【国内鉄道旅】2026年初夏 箱根の旅(1) 箱根登山電車に乗車 梅雨時期はあじさいの映えるシーズンです

はじめに

2026年初夏 箱根の旅。第1回の今回は箱根登山電車の旅です。

箱根登山鉄道は小田急電鉄のグループ会社「小田急箱根」が運営しています。小田急箱根鉄道線が正式名称のようですが、駅の表記は箱根登山電車となっているので、ここでは箱根登山電車の名称に統一させてもらいます。

小田原駅から強羅駅まで約15kmの単線電化路線です。強羅駅から箱根登山ケーブルカーに乗り継ぐことができます。小田原ー箱根湯本間は1時間3~4本程度(ロマンスカーを含む)、箱根湯本ー強羅間も1時間3~4本程度運行しています。路線周辺の人口から考えるとかなり運行本数が多い印象です。やはり観光鉄道路線ですね。

今回は小田原駅から旅を開始します。

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小田原駅から出発

今回の旅は小田原駅から始まります。

小田原駅はJR東海 東海道新幹線、JR東日本 東海道本線、小田急電鉄 小田原線、箱根登山電車(小田急箱根)、伊勢箱根鉄道 大雄山線が乗り入れています。

小田原は後北条氏で有名な小田原城の城下町ですね。天守閣は190年頃に再建されたものだそうです。小田原城は小田原駅から徒歩5~10分くらいで行けます。

JR東海道本線の主要駅です。一部の東京方面からの列車はここで折り返しになりますし、小田原~三島間は天候不順で運行が止まることも多いです。

東京から乗り換えなしで来ることができますが、所要時間が長くなるので新幹線の利用がおすすめです(在来線約80分、特急踊り子約60分、新幹線約30分)。

小田原駅は東海道新幹線も停車します。ひかり号は2時間に1本程度しか停車しないので、特に名古屋以西へ利用するには列車の時間を十分確認して利用する必要があります(こだま号の本数は多いですが、所要時間がかなり長くなります)。東京方面はこだまが1時間に2~3本停車するので、近距離特急として利用可能です。

今回利用するのは箱根登山電車です。小田急電鉄小田原線と改札やホームを共用しています(同じグループ会社です)。

新宿から小田原に向かうならロマンスカーなどの特急列車で約70分、快速急行で約90分です。こちらはJR湘南新宿ラインという強力なライバルがあり、特別快速で約80分となっています。小田急電鉄の場合、ロマンスカーなどの特急列車が箱根登山電車の箱根湯本駅まで乗り入れているので、東京方面から箱根を旅するなら小田急電鉄の方が便利です。

箱根登山電車は小田原駅から強羅駅まで結んでいます。全線直通する列車は無く、箱根湯本駅で必ず乗り換えが必要です。小田急新宿駅から駅ナンバリング(OH)が通しで振られていて、ケーブルカー駅、ロープウェイ駅、箱根海賊船乗船場まで続きます(元箱根港OH67が最終)。

小田原ー強羅間は片道770円です。乗り降りを頻回にしながら往復するなら、1日券(のんびりきっぷ)がお得です。自動改札を利用できないのがちょっと面倒ですが。

箱根湯本方面のホームは2線あり、7番ホームは小田急電鉄から乗り入れる特急列車用で、11番ホームは箱根登山電車の各駅停車が停車します。

箱根登山電車の各駅停車は小田原駅始発なので、車止めの付いた線路になっています(写真の電車が停車しているホーム)。右側は新宿方面に向かう小田急電鉄用のホームです。

箱根登山電車の各駅停車用車両は小田急電鉄所有の1000形電車です。朱色に塗装された箱根登山電車管内の専用車両になっていて、4両編成が4編成で運行しています。

各駅停車の車内はロングシートになっています。

列車は早川に沿って西に進みます。各駅停車はワンマン運転で、小田原駅から箱根湯本駅まで約14分です。特急列車も所要時間がほとんど変わりません(単線路線のため対向列車待ちの関係上と思われます)。

箱根湯本駅で乗換

箱根湯本駅に到着しました。1番ホーム(左)には小田急鉄道の特急が停車していて、各駅停車は2番ホームに入線しました。

箱根湯本駅から小田原側の線路は狭軌(JR在来線と同じ)で、強羅側の線路は標準軌(新幹線と同じ)です。ここまで乗ってきた列車は強羅方面に乗り入れることはできないので、乗換が必要になります。

特急列車の入線する1番ホームは車止めになっています。

箱根湯本駅は温泉街に面した高架駅になっています。

私が訪問した初夏はあじさいのシーズンです。箱根登山電車沿線にはあじさいが多数生育していて、夜間に運行されるあじさい電車は全席指定で、予約開始早々満席になる超人気列車です。

さて、強羅方面に向かいましょう。

2番ホームと連続する3番ホームに強羅行き車両が停車します。標準軌対応の車両です。箱根登山鉄道路線は最大80‰の勾配となっているので、急斜面を往来することができる特殊な車両になっているそうです。写真は1000形「ベルニナ号」になります。

あじさいに囲まれてスイッチバックしながら強羅を目指す

ベルニナ号は車両中央部はボックス席です。窓が開かないので、車窓の写真撮影には適していませんね。

車両の両端はロングシート席になっています。

強羅までの途中で、3ヵ所スイッチバック設備があります。スイッチバックとは急な坂を列車が昇るために、車両の進行方向が前後逆になる方式です。JR肥薩線(長期運休中)やJR木次線などが有名ですね。

箱根湯本駅を出発して最初の停車駅である塔ノ沢駅に到着です。近くの阿弥陀寺もあじさいで有名だそうです(駅からけっこう歩きます)。

次の停車駅までの間にスイッチバック用の出山信号場があります。列車に乗りながらだとスイッチバックがわかりにくいですが、写真右前方(箱根湯本方面)から手前に入線し、まっすぐ前方(強羅方面)に出発します。スイッチバックと同時に対向列車との交換もされます(上空写真がないと説明が難しいですね)。

沿線にはあじさいが見受けられます。写真右方向が大平台駅で、左が箱根湯本方面、左方向右奥へ分岐しているのが強羅方面になっています。大平台駅に入線とともにスイッチバックになります(駅構内でスイッチバックします)。

大平台駅で対向列車と入れ替えになります。乗ってきた列車の進行方向が逆になります。

大平台駅周辺にはホテルが多いので、ここで下車するかたもいらっしゃいます。

対向列車が箱根湯本方面に先に出発していきました。

大平台を出ると、上大平台信号場です。線路は車止めになっていて、進行方向が逆転します。この先は急カーブの区間が続きます。

途中の仙人台信号場で一時停止しますが、駅ではないので下車できません(運行本数の多い時間帯には列車交換が行われるようです)。

次の宮の下駅に到着です。

こちらの駅のホームにもあじさいが設置されています。

箱根登山電車沿線は白いあじさいが多いですね。鹿被害によってあじさいは年々減っているそうです。

次は小湧台駅です。元箱根方面へ向かうバスに乗り継ぐことができるので、下車される方も多いです。

駅ホームにあじさいが並んでいます。

次の彫刻の森駅は彫刻の森美術館の最寄り駅になっています。

終着駅の強羅駅に到着しました。列車は2番ホームに到着です。箱根湯本方面に1番ホームがあり、運行本数が多い時間帯に利用しているようです。2番ホームの向こう側にも線路がありますが、ホームも無く、ほとんど利用していないようです。

強羅駅は終着駅で、その先は車止めになっています。

スイス レーティッシュ鉄道と姉妹鉄道になっているそうで、サンモリッツ駅の駅票がホームに飾られています。

強羅駅の駅票の上にベル(カウベル)が設置されています。レーティッシュ鉄道から贈られたそうです。

山小屋のような外観の駅ですね。こちらにサン・モリッツと書かれているのはカフェの店名だそうです。

強羅駅からさらに標高の高い場所に向かうケーブルカーに乗り継ぐことができます。こ子から先の旅は次の機会に。

強羅名物「豆腐かつ煮」を食す

強羅駅から徒歩3分くらいの場所に「田むら 銀かつ亭」があります。豆腐かつ煮が有名です。かなりの人気店で、1時間以上待つことも多いらしい。

店舗の前にある「田むら銀かつ亭 旧館」はメニューが限定されていますが待ち時間は短めです。私が訪問した時は、(かなり天気が悪い日で閉店間際だったこともあり)誰も待っていませんでした。それでも満席だったので10分くらい待ったところで中に通してもらえました。

旧館は豆腐かつ煮定食か御膳の2択です。

せっかくなので豆腐かつ煮御膳(3,150円)をいただきました。飲み物が付きます。カツを豆腐で挟んで揚げて、卵とじにしています。食べ応えがあってかなりお腹が膨れます。お支払いは現金かPayPayだけなので注意しましょう。

旅のお供に 箱根登山電車の魅力を満喫する謎解き

謎解き好きの方の街歩きにお勧めのゲームがあります。2026年3月から箱根登山電車とタカラッシュが主催する謎解きゲームが実施されています。

天久鷹央の推理カルテ 出張KARTE:龍の咆哮
開催期間:2026年3月19日~8月31日
開催エリア:箱根登山電車沿線 4時間 スマホ必須
価格:2,500円(税込)

主催:株式会社タカラッシュ、小田原箱根
購入場所:箱根湯本改札外(改札を出てすぐ右側)グッズ取り扱い窓口

駅を巡りながらスマホに解答を入力しながら進めていくタイプの謎解きです。せっかくだから購入してチャレンジしてみたのですが、めちゃめちゃ難しいです。一番最初から詰まってしまいました。

ヒントを見ても「そんなこと言われんでもわかっとるわ」なことしか書いてないし、それでも解けないし。何を入力しても弾かれるし。数多くの謎解きものをこなしてきた私ですが、どうにもならず。ち~ん、です(てか、解けるのかこれ)。

まとめ

2026年初夏の箱根登山電車とあじさい鑑賞の旅でした。あじさい列車に乗りたかったのですが、当然のように完売で利用できませんでした。あじさいの季節なので、当然のように雨ばかりで、あじさい鑑賞にはいいでしょうが、観光には不向きかもしれません。

ローカル色のある単線路線ですが、運行本数も多く、車内はかなり混雑しています。私の訪問日はかなり荒天だったのでかなり人が少ない方だったようですが、それでも席の確保に難渋する旅でした。

次回はさらにケーブルカーに乗り継いでいきます。

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