【プライオリティ・パス】中部国際空港(セントレア) KALラウンジ(KAL Business Class Lounge) 大韓航空の運営する航空会社ラウンジ

はじめに

空港ラウンジ体験記として、日本や世界のラウンジの様子を順次アップしています。2024年に訪問した中部国際空港(セントレア)第1ターミナル国際線フロアにあるKALラウンジ(KAL Business Class Lounge)を紹介させていただきます。

私の国内空港・ラウンジ訪問記 一覧はこちら↓

2024年春現在、中部国際空港には以下のラウンジがあります。

中部国際空港のラウンジ(2024年)
第1ターミナル 保安検査場通過前(ランドサイド)
プレミアムラウンジセントレア 3階 カードラウンジ
2プレミアムラウンジセントレア 3階 カードラウンジ
QUALIAラウンジ 3階 カードラウンジ(TS系カードのみ)
SOLA SPA 風の湯 4階 温泉とレストラン☆

ぼてぢゅう 4階 レストラン☆
第1ターミナル 国内線 保安検査通過後(エアサイド)
セントレアエアラインラウンジ 3階 航空会社共用ラウンジ
第1ターミナル 国際線 出国後(エアサイド)
サクララウンジ 2階 JALラウンジ<2024年春現在閉鎖中>
KALラウンジ 2階 大韓航空ラウンジ ☆
セントレアグローバルラウンジ 2階 航空会社共用ラウンジ ☆
Plaza Premium Lounge 2階 ラウンジ ☆
海膳空膳 レストラン ☆
※QUALIAラウンジ、スターアライアンスラウンジは2021年に閉鎖
FLIGHT OF DREAMS(第2ターミナル隣接)
THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR 3階
レストラン ☆
※Ethan Stowell Pizza & Pastaは2023年閉鎖
☆はプライオリティ・パス対象

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アクセス

KALラウンジ(KAL Business Class Lounge)は中部国際空港第1ターミナル国際線出国後エリア2階にあります。

アクセスプラザ

電車で空港に向かうと、空港駅はアクセスプラザという施設に直結します。

アクセスプラザに直結する第1ターミナルに向います。

チェックインフロア/出発フロアとなる3階に出ます。

左手国際線チェックインエリアの奥にある保安検査場から出国します。

出国後は左方向に向かいます。ゲート19の手前にあります。

ゲート19手前の右手側に下に降りる階段とエレベータがあります。3階から2階に降ります。

3階から2階に降ります。

階段で降りて右前方、エレベータだと左側にラウンジがあります。

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プライオリティ・パスのシステムのをおさらい

こちらの施設はプライオリティ・パスの対象施設です。国際線・国内線に関わらず、搭乗前あるいは搭乗後に利用可能です。

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 469USドル 無料 35USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 329USドル 35USドル 35USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 35USドル 35USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。

以前は利用料が27USドルだったので、スタンダード会員でもややお得でした。2018年に32USドル、2023年に35USドルと価格改定されたので、プライオリティ・パスを利用しないで通常料金にした方がお得な場合が多くなっています。

ただし、プレステージ会員は本人利用料が不要なので、特に2022年以降の物価高や円安に伴い、プライオリティ・パスの有益性は上昇しています。

とはいえ、元を取ろうと思えば、海外旅行してかなりの回数ラウンジに入室しないとだめです。上のいずれの会員であっても、元をとるのは難しいかもしれません。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1000カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。

2024年12月現在、日本の国内でもプライオリティ・パスで利用可能なラウンジは以下の通りです。リンク先は実際に訪問した体験記になっています。

成田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge1(※3)
肉料理 やきすき やんま(※1)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 希和 -NOA-
Japanese Grill & Craft Beer TATSU(※1)
成田空港
第2ターミナル
保安検査前
一般エリア
IASS Executive Lounge2(※3)
ターミナル前 ナインアワーズ(※2)
国際線
出国後エリア
I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo-
鉄板焼 道頓堀 くり田(※1)
成田空港
第3ターミナル
保安検査前
一般エリア
ぼてぢゅう屋台(※1)
羽田空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
足湯カフェ&ボディケアLUCK(※2)
Power Lounge Central (※3)
国内線
保安検査後
Power Lounge South (※3)
Power Lounge North (※3)
羽田空港
第2ターミナル


保安検査前
一般エリア
Power Lounge Central (※3)
国内線
保安検査後
Airport Lounge South (※3)
Power Lounge North (※3)
国際線
出国後エリア
Power Lounge Premium (2024.12.11~)
羽田空港
第3ターミナル
国際線
出国後エリア
TIATラウンジ
SKY LOUNGE SOUTH<リンク先は改修前>
羽田エアポートガーデン All Day Dining Grande Aile (※1)
中部国際空港
第1ターミナル
保安検査前
一般エリア
くつろぎ処 SOLA SPA 風の湯(※2)
ぼてぢゅう(※1)
国際線
出国後エリア
UMIZEN SORAZEN (※1)
KALラウンジ
Centraiar Global Lounge
Plaza Premium Lounge
中部国際空港 FLIGHT OF DREAMS THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR (※1)
大阪伊丹空港 保安検査前
一般エリア
大阪エアポートワイナリー(※1)
関西国際空港
第1ターミナル


国内線
保安検査後
ぼてぢゅう1946・Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU (※1)
国際線
出国後エリア
カードラウンジ六甲(※3)、アネックス六甲(※3)、カードラウンジ金剛(※3)
関西国際空港 エアロプラザ KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA
米子空港
(美保飛行場)
保安検査前
一般エリア
LOUNGE DAISEN
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
福岡空港国際線
ターミナル
国際線
出国後エリア
KALラウンジ
ラウンジ福岡
佐賀空港 保安検査前
一般エリア
Premium Lounge さがのがら。
注意:海外発行のプライオリティ・パスのみ対象
鹿児島空港 保安検査前
一般エリア
ボディケアLUCK(※2)

※1:レストラン店舗 ※2:その他サービス店舗 ※3:カードラウンジ相当

レストラン店舗では3,400円分相当のセットメニューや会計割引が実施されます。サービス店舗はシャワーや入浴など、飲食以外のサービス店舗です。

ラウンジ以外のサービス店舗ではアメックス・プロパーカードによるプライオリティ・パスは原則利用できません。MUFGカードの発行分は2024年10月1日以降、JCB発行分は2024年10月31日20:00時以降、利用できなくなります。
※正確にいうと、利用できますが有料になります。

成田空港のIASS Executive Loungeなどは、本来カードラウンジです。日本国内発行の多くのゴールドカード提示でも利用できます。プライオリティ・パスの対象となることで、訪日客も利用可能になっています。

カードラウンジをプライオリティ・パスで利用する場合、契約状況によってはかなり高くつくことがあります(スタンダード会員など都度払いが必要なケースなど)。

一般エリアの場合、原則的に到着便でも利用可能です。関西空港のぼてぢゅう1946は、国内線到着便でも利用可能です。

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入室基準

KALラウンジ(KAL Business Class Lounge)
運営時間 07:30~14:30(2024年3月情報)

KALラウンジ(Business Class Lounge)は大韓航空が直営で運営しているビジネスクラスラウンジです。主に大韓航空およびスカイチーム向けのサービスになります。

2023年現在、スカイチームで中部国際空港に乗り入れている会社と言えば、

・チャイナエアライン 台北(桃園)行き
・中国東方航空 上海(浦東)行き
・ベトナム航空 ホーチミン、ハノイ行き
・大韓航空 ソウル(仁川)、釜山行き

などです。コロナ禍の影響で就航便が大幅に減便されています。大韓航空の路線は仁川しかありません。圧倒的に東アジア近距離便ばかりです。

日本にはスカイチーム所属航空会社がないので、大韓航空、チャイナエアライン、中国東方航空はJALと、ベトナム航空はANAとコードシェアを行っています。ただし、大韓航空、チャイナエアライン以外の航空会社の指定ラウンジは「Centrair Global Lounge」になっています(チャイナエアラインもビジネスクラス搭乗客の指定ラウンジはCentrair Global Loungeです)。

ということで、正式な入室基準は以下の通りです。

・大韓航空又はスカイチーム利用のファーストクラス及びプレステージクラスの乗客
(大韓航空の指定ラウンジ)
・大韓航空又はスカイチーム利用のスカイパスミリオンマイラークラブ及び、モーニングカームプレミアムクラブの会員(1名同伴可)
・大韓航空又はスカイチーム利用のスカイチームエリートプラス会員(1名同伴可)
・大韓航空利用のスカイパスモーニングカーム会員
・プライオリティパス,ダイナースクラブ会員

2歳未満は0名扱いになります(プライオリティ・パス利用者でも同様です)。

こちらのラウンジはプライオリティ・パスでも利用可能です。また、大韓航空搭乗者優先になるので、混雑している場合、プライオリティパス会員は利用を断られたり、退去が必要となることがあります。

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内部の様子とサービス

KALラウンジは国際線ターミナルの2階です。保安検査や出国審査後の出発エリアになります。出発ゲート近くになるので、ぎりぎりまでラウンジでくつろぐことができます。

以下のサービスが提供されています。

サービス一覧 席数不明
ソフトドリンク
アルコール
ビュッフェフード
トイレ
無料WiFi
PC

ラウンジ内は椅子がぎっしりと詰まっています。席数はかなり多いですが、スペースが広くない上に窓が無いので、少し圧迫感を感じてしまうかもしれません。

全ての席ではありませんが、USB充電ポートとコンセントが備わっています。

こちらのラウンジには、シャワーはありません。

一部ソファ席もありますが、最上級ステータス会員用に予約席扱いになっています。

パン、おにぎり、サンドイッチ、インスタント味噌汁・ラーメンなど。フード類は限定的で、炭水化物に偏っている印象です。

ワイン、コールドドリンクサーバーやホットドリンクサーバーもあります。

他にもビールサーバーや冷蔵庫内の白ワインなどが提供されています。

こんな感じでピックアップしていただきました。

ラウンジ内にトイレがあるのは便利です。トイレが無いとスタッフに声掛けして外に出る必要がありますからね。

国際線ビジネスクラスラウンジとしては、同じ空港のCentraiar Global LoungeやPlaza Premium Loungeと比較すると、フードやスペース面でどうしても見劣りしてしまいます。プライオリティ・パスで利用するなら、Centraiar Global LoungeやPlaza Premium Loungeをお勧めします。

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まとめ

2024年に訪問した、中部国際空港(セントレア)第1ターミナル国際線フロアにあるKALラウンジ(KAL Business Class Lounge)を紹介させていただきました。プライオリティ・パスで利用できるため、クレジットカードに附帯しているカードを所持している方なら、無料でお食事を楽しめます。

大韓航空搭乗客の利用が優先されるので、混雑時は利用できないこともあります。運営も大韓航空便に合わせているので、比較的早い時間(14:30)にクローズします。気をつけましょう。

KALラウンジが使えない場合、中部国際空港はプライオリティ・パスが利用可能な施設が多いので、混雑時状況に応じて利用施設を考えましょう。

保安検査場通過前だとSOLA SPA 風の湯というプライオリティ・パス対象の温浴施設やぼてぢゅうというレストランがあります。国際線出国後エリアだと、レストラン「海膳空膳」、Centraiar Global Lounge、Plaza Premium Loungeもあります。状況に応じて使い分けましょう。

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