような感じです。

稚内空港は誘導路がないので、着陸後は滑走路上を反転し、ターミナルビルに向かいます。

降機してボーディングブリッジを渡り、ターミナルにむかいます。

手荷物受取所にぬいぐるみがお出迎えです。出汁之介というそうです。稚内のご当地キャラクターのようです。

スポンサーリンク


稚内空港ターミナルビルを散策

稚内空港のターミナルビルは、1階~4階あります。

1階 チェックインカウンター&到着ロビー

到着口から1階到着ロビーにでました。右前方にレンタカー受付があります。

右方向にはチェックインカウンターです。こちらの空港ではANA便しか運行していないので、ANAのカウンターしかありません。左奥にコインロッカーがあります。

ターミナル前を散策

ターミナルを出て左に進むと空港リムジンバスのバス停があります。飛行機の発着に合わせて、JR南稚内・稚内駅経由フェリーターミナル行きが運行しています。フェリーターミナルから、礼文・利尻行きの便があります。

タクシー乗り場もあります。

空港ターミナル正面は無料駐車場になっています。6-22時に利用可能です。

この日の稚内はあいにくの雨です。さて、ターミナル内に戻りましょう。

スポンサーリンク


2階 出発フロア

2階の出発フロアには、ショップはANA FESTA1軒、レストランは空港レストラン1軒だけです。ショップは奥まで進んで左側、レストランは右側にあります。

小さな空港なので、他に施設はありません。ラウンジや有料の貸切待合室もないようです。

スポンサーリンク


3階 送迎デッキ

2階から展望デッキに向かいたいと思います。

階段で昇ります。エスカレータ・エレベータはありません。

3階の展望デッキは閉鎖中でした。いろんなブログを拝見させていただきましたが、ここ数年はずっと閉鎖中のようです。

ちなみに3階展望デッキはこんなかんじです。望遠レンズ用の穴はありそうですが、角度は難しいかも。展望デッキとしての整備は十分とはいえません。

4階まで昇ってきました。こちらは展望室です。室内なので雨の心配はいらないですが、全面ガラスがあるので、写真の映り込みに注意が必要です。

乗ってきた機体が駐機しています。

滑走路の向こう側には国道があり、その向こう側は海です。その向こうは樺太になるのでしょうね。

スポンサーリンク


2階 搭乗待合室へ

2階の保安検査場前は1レーンしかありません。優先レーンもないです。1日3便しか就航していない空港ですから、こんなものでしょう。

出発待合室内には出発ゲートやボーディングブリッジが2つあります(左側のブリッジは航空機と直結しないようです)。

ショップやレストランも無く、あるのはトイレや自動販売機くらいですね。

さて、ボーディングブリッジを渡って搭乗します。

滑走路にでました。雨が降っていて、写真も雨粒が入ってしまいます。

ターミナルビルを左手に見て、滑走路西端に向かいます。西から東方向へ離陸です。

離陸していきます。日本最北端の北海道の海が見えています(正確に言うと、宗谷岬から見る海の方が北ですね)。

右方向に旋回し、北海道の大地の上を飛行します。すぐに雲の上に出てしまったので、地上を眺められたのは一瞬でした。

ショップで購入したのむヨーグルトとおつまみを機内でいただきます。北海道の気分を味わいながら、飛行機は南下していきます。

スポンサーリンク


まとめ

2022年秋に訪問した日本最北端の稚内空港の模様をアップさせていただきました。夏季4便、通常期3便しか運行されないローカル空港ですが、離島空港とは違ってきちんとしたボーディングブリッジが用意されています。

便数が少ないので、ターミナルビルはこじんまりとしていて、建物内のショップも少なく、展望デッキに出られないのも寂しいです。繁忙期の利用でしたが、搭乗率は高く、利用客は多い印象でした。

以前は伊丹便も就航していて、利用した記憶があります。最近はピーチ航空が北海道各地へ路線を広げていますが、稚内空港には関西圏からの定期路線がありません。どうしても関西人にとっては縁の薄い空港になってしまいますが、ぜひとも(夏季だけでも)大阪便復活を望みます。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする