【国内鉄道旅】JR東日本 普通電車のグリーン車自由席 プチ贅沢な空間を楽しむ

はじめに

旅行が大好きのタビズキです。今回はJR東日本の普通電車に乗ります。別に目新しい列車でもありません。自由席グリーン車に乗車してきました。

グリーン車といえば、JRの最上級シートです(最近はグランクラスとかいろいろ出現していますが)。指定席より上のサービスが提供されるイメージですが、普通電車のグリーン自由席は、着席が保証されていない分、指定席よりも下かもしれません。

関西在住の私にとってグリーン自由席はなじみがありません。関西のJRや私鉄の普通列車に特別料金が必要な席はほとんどないですし、あっても席が指定されます。

JR東日本だけが首都圏で導入しています(正確にはJR東海の沼津ー熱海間でも利用可能ですが)。自由席特急券みたいなものですが、特急列車ではないということです。

JR東日本は、特急列車でも同様のサービスが実施されています。座席未指定券ですね。自由席の無い特急列車に設定されていて、座席の指定を受けずに乗車して空いている席に座ることができるチケットです。着席保証が無く、車内購入だと割高になります。

185系特急 あかぎ(2010年ごろ)

スワローサービスとして特急あかぎなどで始まった座席未指定券ですが、私は好きではありませんでした。指定席で購入しているときに誰かが座っていて移動をお願いするのはお互いに不快です。未指定券で乗車している場合、だれかが来ないかびくびくしながら乗車する必要がありました。

E257系2000番台 特急踊り子車内

2019年ごろから座席未指定券を発行する特急の車内にランプが点灯するようになりました。予約の有無がわかります。ドイツの特急列車では予約区間も表示されていますが、そこまで詳細ではありません。とはいえ、ずいぶん精神的に楽に乗車できるようになりました(というか、乗客にハラハラさせるってどんなサービス?)。

話が愚痴になってしまいましたが、グリーン自由席の話に戻りましょう。

グリーン自由席のシステム

グリーン自由席はJR東日本の首都圏の主要路線に設定されていて、普通列車や快速列車にあります。東海道線、常磐線、総武線、横須賀線、高崎線、宇都宮線とそれらの相互乗り入れ路線(湘南新宿ライン・上野東京ライン)に導入済みで、2023年度中に中央線にも導入予定です。京浜東北線や山手線などには導入されていません。

通常の通勤列車車両に挟まれるように、中央部に2階建て車両が設置されています。グリーンのマークが描かれています。

営業キロ 事前料金 車内料金
平日 ホリデー 平日 ホリデー
50kmまで 780円 580円 1,040円 840円
51km以上 1,000円 800円 1,260円 1,060円

乗車前に購入したほうがお得(事前料金)なのですが、着席保証が無いので事前に購入するのは若干チャレンジングになります(払い戻し可能ですが面倒です)。絶対に窓側がいいとか、席の指定ができないのもつらいところです。

事前購入は駅の自動販売機でも可能ですが、Suicaならホームでも購入可能です。現金で購入すると切符のかたちで発券されますが、Suica(ICマーク入り)で購入するとSuicaに情報登録されます。

モバイルSuicaで購入するなら、車内でも事前料金で購入可能です。通常席が混んでいてグリーンに移りたいなっていうことも可能です。席が空いているのを確認してから購入するということもできます。モバイルSuicaはかなり便利です。

席は2列+2列シートです。グリーン車両の両端はホームと同じ高さですが、中央部は1階と2階になっていて、2階席の方が眺めは良くなります。

頭上のランプは、緑は着席済み、赤は未着席です。赤の席に座り、情報登録済みのSuicaをかざせば赤に変わります。席の移動時は、移動先でタッチでOKです。乗換の場合は、一度タッチしてから乗り換え先でタッチします。

Suicaではなくキップの場合は、グリーンアテンダント(車掌さんと呼ばないんですね)が回ってくるときに提示すれば、ランプを緑に変えてくれます。切符が無い方は、グリーンアテンダントに告げて車内料金での支払いです。

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車内の様子 

普通電車グリーン席の様子です。ひろびろとしたシートピッチで余裕があります。テーブル、コート掛け、ドリンクホルダーなどが設置されています。

座席背面には小物入れもあります。

残念ながらコンセントやUSB充電ポートは無く、WiFiも利用できません(総武線・横須賀線などの新型車両導入区間では利用可能みたいです)。

切符のチェックに巡回されているグリーンアテンダントの方は、ジュースやスナックなどの販売も行っています。ジュースは140円~160円くらいの妥当な値段です。記念グッズや弁当、お土産の販売はありません。

混雑する一般車両と違い圧迫感を感じずにゆったりと利用できます。ビジネス需要も多いでしょうね。平日はかなり混雑します(特に通勤時間帯)。座席未指定券と違い、座ってしまうと移動させられることが無いので、気楽に利用可能です。

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まとめ

2023年のJR東日本の普通電車自由席グリーン車の様子です。都会の混雑から離れた余裕のある空間を提供してくれます。

区間によっては特急に乗った方がお得な場合もあります。たとえば、横浜⇒熱海の場合、グリーン料金は800円~1,260円ですが、えきねっとのチケットレス特急券だと660円になります(いずれも乗車券は除く)。状況に応じて使い分けることも大事です。

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コメント

  1. Yoichiro-Honda より:

     僕は、横須賀線逗子から休日おでかけパスの旅行を楽しむ日があります。
    しかしながら、特急等の別料金を必要とする系統は利用せず、普通、快速列車の利用としております。
    座席も、グリーン席は利用せず、普通席がほとんどです。
    昨年は、木更津證誠寺や成田山新勝寺、中央本線の範囲である大月から岩殿山へハイキング等へ向かいました。
    観光名所の散策の他、付近の飲食店で、ビールや冷酒も楽しみました。
    いわゆる、昼呑みと呑み鉄でもあります。
    僕は、旅行中は、弊社の制服(工場の作業服)を着用しております。

    • RTW-tabizuki より:

      Yoichiro-Hondaさん 当サイトをご訪問ありがとうございます。

      私も普段は一般席を利用します。今回は特別ですね。

      また、別の記事でも訪問をお待ちしております。