【空港ラウンジ体験記】成田国際空港 第2ターミナル 鉄板焼 道頓堀 くり田 プライオリティ・パスで利用可能なフードコードレストラン

はじめに

今回紹介するのは、日本の玄関口、成田国際空港の第2ターミナルにある「鉄板焼 道頓堀 くり田」です。出国後エリア2階(メインフロアから1つ下の階に降りた場所)のフードコートにあります。2023年10月からプライオリティ・パス対象の専用メニューが提供開始になっています。

プライオリティ・パスとは、イギリスのプライオリティ・パス社が運営する空港ラウンジ利用システムとそのカードを指します。プライオリティ・パスのカードがあれば、世界中の提携ラウンジを使用することができます。

私の国内空港・ラウンジ訪問記 一覧はこちら↓

2023年秋現在、成田空港第2ターミナルには以下のラウンジがあります。

成田空港 第2ターミナルのラウンジ(2023年秋)
航空会社ラウンジ
●エミレーツラウンジ 出国審査場前 4階
●サクララウンジ ゲート61付近 3階(JAL運営)
※サテライトは閉鎖中
●JALファーストクラスラウンジ ゲート61付近 4階
●キャセイパシフィックラウンジ ゲート71付近 2階
※アドミラルズクラブ跡に移転
●チャイナエアライン ダイナスティラウンジ ゲート71付近 2階
カードラウンジ/プライオリティ・パスラウンジ
●I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo- 出国審査場前 4階
※キャセイパシフィックラウンジ跡にオープン
有料ラウンジ
●ASPIRE LOUNGE ゲート82付近 2階
※カンタスクラブ跡にオープン
プライオリティ・パス対象
●鉄板焼 道頓堀 くり田 2階フードコート(レストラン)
●ナイン・アワーズ 空港外(カプセルホテル・シャワー)
国内線ラウンジ
●サクララウンジ 国内線エアサイド

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プライオリティ・パスのシステムのをおさらい

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 469USドル 無料 35USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 329USドル 35USドル 35USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 35USドル 35USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。

以前は利用料が27USドルだったので、スタンダード会員でもややお得でした。2018年に32USドル、2023年に35USドルされたので、プライオリティ・パスを利用しないで通常料金にした方がお得な場合が多くなっています。

ただし、プレステージ会員は本人利用料が不要なので、特に2022年以降の物価高や円安に伴い、プライオリティ・パスの有益性は上昇しています。

とはいえ、元を取ろうと思えば、海外旅行してかなりの回数ラウンジに入室しないとだめです。上のいずれの会員であっても、元をとるのは難しいかもしれません。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1000カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。

2023年12月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。

成田空港第1ターミナル IASS Executive Lounge1、I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA-
成田空港第2ターミナル IASS Executive Lounge2、鉄板焼 道頓堀 くり田、ナインアワーズ、I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-
成田空港第3ターミナル ぼてぢゅう屋台
羽田空港第1ターミナル Power Lounge Central、Power Lounge South、Power Lounge North
羽田空港第2ターミナル Power Lounge Central、Airport Lounge South、Power Lounge North
羽田空港第3ターミナル TIATラウンジ
中部セントレア空港 くつろぎ処、ぼてぢゅう、THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR、UMIZEN SORAZENKALラウンジ、Centraiar Global Lounge、Plaza Premium Lounge
関西空港第1ターミナル ぼてぢゅう1946、Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU カードラウンジ六甲、アネックス六甲、カードラウンジ金剛、ANAラウンジ(国際線)、KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA
福岡空港 KALラウンジ、ラウンジ福岡

上記のうち、青字のラウンジは国内線保安検査通過後エリアに、赤字のラウンジは出国後エリアにあります。

成田空港のIASS Executive Loungeはカードラウンジ相当なので、同伴者ありの場合はクレジットカード(ほとんどの会社のゴールドカード以上ならOK)提示でも無料で入れます。プライオリティ・パスのスタンダード会員など入場料が発生する場合は、プライオリティ・パスを使用せずに直接入場料を払った方が安くつきます。

鉄板焼 道頓堀 くり田はラウンジではなくレストランですが、プレステージ会員の場合、1人あたり3400円分のセットがいただけます。プライオリティ・パスは最近このようなレストラン無料タイプの提携を増やしています。

2019年8月以降、アメリカン・エクスプレスのプロパー発行カードの場合、プライオリティパスで、鉄板焼 道頓堀 くり田やTHE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BARのようなレストランタイプ施設の利用ができなくなりました。
今回、プライオリティ・パスで「鉄板焼 道頓堀 くり田」を利用してきたので報告させていただきます。

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鉄板焼 道頓堀 くり田の店舗情報とアクセス

鉄板焼 道頓堀 くり田
運営時間 7:30~22:30 L.O.22:00
場所 成田空港第2ターミナル2階 出国後エアサイド フードコートエリア
※プライオリティ・パス/Diners Club/Lounge Keyが利用可能

成田空港第2ターミナルにある鉄板焼 道頓堀 くり田はプライオリティ・パスで利用可能です。第3ターミナルのぼてぢゅう屋台や関西空港のぼてぢゅう1946と同じ、BOTEJYU Groupの運営です。

出国審査後、左前方に向かいます。今いるのは3階フロアです(上記写真の現在地の場所に出ています)。

シャネルの店舗前を奥に入っていきます。

少し進むと右に広い通路が見えるので右に曲がります。JAPAN FOOD HALLの案内板が見えます。

下に向かうエスカレータが見えるので、降りていきましょう。

2階はフードコートフロアになっています。各席にはコンセントとUSB充電ポートが用意されていて便利です。

鉄板焼 道頓堀 くり田でプライオリティ・パス利用の際のルール

ただし、関西空港の「ぼてぢゅう1946」とは違い、セットメニューしか利用できません。成田空港第1ターミナルのぼてぢゅう屋台では「大阪道頓堀セット」の1択ですが、こちらの鉄板焼 道頓堀 くり田では「大阪道頓堀セット」と「鉄板薬ステーキセット」の2コースから選択です。

逆に、こちらのセットはプライオリティ・パス(あるいはDiners Clubなど)を使用せずに注文することはできません

フードコートですから、店舗前で順番にならんで注文です。時間帯によっては注文まであるいは注文から提供までに時間が必要になることがあります。私は注文まで5組、注文後提供まで10分程度でした。ゲストレシーバーを手渡されて、出来上がると呼び出していただけます。

今回の訪問ではステーキセットを注文しました。ステーキセットの場合、飲み物は付きません。牛ランプステーキは噛み応えがあって、肉を食べてるって感じです。お腹に溜まらないので、お腹が空いている方は道頓堀セットの方がおすすめです。

道頓堀セットだとこんな感じです(写真は第3ターミナルのぼてぢゅう屋台で提供されたもの)。飲み物以外は選択の余地がありませんが、ビールでもOKです。

日本でプライオリティ・パスを利用する場合、提供されるサービスが3,400円を超えるかどうかで価値が見合っているかどうか評価できます。このセットが3,400円の価値があるかどうかは微妙なところですね。できるだけ飲み物をアルコールにした方がいいかもしれません。有料会員(スタンダード会員)の場合は、本当にお得か考えてから利用したほうがいいです。

店舗は第2ターミナルの出国後エリアにあります。そのため、こちらのレストランは国際線出発便の利用者以外は利用できません。もちろん他のターミナル発着の方は利用できません。

プライオリティ・パスは飛行機に乗る方用の優待カードなので、搭乗券が必要なのはあたりまえです。プライオリティ・パスは、名義の記載がある方のみを対象とするのが原則です。2023年11月現在下記のようになっています(ぼてぢゅうならびにプライオリティ・パス公式ホームページにも掲載されています)。

なお、ラウンジ・キーならびにダイナースクラブでの利用も、ほぼ同じルールに準拠しています。

当日に成田空港の第2ターミナル国際線出発便に搭乗予定の方

2023年現在、搭乗券の提示が必要です。予約券(予約確認書などの用紙)では利用できません。eチケットの場合、スマートホンでチェックイン後であることを証明する画面の提示が必要です。

あくまで想像ですが、キャンセル可能なチケットや偽造の予約確認書などによる利用を防止するためだと思われます。

シェア不可(7歳未満を除く)/1つのプライオリティ・パスで提供できるのは1名分のみ(同伴者への提供ができない)

同伴者提供が不可というのは珍しいルールですね。7歳以上の子供の同伴者は利用困難なので(プライオリティ・パスなどを所持することが難しいため)、大人のみのグループしか利用できないということになります。

専用セットメニューのみ対象

こちらの鉄板焼 道頓堀 くり田では「大阪道頓堀セット」と「鉄板薬ステーキセット」の2コースから選択です。

同一名義の複数枚のプライオリティ・パスの使用不可

同じ名義のプライオリティ・パスを複数枚使用することはできません

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まとめ

成田空港第2ターミナルにある鉄板焼 道頓堀 くり田ではプライオリティ・パスでセットメニューがいただけます。「大阪道頓堀セット」と「鉄板薬ステーキセット」の2コースから選択です。注文後の提供スピードがまずまず早いので、気軽に利用可能です。

メニューが固定していることと同伴者利用できないのが欠点ですが、クレジットカード附帯のプライオリティ・パス所持者にとっては非常にお得なサービスだと思います。

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