【国内鉄道旅】近鉄特急乗り継ぎ旅 新幹線も近鉄直行便もない! 近鉄特急乗り継ぎで大阪上本町から近鉄名古屋を目指す

はじめに

旅行が大好きのタビズキです。今回は2023年春の鉄道乗車記です。

前々回あたりの記事で近鉄特急の乗車記のアップを続けてきました。

近鉄で大阪から名古屋へ向かうには、最近は特急ひのとりが有名ですし、アーバンライナー(ネクスト/プラス)もまだまだ現役です。大阪ー名古屋間は近鉄のドル箱路線です。

正直なところ、大阪-名古屋間の移動は、新幹線が早くて便利です。のぞみ号で50分で到着します(新大阪-名古屋)。近鉄を使うと、120~130分の所要時間です。

今回の旅、もともとは新幹線で行くつもりでした。ところがあいにくの天気で、新幹線は運休。さて困りました。代替手段として近鉄の空席を確認すると、大阪難波ー近鉄名古屋を結ぶ特急は全て満席です。みなさん考える同じですね。5時間くらい待つと空席があるようですが、そんなに待てません。

近鉄のWebサイトで検索すると、伊勢中川駅で特急乗り継ぎが出てきました。大阪⇒賢島の特急と、賢島⇒名古屋の特急を乗り継いで名古屋を目指します。

この方法のウィークポイントは所要時間が伸びて140分くらいになることですが、仕方ありません。幸い、特急料金は通しになるので直行便と同じです(ひのとりは少し高くなります)。また、始発駅が大阪上本町駅になるので、難波から上本町に移動する必要があります。

今回は、(予期せぬ旅ですが)近鉄特急の大阪⇒名古屋乗り継ぎ旅です。

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大阪上本町駅から近鉄特急ビスタカーに乗車 

今回のスタートは大阪上本町駅です。大阪上本町駅は大阪メトロ谷町線、千日前線との乗換駅です。上本町より西の大阪難波駅まで地下ホームから近鉄路線が続いていますが、上本町駅の地上に櫛型(頭端式)ホームが7つあり、東方向からの列車の多くが折り返します。

今回乗車する特急は上本町駅が始発になります。難波駅はホームが少なく、阪神電車へ直行する電車も多く運行されているので、全ての列車を難波から運行できないためです。もともと新幹線に乗るつもりでしたが、東海道新幹線が運休したためアーバンライナーを利用しようと難波に向かっていました。ところが、なんば駅始発便が全て満席のため(近鉄特急は全席指定です)、しかたなく上本町駅へ移動しました。

上本町駅の9番乗り場に賢島行きの特急が停車しています。

近鉄22000系の特急列車は、初代アーバンライナーの後に製造された特急用車両です。

普通指定席は白とグレーの座席です。

30000系のビスタEXを編成に加えていて、ビスタカーと言われます。

ビスタカーは2階建てで、車内に入ると上下方向に階段があります。

下にある階下席は、グループ用の席になっています。

2階席は青色シートの席で、1列2+2で構成されてます。

今回はビスタカーの2階席を予約できました。

ビスタカーは2016年以降に改修されているのですが、残念ながらコンセントやUSB充電ポートはありませんでした。

大阪上本町駅を出て、次の停車駅は鶴橋駅です。JR線との乗り継ぎ駅になっていて、半分以上の方は鶴橋駅で乗車してきます。この日は私のような乗継客も多かったようで、席はほぼ満席でした。

特急ひのとりと比べると停車駅がかなり多く、列車によって停車駅はまちまちです。ビスタカーは2階席なので車窓を楽しむことができます。大阪の市街地を抜けて、奈良から三重の山間部をひた走ります。

1時間30分くらい乗車して、乗換駅である伊勢中川駅に到着です。

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伊勢中川駅から名古屋へ

伊勢中川駅では、大阪方面から来た特急が停車するホームの反対側に名古屋方面行きの特急が停車します。特急同士の乗り継ぎ連絡ができるようにダイヤグラムが組まれています。乗り換え時間の設定はわずか1分ですが、乗換は列車の遅延が無い限りスムーズにできます。yahoo路線で検索しても、乗り換え時間が短すぎるので検索でヒットしません。

ちなみに、大阪から名古屋に直行する特急は、伊勢中川駅の手前で短絡線に入るので、伊勢中川駅の構内には入ってきません。

乗車する特急はやはり22000系になりますが、ビスタカーが編成されていないタイプです。もちろん普通席はここまで乗ってきた席と同じで、白とグレーの座席です。22000系も2015年以降に改修されているのですが、やはりコンセントやUSB充電ポートは見あたりませんでした(コンセントがあると書かれたWebサイトもあるのですが・・・)。

伊勢中川駅から乗車した特急車両もほぼ満席でした。

雨で増水した木曽川を渡って行きます。ここまで来ると終着駅は近いです。

近鉄名古屋駅に到着しました。2時間30分近くの旅になります。時間がかかりますが、新幹線より安く、長い間旅を楽しむ(?)ことができました。

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まとめ

2023年に大阪から名古屋へ、近鉄特急を乗り継いで向かった旅の記録でした。2種類の車両に乗車できたのは私にとってはあがるポイントなのですが、なかなか共感いただけないのでしょうね。乗り鉄はひっそり楽しみます。

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コメント

  1. 小椋真一 より:

    近鉄はずっと以前から(少なくとも40年よりも前から)、伊勢中川の特急乗り継ぎは考慮されてますね。列車は対面で同一ホーム乗り換え、しかも指定席を窓口で通しで買えば、号車もほぼ合わせてくれてるので、目の前に来た車両に乗り換えたら、そこに次の指定席が用意されている、みたいな感じです。全席指定の特別急行として、その名に恥じないレベルのサービスをされてますね。

    • RTW-tabizuki より:

      小椋真一さん 当サイトのご訪問とコメント ありがとうございます。

      名古屋ー大阪間の所要時間を考えると、どうしても新幹線を選択することが多かったのですが、
      このたび近鉄の株を購入したので、株主優待を最大限に利用するためにも近鉄特急利用が増えています。
      乗継利用の場合は上本町か鶴橋に限定されるのがちょっぴり残念なところでしょうか。
      標準軌なので車内が広いのも好印象ですね。

      当サイトへのまたの訪問をお待ちしております。