【空港情報】鹿児島アイランドホッピング(3) 喜界空港 とにかくちんまりした空港です 奄美大島から10分の超短距離路線にも注目

はじめに

2022年夏に鹿児島県喜界島にある喜界空港を訪れました。島内観光ではなく空港にタッチして帰るだけの喜界島訪問です。最近のマイブームで、日本各地の空港を見て回っています。

国際線の就航しない国内線専用空港で、鹿児島県が管理する地方管理空港です。喜界島は鹿児島空港から1時間程度のフライトですが、船舶だと直行便11時間もかかります(フェリーは2,3日に1便しかなく、値段は航空便とほぼ同じ)。圧倒的に空路の方が便利です(ちなみに、フェリーターミナルも空港の近くです)。

奄美大島からとても近く、空路だと16マイル10分程度のフライトで着きます。日本で2番目に短い定期路線です(1番は南大東島ー北大東島路線8マイルですが、一般的には那覇との乗継利用しかしないでしょう)。ちなみに滑走路が短いので、ジェット機は離発着できません。

2022年現在、喜界空港を発着するのは、JAL系のJAC(日本エアコミューター)が運行するターボプロップ機(プロペラ機)で、奄美1日2便と鹿児島1日2便のみです。

喜界空港はほんとうに小さな空港で、当然ですが空港ラウンジはありません。ターミナルビルは年季が入っていて、こじんまりの上を行くちんまりとした印象です。

そんな喜界空港を訪問してみました。

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奄美空港から喜界空港へ

今回は鹿児島空港から奄美空港を経由して喜界空港に向かいます。奄美空港から喜界空港に向かう便はプロペラ機:日本エアコミューターのATR42-600です。

ATR42-600はボーディングブリッジを使えないので、沖止めです。ターミナルビルから徒歩で航空機まで歩いて搭乗です。機体の後方扉から乗り込むので、到着時に早めに出たいなら、後部座席を指定するのがおすすめです。

奄美空港を出発してすぐに、喜界島が見えてきました。低い高度で巡行していきます。

さくっと着陸です。東から西向きに侵入したようです。

ハイビスカス塗装のJAC機ATR42-600です。最近、この機体ばかり乗っていたので、機種名を覚えてしまいました。

徒歩でターミナルビルに向かいます。ビルと言っていいのかどかわかりませんが。右手にある手前に飛び出したプレハブのような建物は、出発待合室です。

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喜界空港はとてもちんまり

到着ロビー兼チケットカウンター兼出発フロアです。この狭いスペースに全機能が詰め込まれています。また、手荷物受取の部屋が設定されていません。沖永良部空港もかなり小さいと思いましたが、その上を行きます。

建物に入る際に全員順番に検温チェックされます。これをパスしないと入れないようで、入場の順番待ちで列ができます。2022年夏現在の体温チェックは全国的にずいぶん緩和されているので、こんな厳格なチェックの空港は久しぶりですね。

狭いターミナル内で身動きが難しかったので、さっさと外へ出ました。

喜界空港は島の西端の北岸に位置しています。

ターミナル前は駐車場とバス停、タクシー乗り場があります。人口6,000人越えの町ですから、路線バスもタクシーもあります。喜界第一ホテルの送迎バスも来ていました。

私の調べた限り、ほとんどホテルがないようですが、喜界第一ホテルは空港の傍にあります。機内から見ることができました(かなり近いので、送迎はいらないような気もしますが)。

私の訪問時は、タクシーが1台だけ停まっていました。5分くらいしてだれも乗らないことがわかると、タクシーは空車のまま去っていきました。

ターミナルビルの東側に屋根付きの屋外休憩所があります。滑走路を眺めることができますが、金網フェンス越しになるので、写真撮影には向いていません。コンデジでも、撮影距離の問題もあって写真撮影すると金網が入ってしまいそう。撮影ポイントとしては厳しいです。

そもそも、喜界空港には展望デッキがありません。日本の空港をいくつも見てきましたが、送迎デッキ・展望デッキの無い空港はほとんどありません(下地島空港、屋久島空港など、まれにですが展望デッキの無い空港があります)。

ターミナルビルの西側、管理事務所前からの方が、撮影はしやすいと思います。もちろん望遠レンズは使えないので、コンデジを使いましょう。

駐機場の機体がこんな感じで撮影できました。でも、よくかんがえたら、搭乗前に滑走路で撮影すれば一番いいんでしょうね。

離発着の機体を撮影するには、ターミナルビルの反対側の公園がいいらしいです。空港をタッチして戻るだけの私には無理ですね。

ターミナル唯一のショップを覗いてみました。QR決済はPayPayのみ使用可能ですし、カードは全滅です(むしろPayPayがつかえるのがすごい)。

喫茶も営業しているようです。だれも店内にはいらっしゃいませんでしたが。昭和な雰囲気がいいですね。

せっかくですからお買い物をしました。食べ物のお土産は黒糖しか売ってないので、黒糖を購入です。

さあ、あまり時間が無いので、そろそろ出発です。

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空港から出発

ターミナル内は依然として人であふれかえっています。到着客で、まだ検温待ちしている方もいらっしゃいますね。なかなか大変な空港です。

一応、JALのタッチ&ゴーは利用可能です。当たり前ですが保安検査も実施されているので(保安検査場というほどのスペースもありませんが)、列に並んで出発待合室へ向かいます。

出発待合室は、滑走路側に飛び出すようにプレハブのような建物が設置されています。ここだけスペースが広く新しいので、別世界のようです。もちろん搭乗口は1つだけです。

ショップも何もない待合室ですが、フリーペーパーや本などが置かれていました。

飛行機に搭乗です。うん、駐機場内での撮影が一番簡単ですね。

滑走路へ。これから離陸です。

西向きに離陸しました。ここから奄美空港まで、また10分程度の旅です。飛び立ったと思えば、すぐに着陸態勢に入っていきます。

私たちは離島運賃は利用できませんから、10分の旅のお値段としては、うーん、なんともですね。関空ー羽田便の最安値は8,000円を切るので、それより安く設定してほしい気もします。

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まとめ

2022年夏に訪問した鹿児島県喜界島にある喜界空港の模様をアップさせていただきました。こじんまりというよりちんまりした空港です。小さな建物にターミナル機能を詰め込んでいるので、台風が襲来したら本当に身動きがとれないでしょうね。

2022年夏現在、JALはFLY ONポイント2倍キャンペーンを実施中ですが、奄美ー喜界間はわずか16マイルなので、正規料金でも32FOPしかアップしません(笑)。FOP修行には縁のないフライトです。私にとっての喜界訪問は、完全に趣味の世界です。

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