【空港情報】旭川空港を訪問 道北や富良野方面へのアクセスに便利

はじめに

2025年夏に北海道の旭川空港を訪れました。

国が設置し北海道旭川市の管理する特定地方管理空港です。滑走路は2,500mあってジェット機も十分に離発着できます。愛称は「北海道のまん中・旭川空港」らしいですが、あまり知られていないですね。北海道内7空港のターミナルビルを総合的に管理する北海道エアポートの傘下にあります。

2025年現在、旭川空港はエア・ドゥとJALの東京羽田便がそれぞれ1日3便と4便の計7便とジェットスターが東京成田便(1日2便)を運航しています。中部へのANA便、伊丹へのJAL便が夏季季節運航が設定されています。

大阪便は定期便がないので、関西方面からのアクセスは羽田乗り継ぎになって面倒です。

旭川空港には国際線も就航しています。2025年現在、タイガーエアの台北便とアシアナ航空のソウル便が運航されています。

旭川空港へのアクセス手段はバスが便利です。旭川駅から所要時間は約45分で、全路線を合わせるとかなりの本数が設定されています。旭岳、富良野、帯広へのバスも設定されています

旭川駅から新千歳空港駅まで最速2時間20分程度で到着します(以前は特急カムイが直行したのですが、2025年現在、札幌駅で快速に乗り換えが必要です)。千歳空港の方が路線が多いので、行先次第では千歳空港の利用も検討しましょう。

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旭川空港へのアクセス

旭川空港の最寄り駅はJR旭川駅です。

空港連絡バスで約45分かかります。旭川空港まで直線距離で15kmくらいですが、バスルートがジグザグになっていて信号や停留所も多いので、想定以上に時間がかかると思ってください。急ぐならタクシーですね(30分くらい)。

JR旭川駅は、函館本線、宗谷本線、富良野線、石北本線の乗り入れるターミナルです。現在の駅舎は2011年に完成し、ホームは全て高架化しています。

ちなみに旧駅舎時代はこんな感じです(写真は2010年)。雰囲気は全然違います。

駅北口バスターミナルの9番乗り場から空港行きのバスが発着します。

旭川駅が始発ではないので、すでに乗客がいらっしゃいますし、時間通りにくるとは限りません。

バスは観光バスタイプです。

旭川空港軌道の運行バスは独自のICカードしか利用できませんでしたが、2025年からクレジットカードのタッチ決済が利用できるようになり、便利になっています(メジャー系ではマスターカードが利用できません)。ふらのバスのラベンダー号は独自の「ふらのPASS」か現金しか利用できないので注意しましょう。

充電ポートやドリンクホルダー、小物入れも無い、シンプルな座席です。

旭川駅から旭川空港のターミナルビル前まで750円です。

空港ターミナルビル1階に券売機があるので、空港発なら各種QRコード決済やマスターカードで乗車券を購入できます(R payは対象外のようです)。

空港を散策

空港前・空港周辺

空港前は平面駐車場です(有料)。

タクシー乗り場もあります。

東側にバスターミナルがあります。

旭川市街(旭川駅)方面と富良野方面がメインですが、旭岳や帯広へのバスも設定されています。

最近、サイクルステーションが設置された空港が増えていますね。旭川空港にもバスターミナル傍にサイクルステーションが用意されています。

ターミナルの西側にグリーンポートと呼ばれるスポットがあります。

グリーンポート(航空公園)は小高い場所に設置されています。滑走路に近く、遮るものが少ないので、航空写真にお勧めのスポットです。

ターミナルビル内へ

1階 国内線 到着フロア&チェックインカウンター

ターミナルビルは3階建てです。

東側の国内線エリアにある到着口前には、レンタカー受付が並んでいます。

工事中のエリアはローソン店舗を建設中で、後日(2025年7月)オープンしています。ローソンSなので、小規模店舗なのでしょう。

西に向かうと、バスの券売機など。

さらに西側にむかうとチェックインカウンターです。国内線を就航させている、JAL、ジェットスター、AIR DO、ANAが並んでいます。

その隣にはコインロッカーがあり、さらに隣は給湯室になっています。この先は国際線エリアです。

1階 国際線 到着フロア&チェックインカウンター

2階へ上るエスカレータの脇を進みます。

AIR DOのポケモンジェットのフォトスポットがありました。

国際線チェックインカウンターです。すでにすべての便のチェックインが終了した時間帯なので、閑散としていました。

2階 国内線 フードコートエリア

2階に来ました。中央部には国内線の保安検査場入り口があります。優先レーンの設定はありませんが、複数のレーンがありました。

東側にはフードコートがあります。

ラーメン店舗が多いですが、海鮮丼や鉄板焼の店舗もあります。

私は「らーめん山頭火」でいただくことにしました。旭川ラーメンの店舗です。

旭川ラーメンはみそやしょうゆが多いイメージでしたが、こちらは様々な種類のスープで提供しています。

特製トロ肉らーめん(しお)1,700円を注文しました。具材は別皿で提供されるんですね。

2階 国際線 ショッピングエリア

中央の保安検査場入り口前から国際線エリア(西側)に向かいましょう。

ショッピングエリアの手前にキッズエリアがありました。

2階のショップは国際線エリアに並んでいます。

ショップエリア前に国際線保安検査場入り口があります。

3階 展望デッキ

2階のフードコート前にあるエスカレータで3階に向かうことができます。エレベータもあります。

エレベータから降りると椅子が並んでいます。出発や送迎待ちの方々の待合エリアです。

展望デッキがあるので、外に出ましょう。

デッキにも椅子があります。駐機場側に柵が設けられています。柵の幅は狭く、望遠レンズでの撮影には適していません。

コンデジなら問題なく撮影できると思います。

旭川空港のボーディングブリッジは4つあります。滑走路側には緑が広大に広がっています。

JALのボーイング767-300ERの着陸を撮影してみました。天気が良くなかったのもありますが、やはり柵が邪魔になりますね。

国内線出発待合室へ

さて、出発です。保安検査場のある2階に戻ります。

国内線搭乗待合室に入りました。入ってすぐ左手にANA FESTAがあり、搭乗口は右方向に並んでいます。

国内線ゲートは1~3番まであります。

JAL PLAZAもあります。

一番奥に、カードラウンジ「ラウンジ大雪」があります。搭乗待合室内にあるので、国内線出発時しか利用できません。

ラウンジ内は23席しかないので、手狭な印象です。アメックス・プロパーなど、対象外のカードも多いので注意しましょう。

羽田へ出発 JAL556便 ボーイングB767-300ERに搭乗

搭乗です。JAL556便羽田行きボーイングB767に搭乗します。

国内線用ファーストクラスシートの設置されている機材ですね。旭川路線ではファーストクラスは設定されていないので、クラスJとして使用されています。うまく予約できればうれしいシートです。1列1-2-1の5席しかありません。

クラスJは1列2‐2‐2の6席です。以前よりクラスJが高くなったので、私はあまり利用しなくなっていますね。

普通席は2‐3‐2の1列7席です。JALの普通席は黒革のシートなので高級感がありますね。

ということで、安定の普通席を利用しました。足元にUSB充電ポートがあります。

いつも窓側席を予約するのですが、今回は空きが無かったので離陸シーンの写真はありません。残念です。フライトはいつも通り遅れて羽田空港に到着です。2025年の羽田は遅延が平常運電です。

まとめ

2025年夏に訪問した旭川空港の模様をアップさせていただきました。

夏季以外だと大阪方面から直行便が無いので、関西圏在住者には使いづらい空港です。羽田経由だと乗り継ぎ割引の設定がありますが、直行便より高くなるのは否めません。旭川市街から少し時間がかかるので、関西から旭川を訪問する場合は千歳空港を使いがちです。関西ー千歳便はANAのとくたびマイルの対象になりやすいのもあります。

旭川市街からのバスは本数も多くてまずまずです。羽田便が多く、首都圏在住者には便利な空港だと思います。ターミナル内ショップやレストランも充実していますし、カードラウンジもあります。個人的には、展望デッキの柵を航空写真撮影の邪魔にならないようにしてほしいです。

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