【プライオリティ・パス】羽田空港 羽田エアポートガーデン(第3ターミナル直結) All Day Dining Grande Aile(オールデイダイニンググランドエール) プライオリティ・パスの利用できるレストラン

はじめに

今回、東京国際空港(羽田空港)の羽田エアポートガーデン(第3ターミナル直結)にあるプライオリティ・パスが利用可能なレストラン「All Day Dining Grande Aile(オールデイダイニンググランドエール)」を紹介させていただきます。

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レストラン「All Day Dining Grande Aile(オールデイダイニンググランドエール)」 概要とアクセス

レストラン「All Day Dining Grande Aile(オールデイダイニンググランドエール)」は羽田空港の「羽田エアポートガーデン」1階にあります。2024年5月からプライオリティ・パスの対象レストランになっています(国内線・国際線両方の出発・到着時に利用可能)。

羽田エアポートガーデン内にあるホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド/プレミア」のホテル内レストランの位置づけですが、レストラン店舗自体はホテル外一般エリアにあります。

ホテルを含め、羽田エアポートガーデン全体が住友不動産系列の運営になっていて、正確に言うと羽田空港の施設ではありません(日本空港ビルディングや東京国際空港ターミナルの管理下にありません)。

また、All Day Dining Grande Aile東京有明とは別店舗であり、All Day Dining Grande Aile羽田空港が正式名称のようです。レストラン予約をする際は間違えないように注意しましょう(プライオリティ・パス利用者は事前予約できません)。

営業時間 6:00~25:00
プライオリティ・パスが利用可能なのは11:00~15:00(L.O.14:40)

店舗へのアクセス

店舗のある羽田エアポートガーデンは、2023年1月31日オープンのショッピングモールで、レストランや店舗が数多く入店し、高速バスの発着ターミナルもあります。羽田空港第3ターミナルに直結しているので、第3ターミナルからのアクセスが一般的です。

第1、第2ターミナルから第3ターミナルに向かうには、無料シャトルバスを利用するのが便利です(電車やモノレールだと、国際線チケットが無ければ有料になります)。

第3ターミナル2階国際線到着出口から出てまっすぐ正面、バスやタクシーなどの乗車ターミナル方向に向かいます(京急線やモノレールでアクセスした場合、2階の羽田エアポートガーデン前に出るので便利です)。

派手に「HANEDA AIRPORT GARDEN」の案内があります。突き当りを右方向に進みます。

長い通路を進みます。通路沿いに店舗がたくさん並んでいます。

しばらく歩くと、左側にローソンがあり、その横にヴィラフォンテーヌ グランド/プレミア 羽田空港の入り口があります。

ホテルの入口は2階になります。レストランは1階なのですが、宿泊客以外がホテル内からレストランに向かうのが微妙に難しくなっています。ホテル内に入らずにさらにまっすぐ進みます。

ホテル前で右折してエスカレータを降りるルートもあります。後で解説します。

左手のわかりにくい場所にエレベータがあります。

エレベータで1階に降ります。

1階にエレベータで降りるとレストランは目の前なのですが、レストラン入り口まで少し歩きます。

エレベータを降りて左手に進みます。

細い通路を進んだ後、高速バス乗り場前を右に曲ります。

右手に店舗があります。

ホテル前を右折して、エスカレータでアクセスするルートもあります。

エスカレータを降りて1階に向かいます。

エスカレータを降りて、Uターンするように手前に向かいます。

細い通路の突き当りがレストランです。

第3ターミナルからレストランまで8~10分かかります。第1ターミナルからだと20分前後、第2ターミナルからだと(連絡バスが第1ターミナル経由になるので)25分くらいになります。帰路の時間も必要なので、時間に余裕をもって利用しましょう。

プライオリティ・パスのシステムのをおさらい

こちらの施設はプライオリティ・パスの対象施設です。国際線・国内線に関わらず、搭乗前あるいは搭乗後に利用可能です。

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 469USドル 無料 35USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 329USドル 35USドル 35USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 35USドル 35USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。

以前は利用料が27USドルだったので、円高だったこともありスタンダード会員でもややお得でした。2018年に32USドル、2023年に35USドルと価格改定され、プライオリティ・パスを利用しないで通常料金にした方がお得な場合が多くなっています。

ただし、プレステージ会員は本人利用料が不要なので、特に2022年以降の物価高や円安に伴い、プライオリティ・パスの有益性は上昇しています。

とはいえ、元を取ろうと思えば、海外旅行してかなりの回数ラウンジに入室しないとだめです。上のいずれの会員であっても、元をとるのは難しいかもしれません。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1000カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。

2024年10月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。リンク先は実際に訪問した体験記になっています。

成田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge1(※3)
肉料理 やきすき やんま(※1)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA-
Japanese Grill & Craft Beer TATSU(※1)
成田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge2(※3)
ターミナル前 ナインアワーズ(※2)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-
鉄板焼 道頓堀 くり田(※1)
成田空港
第3ターミナル
保安検査前
一般エリア
ぼてぢゅう屋台(※1)
羽田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
足湯カフェ&ボディケアLUCK(※2)
Power Lounge Central(※3)
国内線
保安検査後
Power Lounge South(※3)
Power Lounge North(※3)
羽田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central(※3)
国内線
保安検査後
Airport Lounge South(※3)
Power Lounge North(※3)
羽田空港
第3ターミナル
国際線
出国後エリア
TIATラウンジ
SKY LOUNGE SOUTH<リンク先は改修前>
羽田エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile(※1)
中部国際空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
くつろぎ処 SOLA SPA 風の湯(※2)
ぼてぢゅう(※1)
国際線
出国後エリア
UMIZEN SORAZEN(※1)
KALラウンジ
Centraiar Global Lounge
Plaza Premium Lounge
中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR(※1)
大阪伊丹空港 保安検査前
一般エリア
大阪エアポートワイナリー(※1)
関西国際空港
第1ターミナル


国内線
保安検査後
ぼてぢゅう1946・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU(※1)
国際線
出国後エリア
カードラウンジ六甲(※3)、アネックス六甲(※3)、カードラウンジ金剛(※3)
ANAラウンジ
関西国際空港 エアロプラザ KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA
米子空港
(美保飛行場)
保安検査前
一般エリア
LOUNGE DAISEN
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
福岡空港国際線
ターミナル
国際線
出国後エリア
KALラウンジ
ラウンジ福岡
佐賀空港 保安検査前
一般エリア
Premium Lounge さがのがら。
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
鹿児島空港 保安検査前
一般エリア
ボディケアLUCK(※2)

※1:レストラン店舗 ※2:その他サービス店舗 ※3:カードラウンジ相当

レストラン店舗では3,400円分相当のセットメニューや会計割引が実施されます。サービス店舗はシャワーや入浴など、飲食以外のサービス店舗です。

ラウンジ以外のサービス店舗ではアメックス・プロパーカードによるプライオリティ・パスは原則利用できません。MUFGカードの発行分は2024年10月1日以降、JCB発行分は2024年10月31日20:00時以降、利用できなくなります。
※正確にいうと、利用できますが有料になります。

成田空港のIASS Executive Loungeなどは、本来カードラウンジです。日本国内発行の多くのゴールドカード提示でも利用できます。プライオリティ・パスの対象となることで、訪日客も利用可能になっています。

カードラウンジをプライオリティ・パスで利用する場合、契約状況によってはかなり高くつくことがあります(スタンダード会員など都度払いが必要なケースなど)。

一般エリアの場合、原則的に到着便でも利用可能です。関西空港のぼてぢゅう1946は、国内線到着便でも利用可能です。

All Day Dining Grande Aileで、プライオリティ・パスの利用方法

「All Day Dining Grande Aile」は空港ラウンジではなくレストランですが、プライオリティ・パスで利用可能です。保安検査場通過前のエリアにあるので、国内線・国際線を問わず、出発・到着時を問わず利用可能です。ただし、ランチビュッフェの利用に限ります(11:00~15:00)。

プライオリティ・パスは最近このようなタイプの提携を増やしてきています。ただし、2019年8月以降、アメリカン・エクスプレスのプロパー発行カードに附帯するプライオリティ・パスでは、このような施設の利用ができなくなっています。

受付時に本人名義のプライオリティ・パスと当日の搭乗証明(搭乗券・保安検査証・デジタル搭乗券など)を提示します。

プライオリティ・パスの日本における価値は1回3,400円ですが、ランチビュッフェは大人3,850円、小学生1,925円なので、大人が利用すると若干お得です(小学生未満無料)。スタンダード会員だと小学生はかなり損になります。

ソフトドリンクは無料ですが、アルコールは別途有料になります。

私が利用したのは週末の13時すぎですが、入店待ちはありませんでした。席は3分の1程度しか利用客がいませんでした。プライオリティ・パスの対象になって日が浅い時期ですが、比較的利用しやすいではないかと思います(11時のオープン時点だと長い列ができるようです)。混雑時は120分の時間制限が発生するようです。

レストランはプライオリティ・パス以外の有料利用も可能で、その場合は席を事前予約することが可能です。

プライオリティ・パスの場合は席の予約ができないので、訪問しても満席で利用を断られる可能性もあります。第1、第2ターミナルから訪問するにはかなり時間がかかるので(15~25分くらい)、利用できなかったり待ち時間が発生したりするリスクがあるのは厳しいところです。

ラストオーダーが14:40なので、第1ターミナル14:00、第2ターミナル14:10、第3ターミナル14:30が最終ラインと考えておきましょう(実際、14:00に第1ターミナルを出て、14:30前にレストランに着いたのですが、慌ただしくて食事を十分できませんでした)。

第3ターミナル利用者でも、そこそこ距離があるので8~10分くらいかかります。特に国際線出発時に利用するなら、かなりの時間的余裕をもっておきましょう。

実際にAll Day Dining Grande Aileを利用してみた

さて店舗に入りましょう。入り口でプライオリティ・パスを提示して先にチェックを済ませます。席も空いていますし、だれも並んでいなかったので、スムーズに入店できました。

こんなカードを渡されます。自由席なので、まずは開いている席について席を確保します。ビュッフェ形式で、自由にお食事をいただけます。

ランチビュッフェメニュー
シズリングキッチン
・菜の花のアクアパッツァ(メバル・殻付きアサリ・スライスオリーブ・菜の花・ケッパー・セミドライトマト・バゲット)
・海鮮丼(まぐろ・サーモン・カンパチ・いくら・大葉・厚焼き玉子)
・五香風味叉焼丼
・シーフードとそら豆のサフランリゾット
・カニとアスパラガスのクリームパスタ
・海の幸と牛肉の餡かけ焼きそば
前菜
・リーフサラダ、オニオンスライス、キューリ、チェリートマト、海藻サラダ、
ミックスビーンズ、パプリカマリネ、メカブ、レッドキャベツスライス
和惣菜・漬物
・白身魚のエスカベッシュバジル風味、合鴨パストラミと彩り野菜のマリネ、
シーフードと春野菜のタブレ、アサリと菜の花のうま塩ニンニク、小松菜の煮びたし、
春野菜のはんなり和え、三浦野菜浅漬け、桜漬け、しば漬け、紅鮭とイカのやんしゅう漬け
温かいお料理
・ピザ風ポテト、チャオミーフェン『台湾風焼きビーフン』、白身魚のローストカポナータソース、鶏肉ロースト オニオンガーリックソース、豚肉と大根 筍のオイスターソース、飲茶
お子様メニュー
・アメリカンドッグ、ミラノ風ポークカツ、フライドポテト、白身魚フライ
パン
・クロワッサン、カイザー、デニッシュ 2 種
トルティーヤサンド、トルティーヤチップス
スープ
・味噌汁、ミネストローネスープ、鶏と茸の中華風かきたまスープ
カレー
・チキンレッドカレー
ご飯
・千葉県産コシヒカリ、赤米と五穀米
フルーツ
・オレンジ、パイナップル、グレープフルーツ
デザート
・ショコラケーキ、ストロベリーケーキ、宇治抹茶ムース、バナナドームケーキ、
桜わらび餅、フルーツ杏仁、ソフトクリーム
ドリンク
・オレンジジュース、アップルジュース、グレープフルーツジュース、
ウーロン茶、コーヒー、紅茶

ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港公式HP<https://www.hvf.jp/hanedaairport-grand/restaurants1.html>から引用

シズリングキッチンはいわゆるライブキッチンエリアです。

菜の花のアクアパッツァ、五香風味叉焼丼、カニとアスパラガスのクリームパスタなどが注文できます。

ホットミールエリアです。

豚肉と大根 筍のオイスターソースなど。

海の幸と牛肉の餡かけ焼きそばなど。

サラダ類。

御飯やみそ汁など。

ドリンクサーバーやソフトクリームなど。

ジュース類。

スイーツなど。

シズリングキッチンでカニとアスパラガスのクリームパスタや海鮮丼などを注文。こんなかんじでいただきました。

デザートもいただきました。

ホテルのビュッフェレストランなので、フードメニューはかなり充実していてクオリティが高く、満足できると思います。

2024年6月追記 「スパイスな夏!」実施中

2024年6月~9月、メニューがスパイシーなものが多くなっています。

アジアンテイストのスパイシーメニューが増えています。通常メニューもあります。

那須野が原牛ハンバーガーです。ソースはいろいろ選べます。

ランチビュッフェメニュー
「スパイスな夏!」2024年6月~9月

シズリングキッチン
・那須野が原牛ハンバーガー
・ポークフィレカツバーガー
・海鮮丼
・鰻丼
・バジルとナッツのトマトソースパスタ -トラパネーゼ・カサレッチェ-
・枝豆とトウモロコシのリゾット
・海の幸と牛肉の餡かけ焼きそば
サラダ
・リーフサラダ、オニオンスライス、きゅうり、トマト、海藻サラダ、
ミックスビーンズ、パプリカマリネ、めかぶ、レッドキャベツスライス
冷菜
・茄子と白身魚のオリエンタル風、合鴨パストラミと彩り野菜のマリネ、
シーフードセビーチェ、揚げ茄子とインゲンの和風餡、小松菜の煮びたし、
夏野菜と昆布の和え物、三浦野菜浅漬け、しば漬け、紅鮭とイカのやんしゅう漬け
温かいお料理
ピザ風ポテト、チャオミーフェン『台湾風焼きビーフン』、白身魚のローストカポナータソース、鶏肉の白ワイン焼き、スパイシーポークグリル、サテ・アヤム『インドネシア風串焼き』
お子様メニュー
・アメリカンドッグ、フライドポテト、白身魚フライ
パン
・クロワッサン、カイザー、デニッシュ 2 種
トルティーヤサンド、トルティーヤチップス
スープ
・味噌汁、ミネストローネスープ、鶏と茸の中華風かきたまスープ
カレー
・チキンレッドカレー
ご飯
・千葉県産コシヒカリ、赤米と五穀米
フルーツ
・オレンジ、パイナップル、グレープフルーツ
デザート
・ショコラケーキ、ストロベリーケーキ、宇治抹茶ムース、バナナドームケーキ、
桜わらび餅、フルーツ杏仁、ソフトクリーム
ドリンク
・オレンジジュース、アップルジュース、グレープフルーツジュース、
ウーロン茶、コーヒー、紅茶

ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港公式HP<https://www.hvf.jp/hanedaairport-grand/restaurants1.html>から引用

まとめ

2024年に訪問した、羽田空港 羽田エアポートガーデンのレストラン「All Day Dining Grande Aile」の体験記です。プライオリティ・パスで利用できるため、クレジットカードに附帯しているカードを所持している方なら、無料でお食事を楽しめます。

羽田空港第3ターミナルには、国際線出国後エリアにTIATラウンジ、SKY LOUNGE SOUTHといったプライオリティ・パス対象ラウンジがあり、そちらだと出発直前まで利用可能ですし、アメリカン・エクスプレス・プロパー会員も利用可能ですが、かなり混雑する傾向があります。

All Day Dining Grande Aileは2024年5月現在では混雑もなく、スムーズに利用できる印象です。第1ターミナルの足湯カフェ&ボディケアLUCKのように大混雑な状況ではありません。

国内線客や国際線到着便客も利用可能ですが、アクセスに時間がかかるのが難点です。料理はホテルのレストランだけあってレベルが高く、時間に余裕があるならかなりおすすめです。特に、国内線利用客にとってはプライオリティ・パスのフード提供型サービスは初めてのことです。利用しなきゃもったいないですね。

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