【国内鉄道旅】2023年比叡山横断の旅(1) 石山寺参詣と京阪石山坂本線 一区間だけ路面電車となるので鉄道ではなく軌道だそうです

はじめに

今回は、当ブログで突然出現するローカル鉄道の旅記録です。すこし古いですが2023年夏の滋賀~京都の鉄道旅です。

京都を代表する観光地比叡山に向かう交通手段はいくつかありますが、京都側あるいは滋賀側の両方からアクセスすることが可能です。比叡山を横断するルート(出町柳=八瀬比叡山口=叡山ケーブル=叡山ロープウェイ=比叡山内シャトルバス(江若交通)=坂本ケーブル=江若交通バス=坂本比叡山口=京阪石山)の公共交通は全て京阪ホールディングスの関連会社になっています。

今回、滋賀県側から比叡山を経由して京都に抜ける旅をしてみました。第1弾の今回は、石山寺訪問です。記事の主役は京阪電車大津線です。

京阪電車は淀屋橋(中之島)~出町柳のメイン路線が有名ですが、メイン路線につながらない孤立路線を滋賀県内に有していて、大津線と呼称されます(大津線は一部京都府内にもまたがっていますが)。

旅のスタートはJR石山駅です。

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JR石山駅から石山寺へ

スタートとなるJR東海道本線(琵琶湖線)石山駅は京阪石山駅の乗換駅にもなっています。JR特急は停車しませんが、新快速も停車するため利用者が多い駅です(なぜか県庁最寄りの大津駅より利用者が多い)。

橋上改札を出て、南口に出ます。

南口前はバスターミナルになっています。

まずは石山寺を訪問する予定です。

京阪電車の石山寺駅まで電車を乗り継いでもいいのですが、駅から石山寺まで1kmほど距離があります。JR石山駅から石山寺に向かうには①バス、②京阪電車+バス、③京阪電車+徒歩の3パターンです。石山寺駅~石山寺のバスは石山駅から出発するので、電車+バスは意味がありません。夏の炎天下に徒歩1kmは厳しいので、必然的に圧倒的にバスになります。というか、石山駅~石山寺山門前間はわずか7分くらいです。

瀬田川に沿って南下します。

京阪バスで石山寺の最寄り停留所 石山寺山門口に到着です。

石山寺は奈良時代創建の真言宗のお寺です。平安時代の書物にもしばしば登場する有名なお寺で、本堂は国宝に指定されています。

正面入り口の東大門です。鎌倉時代の建立と言われています。

石畳の道を歩いて行きます。めちゃくちゃ暑いです。

階段を昇ります。もちろん暑いです。

本堂です。すでに書きましたが国宝です。

ほかにもお堂がいくつかあります。こちらは毘沙門堂です。

多宝塔です。さらに奥にもお堂があるようですが、引き返しました。

帰りのバスに乗ります。

京阪石山坂本線石山寺駅から北上

京阪石山寺駅前で下車します。石山寺山門口からわずか1区間ですが、真夏の暑さを考えるとバスの方がいいです(2025年現在、塗装されてもう少し見栄えが良くなっています)。

石山寺駅は盲腸線の終着駅になっていて、駅の車止めより先に線路はありません。3面2線のくし形ホームになっています。

2番線まであります。ローカル色満載ですが、1時間に6本以上と運行本数多い駅です。

今回乗車するのは700形のロングシート電車です。

石山坂本線は全線電化複線となっています。

写真はびわ湖浜大津から分岐する京阪京津線の軌道

基本的に鉄道専用軌道を走行しますが、びわ湖浜大津~三井寺の区間は自動車との併用軌道(路面電車)になっていて、石山坂本線は軌道法に従う軌道扱いです(鉄道事業法の鉄道ではありません)。

石山坂本線は全列車が各駅停車です。ほとんどの列車が石山寺駅~坂本比叡山口の全線を走破します。

約35分くらいで終着駅の坂本比叡山口駅に到着です

坂本比叡山口駅は1面2線の終着駅になっていて、線路はここまでです。

列車はここから折り返しです。

改札から出ました。

京阪坂本比叡山口駅は比叡山の滋賀県側入り口になる坂本ケーブルへのアクセス口です。ここから坂本ケーブル駅を目指します。

まとめ

2023年夏の滋賀・京都・比叡山横断ルートの旅記録 第1回でした。

今回利用した鉄道は京阪電車の石山坂本線です。1時間に6本ある全線電化複線と書くとローカル感が少なくなりますが、ほとんどの駅が無人駅で併用軌道もある軌道線なので、ローカル路線と言っていいでしょう。

次回は坂本ケーブルで比叡山を目指します。

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